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主君?つまり侵略者ってやつに取り憑かれてるのか?
ルートヴィヒ、おい、一人で大丈夫か?
[ ゲルトと違って余裕のなさそうな声、それに『主君』と呼ぶ声音は、先までの怜悧な様子と違って、どこか悲壮感を感じさせる ]
無理はするなよ?形勢不利と思うなら一旦逃げるのも兵法だろ?
手助けが必要なら、俺も、そちらに向かうぞ。
[ 機があれば、というルートヴィヒの言葉に、どうやら人質を取られたに等しい状況であるのだと察する ]
分かった、いつでも呼んでくれ。
俺は一度、黄砂の村に向かう。ゲルトの顔も見ておきたいからな。
[ 声だけで、相手の顔を知らない、というのは、男にしてみれば気分が落ち着かない。
いざという時の敵味方の判別にも困りそうな気がしていたから出来れば全員の顔を見ておきたいと考えていた ]
ゲルトは無事みたいだな...
ルートヴィヒは、今は様子を見るしか無いか。
それじゃ、こっちは予定通りといこう。
またな、シメオン。
[ 各自の状況を把握すると、男は天使にそう告げて、結局、一度、黄砂の村へと移動することにした ]
― 黄砂の村 ―
ここが黄砂の村かあ。人のいない村ってのは、やっぱなんか寂しいな。
[ 無事に移動を果たし、ゲルトはどこに居るんだ?と気配を探る ]
......て、寝てるのかよ!
[ >>112 見つけたのはおやすみ中の男で...しかし、何故かこの男がゲルトだろうと確信した ]
大物、てーのかな?こういうの。
[ さて、起きるまで待つか、顔を見たことで満足して、別の場所へ向かうか、暫し思案に沈む** ]
― 黄砂の村 ―
ゲルトってあれか?寝たまま生活する種族とかなのか?
[ 寝ながら返された言葉に>>125男は真顔で問い返した。こんな世界に吹っ飛ばされては、冗談と本気の区別などあったものではない。
しかし、相手は結局起き上がったから、多分ずっと寝たままというわけではないんだろう。助かった ]
ああ、初めましてだな。ロー・シェンだ。怪我は無いみたいで何よりだが、大丈夫か?
[ 彼は先刻まで「侵略者」の一人と対峙していたはずだった。怪我は無くともそもそもその疲労で眠っていたのかもしれないと思い至って、体調を気遣う言葉をかける ]
ん?ああ...俺のとこでは魔法で雷を操るとか、翼のある種族も幾らかいるな。俺のこの翼は借り物だから、まあちょっと普通じゃないが。
もしかして、お前さんの国には、人間しか住んでないのか?
珍しいな。
[ 翼人も魔法も...おそらくは魔物の存在も身近には無いと見える、ゲルトの様子に>>126こちらは、逆に、そんな国があったのか?と驚く顔を見せた ]
出会った侵略者とやらは、雷使いだったのか?
[ 雷を落とすなんて例えが出るからには、そういう相手の遭遇したのだろうと考えて尋ねると同時、白い片翼が、何かを訴えるようにばさりと羽ばたいた ]
ん、ここも完全に安全ってわけじゃないか...まあそうだろうな。
[ ひとりごちて、すん、と風の匂いを嗅ぐように鼻を鳴らし、羽ばたいた翼からふわりと落ちた一枚の羽根を、手の平に受け止めると、ゲルトに向かって差し出した ]
俺は魔法が使えないから、力を込める事はできないんだが、本物の天使の羽根だから、持ってればある程度の魔法防御にはなると思う。
良かったらお守りがわりに持っててくれ。
[ あまり遠く無い場所に争いの残滓のような気配があると、風が教える...そしてもう一つ、なにかずっと神経に障る予感がちりちりと胸の奥...かつて魔将と呼ばれるモノに刻まれた闇の傷跡を疼かせている。
しかし、その予感の正体は、未だ想像もついてはいなかった* ]
...ここも完全に安全ってわけじゃないか...まあそうだろうな。
[ あまり遠く無い場所に不穏な気配があると、風が教える...そしてもう一つ、なにかずっと神経に障る予感がちりちりと胸の奥...かつて魔将と呼ばれるモノに刻まれた闇の傷跡を疼かせている。
しかし、その予感の正体は、未だ想像もついてはいなかった* ]
ああ、動物は俺の国にも普通に居る。
ルールが違う、世界、か...魔界と人間界とか精霊界みたいなものかな?
