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[ボス級のディアボロスの身体が、地に沈む。
最後にとどめを刺したのが誰かは分からないが、一応の決着はついた。]
な、何とか、奴は倒せたようね。
皆、お疲れ!って、あら?
[舞台全体を取り囲んでいた岩壁が消える。燃えていた炎も消え、体感温度も下がっていく。
それから間を置かずして、体が宙に浮くような感覚におそわれた]
― →住宅街 ―
[いつの間にか、私は住宅地の北通りにいた。
周囲からは、毒の瘴気が立ち込めている]
こんなところで変身を解いたら、悪影響が出そうだわ。
[商店街での雑魚退治で手に入れたミニジェムを使い、魔力を回復させた]
『疲れてるところ悪いんだけど、大事な話があるの』
『第二の試練の存在が明らかになったわ。
――参加者全員によるサバイバルよ。
決着の条件は人狼と呼ばれる魔女が全滅するか、通常の見習い魔女が人狼と同数以下になること。
激しい戦いが予想されるから、気を引き締めていくべきよ。』
人狼、ねえ……
[堕ちた魔女――人狼は、人狼として存在するだけで魔力を消費していくという。
このため、人間の魂を直接食らう人狼が多い。
エレクトラは『今のあなたの場合は、なおさら気を引き締めなければならない』と言うけれど……]**
無論、私にだって叶えたい願いはあるわ。
クリアするべき“課題”もある。
だけど、それをクリアするためには、多少の犠牲も必要。
私は一度、地獄に堕ちても仕方ないレベルの行いをした身――だから。
この試練中に地獄を見る羽目になっても構わない。目標を達成できれば、それでいい――
そもそも私は便利屋。請け負った依頼を完遂するという目的を果たすためなら、何だってする。
そして、今の私は人狼の身でもある。
同じ場所に集った人々が相手とはいえ、汚れ役を演じるのに抵抗はないわ。
[裏を返せば、それは協力する意思があるという意味である>>1:*38**]
『厳しい戦いになりそうだわ。
ユーリエ、何があっても気をしっかり持ちなさい』
(遭遇回数:6(10x1) 最初の遭遇率:5(10x1)
敵が出た場合の出現数:7(10x1))
― 住宅街・北通り付近 ―
ねえ、エレクトラ。思うことがあるの。
『いったいどうしたのよ、急に。』
私が仮契約の時に掲げた目標を果たすうえで、乗り越えなければならない課題があるって言ってたわよね、あなた。
それって、私の心に潜む“恐れ”を克服せよ、ということかしら?
『――気づいてくれたのね、ユーリエ。
学生時代最後の年、あなたが同じゼミに属していた友人を殺したとき、私は敢えて止めなかった。
それは、心の奥底に潜む恐れに気づかせるためだったのよ』
『今のあなたは、大切な人たちを失うこと、さらには他人に己の過去や罪を知られることを、何よりも恐れている。』
あなたの言う通りよ、エレクトラ。
『それが、あなたの能力にも影響しているのでしょうね。
あなたがそこまでして過去を知られるのを恐れているのは、ジェムを封印する前に衝撃的ともいえる経験をしたから、でしょう?』
[その時の記憶も、既にある。]
[が、今はこの件について、言及を避けたかった。それよりも]
私は、今まで抱いていた恐れを、克服したい。
そして、より強い女性として成長したい。
他人を、蹴落とすことになってもね。
[そこに現れたのは7体の獣型ディアボロス。
すぐさま雷の魔力を纏い、ディアボロスを殴り飛ばす。
1(7x1)体が、焦げカスとなって消えた]
止められるものなら、止めてみなさい!
――Electric Rage
[左手から発した雷の魔力を纏い、残る6体のディアボロスのうち1体を蹴り上げ、近くの住宅の壁に激突させた。
が、獣は近づき、飛びかかってきた。
奇数:爪による攻撃でダメージ 偶数:回避 →6(6x1)]
[獣のディアボロスが前足を振り下ろしてきたが、すぐにその場から離れていたため、間一髪で回避した。]
せめて安らかに眠りなさい!
[小細工はいらない。攻撃してきた獣にパンチを浴びせ、消滅させる。
ディアボロスはまだ残っている。回復している暇はなさそうだった**]
便利屋 ユーリエは、鎧袖一触 ローレル を投票先に選びました。
便利屋 ユーリエは、高校生 吹奏楽部 アリーセ を能力(襲う)の対象に選びました。
アンタらなんかに、私は止められないわ!
