情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
煌めく稲妻を我が力とし、仇なすものを討ち払わん。
[術の詠唱。
それを終えると、頭上から雷光がほとばしり、私の身体に纏わりついた。
この状態で攻撃できれば、あるいは――
ディアボロスが襲い掛かってきた瞬間を見切り、自らも攻撃を開始する]
Electric Rage(エレクトリック・レイジ)
[ディアボロスの1体に、右の拳を突き出す。
雷を纏った拳はディアボロスの身体にめり込み、奴の身体にも稲妻をほとばしらせる。
もう一体に対しても、同じように。今度は左の拳をねじ込み、ディアボロスたちの姿を消滅させた。
後には、2個の小さなジェムが残るのみ]
ざっとこんなものかしら――と言いたいところだけど。
魔力の消費も半端じゃないわね。
[落ちたジェムを自ら回収し、周囲を見渡す。
どうやらディアボロスはもう出てこないようだ]
『仕方ないじゃないの。
あ、そうそう。あなた、この試練中は魔力の上限が抑えられてるから、術の使い過ぎには注意なさい』
What!?
何らかの制限がかかった状態で戦わなくちゃいけないってこと?
『そうよ、もっともこの試練に合格できたら、話は変わるけれどね』
[肝に銘じておけと、エレクトラに念を押された]
この試練を乗り越えるためにも。
己を鍛え、さらに成長するためにも。
何だかんだ言っている暇はなさそうだわ。
『他にも参加者がいるはずよ。外に出てみるといいわ。』
[エレクトラに促され、旅館を後にする]
― 公共施設エリア:東通りへ ―
『ユーリエ、いつディアボロスが出てくるか分からないから、警戒したほうがいいわ』
(遭遇判定は残り7回。東通りでは……6(10x1))
[旅館の裏手の通りをさまよいながら、物思いにふける。
自分は確かに、愛する人々を守れる女性になるという目標を掲げた。
国際結婚という形で結ばれ、生まれた子供たちを愛情をもって育ててくれた両親。
外国人とのハーフに理解を示し、なおかつ誠実な態度で接してくれる人物。
これまで私が出会ってきた、親友たち。
せめて彼らに幸せな生を送ってもらうために。
彼らを脅かすものに立ち向かえる女性になりたい。
その目標を果たすうえで、無視できない課題が、自分にはあった]**
[というのも、彼に詫びたところで許してもらえるとは思えないからである。
あの時、自分は地獄に堕ちても文句は言えないとさえ考えた。
私があの友人を殺さなければ、彼は社会に出て、彼なりの幸せを掴んでいたかもしれない。
だからこそ、彼に恨まれている気がしてならないのだ。
もし仮に彼の墓を訪れるチャンスが来たとしても、今更どの面を下げて詫びればいいのか、私には分からない……]**
― 商店街エリアへ向かう道中 ―
『状況が動き出したわ』
[エレクトラの一言を受け、周囲を見渡す。
一瞬にして、舞台全体が岩石で覆われて。
そのところどころに、炎が灯っていた。
じりじりと、気温の上昇に伴い、体感温度も上がっていく]
ねえ、これってまさか、舞台も変化するの?
あるいは、何かの前兆?
『そうねえ、この試練の舞台は、一定のリズムで様変わりしていくわ。
今は火の舞台。でもこの後どうなるかは分からない』
『ああ、前兆で思い出したわ。
――ボス級のディアボロスが、商店街エリアのどこかに現れたわ。
商店街エリアはこの近くだから、間に合うはずよ。』
ボス級のディアボロス、ねえ……
[その手のディアボロスをどこかで見たような気がするが……]
その居場所は分かる?
『詳しい居場所までは分からないわ。
ともかく、頑張って探し出さないと』
― →商店街エリア:南西裏通り ―
[折角だから、裏通り経由で商店街に向かおう。
そう思い立ち、私は裏通りへ入った。
だが、妙に静かである。何せボス級のディアボロスの姿が、見当たらないのだから]
もしかしたら、奴の居場所は別の場所かしら?
