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12人目、青年 ヨアヒム がやってきました。
青年 ヨアヒムは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 村の外れの森 ―
[青年は一人、森の中でしゃがみ込んでいる。
傍らには様々な草のはいった籠。
見る人が見ればそれが薬草の類ばかりだとわかるだろう。]
ん……こんなもの、かな。
[町医者から依頼されていた薬の量に十分なだけの薬草は取れた。
一人呟けば、籠を手にすくりと立ち上がる。]
後はこいつを精製して、と……。
今日中に片づけられるかなぁ?
[森に入ってから結構な時間が経ったろう。
柔らかな木漏れ日を浴びながら、森を出ようと歩き出す。]
[青年の名はヨアヒム。
2年ほど前からこの村に住み着いた。
以降、自宅の薬草園や森で取れた薬草や香草を素に薬などを作っては町へ売りに行ったり、村の住人にも薬などを売ったりしながら、この村できままに暮らしている。*]
/*
久々に来たら表情差分スクリプト入れてなくておおぅ、となってた私です。
というわけでやぁ久しぶりでございますよ。
ちょーっとリアルがあれこれだったりしますが、どうにか無事やりきれますように。
[自宅に向かう道すがら、ほんのり風に乗ってきた、微かな、けども美味しそうなパンの匂いに思わず腹の虫が鳴る。
自分の知る限りでは、変人としか言いようのないパン屋。
正直苦手ではあるのだが、それでも作られるパンは確かに美味い。]
……寄ってくかな。
[薬草園のあの香草とバターを混ぜれば、きっと合いそうだな、なんて考えながら青年はパン屋の方へと足を向ける。**]
[青年とあまり年の変わらぬであろうシスター。
彼女もどうやらこの村の出身ではないらしいし、この村では移住者もそう珍しくないようだ。
それが、青年がこの村に住みついた理由の一つ。
一度は廃墟と化したらしい村、移住者がいなければ廃れたままだったであろう場所。
その原因に関して青年が知ったのは所詮噂話程度で、どこまで信憑性があるかは知らないし、話半分で聞いていたけども。
他人付き合いなんてほどほどでいい、とは言え閉鎖的な村はそれはそれで住みにくいし不便も有りそうだ。
そんな青年からすれば、この村はちょうどよかった。]
→ パン屋 ―
[二人を見送ってから、パン屋に入れば。
出迎えてくれたのは相変わらずの主。
エプロンよりも、いっそ町の上流家庭の子息が着るようなブラウスのがよっぽど似合いそうに思えるセリフと、笑顔>>180。
青年は一瞬だけ対照的な苦笑いを浮かべたけども、すぐに愛想笑いへと切り替える。]
やぁどうも。
うん、いい天気だし、空はキレイだね。
薬草を天日干しするにもちょうどいい。
おかげで仕事もはかどるよ。
そう思えば悪くない日だね。
[君も輝いてるに関しては華麗にスルーを。
否定したところで、きっと今の数倍の言葉が返ってくるだけだろうし。]
……いやしかし、その語彙はどこで培われたのか、非常に気になるね。
[つい、疑問が口を吐いて出た。
ご両親もこういうノリだったのだろうか?なんて。
まさか、まじめな人間だったなんて、青年は知る由もなく。
そうして、白パンとライ麦パンを一つずつ選ぶ。
温かいうちに香草バターを載せればきっと美味しかろう、なんて*考えながら。*]
― パン屋の近く ―
いえいえ、こちらこそ毎度ありがとうございます。
[青年からすれば、村の中だけに限って言えば一番の客。
青年も医学の知識は少しはあるけども、何せ住んでるのは町の外れ。それに青年の中ではまだよそ者意識は抜けていない。
そんなところよりも、やはり馴染み深い教会で診てもらう方がきっと、村の皆にとっても気易いだろう。
そんなことを考えつ、神父の注意の言葉に瞬き>>254。]
……って、やだなぁ、神父様。
夜道ったって、ここじゃそんな危ないこともないでしょ?
それにほら、夜の散歩には悪くない暖かさですし……ね?
[あはは、と笑って答える。
昔住んでいたような、治安の悪い町ならともかく。
この村に不埒者がいるとも思えず、また、危険な野生動物が出るとも聞いてはいないのだけども。]
それじゃぁ、また夜に。*
― パン屋 ―
……?
[きょとり。
やはり青年にはよくわからない。
星は綺麗だと思うし、小鹿も可愛いとは思うけども。
けどそこから語彙を得る>>258とか、現実主義な青年には理解出来る訳がない。まるで御伽噺。
町にも女性を口説くために気障ったらしいセリフを吐く人間はいたけども、またそれとはちょっと、いやかなり系統が違う……気がする。
というか、真剣に考えるのが間違っているかも……なんて思っておれば漏れるクシャミ。]
ああ、そうなのかな?
寒の戻り?