[残るディアボロスは4体。しかし魔力はそれほど残っていない。
せめて魔力は回復したいが、それより奴らを片付けなければ。
魔法を併用せず、3体ほど殴り倒して――]
これで、おさらばね。Electric Rage――
[再度雷光を纏い、最後の1体を撃退する。]
[地面には、7つのミニジェムが残るのみ。
しかし、疲れが一気に襲ってきたため、私はその場にへたり込んだ。]
派手にやりすぎたかしら……
『ユーリエ、一度魔力を一気に回復しておくといいわ。
いつ決着がつくか分からないし、試練が長引く可能性もあるから』
[確かにそうだ。この先どうなるかわからない。
エレクトラに促されるまま、ミニジェムを3つほど使い、魔力を回復する。]
[先ほどの戦闘からしばらくして、場の様子が一変する。
舞台が黄金の輝きを放ち始め、夕空の色とほぼ同化する。
斜陽の光が乱反射し、建物も地面も、強烈かつ妖しい煌めきを放っていた。
自分にとっては、忌々しいくらいに]
『状況はさらに悪くなっているわ。
今のあなたは本来の力を発揮できない。
魔法の使用も、少し控えた方がいいわ』
そうするほか、ないかしら。悔しいけど……
[全身にはまだ疲労が残っている。が、いつまでもここに留まっているわけにはいかなかった。
ゆっくりと立ち上がり、場に残ったジェムを回収した後、27(27x1)へと]**
[一度苦笑いを浮かべた後、一呼吸おいて]
ねえ、私の助けが必要な時は、正直に言って。
手助けくらいはできるから。
[はっきりと言い切った]**
『少しは、落ち着いたかしらねえ。
ともかく、舞台の属性が変わらない限りは、不利な状態は続きそうだわ』
(遭遇判定は残り5回。遭遇率:3(10x1)
敵が出た場合は10(10x1)体のディアボロスと交戦)
― →住宅街・南通りにて ―
[南通り付近で身を休めていたため、疲労もとれてきた]
さて、疲れもだいぶとれたわ。
少しくらい動き回っても大丈夫かしら。
『構わないけど、あまり無理しないようにね?』
[丁度いいタイミングで現れたのは、カラス型ディアボロス10羽。
相手が飛行型のため、高所からの攻撃もひつようになるか]
出たわね、忌々しいの。
[雷の魔力を纏う。先ほどの戦闘よりも、消費魔力を抑えながら。]
[そのまま建物の壁を利用して屋根の上まで上り、ディアボロスたちの姿を捉えた。
そして襲いかかってきたディアボロスに跳び蹴りをお見舞いしながら、通りへとダイブする。
さらに低空飛行していたディアボロスをも、地面に叩き落して。]
それにしてもこのディアボロス、いったいどれだけ出てくるのよ。
弱いタイプとはいえ、取り囲まれたらこちらが大変なことになるわ。
[再び、忌々しいと呟いた]
[そもそもディアボロスは忌むべきもの。
この試練に出てくるのは弱いタイプのものだが、強大なディアボロスは人間を誘惑するなどの悪事を行うばかりか、人間の魂を食らうこともある。
このためディアボロスを退治できる魔女が求められるが、魔女になれるのは一握りの人物のみ。
そして、私が忌むべきものと考えているものはもう一つある。それは私の能力だ。
本人の意思にかかわらず、特定の能力を持つ魔女の息の根を止める(エレクトラ談)という、恐ろしいもの。
私が人狼の身となった後に共闘した魔女が、命を落とした原因である。
再びこの能力が発動する時が来ないのを祈るばかりだ]
さっさとどこかに飛んで行ってくれないかしら……なんて頼んでも、聞いてくれなさそうね。
そんなに遊びたいなら、私がお相手するわ。
ただし、雷に打たれて地に落ちても知らないからね?
[残る8羽のディアボロスにそう忠告して、今度は反対側の建物の屋根の上に上った。
奴らを誘き出し、高所での戦いに持ち込むためだ]
[こちらの狙い通り、ディアボロスはこちらに飛んできた。
消費魔力も控えめに、体の一部に雷を纏わせるのみ。
そして飛んできた敵を1体ずつ倒していく。これを繰り返すこと1(8x1)回。
が、その際、カラス型ディアボロスの反撃を食らい、頬や脇腹を嘴でつつかれてしまった]
しまっ、た……!
『ユーリエ、隙を見て一度ジェムを使った方がいいんじゃない?』
[結構怪我もしているし、体力も消耗している。
一度ディアボロスたちの視界から逃れ、ジェムを2つほど使用して体力を回復させる。]
それにしても、この子達、まだ遊び足りないようね?
Electric Rage
[場の属性の影響で威力は控えめだが、鮮やかに煌めく雷光。
雷撃を伴う拳は幾度となく振るわれ、2(7x1)体のディアボロスを討ち落していく。
それでも倒しきれず、かつ魔力が不足した場合は、魔法を併用せずに戦うことも辞さない]
どうやらまだまだ、私は本来の力を取り戻せていないようだわ……
[残るディアボロスは5羽。ここで全ての敵を魔法で倒してもいいが、危険を伴う。
魔力が尽きた場合、問答無用で変身が解け、戦えなくなってしまう。
ましてや、今の自分は徐々に魔力を消耗している。]
『安心して、新たな魔法を覚える方法はあるわ。
あなたの場合、既に察しがついているでしょうけれど』
[そう、他の参加者のジェムを奪えれば、かつて使っていた魔法も思い出せる。
そのチャンスが来るまでは]
何だかんだ言っても、戦い続けるしかないわね!
[残る5羽のディアボロスがこちらに向かってくるのを見て、隣の建物めがけてジャンプする。
5羽のうち2羽が滑空し、私を嘴で突き飛ばそうとする。
そのタイミングに合わせ、ディアボロスに拳を浴びせる。
右手を奴らのうち1羽に、左手をもう1羽に。
隣の建物に移ると同時に、拳を食らったディアボロスが、屋根の上に沈んだ。
そして最後まで残っていた3羽も、雷の魔法で1羽ずつとらえ、消滅させた]
[何とか全て倒せたようだが、疲労もかなり溜まっている。]
全てが終わるまでの、辛抱と言いたいところだけど。
この状態で戦い続けるのも、辛いものがあるわ。
[持っていたミニジェムを5個ほど使って疲労を和らげてから、ジェムを回収する。
まずは建物の屋根の上2か所分。そして屋根から飛び降りて、通りに落ちている分。]
これでミニジェムはしばらく持つかしら。
『戦闘が長期化すると、ジェムも大量に消費しちゃうから、気をつけなさいね。』
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