情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
― 回想・アクアマリン ―
[ 話し方の感じから、なんとなくそんな気はしていたが、コンラートは、自分とエディを元々の知り合いだと思っていたらしい。>>142 ]
うん、会ったのは初めてだね。フレンドになっておいてもらったおかげで、さっきも助けて貰えたし、ラッキーだったよ。
[ 訂正を入れるエディの言葉に>>147頷いて ]
アバターの変更をしてないなら、僕が、今回のメンバーで知ってるのは、天使殿と神拳殿だけかな。
[ そう付け加えたものの、多分、その二人は「知人」の括りじゃないな、と、内心自己ツッコミを入れていた。 ]
そうだ、良ければ君もフレンド申請していいかな?
[ 回復タイムの終わり際、思いついて、コンラートに申し出たが、返事はどうだったか。
了承が得られれば、フレンドリストの一番上に「狙撃手」の名が増えることになったろう。** ]
[ 火山弾の雨を凌ぎ切った後のボスアタックへの連携は、今までよりも更に早く組み上げられていた。 ]
(なんかいいチーム感出てるよなあ)
[ 内心しみじみしつつ、こちらは常道で、一度限界近くまで高度を上げる。全体を俯瞰する位置から見下ろして、手薄な箇所と、敵の動きを確認するためだ。 ]
狙撃手殿の戦闘スタイルだと、狙いはゼロ距離か。
[ コンラートの呼びかけに>>149「了解!気をつけろよ!」と、返信して、急降下する。
ノーラがコンラートと連携して動いているのも見えた。メレディスは、相変わらず少々無茶に見える囮役、天使は援護に徹しているようだ。 ]
(さて、あと、僕にできそうな事は…)
[ 上空を旋回しながらコンラートが動き出すタイミングを測り、ファイア・ドラゴンの頭近くを掠めるように横切る軌道を取る。 ]
(回復アイテムもあることだしなあ)
[ いざとなれば、コンラートにブレスが当たらぬよう、盾になるつもりだ。
状態異常なら今更だし、ファイア・ブレスであっても、一発なら凌げるはずだった。
…あくまで計算上は、だが。 ]
[ 見事なタイミングで火山弾がファイア・ドラゴンの顎を閉じさせ、その隙にバディの背に跨ったコンラートが疾風の様に駆け抜け、ドラゴンの上に飛び乗った。 ]
毎度、いい度胸だな。
[ これなら盾役は不要かとも思うが、警戒は怠らず、コンラートから離れ過ぎない位置を旋回する。 ]
『水練刃!』
[ ついでに、通り抜けざま、ドラゴンの首に、水の刃を飛ばしておくのも忘れない。ダメージ量は少しでも多い方がいいはずだ。* ]
―ルビークレーター ―
[ 互いに健闘を称え合ううちに、天使の羽が癒しをもたらす。>>229 ]
毎度お世話になります。天使殿。
[ 礼を言ってから、近づいてきた天使がコンラートに声を掛けるのを見守る。>>231
おや?と内心で首を傾げたのは、自分の時との怒り方の差……ではなくて、なんとなく心理的な距離が近い、と感じたためだ。 ]
へえ、狙撃手殿、天使殿と、そんなに長い付き合いだったのか?凄いな。
[ やがて、エディの「姉弟」みたい発言>>240に対する天使の返答から>>251どうやらその予感が当たっていたらしいと判断して、そう呟く。
ただ、こちらはエディと違って、それがリアルの話とは思い至らず、きっとゲーム初心者の頃に天使が手ほどきしたとかなんだろうなー、という解釈だった。
何しろ天使はこのゲームの開始当初から存在する、いわば名物キャラクターだ。コンラートが子供の頃に出会っていたとしても不思議ではない。* ]
― スカイテンプル ―
[ その後もあれこれあったかもしれないが、やがて次なるステージを紹介するアナウンスが軽快に……響き渡る前に、放送事故めいた沈黙が落ちた。>>#6
なんかウサギがフォローしている時点で、気分的にはアウトである。 ]
(ものの見事に、ひとつもデータに無いクリーチャーだなあ)
[ そこへ届く「神拳」からのチャットメッセージは、端的に状況を説明し、改めて協力をと願う言葉。>>260
ため息ひとつついて、周囲に視線を巡らせる。全員が緊張しつつも、闘志も冷静さも失っていないことを確認して、うん、と、内心で頷いた。 ]
『毒を食らわば皿までって、まさにこういう時に使う格言だな。』
[ 返事は全員宛のチャットメッセージ、初めて使うウィンクのアイコン付きで送ってみた。 ]
[ 天空ステージなればこそ、飛竜を駆る戦闘スタイルは変わらない。 ]
『光精招来!』
[ 上位精霊であるが故、召喚にコストのかかる光の精霊の呼び出しにも躊躇いはなく、精霊刀に眩い虹色のエフェクトがかかった。 ]
[ 光の軌跡に断ち切られて、ゆらゆらと揺れていた幽鬼の姿は消滅する。 ]
次行くぞ、上だ、メイス!
