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ー回想・尚書長官執務室ー
ああ、構わないよ。急ぎの用ではないからね。
[誘導されるままにソファに腰掛ける>>0:425と、手短に彼に要件を伝える。陛下が発表なさるのと別に、跡継ぎについて記した文書を作成しておいた方がいいだろう、ということだ。本来私の立場で言うものではないが、万が一陛下が直接発表できない状況に陥ったら…?
まずあり得ないだろうとは思いつつも、念には念をということだ。]
…まあこんなところか。
さてと…話は変わるんだが、君はどちらの王子が選ばれると思うかな?
[彼の返答はどうだったであろうか。どちらであろうとも私は続けただろう。]
…いや、あんまり想像したくはないんだけどね。
2人の王子は奇しくも対極にあると言えると思わないかい?立場、身体面でもそうだろう。
双方、国のためを思う王になるだろう。だが…臣下がそれを許すとは限らない。
せめてもの抑止として…ということなんだ、今回の件は。
[もっと軽い話ををするつもりだったんだけどな、と頭を掻く。彼はどういった反応を見せただろうか。]
[彼の返答がどうだったか。どちらであろうとも私は続けただろう。]
…いや、あんまり想像したくはないんだけどね。
2人の王子は奇しくも対極にあると言えると思わないかい?立場、身体面でもそうだろう。
双方、国のためを思う王になるだろうさ。だが…臣下がそれを許すとは限らない。
もしもの時、せめてもの抑止として…ということなんだ、今回の件は。
[もっと軽い話ををするつもりだったんだけどな、と頭を掻く。彼はどういった反応を見せただろうか。]
ー玉座ー
[訃報は突然に訪れた。]
[まさか私の考えていた「万が一」が本当に起こるとは、微塵も考えていなかった。いつもの取り越し苦労になるだろうとさえ思っていた。]
…次期国王は、ウェルシュ様か。
[あの日進言した通り、ウェルシュ殿下が次期国王に指名されていたようだった。計画していなかったと言えば、嘘になるだろう。
恐らく陛下の訃報は国を越え、あっという間に広がる。
国王不在が長く続けば続くほど、国が狙われる可能性は増す。
国の崩壊、それだけは避けなければ。]
[ウェルシュ様…いや、陛下と改めるべきだろうか。
次期国王はウェルシュ陛下…と、文書で定められていた。恐らくは私があの日話した>>27内容の物だろう。
しかし、その文書は偽物だと騒ぎ立てる>>32軍部の人間達。このままでは真っ向から対立すると思った矢先、2人の王子までもが真逆の主張を始めたのだった。]
…結局こうなるのか。ばかばかしい。
[小さく、独り言のように吐き捨てる。]
[遺言の真偽と、陛下の崩御の原因究明。
監査局と軍部の双方で調査する、という話になったようだ。]
…そうですね、双方で行うのであれば負担も軽減されますし、何より不正もないでしょう。万が一、どちらかが「暗殺」でもしていたらその事実が揉み消されてしまいますしね…?
頼みましたよ、局長殿。
[軍部の人間を挑発するかのように強調した単語。
陛下の急死の原因など、私には暗殺以外ほぼ考えられなかった。病死するような病に侵されていたわけでもない、かといって衰弱していたわけでもない上、この時期での急死。少々都合が良すぎる。]
話も決まったことですし、私は先に失礼いたします。
[必要な事だけ言い残し、早々と玉座を去る。
文書の偽装があったかは知らない。私はただ、「文書を残すべき」と彼に伝えただけだ。
ただ、報告をしなかった事は確からしい。何か彼らにとって都合の悪いことがあったのだろうが、偽装だったなら内部分裂、偽装でなくともあの様子では恐らく軍部は喰い下がらないだろう。
要するに、こうなった以上どうでもいいことだったのだ。*]
[玉座を出る直前、背後から声が聞こえた。]
はい、ウェルシュ様。
[向き直り、第二王子へと顔を向ける。思えば陛下が健在であった時は、彼と幾度も外交や、世界情勢について話をしたものだった。彼が王になるのであれば、この国は必ず平和を保つだろうと確信している。]
…仰せの通りに。
隙は作りません。
[1つ、深く礼をすると再び向き直り、玉座を後にした。
そうだ、彼の言う通りに今後しばらくは諸外国に対して絶対に隙を見せてはいけない。我が国への侵略に向けた軍備の噂や、密偵が紛れ込んでいるとの情報も耳に挟んだことがある。
忙しくなりそうだ。*]
[玉座を出る直前、背後から声>>163が聞こえた。]
はい、ウェルシュ様。
[向き直り、第二王子へと顔を向ける。思えば陛下が健在であった時は、彼と幾度も外交や、世界情勢について話をしたものだった。彼が王になるのであれば、この国は必ず平和を保つだろうと確信している。]
…仰せの通りに。
隙は作りません。
[1つ、深く礼をすると再び向き直り、玉座を後にした。
そうだ、彼の言う通りに今後しばらくは諸外国に対して絶対に隙を見せてはいけない。我が国への侵略に向けた軍備の噂や、密偵が紛れ込んでいるとの情報も耳に挟んだことがある。
忙しくなりそうだ。*]
/*
私の名前がみえたので…少し!
