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[続く話 >>85 >>89 >>91 >>97にも、フリーデルはほぼ反応を示す様子はない。
声量自体は随分と落ち着いたが、うわ言のように、同じようなことを呟いている。]
……嫌……嫌……
……聞いてない……
……こんな早いなんて聞いてない……
……嘘よ……
……嫌……信じない……
[そうしていると。
ニコラスの鋭い声>>101が響き、それに遅れて心配した様子のペーターの声>>102が届く。それに呼応して顔を上げ。
叩かれれば僅かに目線も上がるが、表情の奥底、何かに沈みきった心は、誰の目にも透けて見えるほどで。
しばらく、無言。]
……………………………………………………
[虚ろな目のまま、重い口を開く。]
………すみません。
[ただそれだけ言って。そして今度は視線をシモンへ向け、口を開く。
シモンを選んだのは、単にこの場の空気を今支配しているから、というだけの理由に過ぎないが]
……暫く、独りにさせてもらえませんか。
昨日お借りした、部屋におりますので。
[その目は虚ろで、声は極めて淡々としたまま]
[気を使わせてしまっていることに申し訳なく感じたのか、先ほどよりは随分と落ち着いたとはいえ、快諾してくれたシモン>>117や、提案してくれたパメラ>>118に対しては申し訳無さそうに頭を下げ。]
……ふたりとも、ありがとうございます。
本当にすみません……私も容疑者の一人なのに。
[そういって立ち上がり、シモンやパメラに言われるままにお茶を貰い。
……部屋から立ち去る間際。
エルナに一言、他に聞こえないように小さく呟いた]
エルナさん。
……出来そうなら、後で私の部屋に来てもらえますか。
……話したいことが、ありますので。
[それだけ言うと、彼女は自分の部屋へ移動する]
― →宿屋3F フリーデルの部屋へ ―
―宿屋3F フリーデルの部屋―
[昨日借りた部屋 >>1:212 へと移動し、浮かない顔で椅子に腰掛け。
深くため息を付いて、中空を見上げて。
もらったお茶を飲んでみはするものの、やはり表情は晴れず。
目を閉じて、何かを深く考えこんだり。
やはり中空に目をやったり。
……時間は無為に過ぎている。誰かが来訪するか、呼びに来るまでは、暫くそうしていることだろう。
ただ、一度だけ。
――絶対に、死んでなんか、やるもんか!!
その声が、階下からも聞こえてきた。リゼットのものだろう。>>144]
……そうね、リゼット。
……あなたはちゃんと、生きなきゃダメ、ですよ。
[いつもなら、すぐにでも出向いて、軽い笑顔でも浮かべて言っていただろう言葉は。さらりと虚空に消えるのみであった]
[ノックの音が聞こえれば >>169、部屋の中から、ドアに向かって歩く足音。
その足音はリズムも音もしっかりしていて、先ほどよりはだいぶマシになったことを推測できるだろう。
軽くドアが開かれ、]
……来てくれて、ありがとうございます。
どうぞ、入って。
[そう言って、部屋に招き入れ。部屋の椅子を指して「どうぞ、座って?」と。
自分はベッドの縁に腰掛ける。]
……どこから話そうか考えていたはずなんですけどね……困ったな、いざ話そうとすると難しいです。
[と小さくつぶやき、沈黙2秒。意を決したように、一人頷いて]
……ここから、話そう。
凄く唐突にこんなこと言ってしまって申し訳ないのですけれど……
私、あなたのこと、親友だと、勝手に、思ってました。
私にないもの一杯持ってて、凄く明るくて、前向きで素直で。……憧れて、ました。
[口調は淡々としているものの、目には僅かな淡い輝き。
僅かな心配は心のなかに隠して]
……もしあなたも同じように思っててくれたらな、って、思うのですけど。
[それは嬉しい事だな、と内心思うのだが。
ああ、でも、もし「そう」なら……この後に続く自分の話を、思うならば。
これほど残酷なことはあるだろうか、とも思うのだ。
……しかし。
だからこそ、話さないわけにも行かず。]
………本当に唐突でごめんなさい。
