情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
私としては何がいたのか分かった方が良いのだけれどね?
おやおや、照れているのかな。
さっきから少し顔も赤いようだけど…それは私の気のせいか?
[…はおもむろに相手の頬に手を伸ばし]
ん…確かに原因がわかった方がいいかもしれないな…
ひゃっ!?
き、気のせいだっ、気のせいっ…
[その声は次第に小さくなり、うつ向きながら]
話せてなかったな、夢の話
んー、夢かー
そういえば昨日夢を見たな
誰だかわからないが一緒に出掛けてて…目が覚めたら家に一人だったから楽しい夢だったのに複雑すぎる心境だったよ…
そうだろう?分かれば鍛錬でも気にならないというものだ
そうか、気のせいか。それは残念だ
君が気のせいだと言うなら私の思い違いだろう
[…は軽く肩をすくめて視線を逸らすふりをした。こっそり相手の様子を伺っているようだ]
確かになんでもなければ怖くもないな…
そ、そうだ、気のせいだ
[気のせいなわけないじゃないか、可愛いだなんて言われたら…などという小さな呟きは、彼に聞こえてしまっただろうか]
なにもなければいいけど、ね。
ならば頬を染めて照れる君も可愛らしい、と思った私の心も気のせいなのかな。
[相手のつぶやきが聞こえるのか聞こえていないのか言葉を紡ぐと少し寂しそうに目を伏せた]
か、可愛いだなんてそんなっ
また照れるじゃないかっ
[勢いで出た言葉に、思わず息をのむ
ただの照れ隠しなど、何の意味が──]
あ、いやその…また、というのは…
そんな風に言ってもらったことなかったから、嬉しくって恥ずかしくて…
…ふふ、やはり照れていたんだね。
[一瞬驚いたように目を見開くとすぐに嬉しそうに笑みを浮かべた。薄々勘づいていながらも嬉しさは隠せないようだ]
そうか、今まで言われたことがない…というのなら、まだ心に決めた人はいないのかな。…なんて、都合のいいことを考えているのだが
き、君が可愛いとか言うからだろうっ…
心に決めた人か…いると思うか?
はは、いないよ、残念ながら
どうしてだ?
あぁ、すまない。思ったことは黙っておけなくてね。
いやなに、いないならば私をその場所に立候補させてくれまいか、と思ってね。
…なんていうのは独り言だ。このことは聞かなかったことにしてくれても構わないよ
[…は軽く微笑んで相手を見つめた]
監察官 シメオンは、ランダム を投票先に選びました。
え…あ…いいのか?私なんかで…
一度聞いたことを聞かなかったことに、なんて出来ないよ
嬉しいし、さ
…それは、私の都合の良いように解釈してもいいのだろうか。
君も私と同じ気持ちであると思っても
ひゃっ!?
[彼の腕が触れれば、当然の出来事に思わず声をあげ
徐々に速度の上がる鼓動が、彼に聞こえてしまわないか、なんて]
ありがと
[耳元で囁き、腕を背へ回す]
ふふ、改めてお礼なんて言われてしまうと照れてしまうね。
こちらこそ、ありがとう。
[…は相手と同じ速度の鼓動に格好がつかないな、とそっと苦笑を浮かべながらも幸せを噛み締めた]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新