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では……行こう、中尉。
歩きにくければ、俺が手を貸す。
安心しろ――連中のところまで、必ず連れていってやる。
[こんな勇者の意志を、無駄にはしない――してやるものか]
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ぐーれいと。
いやうん、うん。
りっちゃんね、助けれなかった時点でフラグ折れてるからね。
誰かいないかなって。思ってたの。
はは――いいか、中尉。
[歩を進めながら、肩越しに振り返って]
残念だが――"急行する必要はとっくにある"んだ。
[気付いてないはずはないだろうと、視線をやって]
――俺がどうして、君に付き合ってると思う。判ってるだろう。
……俺がひとりで急行するより、君が働いてくれそうだからだ、中尉。
だから、俺は君を連れていく。
はっ……酷い話だとは承知してるよ。
――君の家族には、俺も手紙を書こう。
[戦死した部下の家族に手紙を書くのは、上官の責務のひとつだ。
だから、つまり。それが意味するところは、幾つもあった]
――ああ。判ったとも、中尉。
[彼が飲み込んだ部分まで、頷いて――]
……とはいえ、願わくば。
それまでに、戦争を終わらせたいものだな。
[言うつもりはなかった言葉が、ぽつり零れた]
[礼の言葉に、首を振って]
――……その言葉はな、中尉。
カタを付けてから、もう一度聞かせてもらおう。
[歩みながら、ふっと]
……だからな、それまではくたばってくれるなよ、中尉。
[言って、笑ってやった。じき、戦闘の喧騒も聴こえてくるだろうが――**]
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でもこれローレル主人公モードだから、まあ、行くしかないよね。
というか、行かないと、中尉が移動中に死亡になっちゃうし。
[自分たちの足音に混じる、争闘の気配。
――だが、銃声は聞こえない。
罵り合う声、人の身体がもつれぶつかり合う気配。
なんたること、なんたる皮肉か。
最先端の技術の粋を凝らして造り上げられた、最新鋭戦艦の只中で。
いま、もっとも原初の戦いが繰り広げられている。
人類が手にしてしまったプロメテウスの火≪かやく≫が介在しない、古き良き野蛮な戦場音楽が、いま奏でられている]
[中尉に可能なかぎりの早足で、歩調をとって。
そして、目にしたのは通路の先――その格闘を、遠目に捉え]
――あれは、……ッ!
[反射的に、手にした銃口を構えかけ――いや、敵味方が近すぎる]
……くそ、これじゃ撃てん……!
[至近距離でならまだしも、ここから撃てば味方も巻き込む。
なら、どうすればいい。どうすべきか。
ああもう、そんなものは決まっている。他に選択肢がないなら、やるしかない]
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あら、そうなん……。
ベリアンの動きが完全に狼だったから、思い込んでたわ。
シュテラは協力者=C狂と……Oh。
――……少佐はどこだ!?
[怒気と困惑も露に、視線を彷徨わせる。
本来――ここで優先すべきは、まず第一にローレルの身柄。
だが、格闘するファベル少尉の相手は、練達の工作員。一対一では危ういかもしれない]
くそ……中尉! 先走ったあの阿呆を助けるぞ!!
[――少佐も少尉も、どいつもこいつも、勝手に走り出して。
まったく、そんなもの、命令と規律が第一の軍ではご法度のはずだ。
でも、自分はそんな軍は好きじゃあなくて。
だから、そんな堅苦しい気配なんて微塵もない、あの人を。
――ああ、そうとも。だから、まず少尉を救う。
せめて、彼らには――自分のような思いは、させたくない]
電測士 リエヴルは、航空兵 コンラート を投票先に選びました。
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なにがアレって、
コンラート&ローレル落ちの場合。
好いた女に死なれた野郎がふたり。
原因となった女スパイを追い回す。
物語的にも展開的にも、
そして絵面的にもやばいって(確信
――……ああ!?
[闘争の場に、駆け寄る最中。音が。
何の変哲もない、通路を横切ったとき、争う声が]
……いまのは……!!
少尉、少佐は向こうか――!?
[それに、返事があったかどうか。だが、自分の聴覚が確かなら]
――中尉!! ここは任せる、少尉を救え!!
[そう言いおいて、横合いの通路に走り込んだ]
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とりあえず、展開的にな。
ローレル死亡はまとまらないと思うんだよ、私はね。
だから、シュテラを殺すかりっちゃん死ぬかは、ともかく。
そこは捻じ曲げにいこうか、ね。
――自分の命の値段を考えろってんだよ!!
クソ! あのリトル通信長! ミニマム少佐め!!
[上官に聞かれれば減給モノの暴言を吐きながら、通路に走りこむ]
――面倒! かけやがって!!
[だが、死なせられない。あの人のようには、させられない。
死なせないといった相手を、二人までも死なせるなんてことになれば。
三人目を死なせる前に、まず、自分で銃口を咥える以外の選択肢がなくなるから]
――づっ……!!
[灼けるような痛み。だが、いかに工作員といえども。
女の力で、男の腕を貫通して尚、その先の標的に致命傷を与えるなんてことは出来っこない]
――刃物ってのは困るよなァ!
深く刺さったら、簡単には抜けないからな!
[至近に迫った、この一瞬を逃すかと。
そのまま、ぶつかるように脇腹めがけて膝をカチ上げる。
得物の回収に少しでも躊躇すれば、それは小柄な身体を捉えるだろう]
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というわけで混沌として参りました。
別に混沌でいいじゃん。
綺麗に整合とれた物語を紡ぎたかったら小説書けばいいのさ。
と、思うわけですよ、私はね。
――少佐!
説得するつもりなら、無駄だ!!
[これだけのことをやったあとだ。
仮に投降したところで、その扱いは、国際法違反の工作員。
そうでなくても反乱兵で、いずれにしても、待っているのは極刑だけだ]
――悪いが、少佐!
あなたが俺の命令に従うってのは、まだ有効だったはずだ!
いいから殺れ!
俺ごとでもいい――あの人の銃で、あの人の仇を!!
[撃って、討ってくれと]
電測士 リエヴルは、主計兵 シュテラ を投票先に選びました。
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