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立てますか?
ごめんね、体勢つらいですよね……。
[そう言いながら、再度肩を貸す。
ハダリーのように抱えて歩きたいが、出来てせいぜいおんぶ程度の筋肉に絶望を隠しきれない。
医務室の中へと入ると、なにが嗅いだことのあるような匂いに首を傾げたのも一瞬、床のオイルが目に入る。
マリエッタが倒れていたのも、このオイルが原因なのかもしれない……と、避けるようにして、手近な椅子に座らせた。
何故オイルが……と、訝しんだものの、ひとまず手当が先決だ。
命に別状のある傷ではなかったのが幸いだ。
てきぱきと包帯やガーゼを取り出すシメオンに感心し、その手慣れた様子に……何とも言えぬ顔をする。
(……自分の処置で上手くなったとか、普通に言ったら、雷だ。)
そんな考えが病院嫌いの彼に伝わったかは、さておき。
怪我の処置はシメオンと手分けして行い>>20、彼がカップをカチャカチャと準備している間、床の惨状を眺めていた。]
[オイルが入っていたであろう容器を拾い、表裏する。
(メンテナンス・オイル?ライター?……煙草?)
喫煙者でない自分には、ライターを扱う機会などなく。
さっぱりでだったのだが、ノトカ―ならそういうことに詳しいのかと思い、ちらりとそちらを見て尋ねてみる。
その返答を窺いつつ、考えていると、シメオンがフラッとたたらを踏んだように見えた。
自分と同じように見えたのか、「座りますか?」と尋ねるノトカーに、笑みを"貼り付けて"大丈夫と答える姿に>>66、隠れてため息。]
……顔色、悪いですよ?
そんなんじゃ二人も心配しちゃって、元気にならないじゃないですか。
……少し休んだらどうですか?心配なら、二人は僕が見てますし。
[エレくらいは、もしかしたら、うんうんと頷いてくれたかもしれない。
言うだけはタダだったので、ひとまず、そう伝える。
丁度その時だ。
フラリと真っ青な顔をして、医務室にハダリーが現れたのは。>>66]
[告白された内容に、正直言うと、頭が追い付かなかった。
事故だったと男は告げたが、助けを呼ばない事故、それはもう。
(……殺人なのでは。)
声には出さないが、訝しむような、目をしてしまったように思う。
「私の、脳がおかしくなって」というハダリーの言葉に、呆然とするほかなかった。
(バグ?……そんな言葉で片付けていいのか。……いや、そのバグこそが。)
"『人狼』?"
ああ、……頭が、回らない。]
―回想・第二エリア通路―
それでも、やはり貴方から直接聞くべきだったと、思うので
すみませんでした。
[謝らないでくださいと言われたが、やはり気分のいいものではないだろう。再度、きちんと頭を下げた。
そしてサイボーグというと、やはり目からビームが出たり、ロケットパンチが飛び出したりするのだろうか……と若干わくわくしたのは隠す。]
20年も前に、こんな技術があったんですね。
……すごいです。その身体を、選択した貴方も。
[並大抵の気力と根性では為し得なかったと、容易に想像できた。
その覚悟を思い、賞賛の気持ちでそう伝える。
なにを恥じることがあるのだと。>>76
そしてタブレットを見せられる。
その説明に、へぇ……第2の脳>>77、と、感心したように頷いて、得意げな顔に苦笑する。]
外部記憶装置……それは、便利ですね。
[あまり記憶力のよくない自分には、少し羨ましかったり。
音や楽譜なら、忘れないんだけど。
そんなことを思っていると、「トールの音楽まだ聞いたことない!」とエレの声>>95]
いいですよ。
ハーモニカなら、すぐ吹けますしね。
[痛いだろうに、そんな素振りも見せず、にこにこと周囲を明るくしてくれる彼女に、少しばかりのお礼だ。
そのタブレット、電子ピアノのアプリは入っていないのかな……なんて。
失礼極まりないことを考えていると、声のトーンを落とし、ハダリーに以前の約束について告げられた。>>80
釣られて、自分も声を潜める。]
ああ、はい勿論です。
せっかくだから、貴方のピアノも聴いてみたかったんですが……。
[今の状況では難しいだろうと、渋々引き下がる。
そして、ズボンのポケットから、"それ"を取り出し、渡した。]
どうぞ。いつか聴けるのを、楽しみに取っておくことにします。
[そういって、微笑みながら。]
―第二エリア・医務室―
[衝撃的な告白から、思考がぐるぐると渦の中を漂うような感覚を断ち切るように、大きく息を吸い、そして吐き出す。
そして、目を閉じる。
……彼の発言に集中し、暫くして、口を開いた。]
感染経路という点のみ見ると……確かに貴方に感染はし辛いように感じました。
でも、僕は『人狼』に関しては詳しくありません。
だから、その点のみで、貴方を『人狼』ではないと決めつけることはできない。
[理論的に、医学的に、機械的に、……そう考えてみても、やはり引っかかるのが、マリエッタのことなのだ。
ベルのときは、ラヴィを呼んで、冷静に判断し行動したと聞いている。 そんな人物が……?
