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8人目、天星仙花 が参加しました。
天星仙花 は、妖魔 を希望しました(他の人には見えません)。
[ 柔らかな花弁を固く閉ざし、緑の茎としなやかな葉はくるりと丸まって蕾を包む。
根から滲み出た水気がその上を覆い、水球はやがて凍りついて、うっすらと緑の透ける乳白の氷の珠となる ]
[ 天の花を内に宿した煌めく氷の宝玉が、ころりと、転がり落ちたのは……天の苗床には程遠い、乾いた赤土に覆われた荒地の上 ]
[ 氷は未だ溶けず、固く閉じた蕾も眠ったまま…朝日にきらめく薄緑の珠に、引き寄せられるように一羽の野兎が近づいてくる ]
[ ふんふん、と鼻を寄せて珠の匂いを探る野兎の目前で、ふいに、珠は消え失せ…同時に、茶色かった野兎の毛色が緑がかった乳白色に変わる ]
[ 兎はきょろきょろと物珍し気に辺りを見回すと、跳ね方を忘れたように、のそのそと乾いた土の上を歩き出した** ]
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