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― 回想・村に来て間もないころ ―
ああえっと……常備薬ってのは、お家にいつも備えておいてあるお薬のことだね。
ほら、ちょっとした怪我なんてそう珍しくもないけど、そのたびにいちいちお医者様に行くのも面倒だし、そんな時に傷薬でもおいてあれば便利。
[好奇心の強そうに思える女の子>>0:461。
わからない事をちゃんと聞けるってのことは素直な子なんだろうな、なんてうんうんと頷いて。]
勿論、定期的にも問題ないよ。
毎日必ずお薬飲まなきゃいけない人なんかだと、その方がお互い楽だしね。
って、お友達のお兄ちゃん、か……
しばらくは引っ越しの片づけやらだから別に忙しくもないし、いつでも構わないよ。
その、お友達のお兄さんが嫌じゃなきゃ、僕がそちらのお家に出向いても。
目が悪いなら、外出だって大変だろうしね。
[そうして言葉を切って。]
そういや、森に気をつけて、って?
なんか野生動物でも出るのかい?
[この青年がここに引っ越してきた最大の理由。
この村の森には珍しい薬草が自生してる、って事。
故に、思わずその意味が気になった。そのお友達のお兄ちゃんが、森で怪我をしただの知らずに*。]
― 自宅 ―
……勘弁してくれよ。
[宿からの帰り道。
気温は、春のそれとは思えないほどに下がっていって。
そうして自宅に戻る頃にははらり、肩の上に白いもの。
雪対策なんて何も考えてなかった。
そもそもこのあたりは温暖な気候と聞いていたのだし。
……いや、一つだけ、例外は聞いたことがある。
例の、廃墟と化した時の話。
けど、所詮話半分だし、そもそも100年前だ。
だから雪対策なんて何もない。]
まったく、芽吹いた薬草もこれでは……。
[家にあるもので、雪除けを作りたくとも全部カバーする事はかなわないだろう。
それでも、せめて貴重な薬草だけは、と。
ないよりはマシ程度の、1m四方程度の大きさのものを作って被せた。]
朝には、止むよなぁ?
[薬草園にちょっと出ただけなのに、身体は芯から冷えた。
髪を、服を、白が彩る。
それを覆い払いながら、先に作った薬草酒のお湯割りを飲もうとしたけども。
ああもう冷えてる。
仕方がないと、もう一度薬草酒のお湯割りを作って飲み干してから、寝床に入る。
明日の朝、雪が積もっていないことを*祈りながら*]
/*
誰か相部屋にしちゃえよ!
とか、無責任に思いつつ。
まぁでもそれをやると、襲撃やらで不都合でるかの?
ともあれ、無事村人なのでサクサク死にに行くぞー。
― 朝・自宅 ―
さいっあく……。
[窓の外の景色をにらむ。
白、白、白。
昨日作った雪除けだって、雪の下で形が拉げてるのが見える。
寒さに弱い品種ならもうダメになっているだろうし、他だって持つかどうか怪しい。
一応は採集後に干した状態の薬草やら、薬やらのストックがあるとはいえ、当面苦労しそうである。]
しかし……これって、非常時、ってヤツになるのかな?
[引っ越した時に教えられた決まり。>>#1
一人でいるよりは心強いし、何よりこの家などよりも宿屋の方がよっぽど暖かいだろうし、そもそもこの家にはもう薪の備蓄なんてほとんどなくなっている。]
……たどり着けるんだろか?
