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[シャワー浴びた後、バスルームを掃除して。
今は改めてバスタブにお湯をたっぷり溜めている最中]
やー、どこもかしこもクソ豪華ッスにゃ、ふべっクシ!
なんてお風呂上がってすぐ寒そうなの?
[まさかそのまま浴槽掃除してるなんて思わないので。
素朴な疑問をぶつけつつ]
っていうかせっかくなんだからもっとゆっくりすれば良かったのに。
どうせいつも満足に湯浴みできてる訳でもないだろうに……
[言いつつ、自分の着替えを重ねて。
不用意にナイトブラを一番上に置くのは、旅行慣れしてないポイント。]
水が冷たくて……
あっ、お湯もちゃんと出るっスよ
[いつもは時間に追われたり、兄貴の背中流したりでまあ、たしかに湯船にじっくり体を沈めるのは滅多にない、けど]
らって、俺がケツつけた風呂にお嬢をいれるわけにゃ
──……
[不意に顔を背けた。みてないみてないアレなんてみえてない後で目ン玉えぐられるなんてそんな]
[首筋がゾクゾクする。
船に乗ってからずっとだ。
これはもしかして、危険信号の本能じゃなくて、ただの寒気なのでは?という気がしてくる]
……
[煩悩を滅するには滝行だ、水垢離だって誰かが言ってた
うそだ
そういうのは坊主とかがやるから効果あるんだ
結論:たしかに縮んだけど、クソさむいだった*]
うぇ、そう言われると急に入りたくなくなってきた。
[ケツと言われると意識してしまう。
また、不意に顔を反らされると、なんだろうと思ってしまうのが、人間で。
察した先に、白く、あまりにも地味なそれがあったので、二重の意味で赤面しつつ]
わ、わかりやすい奴!
[急いでパタンと戸を閉じた。
こちらはきっと、長風呂を堪能するだろう]
[豪華な部屋のすみっこで膝抱えていたわけです。
ぞくぞくぞわぞわ]
お、おつかれーした
[立ち上がったけど、]
プール……行きたいっスか?
[どことなく気が進まなさそうな声にはなる]
お嬢がいくとこにはついてくッス
[部屋に閉じ込めておこうなんてできっこなかったわけで]
でもその、夜のプールは……エロいふいんきなので!
昼の方が逆に思いっきり遊べると思うッス!
[ばーん、とナイトプールの写真が載ったパンフを広げた。
メシの席でさえ声かけられたんだから、きっとえっちな水着(希望)を着たお嬢なんてヤリチンどもにナンパされまくりに決まっているのだ。
もしかしてちょっと防御が甘いかもしれない気がしてきたお嬢のビキニ(希望)に群がる男どもを前に、暴れ出さないでいられるか?いや暴れる]
今日は寝ちゃって、明日早起きしませんか?
俺、ちゃんと見張ってるんで
あ、めんどくさいからまた他で寝るとか言い出さないでね。
私、一回寝たら一生起きないから。
[釘を刺しつつ。隣のベッドに目を遣った。]
でも寝言言ったらスルーしてね。
ヤスのアニキの新しいシノギっス
[酒と音楽とスパイスと。
クラブみたいなもんだ、って言われて納得した覚え。
”警備員”がしっかりしてれば女達は安心してはしゃぐ、なるほど。教わるイロハを覚えて早く一人前にならねば、と、
まあ要するに混じって遊ぶ暇はなかった遊びたい盛り]
甲板で朝日を見ながら体操?するイベントあるみたいッスよー
[誰がそんなもんいくんだ、というプログラムをパンフレットから適当に指差したり]
一生起きなかったら死んでるんでわ……
[しかしクギを刺されたので廊下かソファで寝るって言い出しにくくなった]
了解ッス!
お嬢の寝言の秘密は絶対誰にも言わないでカンオケまで持っていくッス!