かといって商店街から出ていくとも考えられないし。
『そうね、くまなく探してみた方がいいわ』
[ならば店を一軒ずつ見て回ろう。
店は中央通りに面している。まず向かうべき先は――近い]
『何とかボス級のディアボロスを倒せれば、あるいは……』
(遭遇判定は残り5回。遭遇率は2(10x1)
敵が出た場合は9(10x1)体出現)
― →中央通り―
『ボス級のディアボロスの気配は感じるけど、薄すぎてどこにいるのか特定できないわ』
[どうしたものかと頭を抱えるエレクトラ。]
確かに、中央通りにもボス級のディアボロスの影は見当たらないわ。
ともかく、根気強く探さなくちゃ。
[まず駅に近い西側を見る。続いて東側も。
店は合計20軒。このどこかにいそうな気がするが……実際のところはどうなのか分からない。
もしかしたら、裏通りにいる可能性も……]
『そうだわ、ユーリエ。
今度は8(26x1)あたりを探してみればいいんじゃないの?』
[と、エレクトラは勧めてくる。
しかし、実際にボス級のディアボロスを見つけ出して撃破できるかどうかは、別問題としか言えない]
『さて、どうしたものかしらねえ』
(遭遇判定、残り4回。遭遇率は8(10x1)
敵が出た場合、出現するのは10(10x1)体。)
― 商店街8番地・薬屋 ―
[ここにもボス級のディアボロスらしき影は見当たらず。
しかし、気を抜いている場合ではないようだ。
現れたのは、注射器のディアボロス、しめて10体。]
遭遇したものは仕方ないわ。さっさと片付けるまでよ!
[心を落ち着けて、念じる。
敵の数も多い。旅館での戦闘の時より魔力を多く使うことにした。
頭上だけでなく、両手からもほとばしる雷光。
それらを纏い、注射器のディアボロスに攻撃を仕掛けた]
Electric Rage――
[薬屋の店内を、強い稲妻が駆け巡る。
まずは壁を利用し、近くにいた1体を叩き潰した。
続けて移動しつつもう一体を弾き飛ばした。
が、残ったディアボロスのうちの1体が、こちらに向かって飛んできた。]
――Ouch!不意を突かれたかしら!?
でも、このくらいの痛みならまだ大丈夫よ!
[飛んできたディアボロスによって右腕を負傷させられたが、傷は深くない。
この程度ならまだ耐えられると判断し、攻撃を続ける]
[時にはこちらからディアボロスの不意を突きつつ、時には蹴りも交えて、徐々にディアボロスを撃退していく。
残るディアボロスはわずかとなっていた。]
さすがに、今の状況じゃ魔力の消耗も激しいわ。
ああ、そう言えば手に入れていたミニジェムがあったはずだから、それを使えばいいわけね。
『ご名答。使うときはちゃんと安全を確保しなさいね』
[店のカウンターに身を隠す。そして持っていたジェムを胸元の藍色のジェムに当てて、魔力を回復させる。]
さて、これでこの場は切り抜けられそうね。
[再度念じ、頭上と右手から雷の魔力をほとばしらせる。
稲妻が、再び纏わりつく]
Electric Rage
[そのまま残るディアボロスたちに殴り掛かり、消滅させる。]
― 薬屋前 ―
『ともかく、叫び声がした方へ急ぎましょう。
もしかしたら、そこにボス級のディアボロスがいるかもしれないわ』
[叫び声がしたのは、西側の方。そちらを目指さなければ。
その前に、持っているミニジェムを使い、失った魔力を回復させる。]
『あなたには、乗り越えなければならない“課題”もあるはずよ』
[課題――そう、私には乗り越えなければならない課題があった。
他者との関係を築く上で、お互いの事をある程度知っておくのは重要なことだ。
しかし、世の中には知ってはならないもの、知らなくてもよいものも存在する。
人間関係においてもそうだ。互いの負の側面まで知ってしまったために不幸を招くケースもある。
