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[血のにおいが薫る>>456
他のものの血ではこんなに反応したりしない、彼の血だけが。どこか怪我をしたのかとふと眉が心配そうに寄せられるが…
投げつけた石に傷つけられて、彼の右目から鮮血が飛ぶ]
―…っ
[喉の渇きに空いていた右手で一瞬喉に触れる。その一瞬に、ステファンが一気に距離をつめた。咄嗟短剣を右手に持ち替えるが間に合わず、銀の手甲が鳩尾に叩き込まれた]
ぐ…
[ただでさえ低い魔の力が一気に奪われる。銀製というだけでなく、同族の遺灰を練りこんだ一品だ。
後ろに跳んで距離を取ろうとして…距離を取り続けていてもキリがないと、そのまま力ない一閃で横に薙ぐ*]
―?!
[彼の狙いは過たず、全身から魔力も立っている力も奪って彼の体ごと沈みこむ。
――呪いは成った。目の前にはあまい香を放つ彼の血潮。そして彼の心臓――
今は彼の金の髪は明度を失い灰の風景のひとつ。
ただ、彼が計算を違えていたのは彼の生徒のこころ]
[ここにきて、彼の狙いを知る。先程一度拒絶をして、諦めたかと思ったのに。諦めてなど、いなかったのだと。今までの戦いはその為だけにあったのだと]
――ステファン。
[そ、と。唇を寄せたのは、彼の胸ではなく血の滲む唇]
[ここにきて、彼の狙いを知る。先程一度拒絶をして、諦めたかと思ったのに。諦めてなど、いなかったのだと。今までの戦いはその為だけにあったのだと]
――ステファン。
[そ、と。唇を寄せたのは、彼の胸ではなく血の滲む唇]
[頭の中響く声に、言葉を返す。先程言うだけ言って、こちらの返答も聞きやがらなかった答えを]
――愛してるよ。ステファン。
ちっさいくせに頭撫でると拗ねて、でも嫌がらないとこも
俺が嫌がるの承知で、嫌われると怯えてもやめないとこも
いつまで経っても俺よりばーちゃん追い続けてるとこも
突飛なことやらかして、でも楽しそうに笑うのも
人の気もしらずに勝手に俺が離れる気満々でいやがるとこも。
お前の命、お前のすべてを愛してる。
[だから。銀の手甲をそろりと自らの頬に当て――まっすぐに横に引く。既に奪われほとんどの力を失っていた、最後の力が流れ出す。
倒れこんだ体、先に意識を失ったのはどちらだったか*]
なら、僕の心臓を奪ってよ。
彼奴なんかにやらないって、力尽くで組伏せて。
君の優しすぎるところも好きだけど、僕は…僕はね…。
[返ってきた答え、少しは安定したのだろう、男は声なき声で抗議をするのだが、最後の方は言い澱む]
[ダーフィトの上になるように倒れ混めば、唇を重ね、口内にある朱を送り込む。
そして、唇の感触を楽しむことはせずに、顔を離し……]
僕は、君が思うような存在じゃない。
[男はそれが恥ずかしいといった具合の様子で、そのままの体勢で、ダーフィトへと懺悔の言葉を口にした]
君が僕に刃を向けたとき、僕はバランに嫉妬した。
君が僕の頼みを聞いてくれた時、僕は君の牙を僕の血で穢したのだと喜んだのに……
彼奴は、それ以上を君にさせようとした。
……僕は穢いんだ。
君の倫理自我を陵辱したいと常日頃から想ってる。
食欲でも、性欲でも、僕によって欲に溺れる君が見たい。
めちゃくちゃにされるなら君がいい。
愛してるって言いながら、これを愛と言っていいのかわからないんだ……
[言ってしまったという悔恨と、やっと言えたという誇らしさの入り交じった貌で、「幻滅したろ?」と口にしたなら、突き離そうとするのだけれど……
彼に、これが男にとって初めての感情であることが伝わるかどうかはわからない*]
あ、あれは事故だけどね……
[いつかの娼館での出来事を振られれば、あれは故意ではないと真っ赤になって頭を振るだろう*]
