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[連れられるがままに、こじんまりとした菓子屋に
足を運ぶと評判の焼き菓子を何個か買い込む。]
ええねえ。豊かな証拠や。
小麦があってバターがあって砂糖があって…──。
貿易に頼ってるとこかて多いけど
国産で賄えてるとこかてようさんある。
[そういって買ったばかりのお菓子をパクッとひと口。
お礼と言わんばかりにリーゼロッテにもおすそ分けに、と一つ。]
うん、美味いなあ。ほんまにありがとうな。
リーゼロッテやったっけ?名前。
ほら、チェンバレンやとお爺様と被るしな。
[とちゃっかり名前で呼びながら城へ戻ろうかと
元来た道を戻る道中。
外務長官殿の姿が見えて、ほうと一考したのだった。]
そうか…、5年前……。
退役されたとは聞いてやったけど…。
そうか亡くなりはったんか…。
[親しかったのか、と聞かれ]
いや……、特別に親しかったわけやないよ。
ただ、あの人は誰にかて優しく厳しい人やったから。
軍人かくあるべしみたいな感じの人やったね。
[俺みたいなんとは気が合えへんかっただけでね。]
[胸の裡の言葉はおくびにも出さぬように、とにっこりと
穏やかに笑って見せた。]
[目を丸くする女性に本当にコロコロと表情が変わる
と目を細めて]
案内してくれたやろ。駄賃や。
[と付け足した。それから彼女の祖父について
もう少し話をしただろうか。
出会った広場の前まで来ると、もう帰り道はわかるからと]
ほな、ありがとうな。おおきに。
また何かあったらよろしく頼んます。
[そういって、彼女とは別れただろう。
何せ自分と違い、彼女は非番の身。
堅苦しい任務の一環で一日が終わってしまうのは
悲しいだろうから。]
[手を振り、別れると足はそのまま
広場のベンチへ腰かけていたフィオンへと向いたであろう。]
オルくん。こんちは。
王が代わる言うんにこんなところで油売ってはるなんて
呑気やなあ自分。
[リーゼロッテにも先ほどの若い将校にも
聞かないような強い口調でそう言い放って
隣へ座る。
男はこのフィオン・オルブライトという男が嫌いだった。
何が原因で嫌悪感を抱いたのか、今となっては明確に覚えてはいないが。自分のことは棚に上げていけしゃあしゃあとそう切り出したのだった。]
[>>178]
[『絵』ではない、という彼女に
じゃあ何を書いているんだと聞くほど
興味があるわけでもなく、その時はそんなもんかと
聞き流す。]
[張り詰めた布に色が落とされていく様は
肖像画のそれとは違い、そのまま庭の風景をキャンバスに
留めているように思えた。きっとそれが自然なんだと
思いながら。勧められるままに茶菓子は食う。]
[返ってきた言葉>>179>>180にこの宮廷画家、馬鹿というわけではなさそうだと印象を付け加える。]
……、そうやろな。
賢明な答えやな。
[のんびりとした口調でされど返しづらい問いかけをされると、一瞬、目の奥に冷たい色が宿るも、すぐに口を開くと]
……そりゃあ決まっとるわ。
俺、絵心あれへんもん、楽に描ける方にするわ。
[手の止まった風景画が完成に近づくのを楽し気に少し見守ろうかな、と指先についた茶菓子の屑を舐め取りながら画家の手元を眺めていた。]
それ、好きや。
俺、この庭好きやから、その『絵』完成したら
見せたってや。
[そういってにっこり、常のように微笑んで。
そうしている内に声が聞こえた、と捕捉され
取り押さえられるように仕事に連れ戻されるのは
そのすぐ後のこと**]
/*私も平和なうちに自陣営以外の人と絡みたい〜。
リーくんにも会いたいし、シュナウザーくん大好き…。
えっ、っていうか臣下側むさくない?!