今外務長官殿の居場所は決まってないです。
執務室でも廊下でも、都合いいところで適当に話しかけてもらって構わないですよ〜
ー執務室ー
…ああ、宜しく頼む。
私は当分出れそうにないからね。
[電話の相手は私の補佐。齢は私より上だ。
暫くの間、他国からの使節やら密偵の弾圧やらで自分は国から出れないだろう。国の外での任務は彼に任せなければならない。]
さてと…とにかくまず現状の整理だな。
[資料と、自らの持つ情報を元に最善の策を導き出す。
そのために必要な資料を揃えようとデスクの中を探していた時、ノックの音が聴こえた。]
はい、只今。
[扉を開けると、北の白狼騎士団の指揮官たる彼女がいた。>>182]
…これは珍しい方だ。まさか貴女だとは。
[彼女が王宮へ来ることなど滅多にない上に、私の所は尋ねる理由もあまり検討が付かない。しかし、彼女を突き返すような理由も当然なく。
むしろリヒャルトとの関係もあり、友好的な態度を取っただろう。]
ご用件は?
宜しければ、こちらでゆっくり話しましょう。
[来客用の椅子へと彼女を誘導すれば、紅茶でも出しただろうか。*]
/*
第一陣営の人と友好関係築いてしまいそうだからキリングは第三陣営…?
玉座のこともあるしドロシーあたりに殺してもらえたら面白いんだけどな
貴女も、よろしければどうぞ。
[隣に立つ彼女の部下の姿>>207を見れば、部屋へと迎え入れるだろう。]
ああ、電話はまだ珍しい機械ですからね。基本は使わないんですが、有事の際には。
[と言いつつ、今まさに使っていたわけだが。
ほぼ使わないことは本当だ。条件が整わない限り使える代物でもない。
彼女の話>>208を聞くと、どうやら王子について知りたいとのこと。]
なるほど。ウェルシュ様について、ですか。
私が王子と話す機会を得たのは外務官になってからですので、幼少期のことは伝聞でしか知らないのです。それでもよければ。
[見た所紅茶が減っていない辺り、やはり警戒はされているのだろう。先程王の間でシュナウザーと言い合ってた所を見ていたので、そのくらいの方がかえって接しやすかった。]
王子は、政治への関心や異国の文化等への興味が強く、それらを学ぶのに熱心な方です。私も仕事柄話すことも多いですし、他国のことを教えることもあります。
しかし、そちらの分野だけというわけでもなく。兄であるフェリクス様には劣ってしまいますが、馬術や剣術も習っていたと聞いています。
幼い時は体が弱かったということも聞いていますし、フェリクス様との違いは仕方ないことかもしれませんね。
[ここまでの話はあくまでも客観的視点、誰もが思うようなことだろう。だが、彼女が知りたいのは恐らくここから。]
私から見て、様々な知識を持っておられる、とても聡明な方だと思います。あれだけ様々なことを知ろうと、学ぶことに熱心な方は中々いません。
それに加えて、今日の玉座での振る舞い。自らが王となり得ることの、後継者たることの自覚と覚悟を見受けられる振る舞いでした。私は王子を、一人の人間として尊敬していますよ。
[少し話し過ぎただろうか、と思いつつ紅茶を口に運ぶ。他にも聞かれることがあったなら答えるだろう。*]
[彼女から>>236信用に足る、との言葉を聞いて少し安心した。
この状況であまり敵は作りたくない。内部分裂などしてしまえばこの国は狙われやすくなるのだから。]
…それはよかった。
[ところで、と>>237彼女は机に1枚の地図を広げた。
私もそれを見ると、緩めていた気を再び引き締める。]
アマ地方…ですか。
なるほど、これは役に立ちそうだ。
[隣国の城の地図と聞けば、ついじっくりと確認してしまう。
修正が入っていることには気がつかなかった。いかに隣国と言えども、城内の地図となると易々と手に入るものではない。]
わかりました。私の方で預かりましょうか。
まあ、暫くはそれどころではないでしょうが…今の内から考えておいて不足はないですからね。
その時は協力することになると思いますのでよろしくお願いします、フォールデンさん。
[アイリ・フォールデンの横に座る彼女の思う事など知る由もない。しかし、彼女が王の間の騒ぎの発端>>32だったように記憶している。まだ静かだった時、彼女の声をきっかけに文書の真偽が問われることになったはず…
私と北の指揮官との会話の途中、少し表情が変わった気がしたので、こう声をかけてみる。]
…何かありましたら聞きますよ?
[何かありそうな気がしたからこそ掛けた声だが、彼女が外部の人間などとは全く思っていないようだ。*]
…ありがとうございます。
この任に就いてからというもの、私なりに最善を尽くしているつもりですので。
そういったお言葉は素直に嬉しいです。
[思わぬ言葉を受けてしまった>>274。以前は「若いくせに偉そうにしやがって」やら、「何か裏で取引でもしたに違いない」やら、立場を認めてもらうことが殆ど無かったので好意的な言葉にはなかなか耐性がなかった。]
なるほど、指揮官に認められるとは中々優秀なようだ。
将来が楽しみですね。
[白狼騎士団の厳しさは噂に聞いている。そこの指揮官に認められることは本当に難しいことだろう。]
[…本来なら私が聞くべきでないことだろうが。
念のため聞いておこうか。何が得られるものがあれば報告もできる。]
…つかぬ事をお聞きしますが、ブライアンさん。
玉座の間にて…先程のことですね。
文書が偽装かもしれない…と仰ったのは何か理由があってのことでしょうか?理由があるのならば捜査にあたって役立つかもしれませんので、一応お聞きしておこうかと。
[単純な疑問ではあったが、普通は聞かない話。
当人がいるのだから聞いておこうと思っただけであった。
さて、どのように返答が返ってきただろうか。*]
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