[倒れこみ消えかける意識。それは確かに自分が狙ったものだったけれど…]
「なら、僕の心臓を奪ってよ。」
[
間もなく唇越しに送り込まれてくる力の源に、ああ本当に彼は思い通りにならない…そんな苦笑が洩れる]
欲なんて…あるに決まってる…
[今は血に塗れた彼の首を、そっと拭う。力なく倒れた彼を認識して、頭の中の
真っ白なここに噛み付いて…枯れるほど、飲み干したいと…何度思ったか。
絶対死なないっていうお前を、死ぬまで飲み尽くしたいと。
間近から甘えるみたいに見上げてくるのを抱きしめてキスしたい。
……その。できるなら、キス以上も。
[ずっと気付かれぬよう隠してきた。ああ、ならば気付かれないのも当たり前か…幻滅しただろうと言われればお互いだと笑うのは、今までとは違って素直な明るさはないかもしれない]
――ステファン。
[名を呼ぶ。甘さを込めて。まだ力なく横たわったまま、彼を見た]
溺れさせたいなら…力ずくでもなんでも、溺れさせてみせろ。
[子から親へ。命じる形で言葉を紡ぐ。
自分だけを見て、自分のことだけ考えて。]
それがどんなものでも…俺は受け入れてやるから。
[彼からの愛のかたちなら*]
……は、はは…
[どろどろした感情をぶつけて返ってきたのは忌避ではなく。
その上、溺れさせろときたものだ。なら、僕は――>>483>>485
彼の欲へと賭けようと。]
ぅ…
[顔の上にぱたぱたと暖かいものが落ちてくる。それが彼の血だと認識すれば、苦しさに歪んでいた顔があまさを含む。頭の中は靄がかったように曖昧なまま口を開き、あまい液体を嚥下する――たりなく、て。彼の背に腕を回して首を持ち上げ、血の滴る肩に舌を這わせた。
同時、首筋に痛みが走る]
――っは…
[体から力が抜ける。痛みだと認識しているのに、それは甘美で。肩から流れる血を舐め尽せば、迷わずに彼の肩に牙を突き立てた]
[これがどういうことなのかは分からない。けれど目の前に彼のあまい体がある。
頭の中を引っ掻き回し掻き出し引き摺り出される。
途切れそうな意識を繋ぎとめるよう、彼の肩に何度も牙を立てて*]
[混乱して訳も分からぬまま牙を立てる、その混乱を彼の意識に直接伝えるだろうか]
ステファン…
[荒い息と牙による凶行の合間呼ぶ声は、それでも甘さを含み。
――あいしてる
言葉ではなく、思いをそのまま彼へと*]
――ひぁっ……
[どうしようかと悩んでいるところに首を持ち上げられ、肩へと舌を這わされる。
思わず声を上げてしまったものの、彼が夢中で喉を潤す様を見たなら、自身の牙も彼の首筋へ。
――やはり、血は血の味でしかなかったが。
彼の唇から漏れた声は、血の不味さを補うほどに甘く感じる。
背に回された手の力が抜けるのを感じ、彼の首筋を舐めようとしたら――…思い切り噛まれた>>489]
[それは水に怯える犬猫のような必死さで、現状から逃れる事だけを主目的とした力任せの牙。
変異が終了するまでは理性を持たせないようにしたいのに、その意に反して彼は意識を繋ぎとめようと抗う。
そんな時でも名を呼ぶ声は優しくて
愛の囁きは愛しくて
これを喪ってしまうのではないかと思えば、自分の軽率さに涙が出てきた]
…ダーフィト
[できるだけ焦りを気取られないよう、宥めるように名前を呼んで、額へ、耳朶へ、頬へ、首筋へと唇を落とし、上着はそのまま、シャツを捲り上げたなら、覆いかぶさるような体勢でズボンを下ろし、既に反応してしまっている彼の昂ぶりへと手を伸ばした。
以前のような石鹸水などない環境、唾液で濡らした手で痛みは与えないよう先走りを掬い上げる。]
――……
[そして、男は思いつめたような顔で深く息を吐きだすと、それを自らの窄まりへと。]
―――っは、…ふぅ…んっ!
