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[グラスに注がれていたであろう水を飲むために、のそ、と立ち上がって。
小うるさい、とは思わなかったが、何やら引っ掛かる彼の要求は、]
やだ。
[と棄却して。側にいろ、とまで言うつもりもないが、単に外に出してシャワーや寝室を独占するなんて、組をまとめる立場として、(誰に言われるわけでもないけど)恥ずかしい]
外で女捕まえる気でしょ。
ヤダって
[そんな。
お嬢の心、下っ端知らず。
しかしこっちの心配もお嬢には伝わっていない]
お嬢を守るって大役があンのに、オンナなんざ行くわきゃねーでしょ!
[※豪華客船に浴場系風俗店がある前提でものをしゃべっています]
じゃあお嬢は俺が汗臭くても良い──くはないッスよね
じゃああの、俺が同じ部屋の風呂使ったこと
ぜっっっっっったい誰にも言わないでくださいよ
ひみつッスよ
旅の恥はカキ捨てッスよ
大役があるのに他の部屋でシャワー行くのはおかしくない?
[バーガー屋さんの1つも見つけられなかったのに。]
[何やら小さなことを気にしていたらしいことが分かると]
もぉ、むしろなんでツェーの方がお風呂云々気にしてんの。
普通女の方でしょ。
黙っといてあげるからさっさと入ってきなさい
[女の子にするまでもないかもしれない、とか]
こういうところは、損だよなあ。
[立場が上というだけで、相手が気を遣いすぎること。
この船にいる人間の多くが体験していることだろうけど。
この辺を気にしないのが、ある意味では「主」なのかもしれないが。
座るのに椅子を引いてもらうような立場には、なれそうもない。
汲んでくれた水を、舐めた*]
うう……そうッスけど……
[そうだ、どんなに戸締りさせたってバルコニー経由で窓を割られたら侵入できる。
ここにはイヌもいないし、お嬢のそばにいるのは自分だけ]
でも気にするもん
[もん]
お嬢は自分がイイ感じだってこと自覚した方がいいッスよ
[じゃあ風呂借ります、と。結局命令に逆らう選択肢なんかないわけで*]
[つーかそもそも私の側が出ちゃいますからね。ぷん。]
な、なにそれぇ〜!
[捨てセリフとしてはかなり強烈なその発言に、まだ風呂も入ってないのに顔を染めて]
良い感じなのは自覚してるもん。
[もん。むしろ足りてない自覚はそこじゃない、気がする。]
[13(10x3)分後]
すいやせん、お先ちょうだいしやしたーーっ、ぅゔぇっくしゅ!
[スーツ姿からおきがえ。普段着(ジャージ)で出てきた]
[シャワー浴びた後、バスルームを掃除して。
今は改めてバスタブにお湯をたっぷり溜めている最中]
やー、どこもかしこもクソ豪華ッスにゃ、ふべっクシ!
なんてお風呂上がってすぐ寒そうなの?
[まさかそのまま浴槽掃除してるなんて思わないので。
素朴な疑問をぶつけつつ]
っていうかせっかくなんだからもっとゆっくりすれば良かったのに。
どうせいつも満足に湯浴みできてる訳でもないだろうに……
[言いつつ、自分の着替えを重ねて。
不用意にナイトブラを一番上に置くのは、旅行慣れしてないポイント。]
水が冷たくて……
あっ、お湯もちゃんと出るっスよ
[いつもは時間に追われたり、兄貴の背中流したりでまあ、たしかに湯船にじっくり体を沈めるのは滅多にない、けど]
らって、俺がケツつけた風呂にお嬢をいれるわけにゃ
──……
[不意に顔を背けた。みてないみてないアレなんてみえてない後で目ン玉えぐられるなんてそんな]
うぇ、そう言われると急に入りたくなくなってきた。
[ケツと言われると意識してしまう。
また、不意に顔を反らされると、なんだろうと思ってしまうのが、人間で。
察した先に、白く、あまりにも地味なそれがあったので、二重の意味で赤面しつつ]
わ、わかりやすい奴!
[急いでパタンと戸を閉じた。
こちらはきっと、長風呂を堪能するだろう]
ふぅ。
いい湯だった。
[一度ゆっくり湯に浸かれば、その前に考えていたことなどすっかり忘れてしまうのが、人間というもの。
寒気?こちらはそんなこと全く感じたこともなく。ヤクザの娘と言えど普通の人間だし]
とりあえず一回寝る?
[流石に今回は意味を取り違えないだろうその台詞を吐いて。]
あーでも、プールとか、あるんだっけ。*
……さては行ったことあるな?