[ 停止することのない飛竜は、「ルォーン!」と鳴いて、頭上に浮かぶ大釜を持った死神のような相手に向かっていく。 ]
とっとと地獄に帰れ!
[ ほぼほぼ、目の前の敵ではなく、それを作った誰かに向けての悪態をつきつつ、正面から死神の胸を貫いて消滅のエフェクトの中をメイスと共に突っ切った。 ]
まだまだ!
[ 再び旋回して、今度は闇色の炎を吹き出す悪魔へと狙いを定める。 ]
[ 揮った刃は過たず悪魔の首を切り飛ばし、闇の炎も霧散する。 ]
あと、少しは保つか…
[ 連撃に近い動きをしているのは、光精の召喚はMP消費的に時間の限界があるためだ。 ]
メイス、もう一度上だっ!
[ 残りわずか、ならば、他のメンバーが狙いにくい上空へと集中すべきと飛竜と騎手は翔け上る。 ]
まったく、悪趣味だなっ!
[ 闇色の雲に大量の顔が浮かんだ、お子様が見たら泣きそうな見た目の魔神に顔を顰める。 ]
[ 切り裂かれた雲は、ぎいぎいという耳障りな悲鳴と共に空に散る。 ]
…と、ここが限界か。
[ 同時に虹色のエフェクトが消えた精霊刀を一旦納め、一時旋回しながらMPの自然回復を待つことになる。** ]
さて、これが最後の大仕事だ。メイス。
[ 飛竜の背を軽く叩くとばさりと羽ばたいた翼から虹の光がかすかに散る。 ]
あれ?これ天使殿の属性付与効果か?
[ 上空までは届かなかったかと思っていた属性付与はどうやらワイバーンの方にかかっていたらしい。道理で、闇の炎やらの攻撃が掠めても平気な様子でいたはずだ。 ]
これなら…
[ もう一度光精を召喚するのはきついと思っていたところだ、だが、飛竜が光属性を纏っているなら、精霊刀には敢えて別の精霊を召喚するという手も使える。そう考えたところへ、天使からの最大級の支援が飛んだ>>355 ]
「ありがとう、思い切りやれそうだ。」
[ 礼のメッセージを送って、精霊刀を舞い上がる飛竜の背で抜く。 ]
[ 風の刃は三つの首を掠め、残る二つの首にはブレスで迎え撃たれた。 ]
『風属性に弱点表示無し。一つは氷属性ブレスだ。もう一つは、属性不明だが、もう一つが毒なら、酸の可能性が高いな』
[ 見えたエフェクトとダメージ値の表示から導いた答えを全員にチャットで回す。 ]
[ 天空を貫き、フェンリルの咆哮が響き渡る。>>405 ]
メイス!
[ バディの名を呼ぶまでもなく、飛竜は大きく旋回してメテオの効果範囲から退避した。
そして、降り注ぐ隕石の群れが、五つ首を襲う。 ]
こんなに近くで見たのは初めてだが、壮観、だな。
[ 呟いてから、ぼんやりしている場合じゃない、と、精霊刀を肩に担ぐ。
魔力と体力を直接刃に注ぐチャージの体勢だ。
いつもならなかなか使えない手だが、今は天使の加護がある。 ]
『酸かもしれない属性不明には、こっちから無属性ブレスと物理攻撃をぶつける。さっきのブレスの範囲を見る限り、メイスの速度なら反撃は避けられるはずだ。』
[ それぞれが、当たろうとする竜の首を決める様子に乗る形で、全体チャットメッセージを送った。 ]
『それじゃ、魔法発動を合図に同時攻撃だな』
[ 帰ってくる返信と、コンスタンツェの詠唱準備の動作を見ながら、再び全体へとメッセージを飛ばし、飛竜の高度を上げた。
狙うは得意の急降下からのワイバーンのブレス攻撃と、竜の目を狙った斬撃の連続攻撃だ。* ]
[ やがて発動した猛吹雪の中、コンスタンツェから飛んだ注意喚起には、さもありなんと頷いた。おおよそ予想通りだ。 ]
「了解、気をつける。ありがとう。」
[ 返信してから、飛竜に合図を送る。 ]
行くぞ、メイス!
[ 吹き抜けの上に覗く天空から、まっすぐ降るような急降下。 ]
「ルオォオーン!!」
[ 一声鳴いて、ブレスを吐いたワイバーンの方へと竜の頭がぐるんと振り向く。カッと開いた顎から反撃のブレスが吐き出される前に、飛竜は急上昇、更に再びの急降下を敢行する。
慣れぬ騎手なら、三回は振り落とされようかという激しい動きだが、チャージの体勢のままの竜騎士は微動だにしない。 ]
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新