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―医務室―
[ダーフィトの話に相槌を打ちつつ、シメオンの疑問に頷きつつ、話を聞いていると、カークが目を覚ましていることに気づく。
まだ幾何もたっていないのだから、と、窘めようとしたところ、語られたその内容に耳を傾けつつ。]
フィオンが……ハダリーを。
[その名が出たことで、ふと思い出すもの。
シメオンが頷きを寄越すのに>>50、こちらも頷きで返して、ダーフィトに向き直る。]
僕の足元に、投げられてきたんです。
どうやら、新品のヘッドセットのようなのですが……。
[何が入ってるの?と尋ねるエレ>>61に、そう答えつつ、やはりハダリーとダーフィトの接点が掴めなくて首をかしげる。
一旦休憩しようと、はふっと息を吐き出して、立ち上がった。]
……喉、かわきましたね。
カーク、食器借りますよ?
[カークの返答はどうだっただろう。
その返事がどうであれ、カチャカチャとカップを適当に拝借し、人数分の茶を入れる。
この部屋の主が何を好んで飲んでいるのかは知らないが、適当に手に取って茶葉を匂う。
カモミールだか、ジャスミンだか、分からないものの、何かリラックス効果が高そうで、何かよく"眠れそうなやつ"を。
ふとインスタントのコーヒーも目に入ったが、……寝不足トリオに怪我人トリオに、カフェインの入ったコーヒーなんて入れてやるものか。
ジトッとした目で、それが伝わったかはいざ知らず、熱いから気を付けて……と、それぞれにカップを手渡したのだった。**]
―医務室―
[茶を配った、そのついでに、随分と薄着なカークに、上着を返す。
怪我人に、加えて風邪までひかせては、申し訳なさ過ぎて自己嫌悪に陥りそうだった。
この船の唯一の「お医者サマ」だし。
いつだったかダーフィトが言っていたことを思い出し>>2:305、苦笑する。医者の不養生、言い得て妙だ。]
この上着、ありがとうございました。
おかげで、ぐっすり眠れました。
……これ、
[無意識に、襟の徽章を撫でていただろうか。
一瞬、問いたい気持ちが出るものの、やはり人目があるため口を噤んで。 にっこりと笑う。]
……いえ、なんでも。
やっぱり身体、冷たいなぁ。
[一瞬羽織らせようかと思ったが、この怪我では肩は上がらないだろうし、傷に触っても困る。
巡考した後、上着は畳んで傍に置き、少しでも暖を……と、結局手近にあった白衣>>4:176をかけたのだったか。**]
―医務室―
[どうやら、ダーフィトにも、三つのヘッドセットの意味は分からないようで、その不審な贈り物に眉を潜めている。
それを入手した経緯を尋ねられれば、こくりと一つ頷いて答えた。]
ほら、以前にハダリーと……タイガが降りてきた天井>>2:37から、投げ込まれました。>>253
姿は見えなくて、声だけで、貴方に渡してほしいって。>>255
すぐにいなくなったのようで、その後は分かりませんが。
[タイガ……と言う際、僅かに口ごもる。
目の前のことに必死で、遺体はそのまま放置していたのを思い出したからだ。
その判断を間違ったと思ったわけではないが……いつのまに自分は、そこまで非情な人間になったのかと自嘲めいた笑みを浮かべた。
タイガの笑った顔が、記憶の中をぐるぐると回り……思考が詰まる。
はふっと息を吐き出して、一旦思考を切り替えるため、茶を入れに向かったのだった。]
[「こちらからは通信ができない」というダーフィトに、待つしかないようだなと思いながら、話に耳を傾ける。
ノトカーもハダリーも怪しいという彼の言葉は、推論にしか過ぎなかったが、それでも説得力をもつ言葉だった。]
……ノトカーも、ですか。
けど、複数で動くのはいいですね。
何かあったとき、対処できますし。
[自分は、サシャを身を呈して助けに行ったノトカーも、人狼の可能性を低く見ていたため、つい、そんな呟きが零れてしまったが、複数人で行動するよう言ったダーフィトには同意した。
先程一人で出歩こうとしたことは、まるっと棚上げ。
それに、この医務室にいる人間を、自分は信頼していた。]
確かに、あの渡し方は不自然でした。
……でも寄生されている自覚があったのだとしたら……貴方に、止めて欲しいん、ですかね。
[思ったことを、ポツリと告げる。
勿論、ハダリーへの懐疑心は拭えないものであったが、自らマリエッタについて告白し、困惑を隠しきれていないあの姿を見たせいか。
警戒心が僅かに緩んでいることには、自らは気付かず。]
[そしてダーフィトからヘッドセットを受け取った。
バチンとウインクでもかましそうな口調で、昔のチップのことを持ち出してくる彼に、不満げな顔をする。
だって、ダーフィトのためにピアノを弾きたかったから。]
先に言っときますけど、こんなのであのチップ、相殺できませんからね?