[その詳しさに、ちろと瞼を半分に下げて。
別にいいけど。
しかしまさかナイトプールがエロいとは。深夜営業の銭湯みたいに同業者がいっぱいいる系のそれかと思ったのに。ひょっとして胸のこれも浮くんじゃないだろうか。
でもせっかく水着買ったのになあ。]
んー、じゃあまた明日にしよっか。
どうせ、ちょっと、眠いし……
あ、めんどくさいからまた他で寝るとか言い出さないでね。
私、一回寝たら一生起きないから。
[釘を刺しつつ。隣のベッドに目を遣った。]
でも寝言言ったらスルーしてね。
一生起きなかったら死んでるんでわ……
[しかしクギを刺されたので廊下かソファで寝るって言い出しにくくなった]
了解ッス!
お嬢の寝言の秘密は絶対誰にも言わないでカンオケまで持っていくッス!
[巨大ベッドでばいんばいん跳ねて遊んだり、どのスイッチがどの灯りを消すやつかわかんなくてパチパチ点けたり消したり。
布団に潜れば、冷水かぶった寒気にぬくぬく。ほかほか。
お嬢が寝たらソファに逃げ出そうと思ってたのにもう手遅れ。オフトゥンからの脱獄は困難なのだった]
あいつはホントに……
[しょうもないと言ってはいけない。堅気をやってないのがもったいないくらいの、目敏さというか。
まあ、遊びつつ、色々勉強すればいいのはではないだろうか、とか。自分だってどっちもまだまだだけど。]
セレブたちの体操、逆に見たいけどね。
[宗教染みてそう。
あきれた顔をしてたら本当に瞼が落ちてきた。いつの間にか、眠りにつきそう]
ぷ、ぷーる……
[まさか水着がこんなに布面積が少ないものとは。スウェットを来て誤魔化しているけど、テンションが完全に逆転している。
まあ、つまりは隠すほどのそれなので、ツェーザルの希望はある程度通ったと言うことになる]
う、浮き輪なんていらないよ。
泳げるし!
[プールを泳ぐところだと思っている辺りがプール初心者だとも思わず。
ちなみに学校指定の水着なら問題なく着れるので、本当に泳ぐことは可能だったり。]
ヒヨコちゃんか……それはとてもいいな
[日曜の昼間にこんな格好をしてると思われるのは非常に癪であるが、
確かに今の環境にそぐわない格好なのは確かで。
特に今世界一プールの似合っている男に言われると何も言い返せない]
え、ええい、ままよ!!
[そこは任侠の女。煽られて黙ったままではいられない。
黄色のチューブトップに包まれた胸元に、黒色の蜂さんの絵を映えさせて。]
う、うるさいなあ。
これじゃナンパされるのとそんな変わらないじゃん
[大分変わるけど。
ちなみに蜂さんは単純に好きだから。可愛いし。花の似合う女になりたい、というのは後付けだけど。]
きゃんっ
あーヒヨコちゃんが……
[一体何の隠喩なんだろうか、とすら考える彼の行動に悲しそうな顔をして。]
可哀想に……
[言われみれば(言われてないけど)すごい肺活量だ……プロレスラーみたいだ、なんて思いつつ]
どんだけ浮き輪持ってきてんの。
むしろツェーザルの方が泳げないんじゃないの?
[恐る恐る水の中に足をちゃぽん、すると、冷たい!*]
……いじめられてるの?
[もう、帰ったらちょっとばかし躾が必要だ。
しかし、ツェーザルがチクったとならないように立ち回る術は知らない]
まあ、泳げるならいいけど。
よ、っと。
[ちゃぽん、と水の中へ入って。(この擬音は乙女補正がかかっています)
日向ぼっこ作戦は、無し。なぜなら泳がないのにプールに行くなんて、身体を見せに来ているように感じるから。そんなはしたないこと箱入り娘にはできませんことよ。]
意外と深い!
ね、ツェーも早く入りなよ。
[プールサイドに居るであろうツェーザルを見上げるような形で。ヒヨコちゃん2号は脇に挟んだ。]
普通海に蹴落とされなくない?
[いくらあいつらが野蛮というか、まあそういう気質の奴らが多いにせよ、あんまり聞かないなあ、とか。
若いので海行くなら一緒に連れていってよ、とか。]
上目遣い、うまいでしょ?
[そう言うと一層顎を引いて、黒目を天に向けた]
あはは、良い反応。
大丈夫だよ、私でも足つくんだから。
[ほら、と手を取って。
そうすると思ったより体が距離近くなるけど、あまり気にはならない。]
ああ、そういう……
[確かに立場で言えばそうだけど。
それが普通であると思われるのはやや本意でなく。
少なくともツェーザルを怯ませる上目遣い攻撃はできていないらしい]
そうだね。なんか今まではバカンスってよりは会合って感じだったし。
[頭の娘であるミーネにとって、豪勢、煌びやかな世界というのはともかく、セレブ達の堅苦しい雰囲気というのは、そう珍しいことでもなく。
新なる意味で新鮮なのは、こういったバカンスチックなものであった。]
カタギっぽい!多分ふつーにカップルだと思われてると思う!!
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