[そんな不安に感じながらも、とりあえず荷物をまとめだす。
これだけ冷えるなら、体調を崩す人間だっているだろう。
宿にも薬箱はあったが、念のために持っていっても困りはしまい。
そうして、しばらく後、家中からかき集めた暖かい服で着ぶくれした青年は、荷物を持って*家を出る*。]
[冷たい風は容赦なく体温を奪っていくし、髪の毛なんかはもうぱりぱりに凍ってるし、鼻水をどうにかするだけの気力すら残っていない。
雪道が凍ってないのが幸いではあったが、それでも一歩足を進めるたびに雪に埋もれるから体力がいやでも持っていかれる。]
……。
[無事、辿り着いたのは、既にレジーナの遺体が発見され、支配人室に運び込まれ、あらかた村に残る住人たちが辿り着いた後の事。]
→ 宿 ―
[雪から逃れるように、まさしく玄関に転がり込んだ。
人の、声がする。
それがこんなにほっとするなんて。]
……こ……、ばん……。
[口がうまく回らない。
玄関先でへたり込んだまま、身体にこびりついているかのような雪を払ってからどうにかこうにか立ち上がった。]
[他の住人であれば、行商なり、出稼ぎなりでいないのは不思議ではないのだけども。
この宿の女主人だけは、昨日だって会ったのに。
それに、どうにも妙な空気が漂ってる気がする。
思わず女主人の所在を問おうとすれば、その訃報を知らされた。]
え……?
[みんなの視線の先。床に横たえられた亡骸。
それを見ても理解が追いついていない。
こんな状態でご遺体を運ぶなんて、出来そうもない。
そもそも、辿り着いたばかりで酷い格好でもあるのだし。]
あ、あぁ……うん、申し訳ないけど……。
[神父の言葉>>126に甘えて、運ぶのは他の男性たちに任せて。
シスターから受け取ったタオル>>124で頭をぬぐいつつ、空いてるであろう一番端の部屋、2-5へ向かう*。]
― 2-5 ―
[このまま寝台に倒れ伏したいくらいだけども、着替えなければ冷えて体調を崩すかもしれないし。
それに、きっとあの女主人が綺麗に整えたのだから。
酷い格好で寝そべるのは気が引ける。
ともあれ汚れた服は脱ぎ捨てて、荷物の中から取り出した衣服に着替えて、寝台に腰かける。
自分だってついさっき死にそうな思いをしながら宿にたどり着いたのだ。
自分より年上の女性が、吹雪の中を長時間だなんて自殺行為だろうに。]
……なんだか、なぁ。
ばっかじゃないの……。
[女主人の使命感なんて青年は知らないけども。
それでも、誰かを救うために自分が死んでちゃ、元も子もないだろうに。
特別に仲が良かった訳ではない。所詮は商売相手だ。
けども、薬草酒やハーブティを美味しそうに飲んでくれた、その姿がもう見られないのは少し寂しくて、何とはなしに寝台を撫ぜた。*]
/*
役職どこー、でログ読み返してて。
うん、これはフリーデルが狂人かね?
狂人は某村リベンジの為にやろうかと思ったが、おとなしく村人にしておいて正解だったかもしれん。己のリアルのアレコレ考えると。
オットーはまぁうん、役職希望してそうなロールやったからなぁ。
んで何か引いてそうではある。
で、パメラキリング、どうなるかなぁ?
一応、薬殺出来るようには考えてはいるけども。
[それからしばらく後、一階へと。
流石に腹が減っているし、温かいものが欲しい。
昨日届けたハーブティがあるならそれでも入れようなんて考えていれば。聞こえる声>>#3]
ふーん……?
どっかの飼い犬が逃げ込んでるだけならいいけど。
[狼だったら?
いや、ないない、なんて。
100年前のお話を思い出してしまったけども、思考から振り払う。]
ところでゲルト。
傷薬は持ってきてるかい?
後、冷えると痛みがうずく、なんて事もあるかもしれない。
その時は痛み止めで少しはマシになるだろう。
どっちも持ってきてるから声を掛けてくれれば。
……宿にも常備薬がある筈けど、どの程度あるかわかんないしね。
/*
ふむ、ディーター狼ね。
そんでパメラが初回吊、と。
こう、色々盛り上がりそうな組み合わせだよねぇw
そんでシモンが霊か。
霊:シモン
狼:ディーター・?
狂:シスター
占:?
狩:?
