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[少年が聖霊様になる事の意味を少女は理解していなくて
馬鹿みたいに少年の名前を呼び続けているとバルコニーへと人がやって来た。>>21
少年の兄であるオットーだ。助けを求め、少女は顔を上げてオットーを仰ぎ見る。]
オットー…。リズは、リズは今まで雪の中に居た筈なのに。
どうしてリズは戻って来れたの。ううん、それよりも、ペーターが……。
[オットーの小言は現実から逸れている。
銀嵐の中で外に出掛け何日も帰って来なかった少女に掛けられる言葉ではなかった。
少女はまだ困惑したままだ。首をふるふると振って戸惑いを隠そうともしない。
ペーターが、と彼の名前を再び口にする。
オットーがペーターの名前を呼び、
少年の頬へと手を伸ばされるのを少女はじっと見つめていた。]
[銀嵐の吹雪に吸い込まれる青年の慟哭。
ああ、彼は、ペーターは息をしていない。
どうしたら良いの、目頭が熱くなった。
強く綴じた瞼の裏に浮かぶのは、
生きていた頃のペーターの姿。
胸のあたりがひたすら苦しい。
締め付けられる様な思いなんて比喩ではなく、
ぎゅっと心臓を掴まれた様にとても痛い。
少女は物理的な痛みを感じて、
喪った身体を取り戻した事にようやく気が付く。
凍える雪風に奪われた身体は、
粉雪の様に触れてしまえば溶けて消える儚い命を代償に。
少女をこの場所に連れ戻す代わりに、
今度は少年を"ひとり"淋しい場所へと攫ってしまったのだ。]
[きりきりと痛む胸は何の病気なのか、
そうでなければ何かの罰だ。
何の罰だろう。
あなたは優しいひとだから、わたしを拒絶しないと、
確信もしていた。
優しい人だから私が信じる素振りを見せれば、
優しい嘘で騙し続けてくれると信じていた。
だけど、私は子供で知らなかったから。
その我が儘を言う事でどうなると知らなかったから。]
…っあ。
[少女の喉の奥から嗚咽が漏れる。
雫が目尻から零れて頬を伝った。
少女は涙を流し、声にならない声で叫んだ。**]
―――!
― 2階バルコニー ―
[開けっ放しのままのバルコニーの扉。
外から冷たい風が部屋を抜けて宿の中へと雪と青年の少女の嘆きを運ぶだろうか。
2階へと上がって来た人達は音がするのに不自然に思ってバルコニーへやって来るかも知れない。
少女は冷たいペーターの傍でオットーと共に悲しんでいた。]
ペーター、ペーター……。
[ゆっくりと立ち上がれば寒さを思い出してぶるりと震えた。
息を吐けば白く凍る。少女は、生きている。
これから先について考えなければならないのに、
でも心が追いつかない。頭はまだぼんやりとしたまま。]
これから どうしたいか ……?
何にも 考えられないよ。
[少女はオットーを見た。
どうして少女が此処にいるのか疑問に思わないのだろうか。
少年が死んでしまった事と何か関係があるといか訝しまないのか。]
オットーは …… リズのことを、何とも思わないの。
[少年が死んでしまったのは少女のせいではないかと、
少女はそう考えながらオットーと共に室内へ戻った。]
― バルコニー→室の中 ―
[オットーがペーターを運ぶとすれば、少女は邪魔をしないように青年の裾から手を離す。
オットーの表情はリーザの瞳には苦しげに映った。当然だ、弟を失って悲しまない兄は居ない筈だ。
矢張りずきずきと痛む胸の辺りを手で抑えた。その痛みが少女が生きている事を実感させる。]
…そっか。ペーターとどんな…ううん、何でも無い。
せい、……ペーターを運んであげて、ね。
[兄と弟の間でどんな会話がなされたのか少女には分からない。>>74
つい、その内容を聞き出そうとして、途中で不躾だった事に気が付いて口を噤んだ。
バルコニーを出ると扉を締める。窓の外は銀嵐が止まない。
この美しも淋しい景色の何処かに少年が居るかと思うと、
少女は居ても立っても居られない気分になって、
今直ぐ外へ飛び出して少年のもとへ行きたいと思った。
後ろ髪を引かれる思いでその場を離れた。]
― 階段 ―
[ペーターを運ぼうとするオットーの後をついて302号室へと向う。
淋し気な背中に少女はぽつりと謝罪の言葉を零した。
謝ってもどうしようもないと分かっていながらも自然と口から漏れる。]
オットー、ごめんね……。
ペーターも……。
[オットーの名前を呼ぶ女性の声はふたつした。
少女は俯かせていた顔を上げてそちらを見る。]
カタリナ、レジーナ……。
[ふたりに事実を告げるオットーの声に少女は再び顔を下げた。]
……っ。ごめんね。
[少女を生き返らせる為に少年が代償になった事実を知らない人達にとっては、
少女の謝罪は唐突に思えるものだったに違いない。*]
/*
やだー悲劇のヒロインって感じがしてやだですー。
リーザ、お前のせいでペーターがなあって殴りたいな!
幼女は楽な部分もあるけど反面動かすの難しいなあと思いました。
ぺったん・・・。何で死んでしまったん??><
/*
エスパーは私もしてるかなあって思いますです。
ごめんなさい・・・。
リズはカタリナの皆のロルを読み込んで拾おうとしてる気遣い大好きなのですよ。
うーん、リズも拾いたいんだけど、縁故を序盤で振らなかった人達との絡みが終盤って難しい〜。どうしよう〜。
って絡めずに居る。皆と話したいのにね!
