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出してしまって。
ほら。全部。
[煽り、引き出し、導く。
どうすれば解き放ってあげられるかは、よく知っていた。]
受け止めるから。ほら。
ああ、そう─── ん、…
[迸る彼の悦びを口で受け止め、すべて呑みこむ。
のみならず、溜まったものを吐き出して硬さを失った肉茎の先端を口に含み、ちゅ、と吸い上げた。
最後に互いを清め、水滴を拭ってから、彼を寝台に導く。]
[兄弟を仰向けに寝かせ、聖水を含ませた筆を肌に滑らせる。
胸から鳩尾、鼠蹊部に至るまで筆を走らせ、描くのは大天使の加護を現す紋様。
前を書き終えたら、今度は俯せにさせて背中にも描いていく。
これが彼を守る鎧、そして彼の内側に魔を封じて留める縛鎖となるのだ。
ここに、自分の力を注ぐことで。]
安心してください。
もう、十分に蕩けていますから。
[痛くないですよ、と笑いながら、書き終えた筆で彼の後孔を撫でた。]
− 浮遊する群島 −
…ふ あっ
[内側で曲げられた彼の指が敏感な場所を圧して、腰が蕩けた。
彼が好きだという行為を身体に直に刻み込まれる。
その一方で唇と舌に煽られ続けた陽根は、抗する術も持たずに先走りの蜜を溢れさせて吐精し、
喘ぎを噛み殺すも、瞼を震わせる歓喜の放埒は、見上げる彼の淫微な表情が期待するままに純粋なもの。
証の白を飲み下した彼に窪みの奥まで啜り上げられ、またひとつ戦慄する。]
[解放に導かれたのは男の徴ばかりではなく、いまや全身が無駄な硬直をなくし、だが充足して寝台に横わる。
聖水によってその肢体に隈無く描き込まれる守護の紋章。
体温を写し取った筆が双丘の狭間に置かれ、秘儀の次の段階を示唆した。]
…恩寵を。
[顔を伏せたまま、腰を上げて希う。
必要なこととわかっている。
それでも羞恥を覚えるのは、今回もきっと、あられもない声をあげてしまうだろうから。]
― 浮遊する群島 ―
悦くしてあげます。
[高く捧げられた腰を引き寄せ、窄まりの奥に息を吹きかける。
愛おしさに一片の労りを加えて彼の背を抱きかかえた。
沐浴での奉仕と、彼の純粋な───それだけに淫らな姿態を目の当たりにして、自分の熱もまた満ちている。
ゆっくりと腰を下ろし、勃ち上がったものを彼の内腿に擦り付けて存在を示してから、拓かれた場所へと埋めていった。]
[内側の熱さは指で触れて知っている。
それでも体の芯で感じる温度は、煮えたぎる坩堝のよう。
ゆっくりと、深く腰を使い、秘められた急所を突き、快感の源を暴いていく。ふたりの体温が溶け合い、吐息は絡み合ってどちらのものとも分かちがたくなる。
力が、満ちていく。]
クロゥ。言って。
欲しい、と。言って。
[短い息を繰り返しながら言葉を求めた。
それは最後の扉を開く鍵。
力を解放する呪文。
そして、大きな光が迸った。]
/*
ちょっと魔王で何か落とそうかと思ったら、フレデリカに先を越されたなにか。
魔王城も狩りの範囲内ですよーよーよー。
/*
わりと人が集まってるので魔王様出してみましたが、余計でしたか?
目撃してもいいのよ、という心づもりですが、NPC相手だと気が引けるというのもありますよね。
今なら筆が乗っているので、かなり多角でも大丈夫ですよと、だれにも届かない場所で呟いてみるのです。
− 浮遊する群島 −
[穏やかな中にも情愛を宿した声が宣言する。
先程とは立場を逆にし、後ろに回った彼の身体の熱が肌に接した。
下肢の付け根で触れ合うのは、天使の容貌を裏切る器官。
彼自身の蜜が、内腿に光る筋をひく。
しなやかな指が、肉を拓いた。
ほどなく、ふたりはひとつにつながる。]
ん、 う…
[辛くはない。
だが、寛げられ塗り替えられてゆく感触に、息を詰まらせる。
彼のように自分から腰を動かしてより深い官能を呼び覚ますことなど及びもつかない。
だが、彼の巧みな抽送は決して一方的ではなかった。
感度のいいところを突かれ、反射的に身体が引き絞られる。
それが新たな疼きを呼ぶ。]
…っ …っう
[切なく抑えた喘ぎは、次第に追い詰められていった。
絶え間なく擦れ合う粘膜が快感を引きずり出す。
熱い血潮が全身を巡り、脈打つごとに彼を感じていた。
快楽の連鎖に応える肢体は、もはやほとんど間断なく跳ね、腰を突き上げて彼を深く迎え入れる。]
[ややもすれば艶めいて洩れる声を懸命に抑えようと、きつく拳を握った。
喉を緩めてしまえば、もう止めどがなくなるから──
けれど、彼は言葉を求め、 言葉は至り、迸った。]
シズ、 シズ──
欲しい── 来て、 来て──
満たして、 欲しい ん っ
[自らを響き合う空にして、受け止める。]
― 浮遊する群島 ―
[切ない声は子が母を呼ばうにも似て、
求められた熱は器の隅々にまでいきわたる。
描かれた紋様に光が灯り、鎧となって彼を覆った。
愛しさをこめて彼の背を抱き、そのままくたりと寄り添う。]
クロゥ。
…よかったですよ。
[耳元に囁いて、互いの心音が谺するのを聞いて。
温かな体に頬を摺り寄せていた。]
[しばらくそうしてからゆっくりと身を起こし、
兄弟の肩に手を載せる。]
─── 汝を地上に送り給いし神を信じますか?