[周辺を撫で上げ、ゆるゆると先走りに塗れた指を這わせ、窄まりへと潜り込ませる。恐々と押し広げ、抜き差しを繰り返せば、徐々に呼気は荒くなり、上擦った声が漏れる。
足りなくなれば、自身を扱き上げ粘液をすくい取る事を続ければ、戸惑い混じりの熱っぽい表情を浮かべた。]
(――怖い…)
[男は、急がなければという焦りと、きちんとできるのだろうかという恐怖に身を震わせてながらも、彼を受け入れられるようにと務めた。
自己があるかどうかも怪しい存在だった頃に、求められるままに身を差し出したこと自体は覚えている。
だが、それは遠い昔の話。自己を持ってからというもの、そういったものは無きに等しく――…今の男の状態は知識はあるのに感覚は無知に近しいと言うのが正しかった。]
[やがて、熱を帯びた下半身が自分の物ではないような感覚に、戸惑いながらも、彼の上に乗るように、その劣情を迎え入れようと――]
――――ーっっっ!!
[腰を落とすと、痛みと圧迫感に身を強張らせた。
涙目になりながらも、とりあえずは落ち着けようと何度も大きく息を吐くが、それもあまり効果が無いようで。
早々に終わらせるべく動こうとするのだが、この状態では腰を浮かすのも難しいと、結局彼の身体の上に躰を預けるように倒れこむ。]
―― はーっ、はぁ……
[そして、しばらくそのまま大げさすぎる呼吸を続けた後]
―――――ダーフィ、ト……僕、も……
[やっとの事で返答を終え、ゆるゆると動き始めるのだった*]
― しばらくあと ―
[どろりとした余韻に起き上がることができない状態だが、このままでいるわけにもいかないと……左手を鼠へと転じ、着替えをとりにと向かわせた。]
――…
[初めての割り切れない血族の誕生。なし崩しと言ってもいい生まれ代わりをした彼を、どう説明すべきか悩んでいる。
リッシュの血子は、宗教戦争の敗者、死刑囚、信心深くありながら魔女とされてしまった者、世界に絶望してしまった者、仇を失った復讐者と、言った……
今はともかく元々は、全てを諦めた者であり、割りきってしまった者達なのだ。
……まあ、言わなくてもなんとかなる気もしてはいるのだが。
やがて鼠が帰ってきて、着替えを貰うことができたなら、召集がかかる前までに身支度を整えようと自室へと向かうだろう*]
[途切れそうな理性を繋ぐための牙。
必死で縋ってしがみつけば宥めるように唇が落とされる。名を呼ばれるのに答えるよう彼の頬にてのひらを添えて――続いての彼の行動に、慌てて押し止めようとするけれど]
―っ、は…
[求められると止めようとする意思はすぐに崩れ、されるままに。しばらく自分の上であまい声を洩らすのを聞いていれば、知らず息があがるのを悟られぬよう、息を潜めた]
[やがて準備ができたのか、自分の上に腰を落としてくる。気持ちのよさに声が洩れるけれど…彼の顔が泣きそうに歪むのが見える。
それでも必死で受け入れようと大きく呼吸を繰り返し、自分の上に倒れこんできて]
―――、っ
[――できることなら、苦しげな彼を押さえ込んで組み敷いて、思う様――
自身の内に沸き起こる情動を、必死で押さえようと苦労しているというのに。耳元で繰り返される呼吸が、耳を濡らす]
「―――――ダーフィ、ト……僕、も……」
[愛しい彼の、そんな声が聞こえれば]
――ステファ、ン…っ
[理性など、保てる筈もない*]
―――あ、ぐぅ……
[彼が男の名を呼んだのは、身を起こしなんとか動こうとした時だった。
できるだけゆっくり動こう…そんな自分に甘い考えを持っていた男は、相手が起き上がるという予想外の出来事に、対処しきれずに。
彼の昂ぶりは彼の行動に合わせ、収まったままで男の腸壁を抉り、突然の衝撃にくぐもった声が漏れ、男は躰を仰け反らせた。
痛みは大分マシになったのだが、それ故により強く感じるようになった圧迫感と異物感に襲われ――…
更に脚が外れてしまったのではないかという程の不安定な感覚を覚える]
待っ――く、ぅっ!……んっ
[思わず制止を口に仕掛けて、慌ててそれを引っ込める。
彼のためには制止するべきではないのだが、男は「どうなってしまうのかわからない」感覚に襲われて。
目の前の彼は、それの正しい表現なんてものを、考える余裕をくれそうにない。]
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