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― キュベルドンの森 ―
はじまり…。
[>>135これで終わりでない事に、瞬きながらも頷いて。]
じゃあ、じぁーうずざん大変らね。
ずる事いっぱい。
[今までだってディークの周りで一番働いていただろう人は、これからもっと大変になるのかと思うと、出来る事があるなら、手伝うと言って。
>>136嬉しそうに笑う様子には、サシャも笑った。]
じぁーうずざんの、ゆめ、わぁじも?
……うえしい。
[>>137チャールズの心の内は知らないが、夢と称されると照れたように笑いながら――ふと足が止まる。]
どうじたの?
[ようやく端に着いたのに、と見上げて、チャールズの急に変わった様子を見ていたが。]
[チャールズの様子は変わらないか。その様に、じわ、じわ、と言葉の意味が頭に染み、先までの明るい表情は消えてゆく。
何度か陸に上がった魚のように口を開いては閉じて。]
ぞ、っか。
[やっと音になったのはその一言。]
…えど、じぁーうずざん、
お医者のどこ、づれでくね。
肩の傷、じゃんと見でもらっで……。
……。
っ。
[ぐっと唇を噛み締めて、残った力を振り絞るようにして、チャールズを医療の心得のあるところまで連れて行く*]
/*
ぐっ。軍議がわかめに…。
とりあえず自分とこの位置確認せねば。
マーティン不参加なのは非常に残念だなー…。
体お大事にです。
― キュベルドンの森・夜 ―
[もうチャールズの方を見てはおらず、名前を呼ばれても反応ししない。時々、唇が大丈夫とも取れる形で震えるだけで、怪我を気遣う人たちへ引き渡すと、身を翻しその場から離れた。
森を鹿のようと形容された脚走る。既に辺りは暗くなり始めていたが、森の子であるサシャの妨げにはならなかった。]
(うそだ)
[最後に”聞けた”言葉は一言だけだ。
武運を、と。
自分は何て言っただろうかと思い出す。
確か、がんばれ、だったはず。
武運を祈り返さなかったから、運はエディに味方しなかったのか、などとあり得ない事までまで考えた頃―――こけた。]
っ、ぐ
[木の根に足を取られ、走っていた速度のまま前に転がった。]
あ ぅ…
[顔をしたたかに打って痛かった。
痛かったが、それ以上に胸の方が痛い。
二重の痛みに、堪えていた涙があふれた。]
いゃ… やらぁ…
[もう会えないなんてと。
まだお礼も言ってなかった。
話したい事なんていくらでもあった。]
[6年―――長い空白を思う。
いつか来るだろう手紙を待つばかりで、自分から手紙をかかなかかった意地っ張りだった。
どうして、砦でも避けたんだろうと、後悔ばかりが襲ってくる。
いくらでも、また会う方法なんてあったのに。
それをしなかった愚か者。]
ふぐっ
うぐっ
うぐ……
[体を起こして、大きな千年樹に背中を預け膝を抱える。
唇を噛んで、無理やりにこらえた泣き声は嗚咽になり。]
う ぅぅ
ひぐっ う゛ぁ
えでぃ…
えでぃ えでぃ えり…
あああああああん…
[もう二度と会えない人を想って。
膝を抱えて、暫く一人で泣き続けた*]
― キュベルドンの森・翌日 ―
[サシャが戻って来たのは、明け方近くだった。
顔は途中川の水で冷やしてきたが、目が酷く充血していて腫れていた。迎えてくれた仲間に心配されたが首を振る。]
らいじょうぶ…。
目は、生きでる。
[真っ赤だが使いものにならない訳じゃないからと。
言う目の中に、参戦の意思は消えていない。]
あの
……えりぃ、どこ?
