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― 花の咲く草原 ―
ん…。
[気持ちよく幸せで、面倒ごとがするっと抜け落ち、ついうとうとしてしまっていた。>>+73フレデリカの声に起こされまどろみの中から目覚めて、半身を起こすと何か落ちる音がした。]
…何だ?
[音のした方を見ても何も見えない。
と、思ったがよく見ると、花の中に束ねられた花の輪があった。
>>121半分寝ぼけたような顔で視線巡らせると、撮影装置を持ったウェルシュの姿が。]
…………てめ、まさか
撮ったのか!?
消せ!今すぐ葬り去れ!!
[>>122思い至ると眉間に皺よせたまま奪おうとするも、ウェルシュの方がさらりとかわす。ウェルシュの主張はその通りすぎて反論できない。カサンドラが教えなかったのはわざとなきがしてきた。]
後で覚えてろよ…。
フレデリカもだ、この。
これはお前の仕業だろう。
[一緒になって笑っている後輩の頭もつっつく。
花輪はフレデリカの頭に乗せ返しておいた。]
[それでもラヴィを見れば、心中はすぐに穏やかになる。
つれてきた甲斐があったと思えるほどに、のんびりとした様子には微笑ましく眼に映った。頭にささった花がなんとも愛らしい。]
ラヴィ可愛くしてもらってるな。
[もふもふ。そういや雌だったっけか雄だったっけか。]
……。
そろそろ行くか。
あ、ラヴィはバザールに移動するまで隠しとけよ。
[とはウェルシュに。
場所はと問われれば、服の中にでもと言う有様だった。]
向こうについたら籠買うからそれまでの辛抱だ。
[他に見つかって予算オーバーは避けたいらしい。]
― 休暇中のある日:中庭 ―
[>>*93卒業を見込めばあと数日となると、
もふり納めに来るのは仕方ない。
ここのところ毎日1回はラヴィに会っていた。]
おう。ソマリか。
………何のことだ よ。
[ひらともふっていた手を振って、向けた笑みがおもいっきり逸れた。
心当たりがありまくりである。]
ん?
[>>*94が、相談と言われて、軽く瞬いた。]
珍しいな。
西寮の奴が俺に相談なんて。
[同学年でもない限り、なかなかない話である。]
俺にわざわざとなると、東寮に関係ある事か?
[座学実技をこっちに相談する可能性は低いと見て。
漠然と大まかに、思い当たる所を口にしてみた。]v
― 花の咲く草原 ―
[>>210おかげさまで髪に残った花びらには気づかない。
長さもあってか、しっかり絡み付いてしまっていた。
フレデリカの様子に怪訝な顔くらいはしただろうが、けっきょくこのまま。]
おまえ…。
[何時もの笑顔に、ダブるものがあって眉根をよせた。
このタイプはおそらく苦手な性質のものである。]
ああ、そんな息苦しくしなくっていい。
一応お忍びだからな、ラヴィの。
[>>211了承を取り付ければ、また任せて
来たときと同じようにフレデリカを連れ様とした。
なおヴィンセント、ベリアンの事は
寝ている最中の事だったのだろう、気づいてはいない。
特にヴィンセントにはいい笑いものである。
さてラヴィは見つかったか。
遠目のベリアンはさておき、ヴィンセントから見つかっていればフレデリカが口止めしてくれた…かもしれない。あるいは見てみぬふりか。
どのみちフレデリカが同室者へのお土産加算するのだろうから
若干上乗せされる事にはなるのだろうが。]
/*
これ遭遇どうしようか…。
まだ見えてないんだよな…。
うん何か遭遇したい雰囲気見えなくはないが
デートの邪魔したくないよ!
― 花の咲く草原 ―
[丁度、立ち去ろうかと準備をし終える直前か。
人の気配に気づくと、とりあえずラヴィを隠させた。]
ん、あいつは…?
