情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
14人目、団長代理 ソマリ が参加しました。
団長代理 ソマリは、天魔 を希望しました(他の人には見えません)。
― ペンホールズ騎士団本部 ―
心配をかけたね、カシム
[門番をやっていた騎士見習いが、無事に姿を見せた金髪の男の姿に、思わず涙ぐんだ]
私は無事だよ。
伝承の呪いとやらもあくまで誇張されていたものだったみたいでね。
[最前線より戻ってきた団員の名を一人一人呼ぶ。
謝罪は重ねず、背筋を伸ばし。全ての歓迎とそして叱咤をただただ、受け止めてゆく]
[こうして出会った中に、シェットランドの姿を見つける。
その眼差しは、柔らかなのだが確かな決意を宿らせていた]
シンクレア卿。
――アレから話は聞いている。心配をかけたようだね。
どうも悪運などの類はアレが全部星ごと持っていったと思っていたが――私もまだまだ捨てたものではないらしい。
[礼と、挨拶代わりの一言と。
すれ違った時、やはり、夢見草の香水と、少し足された液体が薫る]
[リエヴルにあったときは、礼と、そして侘びが]
リンドブルム卿。
貴方と、貴方の部下が作った時間だ。
言葉にできないが……感謝する。
[って、「言え」って。
一瞬瞬きに見える、悪戯っこの輝き]
流石に反省する。身にしみる敗戦だが――もう繰り返さない。
終わった後に、好きにしてくれ。
[崩壊する戦線を立て直すために自ら前に飛び出し、号令をかけた結末ではあったのだが。
終わった後――と、断りをいれているのは、終わるまでは戦の借りは戦で返す気の表れであった]
― 円卓会議・翌日 ―
[参列者全員への挨拶を先に済ませる。ローゼンハイムが、息子を連れてきたことが、ある意味昨日引き伸ばした議題の回答である。
その時、ガートルードへの挨拶では殊勝にしていたが、実のところじっと彼女の眸を見つめる目は少し笑った。
まぁこういうコトです、というやつである]
先の戦いで半島の南半分を失ったのは、指揮官として言い訳のできぬ失態です。
本来ならば、私が殿を務め最後まで守護職を全うすべきでしたが――辛くも生き残ってしまいました。
――2度は同じ失態は繰り返しません。
是非、私に再戦の機会を。
[頭を垂れて、騎士団の歴史に希う。
殊勝に見えて、――その脳裏にあったのは。
ようやっと名を聞くことができた、あの男のことであった]
― ペンホールズ・出撃 ―
[魔軍の侵攻が思った以上に疾い。
前方で支えていた軍と入れ替わる形で、ペンホールズ・カレン中流の全軍がカレン東の平原に集うこととなった。
ファミルに融通してもらった物資は、海路よりカレン入りする騎士らにふりわけられることとなり。
民兵の編成は、ペンホールズに残る副団長にゆだねられる形となった]
[整列した騎士団の前に立つ、ローゼンハイム・クロイス騎士団長。
今もその眼光は衰えを知らなかったが。鎧を着て立たずむだけで、どれだけの命が消耗されているのか――哀れむことすら許さなかった。
そして、今まで誰にも見せることのなかった、華美だが古めかしい装飾がされた長剣を携えていた。幾重の金の輪が絡まりあい、魔力を封じる黒い石が嵌められている]
「クレイグモア騎士団の精鋭たちよ。
この戦いは、ティレル、アニーズを人の手に取り戻す戦いだけではない。
人類の家畜化を阻止する為の戦いである」
[封じられた長剣が、騎士団長の手から、隣に立つソマリアードの手へと。
その剣を、ソマリアードはよく見えるように、天を貫くよう持ち上げた]
我らクレイグモア騎士団は!
人類守護の最強の盾であり、異界の者らへの最強の矛とならん!
たとえ命果てるとて、人の世の未来を繋ぐ礎たれ!
友よ! 古の王と――"鍵"のご加護あれ!
[そう。
この天に掲げられた古めかしい長剣こそが――代々クロイス家に伝わる"鍵"であった]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新