もどかしそうに眉を寄せ、口を開いたシメオンの言葉を聞いた。>>130]
……そんな、ことが。
[感染を広めないために、人はそこまでやるのだ。
ぐっと手を握り、耐える。
……今だって、所詮、同じことをしているのだから。]
[そして、現状に、項垂れているとき……ふと思う。]
……ハダリー。
[それは酷く弱弱しい声だったに違いない。]
『人狼』が、貴方の身体に、
貴方の"第2の脳"に、
ハッキングを仕掛けることは、可能なのですか?
[『人狼』の感染経路という点において、彼は確かに感染しづらい。
だが、『人狼』に利用されているということは、ないのだろうか。
『人狼』は、船のメイン・システム メリーを落とすほど。
だったら……。]
[ハダリーは、その問い>>141には答えず、部屋を出て行った。
去っていくその後ろ姿を、引き止められなかったのは何故だろう。
自分の両手を見つめ、思わず顔を覆った。]
ポール・スコット‐ダンカン……
[知っているも何も、音楽に携わる者で、彼の名を知らない者などいないだろう。
壮大な世界観と捻くれた解釈で、幾度となく弾く者を打ちのめし、殴りつけたくなるほど難解なその曲。
課題曲になった日には、己の不運を嘆くほどに。
そのくせ……とんでもなく、いい曲なのだ。
親しみやすいメロディー、重厚でいて、明るさを惜しみなく注がれたリズム。
その旋律の一つ一つに意味を持ち、終盤に向け、まるで何かに訴えかけるような……そんな厳格な音楽性。
かくいう自分も、その音楽性に魅了された一人であったことは想像に難くない。]
……貴方にピアノを教えたのは、あの人なんですね。
……聴いて、みたかった……。
[ポツリとそう呟く。
それは懐疑心や不安を削ぎ落とした、素の自分の声だった。*]
―回想/第二エリア・医務室―
"前にかっぱらったりはしてねえよ。"
"……やろうとしたけど。"
[と、気まり悪そうな、見ようによっては不貞腐れたような顔で、そういう彼>>147に、思わず苦笑する。
自分の視線が、かっぱらいを咎めているとでも思ったのだろうか。
(やっぱ……分かってないんだなぁ……。)
かっぱらっても、盗んでも、それでシメオンの苦痛がなくなるのなら、カークには悪いが、それを咎めたりしない。
だが、やはり、専門の医者に見せるのが、一番いいに決まってる。
その"手際のいい治療"が、何度も医者に診せずに自分で治療した……結果かもしれないと思うと。
(……心配なんだよ。)
そう内心で呟く。
何か言いたげな視線を感じたが、彼は口を開かなかったのだったか。]
……僕も、湿布を一枚貰おうかな。
カークには悪いですけど。
[その呟きに、シメオンがどういう反応を返したかは知らず。
丁度機会が良いので、湿布を一枚かっぱらい、いつだったか負傷した、僅かに痛む腕にペタリと貼っておいたのだった。]
―第二エリア・医務室―
そうですね。
少なくとも、怪我人がいるので、カークは戻ってくると思います。
[ハダリーの出て行った扉を見ながら、シメオンにそう言う。
まさか、人狼を見つけ、おびき出そうとしていることなんて露知らず。しかし、なかなか姿をみせない様子に首をかしげた。]
ダーフィトと、カーク……
[そう言いかけて、先ほどのハダリーの言葉を思い出す。
あのヘラリと笑う顔の下、何かを隠しているのは感付いていた。
一番高い機密と言ったが、それは何なのだろうか。
手元にあるカークの上着を見ながらそんなことを思う。
だから、一応頭の片隅に。
もし仮に、このことを判断するときが迫られたなら、カークと直接話して決めようと、心に誓って。]
……遅い、ですね。
[それにしても、遅すぎやしないだろうか。**]
―第二エリア・医務室―
(あれ?こんなの、付いてたっけ?)
