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― 朝 自宅 ―
[…はどことなく不安な様子で目を覚ます。]
昨晩ディークが言っていたのは何のことだったのかしら…
まさか、女の人が好きなのは見せかけでディークもシメオンのことを…?
マリエッタじゃあるまいし、無いわ!無いない!
[…は友人の趣味を思い出しぷるぷる首を振りながら、もしそんなことがあればカサンドラの黒魔術でなんとかしてもらえるかしら、などと考える。]
それにしても昨日は楽しかったわ。
いつになく宿がにぎわっていて、シメオンにもマリエッタにも会えたもの。
…シメオンったらわたしたちの子供、だなんて。
[…は少し赤くなった頬を押えながら昨晩の彼の言葉を思い出す。]
ああ、ぼんやりしてたら今日も寝坊しちゃうわ!
[…は慌ただしく身支度をはじめたが、安息日であることに気づき手を止めた。]
そうよ、今日はミサは無いし、お仕事もしちゃいけないもの。何をしようかしら…。
シメオンに会いに行く?それともマリエッタに会いに行こうかしら?
あの子だったら宿にいるか、どこかでスケッチでもしているかしら?
いっそラヴィを撫でに行くのもいいかも?
[…は起き抜けの不安など忘れたかのように楽し気に考え始めた。]
エーヴァルト居なくなってるー!
昨日大根とかいろいろ集めてたのに…。
エーヴァルトなら人狼にも勝てそうなのに…。
こんにちは、ユーリエ。
勝手に話を盛り上げてすまない。
今更だが、少し設定のすり合わせを行わないか?
わたしは32歳のつもりでいたのだが、【ユーリエはいくつ】なのだろう?
ディークとルートに、ロリコン疑惑をかけられんとしていてね。こんなに初々しいやり取りになってしまうのは、決して中の人が経験少ないからとかそういうんじゃないぞ。
女性慣れしていない(恋心を知ったのが最近)から、どう接したらいいか緊張してしまっているんだ。
村をあまり離れたことがないのに併せて、村の墓地ですみっコぐらししているから、恋心だけじゃなく、世間全般に疎くあるんだけれど。
君のことも、教えてほしいな。
こんばんは、シメオン。
いいえ、あなたがリードしてくれるからありがたいと思ってるわ!
シメオンは少し年上なのね。私は20代前半、22、23歳くらいのつもりでいたの。
マリエッタと友達だから近い年齢だと思うのだけど、彼女少女から大人に差し掛かった年頃みたいなのよね…。
私が25歳くらいになればあなたのロリコン疑惑も晴れるかしら?
マリエッタとは両親と住んでいた別の町で知り合って、両親が亡くなってからこの村で一人暮らしをしていたお婆さんのところに移り住んできたのよ。
今はお婆さんも亡くなって一人暮らしね。
あ、そうそう。祭壇奉仕者の役割はお婆さんから引き継いだの。
すみっこ暮らしのシメオン、可愛いわね!
私もこんなに好きになったのはシメオンが初めてだからディークや司祭様と仲良くしてるのを見ると嫉妬しちゃうのよね…。
こんなユーリエでも嫌いにならないでくれると嬉しいのだけれど…。
― 昨夜・宿のレストラン ―
[食事中、賑やかな声に振り返ると、カレルが何やら差し出してくる]
私にもお土産?カレル、ありがとう!
[差し出されたのは「花言葉の本」。…が庭で季節の花々を育てていることを覚えていてくれたのだろう。心遣いに喜んで、本を眺めようとするとカレルはとんでもない言葉を口にする。]
け、けっこんしき?
[驚きつつも何か言葉を返そうとしたけれど、言いたいことを言い終えたカレルは別のテーブルへと移動している。顔が赤くなるのを感じながらシメオンの方に向き直る。]
もう!ほんとにカレルは自由な人よね!
[…は恥ずかしさを誤魔化すようにそう言って、二人で笑いあうのだった。]
20代前半、だね。
うん、10代だったらどうしようと思っていたんだ。
10歳くらいこの村では誤差だ、誤差。
ああ、そうだったね。
君のおばあさんが亡くなった時に、君と初めてちゃんと会話をした覚えがあるよ。
おやおや、嫉妬してくれているのだね。
ふふ。嫉妬くらいで嫌いになんてならないよ。
まあ、ちょっとばかりディークとの昔話をしておこうかな。
今から10年くらい前の話だ。
村に住むお年寄りたちが「嫁にどうか」と、こぞって自分たちの孫を墓場に連れてくる、という事件があったんだよ。
当時は恋愛なんて全くわからなかったが、まあ誰か一人は選んだ方がいいのかと悩んでいた時、噂を聞きつけたディークが怒って追い返してくれたことがあったんだ。「【孫が英雄の嫁自慢】をしたいだけだろう」ってね。
あれがなかったら、わたしは望まない結婚をして、ユーリエとこうして結ばれることもなかったと考えたら…
わたしは、彼に感謝しているよ。
あら、誰かしら?