[泣きそうな目で、エルナをじっと見て。淡々とした声音には、何かを押し殺すような僅かなブレが、少しずつ生まれ始める。それでもなお、きっぱりと、声量と落とさずに、告げた]
……私は、あなたにお別れを言わなきゃいけない。
凄く唐突にこんなこと言ってしまって申し訳ないのですけれど……
私、あなたのこと、親友だと、勝手に、思ってました。
私にないもの一杯持ってて、凄く明るくて、前向きで素直で。……憧れて、ました。
[口調は淡々としているものの、目には僅かな淡い輝き。
僅かな心配は心のなかに隠して]
……もしあなたも同じように思っててくれたらな、って、思うのですけど。
[それは嬉しい事だな、と内心思うのだが。
ああ、でも、もし「そう」なら……この後に続く自分の話を、思うならば。
これほど残酷なことはあるだろうか、とも思うのだ。
……しかし。
だからこそ、話さないわけにも行かず。]
………本当に唐突でごめんなさい。
[泣きそうな目で、エルナをじっと見て。淡々とした声音には、何かを押し殺すような僅かなブレが、少しずつ生まれ始める。それでもなお、きっぱりと、声量と落とさずに、告げた]
[思うところは同じだったと、親友に言われれば。 >>193
その表情はほんの一瞬だけ喜びの色に染まるが、すぐにそれは、悲痛に歪んだものに塗り替えられる。
お別れなんて嫌だ、と。>>194
そう聞けば、目を閉じたくもなるが。
目を閉じては行けないと自分に言い聞かせ、拳を握りしめて、何かに耐える表情。]
……私だって、嫌です。
[絞りだすような声でありながら、しっかりと言い切って。激情を隠すような、そんな声で。拳は握られたまま、声は震えるまま]
……でも、………
これが、私の、「役目」ですので。
[と言って、自分の事情を語り始める……]
突然こんなことを言われても、恐らく信じてはもらえないと思いますが……
[語る理由はそのような文句から始まった。フリーデルは真剣な眼差しで、淡々と言葉を繋げる。それは、何かから逃げるようですらあって]
……「コルネリアス」の家系は、……呪われて、いるんです。
私の知る限り、人狼と人間の戦いは歴史の影で、数百年前から、幾度と無く行われたと聞いています。
人狼に滅ぼされ、廃墟だけが残った村も、語られぬだけでいくつもあると。
人狼の脅威に対抗するために、人間は色々な方法を取ったとも。
人間と人狼を見分ける事のできる能力者を見つけ、重用したり。
人間の死体と人狼の死体の鑑別を行う能力を開発したり。
…………コルネリアスの家系も、そのようなものの一つです。
[一旦ここで言葉を止めて、自分も先ほど持ってきていた紅茶を一口。]
……身体が温まりますね、これ。
[柔らかく吐かれるため息は、話の内容とはあまりにも不釣り合いに優雅で、自然で]
コルネリアスの家系は……元々は、無用な犠牲を出さないことを目指していたそうです。
夜の間に本性を現した人狼を、こちらから迎え撃つ能力を得ようとしていたそうです。
夜の間に弓矢で狙い撃とうとしたり、人狼を眠らせる薬を作ろうとしたり。
当時は、「狩人の家系」と呼ばれていたといいますが。
……しかし、結局それらは全て失敗に終わって。
その後、彼らは「襲撃を受ける者が誰であるかを予測し、防御する」という戦術を編み出しました。この試み自体は、それなりに上手く行ったと聞いています。このやり方を真似た人も、歴史の影には他にも居るといいますし。
……ですが……
[話の核心を告げるに従い……フリーデルの表情は暗く沈む。
それでも、何かに突き動かされるように話を続ける]
……彼らは、更に新しい方法を見つけたのです。
……それが、狼の襲撃を誘導することによって、1日分の時間を稼ぐ……という、手です。
さっきも言った通り、狼を見分けられる人間が居る、らしいのです。もし彼らを1日生かすことが出来れば、それだけでも、狼を撃退出来る可能性が上げられる……彼らは、そう考えました。
[ここまで言うと、懐から紫色の香水瓶を取り出し、両手首に一振りずつ]
獣は、仕留めやすい獲物を狙うと聞きます。