[二人とも遅いなと呟きながら、弄りまわしていた手元の上着を見て、ふと思う。
普段は白衣で隠れるであろう位置に、見慣れない徽章がつけられていた。>>180]
……え、これって。
[零れた言葉は、タイミングよく鳴った電子音にかき消され、届いたものはいなかっただろう。
どうやらカークからの通信らしい。
シメオンが応対するのを聞きながら>>177、その襟章を凝視した。
一介の"船医"にしては、……身分が高すぎるそれ。
本物か?
……いや、偽物をつけた上着を他人に貸さないだろうし……おそらく本物なのだろう。
それが、ハダリーの言っていた"一番高い機密"と関係しているのだろうか。]
[もしかしたら、あのヘラリと笑う顔の下。
本当は泣いていたのかもしれないな……なんて、根拠も何もないことを漠然と思う。
あの若さで高い身分を与えられるということは……それと引き換えに何かを犠牲にしてきたのだろうか。
だから、それについて、この通信で尋ねようとは思わなかった。
聞くならば、二人きりで。
すでに自分は、サイボーグの件で一度失敗しているし。]
[ハダリーの話を語るシメオンに>>186、うんうんと頷き、時折口を挟みながら、こちらのことを伝える。
カーク、ダーフィト双方の見解を聞きながら会話は進んでいった。
「それは、立派なハッキングってことだろ」と、憤りを声に乗せるダーフィトに口を開く。>>195]
ハッキング、したんでしょうね。
……その問いには、答えてくれませんでしたが……。
[そう伝え、目を伏せた。
「ハダリーが出て行った」という言葉が出たときにはもう、盛大に顔を顰め舌打ちをしたものだから>>196。
内心、ごめんな、と謝る
ダーフィトがここに居れば、要注意人物を易々と単独行動させたりしなかっただろう。
以前の口ぶりから、ますます疑念を積もらせているダーフィトを、論破できる材料は持ち合わせていなかった。
なんなら、むしろ……自分も……。]
マリエッタは、大丈夫なんですね。……よかった。
[ひとまずは、という点には目を瞑る。
この状況で命を繋げている……それは、良いニュースだ。
そして、話が続くようであれば、その経過を見守っただろう。
通話が切れる寸前には、こちらには背を向け、歩き出そうとしていたダーフィト。
先程の会話を聞けば、ハダリーを追うことは目に見えており……。]
くれぐれも、気を付けてくださいね。
[伝わらないとは知りつつも、言わずにはいれなかった。]
[その後、シメオン、エレ、ノトカ―と何か話したかもしれないが、それも一段落すると、立ち上がった。
サシャの騒動で有耶無耶になってしまっていたが、やりたいことがあったのだ。
メイン・サロンに置き去りにされたエレキギターは、無事だろうか。]
僕はちょっとやりたいことがあるので、出掛けますね。
エレと、ノトカ―は安静にして、無理しないよう。
シメオンは……ホントに、少し寝た方がいいですよ?