[言うと相手は少し驚いていた。
サシャは以前両親の死体に会うのを拒み、家の入り口に座り込んで森の同胞らを困らせた前科がある。あの時は辛うじて異変に気づいた森の大人たちに弔ってもらっていたが。
それを知る相手の大丈夫かと動く口に、少しの間のあと頷いた。
会いたくないと思う心も残っているが、それよりは、もう後悔したくなかった。]
[遺体が沢山安置されている場所の隅に、エディも居た。少しだけ離れているのは、誰かが気を利かせてくれたのかもしれないと思いながら、横たわるエディの傍らに膝を突く。]
…えりぃ。
[血の気の無い青白い顔を、じっと見つめた。
手を伸ばして、若葉色の髪を撫でると、冷たい。
もうそれだけで、枯れるほど泣いたはずの目から涙が溢れそうになるが、ぐっと堪えた。
何度も何度も、猫の背を撫でるようにゆっくり撫でつけながら。]
ごめんなざい。
あいがとう。
……大好きらった。
[今もきっと、大好きなままだ。大事な大事な友達だ。
撫でる度に伝えたかった言葉をひとつひとつ紡いで、最後に冷たい体の上に抱きつくように体を乗せて、また泣きそうになるのを我慢して、離れた。]
[静かに祈りの声を紡ぐ。
森の民の祈りは、土に還り永久に巡れという輪廻の祈り。
『いつかかならずまた会いましょう。
あるいは赤い実になって、鳥になって、風になって。
いつもいつまでも、貴方は私の傍らに。』
古い言葉にはそんな意味がある。]
(いつか私も死ぬだろうから、
その時は――――また遊んでね。)
[森の祈りは、木々の騒めきと共に昇る*]
― 軍議 ―
ん。わがった。
[>>231先行しての排除。
先行隊に配され、自慢の目を生かせと言われ、頷く。
そして二つに分かれる軍の向こうに、チャールズとマーティンとカークが行くのを心配そうに見ていた。
怪我人のチャールズは心配だし、マーティンもまた怪我をしていると見たし、ディークの恰好になるカークも勿論、危険は上がる。]
[そういえばカークとマーティンの母親である、シンシアにも会った。腫らした目を見られると抱きしめてくれた。
今は少しだけ、その好意に甘えておく。
胸の中の温かさに、おかあさんと唇がそっと動いた。]
じんじあざん、えっど、
まーでん…ざんと、がーぐ…
[と言いかけたが、シンシアは何も言わなくていい、というように首を振って言葉を遮らせ。いってらっしゃい、気を付けて、と、送り出してくれた。]
― 進軍中・修道院方面部隊 ―
[>>281遊牧民と森の民の混合である10人が、先行して修道院方面へと向かう。
>>286途中偵察だろう敵影を見かけ射たものの、全員殺せたかは解らない。草ずれの音が遠くなった、と誰かが口にしていたので逃げられたやもしれず。
一度本隊に走り、その事を伝えた。
その際、ディークの姿を見つけると近づいて]
りぃぐ。
……死なないれね。
[急いでそれだけ、ほんのちょっとだけ笑って言うと、また先を走った。]
[遅れて到着すると指示通り川岸に伏せ潜んだ。
間に合った事に安堵しながら。なるべく低く伏せる。]
(フードがあればよかったけど…)
[チャールズの為に割いた布の代わりが用意できず、赤毛が草原に目立ってしまうが、その分小柄な体躯でカバーするように隠れていた*]
/*
こうかなー。
ディークとかカークとかマーティンとかに絡みたかったけど出遅れ感がなー…。ちょっとだけになった。
/*
マーティン大丈夫かなぁ…。
今日落とさない方がよかったかなぁ、って思ったけど体調不良ならむしろ落とさないと駄目だねこれ…。
お大事にである。
/*
あとこれ…ほんと止まって…
もうちょっと早く動けるとは思ったのだけど…
コリさん大丈夫か。
墓でマーティンとやるってんなら大丈夫だろうけどうーん…。
/*
あやばい、祈りの言葉がちが……
って思ったけど、あれお母さんの神様用だな。
森とは違う感じってことでいいか((
― 進軍中の時・修道院方面部隊 ―
ん。
[>>335緑色にも見える髪を、一度眩しそうに目を細めてみながら、ねぎらいの言葉には憂いなく笑んだ。
>>356暖かくてごつごつした手に、あまり大きくない手はすっぽり入る。そしてじっと見つめられて、友と口にしたのを見て、言葉にしない音を聞いたかのように首を振った。]
らけど、りぃぐが死んだら駄目。
忘れあいで。
じゃないど、えりぃはぎっと悲じむがら。
[少し眉を下げたまま視線を合わせた後、今度こそ先を走る*]
― 修道院北側 ―
えっど、ごっちにはあんまり居ない。
だまに騎兵の小隊が来でるげど、ぞんなに多ぐない。
だだ、向こうにはもっど兵がいるみだいらけど…。
[ディークら一隊がやって来たのを見て、報告に走る。
>>203>>293サシャの位置から解るのは、ざっくりとした人の影。その内訳や数までは解らずそう告げた。]
/*
とりあえず敵布陣の把握はなんとなく解った…かな。
橋に多めの、遊撃がいくつか。
おくたんはこっちより、と。
あ、ディーク周りの兵数確認してこよ。
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