こんなの面倒事でもなんでもない。
[なんなら、自ら進んで受け取りたいくらいだ。
何もないことを祈っているが、万が一何かあったとき、情報があれば動ける。
それに、純粋にダーフィトとハダリーの会話にも興味があった。
こちらを伺うダーフィトには、よかったら、子守唄のリクエストも受け付けてますけど?と皮肉たっぷりに言ってみようか。**]
ーダーフィトが出て行く前/医務室ー
[ノトカーを疑う理由が、第一発見者というだけだったことに>>106、ひとまずコクリと頷いた。
第一発見者は疑われやすいのが常だし、仕方がない。
それに……警戒し過ぎるに越したことはない筈だ。
ハダリーの不可解な行動に眉尻を下げるダーフィトを見ながら、確かにどうしてダーフィトだったのだろうと思う。]
止めて欲しいなら、レストランで一緒だったエレやノトカー、シメオンら方がいいような気もしますし……こればっかりは分かりませんね。
[一瞬、知り合いだったりして…と、頭を過るが、一貫した懐疑心にそれはないかと首を振る。]
確かにカークは無理しない方がいい。
シメオンかエレは、よろしくお願いします。
けど、…それじゃ、ダーフィトが一人に…
[そこまで言って、言葉を飲み込む。
仮にハダリーがダーフィトにコンタクトを取るならば、一人でいるほうが都合がいいのかもしれない…と気付いたから。
だから…]
……絶対、呼んで下さいよ?
一人で何とかしようとして、……万が一のことがあったら、許しませんからね。
[と、真剣な顔で、釘を刺すのだけは忘れない。
コツコツと通信可能らしいヘッドセットを叩いて、懇願するように言えば、伝わっただろうか。
伝わったと信じて、ハダリーを探してくると出ていく姿>>110を見送ったのだったか。]
さて、と。
[ダーフィトが出て行った後、自分も立ち上がる。寝不足トリオが寝不足デュオになったところで、2人にはおとなしく寝ていてもらおうかな……。そう言って、エレに声を掛けてみた。
ダーフィトは、ああ言ったが、この通信機があるので、自分も一人でも構わないが。
…さて、共に来てくれただろうか。*]
ー第二エリアー
[医務室を出て、さてどうしようかと頭を捻る。
いざ通信が入れば、ダーフィトの元に向かうとして、それまではハダリーを探すことに集中しよう。
まさか、すでにダーフィト本人の通信機に連絡が入り、2人が会っていることなど露知らず。]
…何処にいるんですかねぇ。
[エレが居ればエレに、一人であればそう呟いて、ひとまず、第二エリアをしらみつぶしにすることにした。
まず足が向くのは、……資料室。
いくら人狼だったとはいえ、遺体を放置するのは、…やはり目覚めが悪い。
見て気持ちのいいものではなかったため、中には一人で入り、明かりが付く分だけ灯した。]
……あれ…タイガがいない。
[何人もの血を吸った部屋に、些か顔を青くさせつつも、食いしばって周囲をみると…、そこにいない人物に瞠目する。
あの騒動で確かに存在したタイガが、血の跡はそのままに姿を消していた。
しかし、よく見れば、引きずったような跡を発見する。
…その跡は、第一エリアの方へと続いていた。]
ー回想→現在・第二エリアー
[グループを分ける段になったときだったか、「俺だけ大人しく寝てられる訳ないだろ!」と奮起したのはカーク。>>157
(あー…ダーフィト、やっぱ駄目だったよ…)
と、遠い目でダーフィトを見れば、説得しようとしたのだろうか。同様に呆れたのだろうか。
この、自分が重傷者と分かっていない「お医者サマ」に溜息。
眉間に寄った皺を揉み解すよう、やれやれと。
しかし、言い出すと聞かない頑固者は、ダーフィトもカークも同じ。流石、類友。
シメオンとエレは、ついていくのだろうかと、チラリと伺ってみる。]
僕も、ハダリーとノトカーを探しに出るので、じゃあ、見つかったら連絡下さい。
[医務室を出る際に、すれ違いは避けたいため、そう提案したことを思い出す。]
……ひとまず、連絡入れてみましょうか。
伝えたいこともありますし。
……双方向通信は……出来るのかな?
[第二エリアを巡った結果、ハダリー、ノトカーともに発見出来なかったこと。
そして、ラヴィにタイガを運んだのがノトカーであると聞いたことを。*]
ノトカーがタイガをNルームに運んだ…。
これはどっちに取ればいいんでしょうね。
[普段なら、優しいなと、ただそう思うだけだったのだが、先程のダーフィトの言葉が過る。
「ノトカーにも人狼の可能性を見ている」と、その言葉に、仲間だから見捨てられなかったのかと余計な事を考えてしまっていた。]
…ノトカーもハダリーも…。
何処に居るんですか…もう。
[疑念は捨てず、かといって信頼も捨てず。
頭の中では常に綱引き状態だ。
だが、それでいい。それがどちらかへ完全に傾いてしまったときこそ、足元を掬われるから。]
ハダリー!