王国軍女の子ばっかりだもんね!おっさん大勝利!!✌('ω'✌ )三✌('ω')✌三( ✌'ω')✌
[>>187こちらのあからさまな態度が伝わらないハズはない。そう思うと、なかなかに肝の座った男である、とつまらなさそうに焼き菓子を口へと頬張る。]
どっちが継いだかて喜ばしい事やけどな。
まぁせやかて王の公布があったかて、正式に継ぐんはまだ先の話やろ。
俺はどっちになっても平和のまんまやと思うけどー。
[甘味で腹を満たし、降り注ぐ陽気に
大きくあくびを一つ。]
[続く悪気なさそうな問いかけに、しばし沈黙。
リーゼロッテのように非番と思うなら
そのまま触れずにいておいてほしかった話題。]
え?俺の勤務?
そら参謀さんやもん。
月火水木金金金。休みなんてあってないようなもんやで。
フェリクス王子が帰還した言うし
国の菓子で疲れ癒してもらお思て……──
[しっかり自分も食べているのだけれど。
お得意の口八丁で、答えを濁し]
………ええわ、そろそろ戻るわ。
ほな、外務長官殿はここで日干しになったったらええわ。
ほな、さいなら。
[バレる前に帰ろう。
つれなく言うと踵を返し、城へ戻ろうと。]
── 街・広場 ──
[フィオンと別れてほどなく。
歩く民衆とすれ違いざまに、声を掛けられる。
会釈で返していたが、その中の一人、ぼろ布を纏った男は無言で近づくと、そのまま手短に要件を話す。
『混んでいるバーで相席したいが、一番高い服では相応しくない』
そう聞いて、にこりと微笑むと男の肩を叩いて]
「夜明け前にバーに行けば混むことはない」
[肩からするりと手を滑らせると握っておいた金貨を2枚、男の隠しの中へと入れた。]
── 城内 ──
[なるほど、それが王の意志か。
と、男の台詞を咀嚼する。一週間後、来たる瞬間に備えて
仕事をさぼることはあっても準備を怠ることはしない。]
久しぶりに剣の練習でもしよかな〜。
[昔、フェリクス王子やウェルシュ王子に剣を教えたこともあったか、と
当時のことを思い耽るのは加齢への第一歩なのだろうか。いやいやまさか。]
これどないしよ。
[そう言いながらお菓子の包みを目の高さに上げる。
買い込んだ量を自分一人で処理しきれるはずもなく。
普段もらってばかりの茶飲み友達>>195にお返しをするでも
いいのだけれど…と思案しながら歩を進める。]
/*ほら、なんだっけオーシャンズ11…じゃないな、12か。
なんか暗号みたいなやり取りしてたよね。
ああいうの、かっこいいなって厨二心が…。
王様は隣国と仲良くしたい>>280=バー(国)で相席(同盟)するよ
一番高い服では相応しくない=第一王子じゃないみたいだよ
夜明け前=後継者発表前
混むことはない=同盟なんてクソくらえだぜ
的な、ニュアンスが…かっこよく書きたい。読んだ人に伝わっていると…いいな。
ぶえーっくしぃ!!
…これは…、誰かが俺の噂してる……。
誰やろか…。サボってるんがバレたんかな…。
[一回仕事してますアピールしに行った方がええんやろか。いや、このお菓子持ったまんまやと本部には帰られへん。]
[本格的に参謀本部配属の人間に合わないように城内を潜入しだす男であった。]
/*
きっと……、身バレしている……(被害妄想
いいんだ……、いいんだ……。
えっと、私も中身予想、しようか…?
