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我が王。
ひとつ頼みがあるのだが、いいか?
[嬉々とした調子で、魔王に呼びかける。]
天使を一羽、貸してもらえまいか。
なるべく淫乱に育っているのなら、なおありがたい。
俺の天使はあまりに純粋が過ぎて、どうにも肉の快楽を理解してくれない。
手本のひとつも見せてやりたいんだ。
[とてもいいことを思いついたんだよ、の顔である。]
[ソマリは相変わらず振られて悩んでいるのか、などと頭の片隅で思うけれど]
人前で土下座か。それも良いな。
ケツ叩く…のも後でしてみようか。
どんな顔をするかな。
[それいいね!うちの子にしたい!が思考の大半だった。**]
寛大なるお言葉に感謝を。
これで調教を進められる。
[魔王への礼を告げた次の瞬間には、新たな調教へと心が向かう。]
うん?
まだ死んだ天使はいなかったのか?
それはなにより。
死ぬかどうかの報告は、聞かずに済むよう祈っておこう。
[おまえが祈っても仕方ないだろう、というツッコミ込みの、堕天使ジョーク。]
[腕の中でもがく天使の感触は、実に愛おしいものだった。
暴れるままに運ぶのも今なら苦もないけれど、やはり落とせば怪我をさせるだろう、と動きを抑え込む。
昔に比べれば天使も脆くなっているのかもしれないな、とか、どこぞの蛇に向けて思念にもなりきらないなにかを投げていた。
魔王の名を出した直後に抵抗を止めたのも、わかりやすい。
おまえがここで情報を得手も、届ける先は無いだろうに、……なんて指摘はせずに、腕を解放して頭を撫でてやった。]
[空中庭園へ向かう回廊の途中、薬を扱う場所を見つけて足を止めた。ちらりと覗けば、天使を調教するのに便利な薬品がいろいろと揃えられているのが分かる。]
マラキュラスの軟膏と、ベリシウムのオイルはあるか?
なら、それをくれ。
[天界で育った天使には理解できないだろう魔界の薬の名を並べ、望みの物を手に入れる。特に説明することもなく、空中庭園へと向かった。]
― 空中庭園 ―
[《天獄の泉》の、屋上から伸びる階段をさらに上った先に、その庭園はあった。
地上の庭園で見られる植物がそこかしこに芽吹き、整えられた灌木が並び、果樹が枝を伸ばす、魔界においては奇蹟のような場所。
どのような技術を使ったものか、降り注ぐ陽光は地上と寸分変わらないものだった。
周囲に広がる魔界の風景から目を反らせば、地上に出たと錯覚もしよう。]
しばらく好きに過ごすといい。
[腕の中の天使を降ろし、背を軽く押す*]
― 空中庭園 ―
[好きにしろ、といえば、天使はすぐに天への祈りを始めた。
一途。愚直。何と評しても良いが、陽光を浴びながら祈る姿は美しい。
白銀の翼に、髪の上に、光が跳ねて踊っている。
それを壊すのが少し惜しくて、しばらく眺めていた。]
変わらないな。おまえは。
[声が、唇を滑り落ちる。]
[祈りの詩を一篇唱え終わるのを見計らって、天使に歩み寄る。
その左手首を取って、引き寄せた。]
覚えているか?
ここに、俺が印をつけた日のことを。
[左手の小指。
そこに嵌っている精緻で強力な加護の指輪を見つめ、目を細くする。]
[天使来るの報を聞くのはもう少し後のことだっただろう。
聞いたとしても、即座に迎撃に向かうなどという献身があるはずもなく。]
俺はもう天使売りは廃業したからなぁ。
[どうやら行く気であるらしい龍人族と魔王とのやり取りを耳にして、実に気のない声を出す。]
…けれども。俺の天使がそれで"喜ぶ"なら。
[あるいは天使の羽根を散らしに行くかもしれない。]
ところでそちらの御仁。
[声が向かうのは、邪眼の主へ。]
さっきは生憎と両手がふさがっていて、挨拶を返しそびれたな。
そちらの天使も実に可愛らしい。
染まりきった後が楽しみだな。
なるほど 、
[ソマリの断言には、微かな疑問形と含むような笑いを声に乗せた。]
ならばむしろ、連れていくのも一興かもしれないな。
"魔族に穢された"天使を同胞と見なす天使は、なかなかいないだろう。
まとめて断罪してこようとするんじゃないか?
