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[エルフの里へは、ペンホールズに帰ってからもちょくちょくと足を運んだ。
物語を解く為でもあったし、それに――自分が出て行く前に生まれた子が気になった、というのもあった。
エルフの里で人間がどんな目にあうのか、本当に里ともいえないすみっこで間借りしていた身だとよくわかる。
だから、その子のことが気になっていた。親御さんには一番目に出来た友達ですよー、などと紹介されたりおしめかえるの手伝わされただけ、情がわいたというのもある。
エルフの里の場所は、話せないように呪いがかけられていたけれど。
彼の故郷が滅んだときは、あの人間のせいだ、と言われもない暴言を吐かれたことは忘れようもない。悲しみや憎しみを誰かに押し付けたくなる感情は、エルフにだってあるのだなぁ、と逆に感心すらした]
[結局自分が生き残るのが一番。危なくないくらいにがんばる。
それに特化している在り方であったから。
ファミルとはうまがあった。気安い仲だった。
けっして善人とはいえない奴だったが、面白かったしかわいかった]
[そんな彼に、万感の思いを込めた手紙を書く。
字が歪んだのはきっと手元が狂ったせいだ]
『涙が出るほど在り難い友達だわまったく。
お前も、商売相手はちゃんと考えろよー』
[兄の真似事をしていても、彼はぼくに気付いてくれた。
それがたまらなく、うれしくて、そして、――本当なら彼も、アードのいう言葉をなぞらうなら、斬らなきゃならない立ち居地にいることが、ただただ悲しかった]
[人払いは済ませてある。なので、最初の一言が終わればすぐにふにゃぁした]
バァさん、もう一生分の忍耐は使い果たしたー
この戦いが終わったら、ぼくはもう一生だらだらいきるんだー
[最後かもしれない、などといわれればこちらも軽口で応酬し]
……まったくだよ。もうすこし、時間が、あれば、なぁ。
["門"はいずれ開く。若い騎士らにはそれは浸透はしたが。
騎士団の中枢を動かすほどには浸透しなかった。彼らが育ってくれればあるいはもっと準備は整ったかもしれない――
テオドールが、魔軍を早々に立ち上げなければきっと、また別の物語の展開があっただろう]
……バァさんも関係者かあ。
戦いの決着を、英雄王さんが持ち越したから、この半島は負債持ちが何気に多い。
[鍵と同じ文様に、目を細め]
鍵を護ることになったうちも含め。
[鍵を使う為の"戒め"が自分自身であることは、まだ知らない。
これは本来、時間があった時――父親の死、兄の団長引継ぎで、"鍵"を目の当たりにしてから、然るべきように悟り、アランは自分の死を織り込み済みで身支度をするのだ]
/*
くっそ、自分がファミルありがたいとかかいてあったところで、これこられると、ちょっと、中の人がうるっときてしまうだろおwwwwwwwwwwww
/*
そうだよ若手は守れなかったーーー!
むしろぼくがしににいったーーーー!!!
いいなあいいなあたのしーーーーー!!!
[こういうひとたちを護りたい。その気持ちは偽りはなけれども――
異端であることを知り、陽の当るところへ出るのを拒み、結局代役になるまで憧れを口にすることすらできなかった臆病者の末路だ。
だが、悪くない]
[惜しい。
本当に、あと、何年かあれば――
この二人は、ソマリアードの右と左にいてもおかしくないと想っていた。
自分は代役で、二人は経験がまだ浅い
ないものをねだっても仕方がない]
[特に命令違反を咎めるべきもなく。
旗を掲げ、二人を通り過ぎる。
ただ、笑顔が浮かんでいた]
[心配で来た、気持ちからの行動だと知れていたのだから]
[次々とめまぐるしくかわる戦局に、友を死地へと送り、敵も殺し、味方も指揮で殺す。
数の上の計算をしながら、そのひとつひとつがかけがえのない命と知りながら、指揮をする自分は何者なのだろうか。
そのような禅道門が許されぬほど多忙なのはよかった。
道化だが、めっきがはがれれば全てが瓦解する。
あくまで今の軍は"ソマリアード"がいるからこそ成り立っているのだから。"ソマリアード"で自分がなくなってしまった時もまた一つの終点だった]
[そして、最終幕のブザーがなる。
テオドールを呼びつけるところまではうまくいったが――
自分たちの3年間と同じように、敵にも3年あったということを思い知った。
あの時は単騎でヤコブを殺そうとしたテオドール。
自分が身に着けたもんが、あくまで武術の腕前なら――テオドールは決め手の多さであっただろう。
決して勝率は高くない――なるほどその通りだアード。
親衛隊は屍兵と、泣き女の退治でせいいっぱい。
動けるのは、魔女の加護を受けた自分だけ――覚悟は決まり、テオドールへと突撃を敢行した。
早く終わらせれば、死ななくてもいいやつが助かる。
仲間が屍兵となっていく現状、時間は何よりも貴重に思えた]
[大上段を軽くよけさせておいたところを仕留めるつもりが、意図を読んでちゃんと返してくる。
これはじいさんの必殺技だったのに、なかなかよく心得ている。
だが、剣を楽しむ余裕などありはしない。ただ、ただ、お互いのことだけを考えて剣を奮う]
[しかし奮う都度、確信していく。
今や半島の剣ではなく、大陸幅広く剣をあわせたからこそ]
[何故、お前は騎士団の剣を使う]
[その疑問を口にすることはできない]
[三年間で確実に変わったのは、今まで理を突き詰めすぎたが故に正確ですばやいだけの剣戟にフェイント、遊び、それらが増えたことだった。
人間との戦いは駆け引きである。試合嫌いを直せば身に付く技術だった]
だから――
[獲ったと確信した。相手も諦めたのが悟れた。
満足感はない。そういうものだからだ]
[自らの血に沈む。
暖かくも何とも感じないほどに、致命症だった]
[星は、見えていた]
……だいじょうぶ。
[瞼は、閉じられていた]
[長い一日は、終わった**]
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