── その昔 ──
[まだ参謀という立場に就く前の話。
南の地区ではそこそこに剣の腕が立つ方であった。
ある時、国境付近で起きたならず者との小競り合いの収束の任を受け
中央地区の本隊と合流し、合同作戦を行った時に目を止められ
そのまま王都直属の軍属になった折。
右も左もわからぬ時分に仲良くなった同期に
今の尚書官庁補佐、リヒャルト・ラバルがいた。
彼は年下ではあったが真面目で、それでいて変わり者であった。
当時彼が胸ポケットに向かって何か囁いているのを
目にしたことはあっただろうか。]
[ただの真面目より面白い方がずっと良い
と話しかけたのは自分であった。
仲良くなればなるほど、彼は貴族で
自分は所詮職業軍人なのだと思い知らされた。
がこれはまた別の話。]
[さて、己が“かつての探し人”と会えたのは彼がリーゼロッテと別れた後であろうか。]
あっ、リーくん!
探しとったわあ。
元気しとった?
同じ城内おっても、リーくんちぃとも会いにこぉへんから
俺、忘れられてるんやろかって思とったわ。
[同じ城の中で仕事をしていようと、その職務内容も違えば管轄も違うのだから、顔を合わす方が珍しいのだが。
そんなことは百も承知で芝居ぶって悲しんで見せるのは
この男の常のこと。]
/*【急募】ソマリくんと絡むきっかけ
あと、女人禁制の館への潜入方法
参謀さん入れてくれないだろうか…。
入れてくれなさそう(´・ω・`)
…女装しようか(必死
/*繋がらないなーと首を傾げたら…
なんてことはない。>>308を本気で見落としていたよ。
すまない。リーくん。お見合いしたみたいだ。
[不機嫌そうな様は態度からも言葉尻からも伝わってきて。>>313
何か怒らせるようなことをしたか、とすぐに思い至らない
辺り、天性の煽り屋の素質は備わっている。]
何やの、キッツい言い方するなあ。
探しとったよ。書類なんかあれへんけど。
たまにはよもやま話でもしよかー思て。
元気に見えるやろ?
毎日しゃかりきに仕事しとりますからなあ。
[ともすると大げさに見える相手の溜息に]
変わらず言う割にお疲れやんなあ自分。
あ、お菓子食べる?糖分取ったら頭も回るし。
めっちゃ美味しいで、それ。
[と男にしてはフォローのつもりである、一応。]
忙しい言うたら忙しいけどな。
この国をようする為に出兵するーとか、斥候出すーとか。ほら、駐屯所とか地方の騎士団とかの報告なんかも受けたりしとるしな。自分で言うんもなんやけど、めっちゃ忙しいわ。
[何度もくどいようだが、この男サボリの常習犯である。
実際、男が口にするような仕事もあるにはあるのだが、親交のある国の多い現在、王子の行う視察や斥候の行う偵察が主であり、攻め入ることもなければ知略を練る必要もないのが実情だ。
地方への報告はマメにさせていたが、それは男の生い立ちからくるもの。]
[軽やかな足取りで肩を並べると顔を近づけてにっこりと笑う。]
それでもリーくんは大事な友達やから
会う時間を割くのも吝かではないんやけどなあ。
[そう言うと相手の反応を伺うことに。]
/*全てが嘘くさい。
すみません、あしげにしてください。
すみません、すみません……。
もう一落ちしたい。王子の盾になりたい。第二王子に向けた銃の流れ弾に当たりたい。
[キツイと言いつつ心の底からの言葉でないように
素っ気なく返す相手の言葉は不機嫌そうに思えるが
しっかりと返事は返す。>>344
それは傍目には仲良くも仲悪くも映るのだろう。]
せやんな。それがリーくんの愛やねんもんな。
[意地悪そうな顔に、少し機嫌も直ったかと]
しゃかりきにお菓子って…、お菓子はあくまで間食。
しゃかりきに食べんのは肉と粉モンやな。
[何故、己はそんなにお菓子大好きだと思われているのだろう。
と内心首を傾げる。
庭園の先客の絶えぬ供給のおかげで
いつしかサボリとお菓子は切っても切り離せなくなっていたようだ。]
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