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― 病室 ―
[少し頭を抱えたい気分。
そりゃ、小さい時には戦隊もののごっこ遊びをしたことはあるが。
まさかこの年になってこんな事をしようとは。
そもそもイェンスって名前はどこから沸いてきた?と自分で自分にツッコミたい。]
ええ、っと……。
『あー、何を考え込んでるかしらんが。
とりあえず今は試練をこなすことだけ考えろ。』
……。
[返事の代わりに、ため息一つ。]
『今のとこここは安全らしいが……。
ま、試練が本格化する前に色々確認しておこうか?
この世界がどうなってるか、そして、他にどんな魔女見習いがいるかを、な。』
[促されるまま、少年は鴉とともに外へと。]
→ 病院の外へ ―
― 公共施設エリア ―
波羅下村そのまんま、っぽいね。
土地勘のある場所ってのは、楽かも?
[きょろきょろり、目に映るのは見慣れた建物。
けども、決定的に違うのは、舞い落ちる薔薇の花びらと、ごてりとした空。]
『ところでだ。
第一の試練、ってのがわかったぞ。
……アヴェって上級ディアボロスを倒せ、ってさ。』
[鴉に表情があるならば、顔をしかめていたところ。
実践経験もないままで、いきなり上級ディアボロスと遭遇するのは避けたい。
とは言え、このあたりにもディアボロスの影は見えない。]
ふーん、で、そいつはどこに?
『もうしばらく、待てってさ。』
[そして、しばらく後。
唐突に変化する世界。
蒸し暑さにじわり、汗が滲む。]
えっ……何が……?
『あー、ちょっと場が変わっただけ。
とは言え、火、か……。いきなり厄介な……。』
[かいつまんで話される、属性の相性。
鴉曰く、金属性である少年にとっては、不利な状況だと。]
『幸いなことに、最初の試練の相手は無属性のヤツだがな。
今後いつ火属性の相手と戦うことになるかわからねぇ。
……そういう時は逃げの一手、って事だ。
忘れんなよ?』
[素直にうなづく少年に、鴉は満足そうに首を縦に振る。]
『そんじゃま、呼び出しもあったし商店街とやらを目指そうか。』
呼び出し?
『行かなきゃ失格だとさ。』
[なんで場所の指定があるのだろう?
首を傾げつも、やはり素直に少年はそちらへと向かっていく。]
→ 商店街 ―
― 商店街エリア ―
[病院前、北通りを抜け、商店街の南通りへ。
額に伝う汗を左手で拭って、きょろりと見回した。]
この辺は平和、っぽい?
商店街に来い、ってことは、例の……アヴェ、ってのもこのあたりにいる、ってことだよね?
『勿論な。
って訳でここらを探索するか。』
[二人が向かうのは、15(25x1) ]
― 商店街 ―
[南通りを北上し、手近な場所をと、左に折れてすぐの店、緊張の面持ちで扉を開ける。
ここもぱっと見は普段とさして変わらなさそうに見えた。]
外れ、かな?
[なんの気配もない。
少年は表情をやや緩めるのを見て、鴉は茶化す。]
『なんだ、安心したのか?』
……仕方ないじゃん。
僕、殴り合いとかそういうのしたことないしさ。
[僅かに頬を膨らませつつ、中に立ち入ろうとした時に、誰かの足音>>255。
振り返る。
ふりひらのワンピースを身にまとった少女の姿。
それが、先に現実世界で出会った糸瀬だとは、少年は気づけない。]
……?
[何か問おうとしたのだろうか?少女の言葉は、土人形の出現によって途切れた。]
うぁっ!?
[一瞬目を見開くも、あれがディアボロスだと直感し、少年は巨大なメスの柄を両手で握り締めて突進する。
その勢いのまま、土人形の腹の部分に突き立てた。]
[そのまま、ぐと下へ切り裂くように力込めれば、土人形は崩れ落ち、からんと乾いた音と共にジェムが地面に転げ落ちる。]
『少年っ、今度は左っ!』
[鴉が叫ぶ。その直後、左肩に衝撃。魔物の拳がぶつかった。]
痛っ……
何するんですかっ!
[下から上へ、逆袈裟に切り上げるも、既で避けられた。]
あーもうっ!
おとなしくしてないと失敗するじゃないですかっ!
