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14人目、騎士団 隊長 フィオン が参加しました。
騎士団 隊長 フィオンは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
―朝・シュビト郊外―
[陽光を受けて白銀の光を放つ甲冑に、木賊色の外套を身に着けた集団が動き回っている。
風を受けて王国騎士団の紋章の入った旗がはためき、従卒に毛並を整えられている馬は尻尾を揺らした。
馬が防具として着けているのは面甲のみで、それも騎士達の甲冑と同じ白銀に光っている。
騎士団の分隊は郊外のシュビトを見下ろす小高い丘に仮の天幕を張った。
少し離れた場所には地方の軍の軍営が見えたか。]
――皆、よく聞け。
[全身を甲冑に包んだ隊長は騎士達を集める。
男にしては高いその声は揺らぐ事なく朗々と響く。]
くれぐれも警戒は怠るなよ。
彼らが口先だけの坊や集団であるという保証はない。
国を乱す輩は須らく鎮圧すべし。
何か事を起こそうとする動きがあれば決して迷うな。
[騎士達の応じる太い声が上がる。
それが収まった頃合いに放った解散の号令で、騎士達はまた持ち場に散らばっていく。
兜から覗くは朽葉色の髪と枯色の瞳。
女の名はフィオレンザ・ヴァイサネン。
その双眸はシュビトを――ベルサリス学館を睨む。]
[当初、女が騎士団長に命じられていたのは風花祭の警備だった。
シュビトにて開国を支持する者達の動きあり、との報を受けて鎮圧部隊を派遣する事が決定し、女には隊を率いて現地に赴くよう指示が下った。
風花祭の警備には他の者が当たるという。
ならば、振り返る必要はない。
女はすぐさま部下達に支度をさせ、整い次第王都を出立した。
馬も重装備の騎士を乗せるのに慣れているとはいえ、王都からは人間の足で5日以上かかる距離。
出来る限りの最短距離を取って、シュビトの付近に到着したのは前日の夕暮れだった。]
[王都、及び神殿周辺の警備。
まつろわぬ民の動向や各地の状況を把握・或いは調停する為の巡視。
騎士団は結成された時から長きに渡り、そういった任務を担ってきた。
ナミュール国に横たわった千年の安寧は騎士団の風紀を僅かに緩ませたが、
近年は農地拡大の為の森林伐採で先住民達との折り合いも悪い方向へと進んでいる。
各地の巡視に回る頻度は確実に増え、団の中にも緊張した空気が漂っていた。
先日外つ国から来たという使者もまた、新たにナミュール国を脅かす存在の一つ。
そうして今、視界に収める商業都市シュビト。
現行の政策に不満を持つ若き青年達が其処に集結している。
今回の任をどのように収めるかも、今後のこの国の行く末にとって重要なものとなるだろう。]
――全く、
[女はそう独り言ち、唇を噛みしめる。
よりによって開国を迫る外つ国の使者のいる、この時に。
否、或いはこの時であるからか。
頭を過るのはかつて在籍した学び舎の、]
…首謀者は、あの男。
恐らく、変わっていないのだろうな。
[クロード・ジェフロイ。
自分より少し年下の、ベルサリス学館館長の息子。
>>4講義が終わっても教室に残り、感想や議論を交わす姿は今でも思い出せる。
国の未来について語る若き学生。――不穏分子、というよりはそう捉えていた。
女は積極的にそれに加わる事はなかった。
時折手を止めて耳を傾けている事はあったが。
尊敬する上司でもあった夫を病で亡くして一年。
実家に帰って嘆き悲しむだけの己を叱咤し、国を守る為にこの身を捧げる事を誓い、見識を深める為に門戸を叩いた。
今まで騎士団と王都しか知らなかった女にとって、学館で知った外つ国の文化水準の高さは驚かされるもので、
在学期間を終えて騎士団に戻ればすぐに国を守る為の防備を固めねばと思った。
勿論あの時には、結界を越えて使者がやって来るなどとは想像もしていなかったけれど。]
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遅くなって本当にすみません。
設定の事ですごく迷ってしまいまして…。
中世なので騎士団でいいかな、と思ってwikiに書き込んだのですが西洋史は詳しくなくてですね。
軍だとまた別の集団になりますよね。
各地の騎士団が集まる→それを編成で王国の軍隊?
…中世の軍隊事情の資料が集まり切りませんで(´・ω・`;)
結局、我が道行く奴ですみません。
皆、どんな装備で戦うんだろう。
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