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― 前夜・処刑の前 食堂 ―
決まったんだ……。
まぁ、そうなるよね。
シスターの占いは狼を見つけていないし。
シモンの言うことももっともだしね。
ま、死が解放となることもある。それで幸せなら本人はいいんじゃない?
遺される相手はどうかわからないけどね?
[兄を殺されたカタリナと、妹が自殺といえる殺され方をしたディーター。
そしてこれまでも、病で亡くなった人たちの家族の悲嘆の知識はある。
ニコラスがどういった人間か、村の住人との関係性はどうなのか、青年は知らないけども。
それでも、シスター>>3:85>>3:109はおそらくなんらかの思い入れがあるのだろう。どうやら投票用紙にも彼の名前を書かなかったようだし。]
そもそもこの状況で望んで死ぬなんてさ。
人であれ、人狼であれ……利敵行為だよね。
人ならば、人狼は今日も無事だし、また夜に誰かを襲うかもしれない。100年前と同じように滅ぶかも、だ。
人狼ならば……いや、ないか。仲間のディーターの大切な妹を殺すだなんて、出来ないだろな。
[ディーターの、パメラへの愛が偽装ならば殺せただろうけども。]
ま、正直死人の僕には、この村が助かろうが滅ぼうがもう関係ないけど。
[生きてる間は殺されたくはなかったけども、死んでしまえばそれも所詮は過去でしかない。
あの貫かれた痛みですら。
そして、普通に生きていれば見れなかったであろう人狼という存在を観察できている。
知的好奇心が満たされて、ある意味幸せである。]
[さて、邪魔するほど無粋ではない。
青年は出ていくシモンについていく。]
……ん?
[処刑の間も変わらなかったシモンの表情に、よろこびが*浮かんだ気がした*。]
気のせいかな……それとも……?
[しばらく後、それぞれが一番端のニコラスの部屋から出てきた。
弔いが済んだのだろう。それぞれが散っていく。]
……あれ?
[シスターの部屋は、洗面のすぐ隣だったはずなのに通り過ぎて、青年が使っていた部屋へと。
拭われる口元、施される死化粧。
血の気のない肌だということを除けば、ただ寝ている顔にも見えた。]
今更しなくてもよかったのに……
血の臭いだってするし、遺体なんて慣れてたとしても気持ちいいものでもないだろに。
それに……血液感染の可能性だってある。
ましてやシスターは手首に傷があるのに……。
死んだ他人の事よりも、生きてる自分を大切にするべきだよ?
[それは気遣いなどではなく、ただの薬師としての振る舞いの延長線。]
[紅が溢れる。
痛いだろうによくやるな、と顔を顰めておれば、呟かれる言葉。
しばらくして、紅は赤黒く、黒く変ってく。]
へぇ……彼が、か。
なら、本当に小鹿とも話しが出来ても不思議はないか。
小鹿は狼を怖がりそうだけど……
っておい!
[ぐら、とシスターの身体が傾いで、倒れて。
反射的に手を伸ばしたけど、それはすり抜けるのみで。]
あー、ぁ。
そりゃこんなの続けてたら、ね。
[生きていれば、止血をすぐさま施せたのに。
今はそんな事すら出来やしない。
せめて早く血が止まればいい、と思いながら青年は*部屋を出ていった*。]
そういや、殺し方が違う、って話が出てたっけ?
ならゲルトとアルビンさんはオットーが、なのかな?
もしくは、二人で?
[独り言を呟きながらのど元を見ようと目を凝らす。
やはりあまり気持ちいいものではないが、最初にゲルトの遺体を見たときのように吐き気はしない。
感覚が麻痺したからか、それとも死んだからか。]
喉は多分致命傷で……ついでに食べられてたりするのかな?
そんで、左腕がないのかはなんでかな?
うん、見ておけばよかったかな。
結局まだ人狼をちゃんと見れてないし。
[鋭い爪もつ赤毛の腕、それだけ。]
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生きてたら、ニコラスの部屋に訪れて確認&鍵開けてもらえないなら扉ぶち破ってでも中に入って問いただす&殺人認めたらとりあえず縛って明日処遇を考えよう、くらいやってた。
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