情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
14人目、【2】外務長官 フィオン が参加しました。
【2】外務長官 フィオンは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[外交というのは、言うなれば国単位の駆け引きと言えるだろう。
場合によっては存亡を分けることともなるだろう。
その重要な駆け引きを司る任を、私などが預かっていいものだろうか。任命された直後はこんなことも考えていた。
今はもう、そのようなことは考えなくなった。なぜなら私のするべき事はただ一つだからだ。
ー国のため、王のために。]
/*
箱を、使いたいです…
今日突然用事が入ったせいで入るのが遅れて大変なことになってる…さて、ここからどうするかだな
ー街中・広場ー
[ここのところ、隣国との交渉やら会談でまともに国内にいる日はなかった。
国王が代わるというのだから、仕方ないことだろう。こちらとしても万全の体制でその日を迎えねばならないのだから。
一通り執務が落ち着いた時、私はよくこの広場に来るのだ。この広場の人々の活気を感じることができ、時には詩人や奏者といった表現者達の小さな公演を観ることができるこの空間が好きなのだ。
端のベンチに腰を掛け、詩人の歌に耳を傾ける。
誰かが声を掛けてきたならば、何か反応を返しただろう。]
…ああ、アレクシス参謀ですか。こんにちは。
[声を掛けてきた男>>183、アレクシス・レグザ。
彼はいつからか、私のことを嫌っているようだった。当然なぜ嫌われたのかなど知る由もないし、私の方からわざわざ嫌う必要もない。]
…そうですね、私もそろそろ執務に戻らねばいけませんかね。後継の発表というだけでも騒ぎになるでしょう、相応の準備はしなければ。
ところで…貴方の方は今日の勤務は?
[何気なく尋ねてみる。彼が非番だと思っての質問、悪意はなかった。]
確かに…そうですね。喜ばしいことです。
[>>213周囲の警戒ばかりで、そういった事が頭から抜けていたことに気づく。
時に、彼のように楽観的な思考を持つ者を羨ましく思う。昔から失敗した時のことを真っ先に考える癖があることが自分でも嫌になる時があるのだ。]
[しかし、休みがないのであればなぜ彼はここにいるのだろうか。
そこからは深く考えないことにしておいた。まあだいたい想像は付きますが。]
…はい、私もそろそろ戻りますのでお気遣いなく。
[そう言い、ほどなくして王宮に戻ったのだった。]
[執務室へと向かう道の途中、若くしてその高い地位を得た彼に出会う。>>264]
おや、シュナウザーさん。久方ぶりですね。
[頭を下げる彼に、執務の際とは異なった口調で話しかけた。
監査局の長である彼とは執務上でも、また執務外でも稀に話す機会がある。受け持つ任務の関係では協力を仰ぐこともあり、私が信頼を置く数少ない内の1人だ。
立場ではまだ私が上だが、いつか彼もより上へと上がってくることは想像に容易い。]
確かに、王位継承が近いこともあってか幾つか怪しい動きが見られる国も存在します。そちらには注意を払った上で然るべき対応を行う方針です。
ただ…それだけの話ですね。まだ我が国が狙われている確証は得られませんし、噂の域を出ないでしょう。
[…と、彼に伝えるのだが。
周辺諸国の動きの中に、軍備を整えるような動きが見られる国があったのは事実だった。
この時期にこちらから牽制するのも得策ではない、かといって一方的に侵略を許すわけにもいかない。然るべき対応、とはそのことだった。いつか軍部との連携も必要かもしれないな…と考え、かの参謀のことが頭を過る。]
ー回想・外務長官執務室ー
[この立場になってからというもの、国王陛下に謁見する機会は必然と増えた。また、私の意見を聞かれることもある。陛下が仰るには、私の方が対外的なことには強いだろうということだ。]
…陛下は、どちらを。
[後継者がどちらになるのか。国内でもそのことは話題になっていた。
自身では第二王子…ウェルシュ殿下の方が望ましいのではないかと思ってしまう。身分にも関わらず、だ。
第一王子のことを悪く言うつもりもない。第二王子を贔屓するわけでもない。ただ、国の上に立つ者こそ、武ではなく文に秀でているべきだという考えがあったのだ。]
まあ、私が考えてどうにかなることでもないか。
私の出来ることをすればいい。