[返す刃で首元を裂いた。今度は避けられることはなく。
やはり先と同じ様に崩れ落ちる。
次はと視線を周囲に向ければ、呼ばれた名。]
……糸瀬先輩っ!?
[見た目は違う、けども。
たしかに、先ほど話していた糸瀬の声で。
しかし、ゆっくり驚いている間などなく。
また別の土人形。
何度か切りつけるべく向き合っておれば、今度はまた別の誰かの声>>260]
『少年っ、魔法をっ!!!』
[鴉の声に応えるように、少年はメスの刃先を紙飛行機に向けて。
奥底から湧き上がって来た魔法のその名を叫ぶ。]
[音もなく。
刃先から伸びる深緑のレーザーは紙飛行機を貫いた。
しかし、今は火属性。一撃で倒すだけの威力はなく。
それでも、翼を射抜かれた紙飛行機は、よろよろと墜落していく。]
僕が飛んでるのを引き受けますっ!
[言って、落ちた紙飛行機を柄で躙ってから、再び刃先を紙飛行機へと*向けた。*]
/*
うーむ、役職がさっぱりである。
村俺
共シグルド
囁静寂
賢ローズマリー
聖シェイ?
白カスパル?
首コンラート?
狙ローレル?
呪ジークムント?
霊
神
残りユーリエ・アリーセが霊・狂信ってのはなんかしっくりこんのよなぁ。
って訳でどっか間違えてるわ。
てかローズマリーは狂神官の可能性もあるか?
そして俺もどっかで役職ちらりしとかんとな。
よしっ!
[哀れ、紙飛行機は旋回しながら落ちていく。
あと1機。
そちらへ刃先を向けようとして、叫び声>>305。
崩れ落ちる少女の姿。
そして、その向こう、もうひとり誰かが見えた。>>307]
どっちでもいいっ、彼女の事頼みま……っ!?
[言い終えるより前。
微かに風切る音とともにこちらに向かってくる気配。 残りの1機かと思いながら避けようとするも。
翼が、頬をかすめていく。
残されるのは赤い一筋。]
いった……。
[くるり、旋回し、再び上空へ戻る紙飛行機を睨みつけ。]
ちょこまかするんじゃないっ!
レーザー照射《レーザー・ラディエーション》!
[紙飛行機へまっすぐ向けられた刃先は、深緑のレーザーを放ち、その翼に穴を開けた。
くるくるくる、落ちた紙飛行機に歩み寄り、メスで切り裂けば。
突然襲い来る脱力感。
がくり、膝を付いた。]
……は。
[呼吸が荒い。心拍数が上がってる。
自身を観察しながら、目線は向こうへ。
土人形が崩れ。>>327
次いで、いつの間にか流れてた音楽が止めば、そのすぐ後になにやら人の形をした存在が、崩れて地面を濡らしていた。
更に。先に遠目に見えた男性と、糸瀬……シェイの姿。]
終わり、だよね?
[もし、新手が来たとしても、すぐに戦えそうにないなと自己判断しながら、そのまま座り込んだ。]
『ほいほい、お見事だったが。
バテバテだなぁ。
ま、慣れてないから無駄に魔力消費したんだろ。
ほら、そこの転がってるジェム、それを拾って自分のジェムにあてとけ。
そうすりゃ、魔力も回復するし、そのほっぺたの怪我も治るさ。』
[言われるまま、ジェムへ手を伸ばし、右肩へと。
少し呼吸が*楽になった。*]
あ……。
[転がってるジェムをあと二つ手に取り肩に押し当て。
座り込んだまま、シェイと、鬼の面の男性をそれぞれを見上げる。]
『ありがたく貰ってとけ。
もうちょい回復しとかなきゃ、またすぐガス欠起こすぞ。
どうもここにいる3人、空飛ぶ敵への有効手持ってないみてぇだし。
さっきみたいなのが出てきたら、君が魔法でどうにかしなきゃならないんだしな。』
……ありがとうございます。せんp……
シェイ、さん。
[変身したら別の名前を名乗るのが魔女の流儀なのだろうか?
などと見当違いな事を思いながら、名前を言い直した。]
お兄さんも、ありがとうございます。
[ともあれ、完全回復とまでいかずとも、8割程は魔力も戻ったか。]
ひめ、い?