どうしようと思いながら用事を済ませてきますです。
遅くてゴメンナサイ〜。
[―――ペーターの、した事。
ゲルトがペーターについて話しをすれば肩を揺らした。
ペーターは言っていた。>>2:672
死んだ男の子を生き返らせる事が出来るのだと。
死んだ男の子が誰の事か分からないけれど、
リーザが此処に居るのはペーターのお陰なのだろう。]
うん、リズは……、本当はさっきまで、
とても淋しいところに居たの……。
でも気付いたら此処へ戻って来れたの。
きっと、ペーターが連れて来てくれたんだと思う。
リーザには分からないの。
ペーターが死んでしまったのは、…リズのせい。
オットーに何と謝れば良いのか、
ううん、皆にも何と言えば良いのか分からないの。
リーザのせいでペーターにはもう会えないんだから。
[あの後、オットーからジムゾンの死や彼等について話しを聞けたのだったか。>>64
ジムゾンやシスターは此処には居ない。リーザはひとりぼっちになってしまったんだろうか。
ペーターの代わりにリーザが死ぬべきだった、なんて口で言うのは簡単だ。
だけど絶対にそんな事を口にしてはいけないという事は少女にも分かった。
ペーターやジムゾンに会いたいと思うのも許されない事なのだろうか。分からない。]
またペーターに会いたいって思うけど、会えない、んだね。
これから、どうすれば良いんだろうね。リーザたちは。
[ただ、リーザは聖霊様と遊びたかっただけなのに。少女の呟きに返事は無かった。
少年と少女が話した、元通りの日常に戻りたいという思い。>>2:621>>2:643
――私が此処へ還って来ても、
ペーターがいないんじゃ、
また遊べないじゃない。*]
[自分を犠牲にして此処へ自分を連れ戻してくれたペーター。
危険だと分かっていても皆を守れるならばと名乗り出たジムゾン。
アルビンを捜しに命を落としたというシスター。
死んでも尚、少女への優しさを忘れなかったアルビン。
様々な人の顔が脳裏浮かんでは消え、]
どうして、皆は自分を犠牲にしてまで他の人を助けようとするのかな。
みんな、みんな、優しすぎるよ……。
[残された自分はどうすれば良いのか。
ただ人狼がまだ残っているのなら、と少女は椅子から立ち上がる。]
でも、まだ終わらないんだよね。
生きる、為に、今日も話し合いをするの?リズは談話室へ行くね**
― ペーターの部屋→談話室 ―
[部屋を出て話し合いの為に談話室へと。
ゲルトも目的先が同じであれば一緒に向っただろうか。]
うん、リズは好きな人が幸せだったら嬉しいよ。
ゲルトには、優しくしたい人がいるの?
[それは、あの日のキッチンでカタリナ交わした会話の続き。]
だったら、ゲルトの大好きな人に。
めいっぱい優しくしてあげてね。
[リーザにはもう好きな人に優しくする事は出来ないから。
死んでしまったらどうしうも出来ない。だから大切な人に会える前に……。
リーザは笑った。*]
[それは、あの日のキッチンでカタリナ交わした会話の続き。]
だったら、ゲルトの大好きな人に。
めいっぱい優しくしてあげてね。
[リーザにはもう好きな人に優しくする事は出来ないから。
死んでしまったらどうしうも出来ない。だから大切な人に会えなくなってしまう前に……。
リーザは笑った。*]
/*
ごめんなさい、今必死にログを読み直してるのですが、
どっからレジーナを疑えば良いのか分からないのです。@@
そして体調崩してるかも。orz
皆さん気を付けてね!
うん、オットー。あのね、リーザは死ねないなあと思う。
だってペーターへの冒涜だよね、
例えペーターに会いたくたって死んだらペーターがしてくれた事の意味がなくなっちゃうじゃない。
PL自身はごめんなさいって謝ってばっかりのリーザが余り好きになれない(困った)
― 談話室 ―
[ノートには今日までに起きた出来事が綴られていた。
それは数日の間留守にしていた少女の為に詳細が記されていた。
少女は議事録を捲り、処刑によって死んだ者達について知る。]
そう、彼等が……。
ヨアヒムが私に優しくしてくれたのは人狼だったから?
ディーターはフリーデルのことを好きじゃなかったの?
……ううん、そうじゃないと良いな。
[心細い少女に声を掛けてくれたヨアヒム、フリーデルと仲の良かったディーター。
彼等が人狼だったなんて信じられなかった。少女は議事録をぱらぱらと捲りる。]
そっか、ナイフは……狂人が持ち出したの?
誰が持ち出したんだろうとおもってたけど。
[“現在の生存者は、ヴァルター、レジーナ、ゲルト、シモン、リーザ、オットー、カタリナの7名。”
と、そう最後に締めくくられている。随分と人が減ってしまった。
残った7名。談話室に居る皆の顔を見渡す。]
[少女はこの先どうすれば良いのか迷いながらも、
死ではなく生を選択するのならば、
この中から人狼を見つけて処刑しなければならない。
少女は皆の会話に耳を傾けていた。
すると、レジーナの助けを求める擦れた声が聴こえた。]
……レジーナ?*
少女 リーザは、宿屋の女主人 レジーナ を投票先に選びました。
[少女もまた皆の手伝いをしようと椅子から立ち上がる。
羊飼いの白い犬がヴァルターに向ってわんわんと鳴いていた。]
……?
[暖炉の火がぱちぱちとはぜては赤々と燃えている。**]
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