彼らはそこに目をつけて、彼らだけにわかる、獲物の匂いを強くする香水を作りました。
[香水を懐に戻して表情の色を消そうとするも。やはり、心からの悲しみの色は消せないようで]
………その役目を継いで生まれたのが………私です。
私は血の定めに従って、使命を果たさなければなりません。誰も襲われないうちに、行かなければ、意味が、ないんです。
[自分の死と、親友との別れと。その両方を自覚して。
それでもなお、感情を押し殺して。
外を少し見る。ちょうど正午を過ぎた頃合いか]
………そろそろ、準備を始めなければなりません。
………エルナさん。
[そう言って立ち上がり、エルナが止めるようなことがなければ、そのままドアノブに手をかけ。背を向けたまま]
……さようなら、です。
あなたと友達で居られたこと……誇りに、思います。
……どうか、生きてください……お願いです。
[淡々と言うその声は。明らかに、震えている。止めなければそのまま外へ向かうだろう]
シスター フリーデルは、神父 ジムゾン を投票先に選びました。
/* 一応独り言で懺悔しておくと、被襲撃立候補するまでもなくこっち襲撃が一番綺麗になるように調整しようかとは思っていたのですが、「狼側には先に宣言しておいて欲しい」と言われてしまったのでちょっと急ぎ気味にしたってのが正直な所。
この辺はエピでの話題にもなりそうかな。
シスター フリーデルは、仕立て屋 エルナ を能力(守る)の対象に選びました。
―夜:森の近く―
[エルナとの会話の後。
彼女はもう一度、手首に香水 >>207 を振り。
誰にも気付かれないよう、こっそりと宿屋の裏手から抜けだして、独りでそこにいた。]
……………あまり、いい気分でも、ありませんね………本当に。
[口伝されてきたことが本当ならば、この香水には、コルネリアスの血と反応して人狼を呼び寄せる効果があるのだという。
今まで試したこともないため、それが本当かどうかはわからない。しかし。
こうすれば、その日は、人狼たちがもっとも脅威とする者が襲われずに済むのだ、と。
確かに、自分を引き取った先代の神父は、かつて自分にそう告げた。
それこそが、自分の役割だ、と。]
………
[自分の生を願うべきなのか。自分の死を願うべきなのか。
自分の生存欲と、責任の重さ。
それら両方を心で天秤に掛けつつ、彼女は一人、黙してそこに立つ]
―昼:宿屋3F フリーデルの部屋―
[少なくとも、エルナは話を信じてはくれた……ように見えた。>>244
その内心、彼女の持つ能力までも知る由は無かったが、それでも。
信じるというのならば、そのような表情になってしまうことも予想してはいたので。エルナの反応>>246 には何も言わなかった。
ドアノブに手をかけると、後ろから声。>>248]
……そうですね。私も知りません。
……もしかしたら居ないかもしれない。ゲルトさんがそう言う人だったかもしれない。
でも。
……でも、いいんです。
[その口調は、やはりあくまで淡々としたもので。]
少なくとも、私はそういうことが……見える人間じゃない。
今そこにいるエルナさんだって、もしかしたら人狼かも知れない……そうだとしても、私にはわかりません。
私には、解らない。
私が、そういう力を持っている人を1日、守れるかもしれない。
……それだけでも、私が……
[何か続けようとしているようだが、言葉はそこで止まってしまう]
…………わたしが……
[先ほどの「私が」よりも、ハッキリとわかる震えた声で。
「私が命を捨てる理由になる。」
本当はそう言おうとしたのだけど。
そのことを意識してしまって、言葉が続かないのだった]
―夜:白い森―
[自らの「使命」を果たすため。 >>239
死にたくない、という心に必死で蓋をして、ひとり。
響くのは風の音だけか――と思っていた、矢先。
何者かの、気配。>>265
呟いた言葉までは聞き取れなかったが。しかし、何か、不吉な感じがした。
音の方向へ目線をやれば、そこには―――]
…………ヨアヒムさん…………
…………どうして、ここに…………?
