情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
騎士団 隊長 フィオンは、ベルサリス学館教師 マーティン を投票先に選びました。
畏まりました。
[>>138巫女姫に希望がないようであれば、後はこれからシュビトに向かう遣いに日時や場所の交渉を任せようかと。
騎士団の者であれば、どのようにすれば警備上都合がいいか分かる筈だ。
どうやらシュビト付近には副団長も直々に出向くらしい。
向けられた問いかけには確認するように部下らに視線をやってからゆるりと首を振って]
…いえ、私は会っておりませんが。
[彼の領地付近を通る際、挨拶の為に訪れた事はあったが、向こうは覚えているかどうか分からない。
王府で遠目に顔を見る事がある程度か。]
そうなのですか。
鎮圧軍と合流はしていないようです。
[であれば、彼はどう動いたのか。
よもや学館と手を結んだのでは、という疑惑を女の胸に芽吹かせる。
レオンハルトも人混みの中、身をやつした貴族に気付く余裕はなかった。]
――…?
[改めて彼女の顔を仰ぎ見た時、どこか懐かしい感覚を覚える。
けれどどうしても明快な答えが出せずに。]
その、間違っておりましたら申し訳ありません。
王都以外の何処かでお会いした事などは…
[そう聞く姿は騎士然としたそれとは違い、遠慮がちなもの。*]
―会見―
[日時や場所を決めた後、急ぎ巫女姫が休む為の真白き天幕を張られ、並行して会見の場を整えられていく。
騎士や兵士らの手によって椅子や簡易の机などが運び込まれる。
巫女姫と集会の発起人が合い見えるとあって、警備も漏れがあってはならぬと細心の注意が為されていた。
女は彼らを引き合わせる者として、いつも通り全身を甲冑に包んで腰に短剣を下げた姿で会見の場にその身を置く。
何も後ろめたい事はないが、巫女姫に何かあれば赦さぬという貴族達からの視線が痛い。]
[やがて先触れがジェフロイの訪れを知らせる。
彼と共にやって来た民衆は、女が多い様子。
一見したところ、武器は持っていないようなので彼女達に王国軍が武器を向ける事はない。
会見が行われるまでに、>>89争いを避けたにしては少し多い数の民がシュビトから離れた事は女の耳に入っていた。]
――ようこそ。
[貴族の応対を受けた後、通されたジェフロイにそんな声を掛ける。
シルキーが彼を出迎えるのであれば彼女に譲り、所定の場所―シルキーから数歩離れた斜め後方につく。**]
/*
温泉にプリンに!いいなあ!
こちらも巫女姫様とご一緒出来てうはうはなんですから!←
そしてスルジエの領主はどう料理されるのか。わくわく()
―回想:5年前・ベルサリス学館―
[>>97声を掛ければ先ず返って来たのは素直な自己申告。
それは好ましいものに感じた。]
…練習すれば、上手くなるから。
[包帯を巻く程度なら、回数をこなせば何とかなる…というのは経験則。]
それでは――宜しく。
[そうして席から立ち上がると、キールの隣に座る。]
[>>98助言は役に立っているようだ。
何度か練習すれば、きっと彼女の中に実を結ぶ筈。
そんな手応えを感じた。
キールの顔に年相応の笑みが浮かべば、眼差しに温度が混じる。]
…そう言って貰えると嬉しい。
[怖がられていなさそうな様子にもひっそりと安堵する。]
[>>99己の言葉に彼女は何かを感じたようだ。
謝罪は首を振って否定され]
…ありがとう。
[己の考えを受け入れて貰えたような気がして、女は淡く微笑んでみせる。
そんな覚悟をしないで済むに越した事はない。
例えば、目の前の少女が、そんな決意をするのは哀しいから。
けれど己はその道を進むと決めたのだ。
日に焼けていない華奢な腕を差し出されれば、やはり己とは環境が違うのだと知る。
必要ならば解説を加え、女は細い腕に包帯を巻きつけていった。*]
―会見前:シュビト郊外―
[>>243深慮が、との言葉には無言で首肯する。
学館と手を結ぶという事は王府に、巫女姫に楯突くという事に等しい。
手を組むに足る条件がなければ安易に動いたりはしないだろう。
そういった事は政に疎い女には想像の及ばぬ事。
――杞憂であるといい。
只、一笑に伏す事は出来ずに、女は気に留めて置く事を選択する。]
[>>244口元が綻ぶ意味は分からずに。
何処かで会ったかもしれない。
怪我をしたら手当を…との言葉に女は考え込む。
何処かで会っていたのだろうか。
はっきりと覚えていないとは情けない。
しかし、記憶に残る程に騎士団以外の人間と接する機会など、]
……。
[一つだけ、あるとすればベサリウス学館で過ごした二年だ。
けれど‘巫女姫’があの場所に居た記憶はない。
もしも視察などで会ったのなら、きっと覚えている筈で。]
[怪我、 包帯。
――練習。
ちらつくのは眩い金色の髪を下ろした生徒の顔。
講義で包帯を巻く実習の情景が頭に浮かんで、眼前の巫女姫の像と重なる。]
――…え?