[そう言う彼の机には、幾つかの書簡が。
隣国との協定書の数々だった。]
[>>284 国中で話題の2人の王子についての話を振られることは当然だっただろうか。国の組織を監査する立場の彼の意見は聞いてみたかったので丁度いい機会だった。
ただ、私が返す言葉はどこでも同じ。]
うーん…申し訳ないですが、私の立場ではまだどちらとも予想出来ませんね。フェリクス殿下には前線に出るほどの武と体、そして言うなれば彼自身の威風といった所。またウェルシュ殿下には秀でた文と知、そして政治に寄せる関心と彼の持つ気品。どちらも王たる器は持っているでしょう。
[こんなことを言うが、内心はフェリクス殿下が選ばれるだろうと思っている。だが、彼がどう考えているか。そして私の心ではウェルシュ殿下が指名される事を望んでいる手前、あまり口にしたい事ではなかった。
それを口にした時、何故だか運命が定まる気がしたから。]
[そして、私の返答に続いた彼の言葉>>285を聞き、彼の考えが私と一致する事を知った。]
…ええ、確かにフェリクス殿下が指名された場合、軍部へと権力が傾く可能性も否定できません。
ただ、それはまだ憶測の話…実際の所はどうなるか、まだわかりません。
[更に続いた彼の言葉。それを聞き、私は一言返す。]
…貴方の言わんとする事は、私も理解できます。
…ここら辺でこの話題は一度切り上げましょうか。
また近いうちに話しましょう。それではまた。
[笑顔でそう彼に言うと、その場を立ち去る。
今日は仕事が少ないとはいえ、長期に渡った諸国への訪問の報告を陛下にしなければならないのだった。*]
[去り際に一言、周りに人がいたとしても彼にしか聞こえない声量でこう言う。]
…私も貴方と考えは同じだ。
[何か言葉が返ってきたなら、それを聞き届けた後に執務室へと向かっただろう。]
[彼の去り際、すれ違う一瞬。
小さくもはっきりとした声が聞こえたならば。]
どうか陛下に、我らの考えを献言下さるよう。
[同じように、互いにしか聞こえないくらいの声量で、このような一言を伝えたのだった。]
/*
失礼します…今から絡みに行っても大丈夫ですか?
更新時間的にプロで終わらせるのは厳しいかも…と思い、秘話を送らせていただく次第です。
/* 大丈夫ですよ。
執務室にきていただくか、アレクシス→執務室の間に声をかけていただければと思います。
ー玉座の間ー
…はい、此度の訪問につきましての報告は以上でございます。現状では脅威となり得る事象はないかと。
[国王陛下への報告をすること。これだけは何度目であろうとも慣れないものだ。いや、慣れはするのだが恐れ多いと言うべきなのだろうか。]
…陛下、王位継承についての奏上をさせて頂いてもよろしいでしょうか。
[陛下に奏上はしやすい立場だったが、このように自分から何かを申し上げることは初めてだった。
外部ではあのように曖昧な態度を取りながら、陛下には自分の意見を通そうとするなど傲慢だ、と言われるだろうか。
そんな考えは巡らず、ただ私の感じる軍部の増長に対する危機感、そして使命感のためだけに口を動かしていた。]
ー尚書長官執務室ー
[ドアをノックすると、長官…ではなく、補佐である彼の声が返ってきた。]
長官は…いないみたいだな。
やあ、リヒャルト。久しぶりだね。
[執務室にいた彼>>406に、普段は使わない口調で声を掛ける。彼とは歳も近く、また仕事の関係上頻繁に顔を合わせることもある。話す機会も必然的に多く、仲は良かった。]
長官に話があったんだが…後から伝えてもらうこと、できるかい?
[せっかく彼と会ったのだから、少し世間話でもして行こうか、などと考えつつ。]
ー回想・10年前ー
[ー5年程前のことだっただろうか。
遠い国の1つが、我が国の隣国に落とされた。
あの国はさほど好戦的な国家ではなく、また戦争を仕掛けられるような理由もあまりなかったはずなのだ。しかし戦争をした。そして敗れ、国家は消えた。一方的な物だったという。
周囲の者は、関係がないと言いながら、すぐにその出来事は忘れ去った。
しかし私は、あの国のことを一度たりとも忘れたことはない。一方的な侵略を受け、無慈悲にも消え去ったあの国を。]
ー現在・執務室ー
…あんなことは、繰り返させるべきじゃないんだ。
[言い聞かせるように、呟く。*]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新