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[ 今のテオドールを見れば、彼らはそんなつもりで約束させたのではないと怒るだろう。
事実、この時間軸の彼らはテオドールを否定し、戦い、
その道を阻もうとしているではないか。 ]
[ テオドールは腕を伸ばし、水差しから直接水を含んだ。
震えは少しずつ収まっていった。 ]
[ 道を阻む者は、誰であろうと殺し、
必ず目的を達成すると誓った。
しかし、未だにマリーは苦手だ。
彼女を殺すと考えると、気が進まない。
ソマリアランを討ったあの時もそうだ。
最も良いのは彼女を殺しておくことと分かってはいたが、
結局はバンシーを引き連れて、彼女の「歌」に対して無力化させるに留まった。 ]
……マリーは死ぬ運命ではない。
俺がそれを変えない限り、今度も護られて、
生き残る半数に入るだろう。
[ 彼女はそれを望まないだろうし、
きっと生きている限り、魔王への抵抗を続けるだろう。
だがそれでいい。
人々の視線は魔王へ向かうべきだ。
……門ではなく。 ]
[ テオドールは汗だくになった服を着替えると、
呼び鈴を鳴らし、カレンの戦況報告をさせた。
斥候はカレン基地壊滅を言いにくそうに伝え、
だが良い報告もあると、魔王の機嫌を取ろうとして言った。
歌聖人ローズマリーが昏睡状態となった。間もなく死ぬだろうと。 ]
リッド→ベリアンの「無自覚な嫉妬あり」が可愛くてどうしよう。
オッサンは男は守備範囲外なので、女として愛してるのはリッドだけだよ。
4週目の政略結婚の相手にも、結局手を出さなかったヘタレである。
商売女遊びはたぶんしてるけど、
そこはまあ、オッサンも男なので勘弁してほしい(目逸らし
この、
「相手は自分を知らないけど自分は知っている」
という設定は、
やってるオッサンの中の人にとっても色々実験的なことばかりなのだが、
やられてる皆の方はどういう感じだろう?
こちらから返せないし、気持ち悪いだろうなあと思うんだが、どうだろうな。
存在しなくなった時間軸の過去回想は、あまり出さない方がいいだろうなあと思いつつ、
出さなかったら気になるだろうなとも思う。
難しいし面倒くさいな、これw
もうやらん。
……やるにしても2〜3周だな。
7周は多すぎたよオッサンw
― 魔王城・軍議 ―
[ 空より、自ら偵察にあたり、指揮をしたという盟主ヤコブ。
カレン南基地は、屍鬼ごと焼き払われ、駐屯部隊はちりぢりに逃げたと聞き、
テオドールは無言で腕を組んだ。
臣下達がビクビクしながら固い空気を吸っていると。 ]
……ペンホールズを攻める。
[ 決断した。 ]
カレンは最小限の部隊で足止めし、
残りの全勢力をもって、東の海岸沿いより大回りし、
ペンホールズを直接叩く。
今の人間に、魔境を越えて進軍する能力はなかろう。
モーリスの守備は最小限で構わぬ。
これより魔軍は、全力を挙げて半島から騎士団を駆逐し、
我が魔軍の旗に膝をつかぬ全ての人間を、
殺し、犯し、隷属させる。
[ 軍議を終え、各部隊長が慌ただしく出て行く。 ]
火竜ブレイズグリザーン>>4:335に、
使者を向かわせ、礼の品を届けろ。
大陸渡来品から、珍しい物を見つくろっておけ。
[ 火竜には、丁度いい所に来てくれた、と、
余計な事をしてくれた、と、
両方を思う。
しかし、これからの戦いに必要な戦力には違いない。
……気になることといえば、火竜と飛竜に乗ったヤコブが、
話していたという目撃証言がいくつかあることだが……。 ]
……いざとなれば、火竜もどこかで斬り捨てねばならぬか。
[ とんでもなく面倒な仕事になりそうだが。 ]
……盟主ヤコブはどうしている?