[枯色の瞳が見開かれる。
もしも彼女が巫女姫であったなら、
気付かなかったとはいえ只の娘のような扱いをしてしまっていた事になる。]
…あ、の。
[数秒の後に我に返った女は巫女姫を見上げる。
甲冑の奥で運動によるものではない汗をかいているのを感じていた。]
――あの時は貴方様だとは気付いておらず…。
とはいえ、大変失礼な真似を致しました。
お許し下さい…っ。
[両手を地につけ、擦りつけんばかりに頭を下げる。
一体何をやらかしたのだろうと、衆目を集めたかもしれない。*]
/*
あっ、お許しくださいを太文字にするのを忘れました。
>>317を病み真顔にするか悩みましたが、これで。
―回想:山岳地帯にて―
[>>130告げた言葉は若者にとって聞き慣れないものだったのか、或いは理解出来ないものだったのか。
目を瞬かせる様子からはそう受け取った。
この険しい山岳地帯ならば、侵略に脅かされる事も少ないだろう。
単一の部族で暮らすのであれば、騎士団も治安維持もないだろうから。
説明が必要だろうかと言葉を継ごうとして、風の民が話すのに口を噤む。
>>131踏み荒らされる謂れはないというのも納得出来る余地はある。
けれど巡視も意味もなく行っているわけではないのでやめる事は出来ない。
続く言葉は、里に近付き、部族に害を為せば報復する。
――そういう意味と捉えた。]
…肝に銘じておこう。
貴方方を害する心算はないが、我々にも譲れぬ分がある。
[忠告は受け取るが、歩みを止める事はない意思を示す。]
「へ…っ?」
[>>132突如言葉を投げかけられた騎士はぎょっとしたように若者を見る。
間の抜けた声を上げて思わず踏鞴を踏む足許を見れば、そこには確かに植物が芽吹いていた。
仲間に支えられ、何とか踏まずに済んだ騎士はそっと安堵の息をつく。]
――これは失礼した。
[女は馬上から謝罪する。
薬草の中には貴重なものもあるので、怒られるのは至極当然の事だと。
そう考えた故に、ツッコミがずれている事に気付く事はなく。
甲高い音が鳴った後、若者は誰かに呼ばれたらしい。
むくれた顔を見せた後に警告を再度口にし、身を翻してしまう。
去りゆく濃紅の紐で括った髪の後ろ姿を見送って]
…気を付けておいた方がよさそうだな。
色々と。
[誤解を生む事は避けねばと、そっと嘆息した。*]
/*
と、道化るのはその辺にしておいて。
副団長>>56テオドール・バルディーニの名前の代替案。
・響きが似た名前に変える。
テオドロ、テオフィロ、テオバルトなど。
ろーぜんくろいつのテオドール見て、この人でいいかなーってなったくらいだから、先に出したサシャさんに譲るべき。
完全に確認不足ですね…。
・チップを変える。
他の候補はローランドとか。コリドラスとか。
団長はダルメシアンとかベルガマスコとか。トーマス。
―現在:会見―
[三人の女性を伴ったジェフロイが会見の場に訪れる。
>>305二人の女性の後ろに隠れるように入って来た者の姿には引っ掛かりを覚えるが、二人が言葉を交わすのを邪魔するわけにはいかないので口を噤む。
昨日の時点で、副団長からはシュビトで集会が行われていた際にマチュレザムの使者がいた事を聞いていた。
この国に開国を迫る外つ国の大使と、この国で革命を起こさんとするジェフロイ。