[エレとノトカ―にはそう微笑んで、通信が終わった途端にぶすっとした顔をしているシメオン>>220には苦笑して。
ひらひらと手を振って、医務室を出て、メイン・サロンへと向かう。
どこかでカークに会えるかもしれなかったため、忘れず上着も持って。*]
―回想から現在/第二エリア・医務室―
……タイガが『人狼』?……フィオンの調査で。
[言うだけ言って、切れてしまった通信機器を眺めながら、呆然と呟く。>>225
フィオンが、どういった調査をしたのか、それは分からなかったが、信じると決めた>>3:234 以上そこは疑わず。
ダーフィトも、カークとフィオンを信じてると、"明言"したのだ。
こんな疑心暗鬼のなか、そう明言する根拠があったのだ。
それならば、……そういうことなのだろう、と肩を落とす。
自分の中で疑いのベクトルが、タイガの方に向くのを感じる。
ハダリー同様、論破する材料が少ないのも、疑いを強める要因だった。
タイガについて、自分は、昨日話したこと以外知らない。]
[その後、医務室を出ようとした自分へと、シメオンから声がかかった。>>233
ダーフィトには単独行動は控えろと言われたこと>>225は、さらりと煙に巻いたと思ったが、流石鋭い。]
……え、と。
(一人でないとダメって訳じゃないんだけど、……そのせいでシメオンにまで何かあるのは嫌なんだよなぁ。
体調もあまり良さそうにないし。)]
[思わず言いよどむ。うろっと彷徨った視線はどう取られただろう。
しかしすぐに、頷いた。
心細いのは事実だし、それに、逆の立場だったなら、嫌がられても引っ付いていくだろうし。]
……本当は、寝て欲しいんですけどね。
[その呟きは、聞こえたのやら。]
―医務室→メイン・サロン―
[シメオンに着いてきてもらい、メイン・サロンへと向かう。
結構心細かったようで、彼がいることに無条件で安心している自分がいることに気付き、へらりと笑う。
勿論、何かあったら、守るつもりで、警戒は怠らないが。
メイン・サロンに着くや否や、机の上に無造作に置かれたエレキギターに近寄った。
弓矢には当たらなかったようで、外見には、傷はない。
ひとまずホッと、息を吐き出し、ギターに付けられたピックホルダーから一つピックを拝借。
試しに、弦を弾いてみる。
ビーンッという空気が震える音が、誰もいないサロン内に、思っていた以上に大きく響いた。]
よかった……無事だ。
……あ、シメオンはギターは弾けるんですか?
[その会話が、自分が寝ている間にダーフィトと交わされたことは知らず、そう尋ねる。
その返答次第では、いつか演奏してもらいたい楽器が一つ増えることになるのだが。]
[その返事を聞きながら、エレキギターを抱えると、その足のままNルームへ。
ドロシー……は、分からないが、ベル、サシャ、マリエッタが眠っている場所。
その顔を確認すると、どうしても音が震えてしまいそうだったので、装置に近づいて話かける。]
……ドロシー、貴方のギター……お借りします。
バイオリンはよく弾いたのですが……エレキギターは、久しぶりで。
……音が飛んでも、笑わないで聞いてくださいよ?
[そう言い情けない顔で苦笑する。
そして……大きく息を吸い込んだ。
奏でる曲は決めてある。
巨匠ポール・スコット‐ダンカン、最後の作品。
何かの映画にも使われたのだったか……その辺に疎い自分には、分からなかったが、この曲は、別れと再会の曲だった。
(顔見てさよならって言ったら、僕は本当に、もうこの場から動けなくなってしまう。)
だから、音楽で、許してほしい。
ただ、その曲は、あまりに重々しく重厚な音を聞かせる音楽なので、その曲をジャズ調にアレンジするが。*]
―回想・医務室からメイン・サロン―
[「……あのな、たかがの俺の眠気と、自分の身の安全と。」>>241というシメオンには、ジトッとした目を向けただろう。
"たかが"だって?