[巨大ベッドでばいんばいん跳ねて遊んだり、どのスイッチがどの灯りを消すやつかわかんなくてパチパチ点けたり消したり。
布団に潜れば、冷水かぶった寒気にぬくぬく。ほかほか。
お嬢が寝たらソファに逃げ出そうと思ってたのにもう手遅れ。オフトゥンからの脱獄は困難なのだった]
― そして ―
ぷーーーーーる!
おまかせくださいお嬢!お嬢の浮き輪は俺が!俺がみごと膨らませてみせるッスぅぅ!
[風邪ひきイベントがくるかと思いきやそんなことはなかった。そう、風邪ひかないのである。今まで一度も。
熱は出なかったが、なぜかマラソン大会でカレーパン食い競争する夢を見た]
[一面の大海原!デカい船!そして太陽がさんさん七拍子!輝くプール!]
えーでもヒヨコちゃんの浮き輪ッスよ
ぜってぇカワイイッス
……ところでお嬢、なんでそんな日曜の昼間みたいな格好してンです?
[こちらはアロハであるが、下が海パンなので逆に今までになく周囲の光景に馴染んでいた]
!!!
みちゅばち!
[おなかが眩しい上下セパレート
胸元の蜂さんはやはり蝶のように舞って刺すタイプのさすが任侠のオンナ……?]
えーかわいいーー!あっお嬢が!可愛いッス!
[胸いっぱいを満たしたなにかが溢れそう。
ヒヨコちゃんの浮き輪を抱えて、思い切り息を吹き込んだ]
ま、待ってください
今この浮き輪を……浮き輪を
[思い切り吸って全力で膨らます全力で全力の全力──
ヒヨコちゃんはあっという間にむくむくと大きく成長し、パンパンに張り詰めて、そして]
ぶわっ!
[バン!と破裂した*]
……この失態の責めは……覚悟してるッス……
[とかいいつつ、もう一個浮き輪を取り出した]
弔い合戦だ!俺に浮き輪は不要!バタフライで生き延びてやらぁ!
ふ、ふたつッスよ
前に海に蹴落とされた時は生きて帰ったし、お前のバタフライすげぇなって褒められたッス!
[それは溺れてたのではって言ってはいけない]
[ごるぁ!お嬢が使う水を冷たくするたぁいい度胸だ番人は誰だツラ貸せおぉお!?]
お嬢大丈夫ッスか!ひなたぼっこに作戦変更しやすか!
[今度は慎重に膨らませたヒヨコちゃん2(今度はうまくやるだらう)をお嬢の足元の水にさっと浮かべた]
いじめ?なんでッスか?
[海に蹴り出された結果、
”たまたまつかまった浮きの下に、現金の詰まったカバンがつないであった”
などという嘘のような運を発揮したので後で褒めてもらえた]
えー足つきます?
見下ろす角度のお嬢も可愛いッスね
[一度首筋を撫でた。
いやな感じは今日は全然ない。きっと大丈夫。
アロハを脱いで、そーーっと水に足をつけた]
うぇっつべてっ
──……
[プールサイドにがっしりしがみついてじわじわ体を水に沈めて行く。
ぽちょん、と水が跳ねた]
ふ、ふか、ふかい、えっ
[これがセレブ品質?]
そっスか?普通なのかと思ってた
[お嬢が一緒に海来てくれるってなったら、みんなテンションの迸るままに高飛び込み大会を始めるだろうし、
なんなら盛り上げるためだけにあらかじめ海の家の運営を始めるまである。
いいシノギになったりするかも]
お嬢は見下ろす立場ッスからね
なんか新鮮
[別に普通に並んで立てば視線の高さ違うけどそういうことじゃなく]
あ、足つくのか
[プールの壁からお嬢の手へと掴まる対象を変えて。
そろそろ伸ばしたつま先がプールの底に到着すれば、ほっとしたのが漏れ漏れの顔]
へへっ
海の上なのにプールってなんかおかしーッスね
でもバカンスーー!って感じ
[ゆらゆらの水面。
黒い蜂ちゃんも、彫り物も水の下だ]
俺ら今カタギっぽくない?
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