どのみち、何事もなく、など既に無理な話だろうに。
……ついでに、天使の剣からおまえの天使を護ってやれば、ひょっとしたら株が上がるかもな。
[天使の手に生まれる光。
それはとりもなおさず、この美しい光の使徒が力を取り戻した証だった。
眩い刃の輝きは、意志の強さそのもの。
天使自身に向けられたそれを、掴み、止める。
掌が半ばまで裂け、焦げた血臭が漂った。]
むやみに自分を傷つけるな。
[刃を握ったまま、教え諭す口調で言う。]
腕くらいはいくらでも再生できる。
痛い思いをするだけだぞ。
………。
[まじまじとソマリを見た。気分。見えてないけれど。
ひょっとして天使に嫌われて本当に凹んでいるのか、と、新鮮な驚きを覚えつつ。
けれども、ままならない苦しさは、よくわかる。]
一度、引いてみるのも手かもしれないなあ。
弱いところをわざと見せてやれば、あるいは気を引けるかもな。
― 空中庭園 ―
[沈黙の中にも、視線や態度は雄弁だ。
ああ。なんて素直なのだろう。
光に裂かれた掌を舐める。
この程度の傷ならば、そのうち治る。そのうち。]
休憩時間は終わりだ。
アルジュ。来い。
[
たちまち首輪から見えざる鎖が伸びて、彼我を繋いだ。
鎖を掴んで念じれば首輪の魔力が発揮され、天使の手足から力を奪うだろう。]
[折よく、空中庭園に白い影が現れた。
淡い金の髪と白無垢の翼を持つ天使。
その表情は、黒い目隠しに遮られて、今は見えない。]
ほら、来たぞ。
あれがおまえに、大切なことを教えてくれる。
[そのために借り受けた、「魔王の天使」だった。**]
[腰を落としたアルジュの側に歩み寄り、手首を掴んで引き上げる。
ちょうどいいところにあった、とばかりに野茨の蔓を引きちぎって両腕を縛り、手頃な枝に括りつけた。
木の幹に背を預けられる位置だったが、つま先立ちを強いる高さだ。]
本当は痛いのも好きなんだろう?
鞭打たれるのも、気持ちいいだろう?
お前には、そういう素質がある。
[自らを鞭打つ行を暗に示唆して、傷ついた腕に舌を這わす。]
[そうしている間に、金髪の天使が焦れたように内股を擦り合わせながら近づいてきた。柔らかな胸の膨らみの上に赤い芽を尖らせ、足の間をしとどに濡らしながら可愛らしい膨らみを張りつめさせている、両性の形。
「早く、ください」と懇願して、物欲しげに舌を伸ばす。]
さすがは魔王だ。よく仕込まれている。
[唇の間に指を突っ込んでやれば、胸を擦り付けるようにして腕を抱え込み、一心不乱に舐めしゃぶってくる。
そのままアルジュの前まで連れていって、抱きつかせた。]
お前と、そいつに塗ってやれ。
隅々までたっぷりとな。
[命じて、彼らの頭上でオイルの瓶を傾ける。
いかがわしくも甘い香りが庭園の空気を穢した。*]
[甘い香の檻の中、ふたつの天使が絡み合っているさまは背徳の美そのもの。薄く白い布地はオイルに濡れて張り付き、素肌よりもなお艶めかしく体のラインを際立たせている。
近くの木にもたれかかり、林檎を齧りながらしばらく鑑賞していた。
最初から熟れている魔王の天使はもとより、愛しいアルジュの股間も布を押し上げて育ちつつあるのを見ると、近寄って耳の上辺を指でなぞる。
とたんに、触れられてもいない金髪の天使が、短く鳴いて頭をのけぞらせた。]
そいつは耳でもよく感じるらしいな。
いずれはおまえもそうなる。
[耳朶を揉んでやれば、天使は喘ぎ声を上げて腰をくねらせ始める。]
ベリシウムの花実から抽出されたオイルを肌に浸透させれば、
ふたつの身体に感覚の共有をもたらす。
おまえはまだ快感を覚える力が育っていない。