[ イングリッドが居なくなったことは、不便だった。
今すぐどうこうというわけではない。ただ、少しずつ砂が降り積もるような不便さだ。
彼女の情報の早さと正確さ、特に「あかいこえ」を使ったノータイムでの状況報告に、
どれだけ助けられていたかを改めて実感した。 ]
……もうすぐ4年目か。
この時点において、未だ生きていて、騎士団を率い、
鍵を使いきってもいない……。
[ ゆるく頬を歪めた。 ]
今回のヤコブは、優秀な方だな。
[ ふと、暗い冷たい南海で、
白い手が手招くのを想像する。
指輪を嵌めた女の腕だ。 ]
[ テオドールは緩く首を振った。
違う。
イングリッドがヤコブに何を期待したとしても、
それは間違いだ。
何度も信じて、そして何度も裏切られた。
もうヤコブは信じない。 ]
ウェルシュ、来い!
[ 屍蜘蛛を呼びつける。
怯えて一歩を下がる侍従を見た。 ]
門へ行け。
[ そして、
生前と違い、ぱさぱさとしたウェルシュの髪を一度撫でてから、 ]
ウェルシュ、そいつを殺せ。
[ 侍従の目が見開かれた。 ]
お前は死ぬ気でベリアンを探せ。
ベリアンならウェルシュを止められるかもしれぬな。
[ 逃げ出す侍従の背中へ、嘲弄の声を投げつけてから、
テオドールはナイトメアに跨った。 ]
[ ……ベリアンが何らかのトラブルに巻き込まれているならば、
向かわせたウェルシュを使って、どうとでもするだろう。
そうでないのならば、ウェルシュの今夜の餌の手間が省けたというだけの話だ。 ]
[ ナイトメアは、影のように走った。
ナイトメアの行く所、穢れを嫌って何もかもが道を譲る。
動物も木も岩も、光さえも。
穢れを厭わぬ、悪に落ちた人間だけがナイトメアを駆る事が出来る。
安らかな眠りを代償に得られるのは、
空を行く王者がごとき、圧倒的な早さだ。
見る間にモーリスが後方に消え、
森林を抜け、草原に入った。
半日が過ぎたが、眠気も空腹もなかった。
指先は冷たかった。
テオドールは自分が死へ向かっていることを実感した。
それでいい。最近は咳の回数も目に見えて減った。 ]
[ 目的の場所が近づいて来て、テオドールは顔に布を巻いた。
落ち窪んで暗い光を宿した、鋭い目元だけが覗いた。
黒い衣装に黒い馬。
ついそこまで遠乗りに行くような軽装だが、
鞍に付けた剣だけが使いこまれて物々しい。
疲れを知らぬナイトメアは、ぽっぽっと口元から青い炎を零し、
汚れた蹄で草原を踏みしめた。
草花がおぞましげに身を震わせた。 ]
[ 木漏れ日が明るい代わりに、
木の陰はどこまでも暗い。
ここまで来てどうしようと言うのか。
まさか、ヤコブに会うつもりなのか。
テオドールは自嘲する。
……ただ、どうしても斬る直前のイングリッドの顔が、頭から離れなかった。
テオドールは自分の為に戦っている。自分の約束のため。
しかし、イングリッドは違う。
彼女はいつもテオドールの為に戦っていた。 ]
[ だから、イングリッドに免じて、
一度だけならチャンスを与えてもいいと考えた。
ヤコブを信じる訳ではない。
何度も何度も裏切られて、何故今更信じられるというのか。
そもそも、イングリッドがヤコブに会ったかどうかも確証はないのだ。
だから、ここで出会わないならば、ヤコブはそれまでの男だったということだ。
……運がなかったのだ。 ]
時系列がふわっとしてたらいいんだが、
オッサンが出発したのは、ベリアンが門に行った後なんだよなあ。
そこから半日ならば、ヤコブ出発した後(ry
オッサンはシュテルンのことを知らない
=シュテルンのする全てのことは、オッサンの予想外である。
これが、未熟で特殊な力を持たないシュテルンが、
オッサンへの切り札になりえる理由である。
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