だが、私に課せられた課題は、それとは別次元のもの。
もし自分の家族や恋人、友人、そしてこれから出会う人々に、己の“過去に犯した罪”が知れたら――
彼らは、私から離れて行ってしまうのではないか。
私はそれを恐れている]
[エレクトラが私に課した課題は、私の心の奥底に潜む“恐れ”を克服すること。
果たしてこの試練中にそれができるのか。それは自分次第。
しかし、この恐れを取り払う方法があるなら、今すぐにでも知りたいくらいだ]
― 中央通り・西側へ ―
『この辺から叫び声が聞こえてきたんだけど……って』
[八百屋周辺の様子を見て、エレクトラは一度黙る。
そこには既に他の見習い魔女がいるだけでなく、ボス級のディアボロスの姿もあった。
既に戦闘は始まっているらしく、苦戦している者もいるようだ]
『ユーリエ!奴がすぐ近くにいるわ!』
とにかく助けに行って、奴を撃破しなくちゃ。
[すぐに八百屋周辺に駆けつけ、ボス級のディアボロスの姿を捉えた]
― →八百屋周辺 ―
[そのボス級のディアボロスは、人型を保ってはいたが、何とも妙な姿だった。そればかりか]
『このディアボロス、特殊な嗜好をもつようね。女性よりも男性が好きとか……』
なるほど、ね……
[他の見習い魔女に対する奴の反応を見ても、それは明らかだった。]
Excuse me?
私も戦闘に加わりますよ。
[そう言って、ボス級のディアボロスを視界に収めて。
すぐに魔法を使えるようにしておく。]
ふーむ、なるほどねえ。
女性よりも男性が好きなディアボロスねえ……
アンタがディアボロスになったのも、仕方のないことかもしれないわね。
アンタ、目先の欲望に走りすぎたんじゃない?
[その言葉は目の前のディアボロスに向けて]
もちろん、私は同性愛などの類を否定する気はないわ。
私の母が生まれたアメリカでも、同性愛者に対して理解を示す人が多いからね。
But!それとこれとは話が別。
アンタがこうしてディアボロスとしてここにいるということは、つまりディアボロスの身に堕ちるだけのことをしていたってことじゃない?
目先の快楽に溺れすぎた結果がこの体たらく。
かわいそうに、欲望や快楽にとらわれすぎて、別の幸せに気づかぬまま過ごしてきたんでしょうね……
[あくまで憶測でしかないが]
実際のところはどうなのか、分からないけど!
[右の拳を横に突き出すようなポーズで念じ、身体に稲妻を纏わせる。]
Electric Rage
[ボス級のディアボロスめがけて突撃し、殴り掛かる!]
[突き出される拳。弾け飛ぶ稲妻。
意地でも、この試練を突破する。
その意思を拳に込めて、ディアボロスに接近戦を挑んだ。
途中、奴が出した薔薇の蔓がこちらにも伸びてきた。
それが身体を掠めて、傷を負ってしまった――が、構わず殴る。
雷の魔力のおかげで、薔薇の蔓の勢いも減っているはずだ。]
せめて来世では快楽にとらわれすぎることのない人間に生まれ変わらせてあげましょうか?
というわけで皆さん、私は攻撃に回ります!
[そう叫び、ディアボロスへの攻撃を行う。
何発かは食らっているようだ。結構なダメージを与えられているはず。
ならばこのまま攻撃を続けるのみ。
再び、雷の魔力を併用した格闘攻撃を放つ。
奇数:命中 偶数:敵の身体を掠めた →3(6x1)]
[攻撃は見事命中。雷の魔力が、店中をほとばしった。
もし奴がまだ生きていたら、再び薔薇の蔓が襲い掛かってくるだろう。
負傷することもありうるが、それでも手を緩めるつもりはなかった。
奴が、倒れるまで。
逆にこちらが捕まってしまった場合は、素直に助けを呼ぶだろう。
今はこの場にいる全員の協力が必要だ……]**
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新