/*
ニコ素村くさい。
アルビンの札はなんかあるかもだし、ないかもだ。シモンがいなければ霊と思ってたかも。
シモンは死人言うてるし、まぁ占いはないでしょ。
えー、オットーが占か狩かなぁ?狼は……なんかディーターの相方に嵌らない気がする。
[そうして、くるりと見回す。
見知らぬ人は二人。
(とはいっても昨日ちらりと見かけはしたけども。)
あとは見知った顔ばかり。
ヤコブの作ってくれたスープ>>33があると聞けば早速温めて頂く。
冷え切っていた全身に届くような温もりが、今は非常にありがたい。
平らげたなら、昨日届けたばかりのハーブティを探し出して淹れる。
その場にいる人にも「少しは気分が落ち着くよ。」と声を掛けて振る舞った。
この状況、きっと怖いのは誰かがパニックを起こす事。
そんなのがきっかけで騒ぎになるなんて、昔住んでた町では珍しくもなかった。
ああ、もしかしたら100年前のお話だって、誰かがパニックを起こした結果惨劇が起きたのかもなんて。
そんなことを考えながら、青年は食堂の窓の外*ぼんやり眺めてた*。]
― 食堂 ―
[そうして、話題は二人の客人の話に。]
ああ、前にも来られた方なのかぁ……だったら見知った顔がいる分まだいいかも、だけども。
商人さんは……
まぁでも、旅に出るならある程度のハプニングは慣れてるかな。
[そうしてくすと笑う。
馴染んでると他の人には見えてるのか、と。
勿論、そう見えるように努力して*ふるまってるのだけども*。]
そうだね。
ついでに、いい取引先になってくれれば、嬉しいかな。
[口を噤んだ>>225ことにも気づかず青年は、うんうん、と頷いて。]
やっぱそうだよね。
僕も、だからこそこの村に来たのに……。
[そうして、ああやはりそうなんだなぁ、なんて。
眉尻が下がってるように見える表情を、少し羨ましく思う。
そうして、宣伝にはありがとう、なんて頭を下げてから。]
ま、そんだけお兄ちゃんの事が心配ってことさ。
[ディーターの緊張も、会話の中にあった誤魔化しも、気付かぬまま。
お代わりを勧められれば>>252首を横に振って。]
僕はもう十分さ。お気遣いありがとうね。
[そうしてしばらく後、ハーブティを飲み干してから、自身の食器くらいは洗おうと立ち上がる*。]
― 食堂 → 厨房
― 厨房 ―
[流し台に先客が一人>>313。]
あぁ、シスター。
洗い物なら僕がついでにやっとくよ?
こんな時だし、こういう家事仕事なんて分担しなきゃ大変だしさ。
[近づいて、ようやく気付く。
その目が濡れていることに。]
あー……
色々あったんだし、疲れてるなら休んでおいてよ?
いっそ眠るのもいいかもね?
お薬に頼ってでも。
眠れるお薬、持ってきてるから必要ならあげるよ。
[先に二階で見かけた様子>>209も考えれば、もしかしたら相当参ってるのかもしれない。
慰め方もろくに知ってれば、別の言葉をかけれたかもだが。
知らぬ青年は、薬師としてのアドバイスを。]
ま、こんなに一気に色々あっちゃね……。
身体も心も、疲れるのが普通だろうね。
僕だって、今はお腹が膨れたからちょっと落ち着いたけど、それでもやっぱしんどいしね。
[シスターの抱えてる事情>>327なんて青年は知る由もないけども。
吹雪と、それに伴う避難と、突然の訃報、青年が知れる3つの事柄だけでも疲れる理由には十分に思って。]
って……食事摂ってなかったの?
ちゃんと食べなきゃ……ね?
てか、ヤコブのスープ、美味しいかったし、あれは食べなきゃ勿体ない。
[真顔を作ってうんうんと頷いて。]
ん、お風呂入ってさっぱりしたら、それだけでも眠りやすくなるしね。
ともあれ、ゆっくりしてね。
[なるべく明るい表情を作って見送ってから、腕まくり。*]
[洗い物やその他諸々厨房の片づけをして、風呂に入ったなら、青年もやがて自室へと。
ぱたり、寝台に倒れ込んだ。
窓の外で鳴る風を煩く思いながらも、目を閉じたらそのまま*眠りの底へと*。]
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