[それは、儀式を締めくくる言葉。]
影の谷間を歩むときも、
神は汝を見捨て給わぬことを信じますか?
[儀式を儀式として完成させるためのもの。]
あなたが求める限り、
神は常にあなたと共にあるでしょう。
───共に、地上に戻りましょう。
ブラザー・ジークムント。
[付け加えたのは、祈りであり意思であった。]
− 浮遊する群島 −
[貫く光輝に、束の間、磔られる。
肌を覆った大天使の加護が鎖めいて閃き隠れた。]
んあ… シズ── とても、いい …
[力を送り込まれ、必要は満たされたことは理解できる。
それでも、一度、唇を封じる意志をといてしまえば、歔欷の呻きはとめどもなく溢れて身体を蕩かし、彼との繋がりに焦れた。]
もっと… つながっていたい
[闇を引き寄せ、快楽に耽溺してしまう肉体を浅ましいと恥じても、業。
彼は、狂おしい余韻がひくまで、頬を寄せてそっと腕を回してくれた。
情欲は愛へと形を変える。]
[やがて、波が遠く去れば手を携えて身体を起こした。
先に彼がしておいてくれたおかげだろう、平静に戻るのにさほど時間はかからなかった。
心静かに、信仰の誓いを為す。
形なき加護は、ふたたび身を鎧った。]
──ああ、 おまえと共に。
ブラザー・シジスモンド。
― 浮遊する群島 ―
[兄弟へ守護の鎧を授ける儀式を終えた後、連れだって外へ出る。
儀式の前に感じた予感は、今や現実のものとして目の前にあった。
荒漠たる空に浮かぶ無数の岩塊。
その間を翼を持つ魔の群れが乱舞している。
無秩序に飛んでいるわけではなく、動きに意思を感じた。
視線を巡らせれば逃げまどう人々がいる。
魔物たちは彼らを戯れのように刈り取っていた。]
これは……
[唇を噛み、聖印を握りしめる。]
[狩りは空中でも行われていた。
空を駆ける戦車が追うのは、翼あるひと。
弱弱しくも光輝を纏うそれは、まごうかたなき───]
─── 御使い…
[驚愕に目を見開き、かの翼が散るさまに体を震わせた。
理性と感情がせめぎ合い、動けなくなったその時。
怪鳥に跨った一騎がこちらを発見し、奇声を上げながらまっすぐに突っ込んできた。]**
― 浮遊する群島 ―
[殺意ですらない、宝物を見つけたとでも言うような純粋な所有欲を向けられて、いっとき思考が止まる。
次に意識したのは、兄弟が襲撃者を怪鳥の背から突き落とす場面だった。]
ブラザー!上を!
[乗り手を失った怪鳥の影を踏むように、直上から飛竜の騎手が猛襲する。飛竜が首を逸らし、口を大きく開けるのを見て、咄嗟に簡易の結界を張った。
吐き出された炎が結界に触れ、勢いが弱まる。
それでも吹き付けてくる熱気に、肌がちりちりと焼けた。]
― 浮遊する群島 ―
[結界を伝って燻る炎を断ち割り、重い金属塊が降ってくる。
騎手が振るった長柄の斧を躱せたのは、どちらかと言えば直感と僥倖の賜物だろう。
魔物討伐の最前線に立つ半身と比べれば、肉体の鍛錬はそれほど積んでいない。
一撃を仕損じた飛竜の騎士が上空に駆け上がって再度突撃の体勢を作る。
その間隙に、兄弟の声が鋭く届いた。]
──────!
[空を馳せる怪鳥の背から伸ばされる手。
機会はおそらく一度きり。
失敗すれば虚空をどこまでも落ちていくだろう一歩を、強く蹴り出した。
魂の片割れを信じて飛び、手を伸ばす。]
― 浮遊する群島 ―
[浮遊する島の端から跳びあがり、空に身を躍らせる。
翼無き身体は放物線を描き、頂点を超えて無限の落下を始める。
その刹那を掬い上げ、引き寄せる力強い腕。]
あなたを信じています。
あなたの強さを。想いを。
[信仰告白と同じ重さで口にされる、信愛の発露。]
[ひきつけようと言う提案に頷いて微笑む。
こちらの想いを汲んでくれたことを嬉しく思う。]
起きよ、光を放て。
あなたを照らす光は昇り. 主の栄光はあなたの上に輝く。
[言葉とともに、掲げた手の先に光が生まれた。
眩く清冽な光は魔界にあって異質なもの。
狩猟に興じる魔の目を惹きつけるには十分だろう。]
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