[…はノックの音に玄関に向かい、聞きなれた声に微笑んだ。]
シメオン?そんなに慌ててどうしたの?
[…は続く言葉に驚いてドアを開けた。]
ええ…エーヴァルトの姿が見当たらない!?
そうよね、彼がジークムント先生に何も言わず遠出はしないわよね。
わかったわ。一緒に宿に行きましょ。
宴会にしても、エーヴァルトを探すにしても、何かお手伝いできることもあるかもしれないし。
[…は手早く身支度をし、シメオンとともに宿へと向かった。]
そうね、確かに10代だとこの村でも問題だったかも?
誤差の範囲で良かったわ!
ああ、お婆さんが亡くなって、埋葬するときにシメオンが親身になってくれたのよね。
ディークもいい人なのね…ツンツンしちゃって申し訳なかったわ。
シメオンと私の恩人とも言えるのだし、今度会ったらもう少し優しくしなくちゃ…。
シメオン、色々教えてくれてありがとう!
― 宿 ―
[…は宿の前に出ている真新しい看板を眺めた]
この看板、マリエッタが描いたのかしら。
相変わらず仕事が速いのね!
皆さんこんばんは。
シメオンから事情は聞いたのだけど何かお手伝いできることあるかしら?
>>58
あ、マリエッタ!お茶の用意をしているの?
私にも手伝わせてくれる?
丁度お茶請けになりそうなクッキーも焼いてきたし…
[…は友人の姿を認めると、傍に寄った。]
>>63
キャー!セーラーローズかっこいい!(≧∇≦)
>>64
シメオンも素敵…もし死んでしまっても私が生き返らせるから安心してね…
[…は少し息を乱しているシメオンにもお茶を用意しながら友人の声に耳を傾ける。]
>>67
恋と愛がぶつかり合ったら…?そうね…その二つは違うものなのかしら?
私、シメオンに恋しているし、彼を愛していると思うのよね…。
ところでマリエッタの気になる人って誰なのかしら?
[…はそんな場合ではないかもと思いながらも目を輝かせて訊ねた。]
んん、マリエッタ恋天使なの??( ,,`・ω・´)ンンン?
ユーリエ洗礼者的な匂わせ出来てないけど大丈夫かしら…。
>>75
あら、教えてくれないの?まあいいわ!いつかきっと教えてよね?
[…は口を尖らせて言った。]
>>78
ラヴィとマリエッタは初めて会うのね。
ラヴィはいつも司祭様のお手伝いして偉いのよね。
…お茶やクッキーは食べてもいいんだったかしら?
[…はルートヴィヒがいつもラヴィの食べ物に気を使っていることを思い出しながら訊ねた。]
>>82
良かった。今日のクッキーは上手に焼けたのよ。
ラヴィはクッキーを食べるお手伝いお願いね!
[…は両手をあげて張り切るラヴィをにこにこ眺めた。]
…それにしてもみんな遅いわね。エーヴァルトさん見つかったかしら。
カサンドラ、司祭のルートヴィヒと対立関係なのはわかるけど、シメオンともなのか…。
この村の人間関係複雑だなあ…。
エーヴァルトは見つからないし橋が落ちていたなんて…。
[…は戻ってきた皆の報告を聞いて青ざめる。]
…司祭様の仰るとおりね、賑やかに過ごしていれば悪いことは通り過ぎていくのじゃないかしら。
[…は努めて明るい顔をしてマリエッタやラヴィと笑い合う。そんな中戻ってきたカレルが切迫した表情でマリエッタに告白するのを驚きとともに聞いた。]
カレルはマリエッタが好きだったのね!
それならマリエッタの気になる人もカレル…?
ああ、でも狼ですって。ほんとに明日そんなことが?
シメオンは?私は?みんなは無事でいられるのかしら…
[…はまた不安が蘇るのを感じ、想い人の方を見やった。]
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