[ だが、圧倒的にゲルトの世界の方が平和そうだな、と笑う。互いに異なる世界の人間だということも、既に受け入れてしまっていた ]
けど、平和な世界に生まれ育ったにしては、お前さんは腕が立ちそうだな。
[ 戦のやり方を聞いてくる辺り、むしろ場慣れしているように感じられる>>143 ]
そうだな、騎士や歩兵、それに魔法使いで構成された軍で戦うのが一般的だ。
俺の国は、基本的には人間の国だが、亜人や魔物の一部とも同盟してるから、人間以外...つまり、人間より強い力や、特殊な能力を持った種族の軍と共闘する事もある。
今は、飛竜の調教にも力を入れてるとこだ。いずれは竜騎士の部隊も作りたくてな。
[ 始めた説明が、その軍を、自ら作り上げる立場での物言いである事に、ゲルトは気付いただろうか* ]
俺は宙に浮かぶ砦なら見た事あるぞ。
魔王の砦だから、全然普通じゃないけどな。
二度と見たいとも思わんが......もしかすると俺でもアレが呼び出せたりするってことか?
いや、まあ...あんな危険物呼び出そうとは思わんが。
[ ちょっとだけ、やってみたいと思ったのは内緒だ ]
シメオンも、か...
いや、俺の知り合いって、なあ......味方ならいいが、敵に回すと、とことん厄介な連中ばかりだからなあ...
[ ゲルトの声に、あまり嬉しくなさそうに返す。そもそも現在の身内や同盟者ですら、元は敵だった相手が多いので、そこは身に沁みていた ]
なるほどな、人間だけの世界でもやはり争いは起きるか...まあそうだろうな。
[ 魔族がそれ程侵攻を進めていなかった時代には、自分たちの世界でも人間同士が領土や権益を巡って戦争をしていた、つまりはそういうことだろうと、ゲルトの言葉に頷く>>152 ]
まあ、竜やグリフォンは、そう数も居ないし調教も難しいから、馬ももちろん使っているけどな。
[ ゲルトの理解に補足を加えるように言って>>153司令官かその上、という認識には、まあ、そんなとこだなと軽く頷いた ]
頼りに、してもらえるほどだといいんだが、今は軍師が傍に居ないからなあ...
[ とはいえ、精神力の続く限り軍勢を呼び出せるというなら、そこのところには多少は自信があるかもしれない、とは思ったりもする ]
そうだな、試しに...呼んでみるか。
[ ふと、思いついた様子で、建物の外へと向かう ]
......
[ 空を見上げ、何かを思い出すように目を眇めると、ばさりと大きな羽音がして、一頭のグリフォンが、男の頭上から舞い降りてくる ]
アウロラ...!
[ 破顔した男のそばに降り立ったグリフォンは、元の世界のそれと同じように、嬉しげに主の伸ばした腕に嘴をこすりつけた* ]
寝ながらそこまで考えたのか?
[ ほんとに寝ながら生活する種族じゃないのか?と、ちょっとまた思ってしまったが ]
そうか、俺はまだ遭遇してないからピンと来ないが、確かに感情があるなら、そこに訴えるのは有効かもな。
あとは、どのくらいの相手がいるのかが把握できればな。
[ これまでに遭遇したのは、現在も遭遇中のルートヴィヒとシメオンの相手を含めて3人...そしておそらくはこの村の近くに、もう1人 ]
4対4なら、意志の統一してるこっちに分があると思うが...そうとは限らないしな。
[ やはり、探索は必要かと、思い至る ]
/*
ルートさんがとても健気すぎて、皇帝陛下、よくほだされずに耐えてるなーって思ってしまうこの頃です。
しかし、俺そろそろバトらないと能力の使い先がみつからんぞw
俺のグリフォンだ。2人くらいなら優に乗せて飛べるから、あとで飛んでみるか?
[ 好奇心を見せるゲルトに笑って、ぽふと、グリフォンの翼を優しく叩く ]
どうもこの近くに気になる気配がするから、俺は、こいつでちょっと偵察してくる。
ゲルト、お前さんはもう少し休んでろ。
[ 言ってから、自分の身長よりも高いグリフォンの背に、男は、身軽に飛び乗った ]
お前さんの考えに乗るなら、もう一度同じ相手を見つけて「目」の破壊を目指すのがいいんじゃないかとは思うが...もし俺の方で、それらしい相手を見つけたら知らせる。
/*
どうしてもバトル優先になるよねー。
そして、ダーフィトの名をシメオンは知らないのと、ゲルトは別のダーフィトを知ってるよね、は、思ってた思ってたwww楽しいwww
[ 精霊がこの世界に存在するのかは定かではないが、風の伝える気配は間違ってはいなかった。いくらか飛んだところで、黒馬を駆って走る騎手の姿を眼下に捉える。
どうやら向こうもこちらに気づいたらしい、とは、見上げた様子で、そしてどうやら敵と見做されたらしい、とは、詠唱と共に襲ってきた暴風で知れた>>230 ]
魔法使い、か、アウロラッ!!