ああ、無事そうですね、
[ぱっと姿を確認し>>209、無事そうな姿に安堵するも、懐疑心が頭を擡げて、酷く曖昧な笑みを浮かべただろう。
彼も距離をとっている。
その二人の距離が、自分とハダリーの、今の信頼の距離のように思え。]
貴方も……タイガを探してるんですか?
[シメオンと会話をした事実を知らない自分は、それがとても違和感を感じ、怪訝な声が出てしまったように思う。
二人がそれほど仲が良い関係には見えていなかったためでもある。
そして、思考は移る。]
ダーフィトとは?
というか、このヘッドセット…、どうして直接渡さなかったんですか?
何で天井から…
[一度疑問を口に出せば、次から次へと疑問がついて口を出る。
あえてその距離を詰めることはせず、頭に装着したモノをコツリと叩いて、尋ねることにしたのだった。*]
……ごめんな、ハダリー。
[一歩前に。
そういって、ニコリと笑っただろう。
幾分か、前よりはマシに。
信用するとは言えないが、信用したいとは思ってる…それを伝えるために。
それでも。]
……ダーフィトが、気になるんです。
通信も、通じないし……。
……、…場所を教えて貰っても?
[言葉を選ぶようで、貴方が人狼だったらダーフィトが心配だと暗に告げる様に、…自嘲めいた笑みが浮かぶ。
教えてもらえば、ありがとうとそう伝えるだろう。
一礼して、去った彼に……もう一度ごめんと呟いて、教えられた方向へと歩みを進めた。]
……だから、休めって言ったんだ。
…死んでるかと、思ったじゃ、ないですか。
ばか。
ほんとばか。
[ぐずぐずと文句をいいながら、ググッと引きずるようにベッドに上げて、布団を掛ける。
何なら、このまま縄か何かで布団ごと縛りあげてやろうか。
沸点は低い方だと自覚している自分も、今回ばかりは…怒っていた。
これだけ動かして、起きないのなら、相当疲れが溜まっているのだろう。
幸い、この部屋は、中々入り組み、侵入し辛いから……。]
終わるまで寝てろ、ばかやろう。
[そう言い残し、部屋を後にしたのであった。]
[ダーフィトの部屋から出た直後、ズルズルと扉に背を付けたまましゃがみ込んだ。]
…心臓に……悪いんですよ。
[……見たときは、本当に死んでいると思った。
出血は無かったが、マリエッタだって同様の"事故"で生死の境を彷徨ったのだから。]
…絶対、眠れる子守唄作ってやる…覚悟しといてくださいよ。
[息を吐き、吸い、吐き…。
震える息が、もとに戻るまで待った後、掌をグーパーと動かす。
血が巡り、体温が上がったのを確認して、立ち上がった。
…そのとき。
……耳が、音を拾う。]
な、何だ?
今の……銃声?
[どうやら近くにキャット・ウォークがあるらしく、音のみが反響して伝わる。
正確には伝わらないが、この船の何処かで、発砲があったことのみは把握した。
慌ててヘッドセットを用いて、カークに連絡を入れるも繋がらず。]
…一体なにが……、っ!?
この声は、エレ!!
[次に聞こえたのは…悲鳴。
大きくなく、しかしながら切羽詰まったような悲鳴が。
確実に女性の悲鳴に、弾かれるように駆け出して、向かう先は、医務室。
(シメオンと一緒だったのに、どうして!!)]
[しかし駆け出すと同時に、肩に鋭い痛みが走り、倒れる。
発砲音が二つ。
うち一つは、肩に命中したらしい。>>258]
の、ノトカー?
[何かに思い詰めたように、銃を発砲する様子に、舌打ちを。
先程のエレの悲鳴は、これが原因かと、ノトカーを睨んだが、フラリと姿を消してしまう。
痛いんだよ、ばか!
不機嫌が一回りして、口が悪くなっていることなど気付かず。
グッと、足を踏ん張って、立ち上がった。
自室にダーフィトがいることはバレていない。
…なら、彼は安全だろう。
そして、同時にとても嫌な予感がした。
……胸に巣食うざわめきに、急かされるようにして、自分の持ち得る全速力で走る。
……無事でいてくれ、エレ!シメオン!!
そう祈らずにはいられなかった。*]
[走ってる最中、スノウがフワリと肩に舞い降りる。聞けばノトカーが発砲し、人狼の可能性があるとのことで。
(ああ、知ってるよ、痛いんだから。)
幸い、黒のシャツだったので、酷く目立ちはしないものの、ジワリジワリと染み込み、肌に張り付く面積を広げている。
止血とか、悠長なことを言っている時間はないのだ。
しかし、そんな一刻を争う事態だと言うのに、スノウは非常にも時間を告げる。]
決まってるじゃないですか。
ノトカー!!!
[大声で告げる。
エレを撃ったと勘違いしているままで。]
音楽家 トールは、修理士 ノトカー を投票先に選びました。
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