自分の身を大事にしてないのはどっちなのやら。
しかし、そのやりとりをみていたエレが、あはは、と笑う。>>249
その笑い声に、……すっかり毒気も抜け。
こくりと素直に頷けば、シメオンの表情も緩んだのだったか。
そんなことを思い返しながら、音の反響に心地よさそうに目を細めるシメオンに目をやる。>>244]
バイオリン一筋……ですか。
そのバイオリンは幸せものだなぁ。
[勿論、そのバイオリンが二挺目なんてことは知らず、にっこりと笑った。
そして、「それを取りに?」という問いには頷きを。]
ドロシーのものだと、聞いたので……。
折角だから……彼女の傍で弾いてあげたい。
[あの騒動で、随分遅くなってしまったけれど、と付け加え。]
楽器はメジャーなものなら一通り。
やっぱり、無意識のうちに、聞こえなくなることへの恐怖があるんだと思います。
聞こえるうちに、いろんな楽器の音を聞いときたい……のかな。
……いや、音楽がないと寂しいってのもあるんですけどね。
[言ってしまってから、あ、と口を覆う。
病気のことを告げたシメオン相手だと、口が軽くなるのは困りものだなと頬を掻き、照れ臭いのを誤魔化した。
そして、すみません、行きましょうかとNルームへ行くことを提案するだろう。
……そのとき。]
[何やら音がして、足元へ当たる。
見れば華やかな色の布に包まれたもの。
何の気なしに拾い上げ、シメオンに見せようと口をひらいたそのとき。]
"こんな場所からすみません。"
"ダーフィト・マクワイアというクルーに"
"渡していただけないでしょうか?"
[どうやらそれは天井からで、その声の主は……ハダリー?
いや、声がこもって聞こえるので、断言ができない。]
ちょっと、待ってください!
[天井に向かって声を上げるが、返答はなく……手の中のものに、酷く困惑した顔を向けたのだった。]
[そうしていれば、時刻は定められた47時を迎える。
歩きながらにもかかわらず、すぐそばで、最早お馴染みのように、チリンとなる鈴の音。
告げる名前は……決まっていた。]
……タイガ。
[静かな声で、そう告げる。]
音楽家 トールは、貿易商 タイガ を投票先に選びました。
―Nルーム―
[指先で弦を押え、ジャンッと、ピックの感触を確かめる。
もう一度、大きく息を吸い……吐いた。
明日にはまた、否応なくここに運ばれてくるものがいる。
その現実を見据えながら……。]
キュゥーン……とまず一音。
弦の上で指を震わせ、盛大にビブラートを響かせる。
そして、口を開いた。
歌など分かりはしないが、ジャズ調のやさしいメロディーを口ずさむ。]
[いつ、どの星だったかで、エレキギターを習ったときに、ある人に教えてもらったこと……。
――おい!なんで歌わねぇんだよ!
エレキは歌ってなんぼだぜ?
その言葉に、渋々自分の声を出すと……、爆笑の渦に包まれた。
――ぶはは、兄ちゃん、エレキは筋いいのになぁ。
自分の"楽器"はさっぱりか?
その言葉が悔しくて、こっそり練習したのは秘密。
しかし、その言葉には目から鱗がこぼれたのを覚えている。
手拍子、口笛、歌……知らず知らずに扱う楽器。
――お、上手くなったじゃねぇか!
それがエレキギターのことだったのか、自分の"楽器"のことだったのかは、いまだ知れず。]
la-lala-la-
[一音一音キレよく弾いて。
高音をうっとりと響かせる。
エレキギターの鋭い音も、優しい音も、余すことなく伝えれば。
音の余韻だけを残し、静かに静寂に包まれた。
[その演奏が終わったとき……スノウが現れ、決定を告げた。*]
la-lala-la-
[一音一音キレよく弾いて。
高音をうっとりと響かせる。
エレキギターの鋭い音も、優しい音も、余すことなく伝えれば。
音の余韻だけを残し、静かに静寂に包まれた。
その演奏が終わったとき……スノウが現れ、決定を告げた。*]
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