[ キューイ!と鳴いたグリフォンは、主の意を汲み、ばさりと力強く羽ばたいて高度を上げる。
しかし標的を追う風の魔法は、そのままグリフォンとその騎手を追ってきた ]
はっ!!
[ 渦巻く風は、上空に昇るほどに範囲を広げる、その分、中心部にわずかに風の弱まる部分があることを男は予測し、グリフォンの背から、その風の渦の中心めがけて飛び降りる ]
[ 弱いといっても、普通ならば吹き飛ばされて当然の暴風の中、男は片翼を身に巻きつけるようにして落下する。
風を読み、風に乗り、風を超え、ばさりと白い片翼がはばたいた ]
初めましての挨拶にしては、物騒だなっ!
あんた、何者だ?
[ 一瞬の滞空の後、地上へと身軽に足をつく ]
ああいや、先に名乗っとこう、俺は、ロー・シェン。
よろしく、ってのも、変だけどな。
[ 誰何するのは、この相手も仲間の誰かの知り合いである可能性を考えて、そして、名乗りながら視線を走らせるのは、「目」の存在を探るためだ。
上空からは、騎手を下ろして身軽になり、暴風を避けたグリフォンが降下してきたが、男が軽く手を上げると、地上には降りず、ばさばさと羽ばたきながら、周囲を旋回し始めた。
主の合図一つで、敵を襲う事もする騎獣だとは、シェットラントにも読めただろう* ]
太陽王 ロー・シェンは、魔法騎士 シェットラント を能力(誘う)の対象に選びました。
[ 仲間たちの状況は、男にも届いていた。どうやら、残る三人は皆上空に居るらしい。
それぞれが近い場所に居るなら、あまり心配はないかと、任せることにする ]
...こっちも、別の相手に遭遇した。やっぱり向こうの方が数が多かったな。
[ ゲルトの知り合いではなかったダーフィトという男も含めて、これで六人、これ以上増えて欲しくはないが、そうもいかないのではないかという予感もしている ]
シェットラント・シンクレアという名に、誰か覚えはあるか?
魔法使い...いや、魔法騎士かもしれん。
[ 魔法もそして剣の捌き方から見て、剣技の方も人並み以上の相手と見えた ]
へえ、魔法だけじゃなく、剣の腕にも覚えありってとこか?
[ シェットラントの言葉に軽く応じながら、剣の柄の「目」を睨むように見据える ]
(あれを落とすのは、一苦労だな)
[ シェットラントの剣技が確かであろうことは、剣を持つ姿をだけでも判る。>>242しかも魔法の腕も半端ではなさそうなのは見たばかり ]
なあ、シェットラント...なぜ、初対面の俺と戦うのか、ちゃんと判ってるのか?
[ どこか律儀で真面目そうなシェットラントの口調は、彼の元々の人格を映しているのだろうと思う。理に適わぬ事は、本来厭う性格なのではないか?
そんな気がして、問いを投げた。
その間にも、無手だった男の手には、一本の長槍が現われている* ]
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決闘な感じで進めてるのは、軍団戦は多分、まおーさま相手にすることになるんだろうなーって思ってるからで...順調にラスボス化してますよね、まおーさま...
クレイグモア、それがお前の国の名か?
騎士シェットラント。
[ 会話は微妙に通じない。しかしそれは予測の内だ ]
ああ、敵を味方にできるなら、刃も収めるとも、それも兵法のうちだ。
俺の願いは、俺自身の勝利ではなく、国を守ることだからな。
[ 馬鹿げたこと、と言われたそれを、整然と言葉にしながら、男は槍を構える。
シェットラントは、会話は無用とばかりに、剣に魔法を纏わせ、馬に拍車を当てて、迫り来たが>>256男に黙る気は、毛頭無かった ]
クレイグモアの騎士は、争いに勝つために、敵味方を問わず蹂躙する蛮徒か?!シェットラント!!
[ 馬上より振り下ろされる氷の刃 ]
くっ!
[ 氷結の術は受け止めた槍を通して男の身を凍えさせる。が... ]
アウロラッ!
[ 呼び声に応じて、シェットラントの頭上にグリフォンの爪が迫る* ]
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