まぁうん、念のため風邪薬が必要なら、届けるけど。
[温暖な気候の土地とは言え、山の中。
村に長く住んでる彼>>259が言うなら、冷え込みに気を付けた方がいいのかもしれない。
そう考えながら受け取ったパンは暖かい。*]
/*
オットーのセリフがミッチーの声で変換される呪いにかかってしまった!
さて、今皆どの辺いるんや?
てか時系列どのへんだ?
― 回想 ―
[それは、まだ村に来てすぐころ。
人付き合いにあまり興味がない青年とはいえ、引っ越しのあいさつ回りくらいはした。
半分は、薬が必要そうな住人がいれば売り込もう、だなんて魂胆もあったのだけども。
そんな青年にとっては、パメラの様に色々聞いてくれる存在>>197はある意味ありがたかった。]
ああうん、いわゆる常備薬だったらなんでもあるんだけども。
傷薬とか、熱さましとか、痛み止めとか、ね。
目のお薬かぁ……。
どういう症状か、にもよるけども。
詳しく聞かせてくれるかな?
てかお家の方かな?だったら、直接見せてもらう方が早いけども。
[とはいえ、目の治療薬なんてあまり聞いたことがないし、弱視なら治すよりも眼鏡でも作った方が*早いだろうとは*。]
― 村外れの自宅 ―
[帰宅後、そそくさと薬草を天日干ししたら。
残り物のスープを温めながら、
香草バターをこしらえて、パンに乗せる。
椅子に腰かけて、パンにかじりついたなら、ほんのわずかに口元が緩む。]
うん、やっぱ美味いわ……。
[がわの部分はスープに浸して食べればこちらもやはり良い塩梅で。
満足そうな表情のまま窓の向こうに視線を向ける。]
寒くなる、ねぇ……。
ってもまぁさすがに、真冬並み、なんてことはないか。
[雪でも降るなら大変だけども、多少冷える程度なら薬草園も問題はないだろう。]
まぁでも……
[浮かんだのは神父の忠告>>366
宿屋へなど何度も行き来してるのだし、足腰にはそれなりに自信がある。
神父の祖父であれば、それなりに高齢で足腰も弱っていただろう、なんでもないところで転んでしまうのも仕方ない。
けど、冷えるだけじゃなく天気も崩れて足元が悪くなったなら?
そもそも雨に降られるのは避けたいもので。]
……ま、日が暮れる前に行こっかな。
[とは言え、干した薬草はもうしばらくかかる。
その間に、とお届け物の準備を。
宿屋には定期的に届けている薬草酒とハーブティ。
そして教会には、傷薬と、色とりどりののど飴を小瓶に詰めて*。]
― 教会 ―
[空には雲が多くなり、ひやりとした空気が肌をなでる中。
青年は二つの包みを手に教会の扉を叩く。]
こんばんは。
お届け物ですよー。
[出迎えてくれるのは神父か、シスターか。はたまた両方?
ともあれ包みをほどいたら頼まれ物の傷薬と、のど飴入りの小瓶を渡すだろう。]
飴は、適当にいろんな味のを入れてありますよ。
子供たちなら色を選ぶのも楽しいでしょうしね。
そうそう、喉がすごく痛い時ならお湯に溶かして飲んでもらっても。
あ、ちなみに白いの……薄荷はなかなかキますよ?
[少し、意地悪そうな笑みを*浮かべた。*]
― 宿屋にて ―
[教会を出た後、宿屋へと。
なんだかんだでもう夜という時間帯に。先よりも、冷え込みは確かに強くなっている。]
こんばんはー。
レジーナさーん、いつもの持ってきましたよー。
[玄関から入って、客がいる気配を感じる。
もし誰かと顔を合わせたなら挨拶の一つも。
レジーナと顔を合わせれば、薬草酒を手近な場所において。]
もう春だってのに、なんだかちょっと、冷えてきてますね。
どうせなら、温泉にでも浸かっていきたいけど……
ちょっとまだ仕上げの作業があるんですよね。
レジーナさんも、温かくしてくださいね?
お客さんがいらしてるなら、寝込んでられないでしょ?
[たわいのない雑談。レジーナの内心>>445など*気づかずに。*]
― 宿へ向かう少し前、教会 ―
うん、いつ怪我人がここに世話になりにくるかなんて、わかんないですしね。
僕の家がご近所ならまだしも、流石にちょっと遠いですし。
まぁ、よほどの怪我人が何人も出ない限り、当面はこれで持つかと。
怪我人なんて誰も出ない方がいいのですけど。
[とは言えこれで在庫はほぼ切れた。
補充しなきゃ、なんて考えていれば、神父も何やら企む表情。]
あはは、神父様も悪いお人ですね。
まぁ野郎相手なら止めませんけども。
[自分もその野郎の範疇だというのをうっかり忘れてたから。
鮮やかな菫色の飴を口に放り込まれて>>428、思わず瞬きを。
一瞬後、ふわと口の中を菫の香りが支配する。]
よしっ、セーフっ。
……誰かをうまく嵌めたなら、その時は是非ご報告を。
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