[それは自分にも当てはまる質問だと知りつつも。
震えた声で、問いかける。]
―昼:宿屋3F フリーデルの部屋―
[普段なら、その声>>270に対して笑いを返すことは無かっただろうが。
この状況下だからこそ、エルナの考えを理解したのかもしれない。――それは、ある意味本能的に。
フリーデルもまた。軽く苦笑する。]
……運に味方された人狼でないことを祈りましょうか。
[そう言って、軽く目を伏せて。
「無理しないで」とエルナは言う。>>272
数秒。ノブを握ったまま身体は止まる。……その姿勢のまま、首をふる。声音の芯は、先ほどよりも通っている]
ごめんなさい。
……これをしなかったせいで、昔話の滅亡した村みたいになったら。
[……エルナも、同じように殺されちゃったら。とは、さすがに言葉には出せなかった]
……それこそ私は死んでも死にきれない。
……さようなら。……どうか、生きて。
[それだけ言うと、ドアを開け放ち。
足音を殺して、階下へと歩いて行ってしまった。
こうなってしまっては、もう何を言っても聞かないだろうと……付き合いの長い人間ならば、理解できるはずで]
―夜:白い森―
[響く声。その声は妙に重く感じられた>>273
声の質に、本能的に背筋が震える。
……そうか、これが、“人ならざる者”なのか、と]
……あなたが………人狼、だったんです、ね………
[見慣れた姿ではありながら。
その雰囲気は、これまでに見慣れたヨアヒムとは似ても似つかぬもので。
「ゲルトと待ち合わせた場所」と言われれば……]
……犯人が現場に戻った、ということ……ですか。
[目を伏せて。一度開いて。見ただけでも畏怖の念を感じてしまう、ヨアヒムの姿を、夜の帳にしっかと見て。]
…………ああ、…………どう、しましょうね。
…………逃げるべきなんでしょうけど。ね。
……足がすくんで動かないんです。……助けては、もらえませんか?
[何を言っているんだろうと。彼女自身思うけれども。そんなことを言ってしまう程度には、今どうしていいか、わからないのだ。
言葉通り、彼女の足はがたがたと震えている]
[御伽噺の存在じゃなかった―― >>292
人狼自らそう言うのには、何か、妙なものを感じて。
釣られるように軽く笑う――捕食する側と捕食される側の対峙としては、些か不自然ではあったが]
……知っていましたよ。最初から。あなたがそうだとは……そもそもこの村に本当にいるとは……知りませんでしたが。
これでも、歴史にはちょっと詳しいもので。
[反応を気にされていることが見えたが故か、声を震わせながらも、しっかりと答えた。
知られようが知られまいが、結局一緒なのだからと。
続く嗤いには、目を伏せて首を振り。]
……ああ、じゃあ、私はここまでなんですね……
[覚悟してきている分、絶望の悲鳴であったりとかそういうものはなかったものの。
その分、強い諦めが声音には滲む。――それを、目の前の獣はどう取るのか。そして最後の問いに対しては、いっそ真面目に]
……私、痛いの苦手なんです。
[そう言うと、自分の首を軽く横に傾げる……首筋を狙って、痛くないようにしてくれとばかりに]
―夕方:階下への階段―
[結局。
フリーデルは、エルナの前では涙をひとつも見せなかった。
階段を降りている最中、エルナが自分の名を呼ぶ叫びが、強く届いた。
……もう誰も見ていないのだから。
溢れだす涙を止める必要は、今はないのだろうと。
涙を流しながら振り返って。もう一度、小さく。]
さようなら、大好きなエルナ。
……私の分まで、ちゃんと……生きて、ね……
お願い……。
[声が届かないことを承知でそう言うと、そのまま外へ……]
―夜:白い森―
[怖いかと聞かれれば。>>312
幾度と無く、それはもう自分へ問うた問いでもあって。]
……怖くないわけ、ないでしょう?
自分の役目でもなければ、……もうとっくに。逃げ出していますよ。
[さらりと言ってのけるものの。
心の奥に宿る恐怖は隠しきれるものでもなく。
さっきからだって、逃げようにも足が震えて止まらないのだ。
撫ぜられる爪の感触には身体を震わせ、目をきつく閉じて。
次の瞬間。
首筋に強い痛みが走った。]
―――――――――!!!
[全身が四散したのかと紛うような痛みが、体中を駆け巡る。
一瞬であったはずなのに、永遠にすら感じられるその時間。
声にならない叫びが口から漏れる。
……しかしそれもほんの数秒。
その体がまっすぐに、重力に従って崩折れ。
フリーデルの意識は、そこで途切れた。
あとは、積もった雪が彼女の身体を冷たくするのを待つばかりか]
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