そいつがどんなふうに悦んでいるのか、直接感じるといい。
[耳に息吹きかけてから、天使の翼を掴んで引き剥がした。
天使が地面に倒れた瞬間、アルジュにも痛みと衝撃と、切ない疼きが伝わったはずだ。]
おまえの好きそうなものをやろう。
楽しめ。
[天使に向けて指先で陣を描く。
召喚円から現れたのは、不釣り合いなほどに立派な男根を振り立てた、下等な淫魔だった。]
[淫魔はすぐさま奇声を上げて目の前の天使に躍りかかる。
天使もまた歓声をもって迎え、淫魔の男根を内股に挟んで熱烈な奉仕を披露し始めた。
濡れた音がこちらにまで高く響いてきた。]
どちらも準備万端だな。
見ていろ。すぐに始めるぞ。
[縛られたアルジュの隣で木に寄りかかり、絡み合いを眺める。
見世物としては悪くない。*]
[天使と淫魔の淫らなせめぎあいは、いつしか天使に主導権が移っていた。
猛る淫魔をいなし、押し倒し、のしかかっている。
力量差から察するに、あれもどこかの大天使だろうな、と思う。
熟れ切ったいまは見る影もないが。]
ナサニエルもそのうちああなるかな。
あいつ、参謀とデキてたからな。
今頃、よろしくやっているんじゃないか。
[なにげなさを装って毒を吹き込む。]
[見ている者の存在など気にも留めない欲情の交わりは、新たな段階を迎えていた。
横たわった淫魔に跨り、天使は足を大きく開く。
どす黒く歪に膨れ上がった淫魔のペニスの先を、桜色に華開いた媚肉で銜え込んだ、かと思うと一気に腰を落とした。
肉のぶつかり合う鈍い音が、淫魔と天使の嬌声に混ざる。
そこからはもう、狂乱だった。
天使は髪を振り乱し翼を羽ばたかせて身体ごと弾むように上下し、淫魔も腰を浮かせてそれを迎え撃つ。
奥の奥まで突き上げられるたびに天使の悲鳴も音程を上げていった。]
さすがは魔王、というべきか。
よくも見事に育て上げたものだ。
……アルジュがあそこまで淫乱になったら、 少し困るなあ。
[称賛と呆れとが混ざった口調で言って、林檎をもう一口齧った。*]
[気のない風で林檎を齧るその横で、愛しきアルジュが身を震わせる。
押し殺された呻きと翼のさざめきは、天使と淫魔の放埓な交わりよりもよほど官能を呼び覚ますものだった。]
なんだ。もう
[蹴りつけてこようとする義憤も、身をよじらせた瞬間の気づきも、この白銀の無垢は明白に表にみせてくれる。
快楽の極まり着く瞬間の、ほの淡く染まった肢体がどれほど艶めかしいか。
当人に見せてやりたいものだ。]
間接に感じるだけでは焦れてきたか?
ほら、向こうはまだ満足していない。
また、"来る"ぞ。
[淫猥に堕した天使の欲は留まることは無く。
幾度も頂を極めては、なお搾り取るように腰を上下させている。
それでも飽き足らず自身の陰茎を揉みしだき始めた天使の痴態に薄く笑って、アルジュの側を離れた。]
まだ足りないだろう?
手伝ってやる。
[水を向けられた魔王の天使は、爛れた声を期待になお弾ませる。
律動するその背へと、良くしなる木の枝を振り下ろした。
天使の背に破裂音が弾け、白い肌に赤い筋が刻まれるたびに仰け反った喉から声が迸る。
苦痛に咽んでいるだけでないのは、明らかだった。
天使が感極まった声で啼き、身体を二つに折って身もだえれば、待つてぃたとばかりに淫魔がその豊満な胸を揉みしだき、充血した尖りを舌と指で嬲る。
感極まって身を起こそうとすれば鞭の乱打を浴び、うつ伏せになれば淫魔の責めが待つという繰り返しの狭間で、やがて天使は逝き果てた末の失神に至った。]
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