その組み合わせは現状に際しては危険なものに思えた。
既にシュビトを脱した彼らが、ラウド・レイ・クレメンスの領地にて温泉に浸かったり、菓子に舌鼓を売っているとは露知らず。
――シュビト側が、或いは腹に一物抱えた者達が
あちらの武器でも手に入れていたら厄介だと、そんな事を考えていた。]
[
かつてベサリウス学館で国の在り方について語っていた彼らが、こうした形で会い見えるのを目にするとは、想像もしていなかった。
巫女姫が求めに応じた事に対する礼を口にした後、>>247ジェフロイが三つの要求を口にする。
その内容はとても受け入れられそうにないものだ。
特に結界を即時取り払うという求めは、女にとって理解しがたいもの。
千年の時をナミュールと共にした結界は、この国を守る為にあるのではないのか。
結界を取り払った瞬間、外つ国が攻め入って来ぬとも限らないのに。]
[やがてマチュレザムの使者の訪いについても触れられる。
彼らが結界を越えてやって来た事―彼の国がそれを可能にする技術を持っている事もまた―は紛れもない事実。
女は恩師であるシロウと話した事を思い出しながら、
巫女姫がジェフロイに抗弁する姿を、彼女を護る為の位置で直立したまま見守っていた。*]
――…?
[盟主達が言葉を交わす間、先程気にした人物がちらりと見えた。
白い猿を抱き抱えた、濃紅色の髪。
>>352巡視の途中に一度だけ会い、僅かに言葉を交わした風の民の若者を思い出させるその姿に、女は枯色を瞬かせる。
もしも同一人物であったとするならば――ウェントゥスの民はシュビトと同じく、開国を望むのだろうか。
このままのナミュール国の民である事は彼らにとって苦痛なのだろうか、と。
当の本人であるとは知らないままに重ね見る。
>>244人の縁とは不思議なもの。
そう口にした巫女姫の言葉を思い出して、女は束の間目を伏せた。*]
―会見前:シュビト郊外―
[>>378平伏したまま、謝られる覚えがないとの言葉を聞いていた。
すぐに頭を下げたので、巫女姫の楽しそうな様子には気付かずに。
後ろに控えている騎士団員達が何事かと好奇と恐れの入り混じる視線を向けて来るのは背中で感じていた。]
――し、しかし…。
[>>379顔を上げよ、と言われてそう口にするも、
恐縮してしまう、と続けばそろそろと顔を上げて。
こっそりと片目を瞑る仕草にその意図を察し、応じるよう小さく頷いてみせた。]
[やがて天幕の準備などが始まれば、女もそれに加わる。
新たにやって来た一万の軍勢が夜を明かす為に様々な準備が必要だった。]
「巫女姫様と何かあったのか?」
[作業の途中、レオンハルトにそんな風に聞かれれば、]
――…内緒、だ。
[口元に右手の人差し指を当てて、大真面目に言ってのける。
巫女姫は恐らく本当に無礼と思ってはいないのだろう。
恐らく、報告の時点で己の事に気付いていたのだろうし。、
その上であの労いの言葉を掛けてくれたのだとしたら――]
…失わせてはならないな。
[あの努力家で、心優しき巫女姫を奉ずるこの国の在り方を。
決して壊させてはならない。
護りたいという思いは女の中でより確かなものとなった。**]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新