[生憎、戦闘に手一杯でそこまで気付けなかった少年は、同じ年くらいに見える人の良さそうなバイオリンの少年の言葉>>345に首を傾げる。]
あー……例の、かな。
なら、行くしかないよね。
[今戦ったディアボロスよりもきっと手ごわいのだろうな、そう思いながらも、試練を超えなければ魔女にはなれないのだから。
他の選択肢はない。]
あ、僕はイェンスです。
よろしくお願いします。
[バイオリンの少年が名乗れば、少年も続けて名乗り、ぺこん、と一つ*お辞儀した。*]
先生?
[誰だろう?と不思議そうな顔をシェイ>>348へと向ける。]
いえ、その……そんな顔しないでください。
今回はたまたまですって。
その……僕だっていつ、危ない目に合うかわかんないですし。
その時こそは、お願いします。頼りにさせてくださいね?
[困ったような笑みを向けた。]
[コンラートの視線の先>>356、遠目にまた別の誰か>>340。
ちらと見たがこちらにくる様子はなさそうだ。
じゃぁ、と八百屋へ足を向けようとするより早く。
今度ははっきり聞こえる悲鳴>>361。
飛び出したシェイ>>365]
先輩っ、待ってくださいっ!
[ついうっかり先輩と呼んでしまいながらも、コンラートに続いて、少年も追いかける。]
う、うわぁ……。
[おぞましい。それが第一印象のそれは。
薔薇の蔦を、どこかで見覚えのある男性へと伸ばし、足を絡め取っていた。]
『あー、こいつ、火属性だったっけか。面倒だなぁ。
魔法よりも、殴った方がまだいいぞ。』
……。
[つい首を横に振る。
ノンケとか食うとか、よくわからないけど、気色悪い言葉使ってるアレの近くなんかに寄りたくない本音が思わず出てしまった。]
[とは言え野放しにしたら余計に危ないのも確かだし、そもそもこれを倒すのが試練である。
捕まえられていた男性がなんとか蔦から逃れられて。
シェイがナス山に突っ込んでしまった。
どこかからもうひとり。助太刀するという男性が超音波を放つ。
それに合わせる様に、少年もメスを中段に構え、まっすぐ突いた。]
[2(2x1) 1.胸元を掠めた 2.避けられた]
「それじゃあとことんよろこばせてやってやるからな」
[にたり、アヴェが笑って、少年へと蔦をしゅると勢いよく伸ばす。]
げっ……!
[少年の細い腰に巻きつきかけた瞬間、トンファーを持った男性がアヴェを吹き飛ばすのが見えた。]
[僅かに安堵の息を吐きつつも。
次いで悪寒が背を走る。
きっとアレに捕まってしまうと、色々大事なモノを失ってしまいそうだ、と。]
囮って……………………。
[男性の言葉に>>413思わず思考停止してる間に、アヴェの前に進む男性。
うたわれる歌は魔法を紡ぐものか。
アヴェは気持ちよさそうにしてる。
また知らない女性>>42が、拳を突き出していく。
少年も柄をしっかり握り締め、幾度も幾度も、刃を振るう。]
相沢、せんせ?
[シェイの声に耳が思わずぴくと反応すれば。
同時、赤い髪の男性と何か黒いのがアヴェを挟むように攻撃を仕掛けていた。
恐らくこれが相沢先生だろうか?
そう思いつつも、今はそれどころではない。
アヴェは囮の男性に嬉々として襲いかかろうと。
少年は中段にメスを構えて、カウンターを合わせるべく、刃先を脇腹めがけて突き出した。]
[何人もが繰り出す攻撃を避け、少年の攻撃も避けられた。
後ろに飛び退りつつ、早く倒れてくれないと、正直心が折れそうな状態。
黒い何かが一撃を決めていた>>445
囮の人の声に合わせて、アヴェが振り向く。>>449
シェイの包丁がアヴェの腕にささり、そこから白が僅かに広がる>>448。
水人形の拳がアヴェの背中に襲いかかるも空ぶった。>>450
攻撃手段が他にない事を歯がゆく感じながら、それでも今の自分にできることを、と。
アヴェの背が見えた瞬間。
野菜を置いている台を足場に高く飛び上がり、上から下にへとメスを振るった。
2(2x1) 1.背を深く切りつけた 2.左肩を掠めるのみ]
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