[眼を凝らすと、遠目に白。その近くに人影二つ。
最初、それがトールだと気づかなかったのは、
同級の連れている馬が、何時もと違っていたからだった。
ちなみにこっちが乗ってきた馬は、何時もどおりである。
力強い黒毛の馬。シュタイフェ・ブリーゼと言った。
やたらとプライドが高く、実技で失敗でもしようものなら翌日は臍を曲げて乗せる事のないという雄馬で、こうして遠乗りにつれていくまでに慣れるには、ずいぶん時間がかかったものだった。]
[馬の事はさておいて。
微妙な人物に出くわすと、当然微妙な顔をしたが…。
ふと思い出したようにトールの方へと近づいていった。
合図するように手を振ったから、向こうも気づいただろうか。]
お前らは待ってていいぞ。
[と、フレデリカとウェルシュにはいったが、強くは止めない。]
― 花の咲く草原 ―
おう、トール。デートか?
[>>245ライバルの姿をようやく見つけると、そう口にする。
真顔で言った冗談だった。こちらは二人の間に漂う物など気づいていないのだ。
相手がみせる反応はさておいて、
ポケットから丸めた紙>>3:+18を取り出して、投げた。]
ここで広げるなよ。
[と前置きしつつ。]
そいつはこの間のキマイラ戦いで
西寮のエルンストが投げてた対キマイラ用の餌なんだが…。
試験中にこっちに飛んできたんで、邪魔になるからと丸めておいた。
終わってから返そうと思ったんだがうっかりしててな。
悪いんだが、返しといてくれ。
俺が西寮に返しに行くと面倒というか…。
どのみち呼ばれんのは、またお前になるだろうからな…。
[と、珍しく、愁傷に頼む。
それも以前、西寮にちょっとした用があって行った時、用事があったのはトールじゃなかったというのに、なぜか真っ先にトールを呼ばれた事があるからだ。
「お前じゃねぇよ」と、自分もそうだが、トールにしてみれば甚だ迷惑な事が起こったので、以後西寮には近づかないようにしていたのだった。]
そういうわけで、悪いが頼む。
あと西寮は…。
……いや、なんでもない。
とにかく、悪いが、任せたぞ。
[と、何で俺がの類の反論や反応を聞く前に、
押し付けるようにして、さっさとその場を離れようと*]
―休暇中のある日:中庭―
む…。
いや、俺は何も知らん。
[>>*108嘘は下手だが、言い張る。
実はと開き直るには、口止め料も高くついたのだ。
ささやかな意地はここでも発揮された。]
俺の立場とか考えたら、何となくはな。
[>>*109今度はこっちがしてやったりとした顔を向けて。
ラヴィに手が伸びるのでこちらは手を引くと、
ソマリが口を開くのを静かに待った。]
はははははははははは!
[>>*113
それを聞いたあと、一瞬、ぽかんとした後、
一転、五月蝿いと怒鳴られる勢いで大笑いした。
暫くひとしきり笑ったあとで]
いや…悪い、馬鹿にしたわけじゃねえよ。
馬鹿は俺だな。
なんだ、じゃあ遠慮する事なかったなぁと思ってな…。
[笑みは苦笑になる。
笑いながら、だが真っ直ぐにソマリの方を見て。]
俺はずっと、お前を来年の東の寮長にしたかったんだ。
けどなぁ、お前西寮だし、来年は8年だ。
最後の1年だけ慣れた寮から引き抜くのもとは思ってたんだが…
ばっかみてぇだ。変な見合いしちまったな。
[そう言ってまた笑う。
どこか晴れやかな、重荷が取れたような快活な笑み。]
お前から来てくれるのなら願ったりかなったりだ。
あと数日も無いが、お前がこっちに来れるよう…
寮長になれるよう、手続きしといてやる。
副寮長はお前が好きな奴を選べ。
他にも何か、リクエストがあるなら聞くぞ。
[俺ができる範疇になるが、といいながら*]
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