情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
シスター フリーデル は、仕立て屋 エルナ を守っている。
―幽界―
[朝。
何事も起きなかったかのように目を覚ましたフリーデルは、やはりいつものように記憶の整理から入る。
決意の記憶。別れの記憶。涙の記憶。恐怖の記憶。激痛の記憶。
そう言ったものを一つ一つ並び替えて。
悪い夢なら良かったのに、と思いつつも、自分の腕を見れば……なるほど、透けている。]
………死後の世界なんてものが、本当にあったんですね。
[見下ろせば、昨日まで自分が居た地平が見える。
昨日自分が襲撃されたということは、人狼はまだいる、ということ。
誰かが人狼を隔離したり倒してくれたり、ということはやはりなかったようで。
今や「狩人」から「傍観者」へとなったことを自覚して、数秒。
ああ、と思いいたり、暫くその辺を移動してみることにした。
もしかしたらゲルトに会えるかも知れないから。
―――神父までもがここに来ているということなどは、まだ知らない]
[自分の「使命」を果たしてしまえば。
結局自分にはもう出来ることは何もない、ということで。
自分のしたことがどれだけ、村に対して意味があるか、それを、幽界から眺めていた。
一つ、その中に、気になる言葉。>>29]
……神父様が、出て行った?
[確かに、見える光景にジムゾンは居ない。だが、人狼も居るこの状況下で、独り出歩くのは言うまでもない自殺行為だ。
周りを見渡してみるが、今のところ幽界にも彼の姿は見受けられない。
……彼はまだ、もしかしたら「生きている」……のだろうか。
村が滅ぼされずに済んだなら、新たな魂の拠り所も必要となろう。そうなったなら、彼の存在は村にとって大切なものであったはずなのに。
そう考えると、深い溜息が漏れてしまう。
しばらく、村人たちの議論――いや、これはもう議論というよりは、諍いと呼ぶべきだろうか――を眺める。
彼らが人間であるか人狼であるか、まだ己にもわからない、が。
少なくとも、昨日、自分を殺した者は、そこには居ない。
もう一つ、深い溜息。]
……………コルネリアスの新しい作戦も、また失敗に終わったんでしょうか……ね。
[少なくとも。
こんな諍いを続けさせるために、自分の献身はあったわけではないと、思いたかったが。
ジムゾンがこちらに来ているのならば、彼はこれをどう評するのだろうか。
自分の行為や、今起きている村人たちの諍いは。神を喜ばせるに足るものなのだろうか。
……いや、それ以前に。
彼は本当に、神を信仰していたのだろうか。
シスターとして彼と共に働いていた頃から思っていたが、彼の信仰は、自分やニコラスのものとはまた異質の何かであるように思えてならなかったのだ。
……これも運命と言うのならば、問い質してみたい、という思いもあった]
[そんな折。
後ろから声が掛かる。
―――まだ、決めつけるには早いんじゃない?
……自分よりも1日早く狼の襲撃を受けた、ゲルトの姿がそこにあった。]
…………ゲルトさん。
[―――君は村を人狼に滅ぼさせないために、行動したんだろ?
―――なら、まだわからないじゃないか。
そう言うゲルトに対しては、「そうですね」と言って軽く頷いて。
また、外界を眺める作業へと戻った**]
[進む様子の見られない議論に最初こそ憤ったものの、途中からは退屈そうに眺めるに留めていたら。
それまで動く様子のなかったリゼットが何事か小さく呟いた >>122 のが見えて。
軽く目を見開き、そちらをじっと見る。
……しばらくすると、立ち上がりってどこかへと歩いて行ったのが見え。その先は……人間はおろか人狼ですら通ることが出来ないであろう、危険な山道。>>123
その歩みはまるで、冥府へと自ら歩き出しているようにすら見えて。
蹴るべき大地こそもうないものの、フリーデルはそこで、反射的に立ち上がる。]
……リゼットさん!
……リゼットさん!やめなさい!!
………戻りなさい!!リゼット!!!
[いくら叫んでも。
亡霊の声など届くわけがない。そんなことは、とうに解っているのに。
祈ることと叫ぶことを、止められなかった]
―幽界、村の外れ上空より―
[リゼットは、そこに佇み、進むでも戻るでもなく佇んでいた。>>132
少なくとも、村から独り、無謀にも出て行くつもりでも、
何もかも絶望してそこから飛び降りるつもりでもなかったのだと。
その事には、僅かに安堵もしたが。]
………
[だが。
リゼットの表情には、何か思いつめたものが見えなくもなかった。
死してなお心配性な自分の性、というだけなのかもしれなかったが。
それでも、今は目を離せなかった]
―幽界―
[狩人小屋へと潜り込んだリゼット>>168に、悲しげな視線を向けつつ。
昏睡状態とは言え、息はありそうと思えた。一端は安堵を。
そして視線を変えれば……
死する直前に確かに見た“人狼”に、独り立ち向かう姿――― >>170
―――それがよりにもよって、ニコラスであったことに目を疑い。
震える声で。
届かぬと知っても、なお哀願する。]
……やめて………!
……お願いっ………!
[エルナがニコラスに向ける想いには、気づいていたつもりではあって。きっとそうなんだろうと密かに応援もしていた。
自分がいなくなることを告げてもきっと、立ち直れるだろうと踏んでいたのは彼の存在もある。
いずれはエルナやニコラスが襲撃を受けることを危惧しなかったわけではない。だが。
まさかこんなにも、その日が早く来るなんて。
本当はこの先は見たくなかった。だが。役目とは言え皆を置いて死したる自分は、せめて目を逸らしてはならないと。目を背けたくなる自分を必死で抑えて、その光景を見続ける]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新