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[ふとした物音に目を開ける。
疲れ切って、うとうとしてしまっていたようだ]
ごめんなさい…
眠ってしまっていたわ…
[ICレコーダーを操作し、スキャン結果のあたりを取り急ぎ再生する]
そう…セルウィンをスキャンすることになったのね…
――え?
カークは、セルウィンにバグはないって言ってるけど…
ソマリは……セルウィンがバグだって…そう言うの?
[驚愕の表情を浮かべ、ソマリをまじまじと見る。
――そして、ふるふるっと頭を振ると、ついっと目線を逸らした]
私は…カークを、そして、セルウィンを信じたい…
[今は。という言葉は飲み込んだ]
それから……
[すっとセルウィンに近づくと、セルウィンの胸をドンっと打った]
セルウィン!あなた、しっかりしてよ!
あなたにバグがないのに、謹慎だとか自分から言い出すのはバグ保有者の思うつぼじゃないの?
それとも、自分はバグ保有者だとでも言うわけ?
違うわよね!?
だったら、そんなこと言わないで!
[怒気を含んだ声で言葉を投げつけ、セルウィンを睨みつける。
その両の目には涙があふれていた]
―――ごめん…。
[しばらく後、セルウィンを睨みつけた目をすっと下げ、ぽつりと一言。
そして]
…みんなも…ごめん。
大きな声出したりして……。
/*
人の気持ちを考えてモノを言えって………
それはRPにしてもどうなの…
それを言ったら、なんの確証もないのに人を疑うことは人の気持ちを考えてると言えるのか?ってことになると思うけど…。
[ふらふらとした足取りで第二閲覧室に入って来る。相変わらず顔色は悪い。
手近な椅子に投げ出すようにどさっと身を落とした]
…おはよう。
こんなときに本当にごめんなさいね。
体調が安定しなくて、バグ発生初日中盤あたりから皆の話をほとんど聞けていないの…。
初日最後辺りの皆の希望まとめと、スキャン結果についてだけは聞いたわ…。
えーとまず、私が昨日2人をスキャン希望した理由だけれど…
オクタヴィアスは言った通りよ。
第2希望のほうは…
スキャンは、バグを発見するため。それは重々わかったうえでの私のわがままなのだけれど…
私が、セルウィンとアプサラスと仲がいいのは皆も知ってるかな?と思うのだけど、私はその2人を早くスキャンにかけてもらい、バグはないと証明してほしかったの。
私は2人を信じてる……信じたい……と思っているけど、他の人にも疑ってほしくなかった。
そして、セルウィンとアプサラス、どっちを第2にするか、はアプサラスのほうが自力で疑われないようにできるかしら?と思ったから、セルウィンのほうを希望したわ。
…そして、結果を受けてだけれど。
私以外の名乗り出てる能力者3人のうち、ウェルシュとカークがセルウィン希望で。
まず、セルウィンがバグ発生者だと仮定するわ。
希望先決定のドタバタを見るに、ウェルシュかカークがバグ発生者で、セルウィンと仲間だとすれば、セルウィン希望を逸らすことができたのじゃないか?と思うの。
でも、そうしてないのよね?
…ということは、ウェルシュ・カークともに、セルウィンの仲間のバグ発生者の可能性が下がる。
そうすると、ソマリがバグ発生者でセルウィンの仲間ということになるけれど、それなら、カークが本物なのにセルウィンにバグがないと言ったことが矛盾する。
と、セルウィンがバグ発生者と仮定すると矛盾が出ることから、セルウィンにバグ発生はない。カークが本物ではないか?という思いでいるわ。
あくまで私目線だけれどね。
ふぅーーー
[大きく息を吐く]
……ただ、セルウィンが疑われるのは避けられないと思って、仲間だと思われないように切った可能性もあるとは思うわ。
でも…初回スキャンからやるかしら?と思ってて。
だから…セルウィンがスキャン先に決まったことでスキャンを逃れた人、そしてセルウィンをスキャン先に持っていった人が怪しいと思っているわ。
もちろん…セルウィンがバグだったときの場合の事も考えないといけないから…
その場合は、セルウィンをスキャン先に持っていった人は逆に怪しくないわね。
でも…スキャンを逃れた人に関しては、セルウィンと両方バグの可能性もあるから、怪しくないとまでは思えないわ。
それから…申し訳ないけれど、ICレコーダーや皆の話を流し聞き程度しかできなくて、誰が何を言ったのか?というのを把握できないでいるの…。
だから、個々人に対してどう思っているのか?というのが言及できない…
本当にごめんなさい。
私宛の質問だけは聞き逃さないようにするから、聞きたいことは何でも聞いて。
[アプサラスに気付き、軽く微笑む]
ありがとう…ごめんなさいね…
私宛の質問があるのね?確認するわ…
/*
皆さん本当に申し訳ないです…
風邪&胃腸炎で、発熱・嘔吐・下痢というトリプルパンチを食らっています…
(お食事中の方申し訳ありません…)
こんなんで、あまり起きていられなく、鳩で字を追うのもきつい状態で…
自分の体の弱さが恨めしい……;;
バファってほしいレベルなのだけど、TMMIでそれを言うわけにもいかず…
ご迷惑かけて本当にごめんなさい…
[ICレコーダーを操作し、ざざっと聞き飛ばしながらアプサラスの声を探す]
あ、これね…。
私から見て、ウェルシュ、そしてカークかソマリのどちらか、の2人が嘘をついてることになるわね。
バグに侵されているのは誰か…ということね。
まず、さっき話したけれど、セルウィンが非バグ、カークが本物という前提で考えると、
セルウィンを希望したウェルシュがバグ発生者で、ソマリが手引き者?のようなものじゃないかと思うわ。
ソマリがバグだとしたら、嘘の結果を出すのが早くないかしら…?と思って。
ソマリが手引きだとしたら、私とウェルシュ、どちらがバグかわからなかったとしても、第1と第2という程度の差こそあれ、どちらもセルウィン希望していることから、セルウィンはバグではないと思って嘘の結果を出しやすかったのではないかしら?
バグへのアピールになるしね。
逆に。
セルウィンがバグで、ソマリが本物だとしたら…。
カーク、ウェルシュ共にセルウィン希望だから…どっちでもありえる…のよね…。
この場合は、どっちがバグであれ、セルウィンを切った、ということよね…
切った、のなら。仲間ではないと思わせるため…だから…
ちょっと希望出しの順番を把握してないけれど…あとからセルウィン希望にしたほうがバグ…かしらね。
[ソマリが近づいてきたのに気付き、ぼんやりと視線を合わせる]
えぇ……。いいのよ…。
なぜ、こんなことになったのかしらね……。
[ソマリの葛藤もよくわかった。
私には、ソマリが本物か偽物か…わからない。
でも。ソマリが本物で、セルウィンがバグだとわかったとしたら……
私も、同じ気持ちになるのだろう…から……]
[セルウィンの声が聞こえ、そちらを見やる]
「昨日スキャンしたいと言っていたのに信じたい、に変わったのはなんでだろうと思う」?
……違うわ。変わってないわ。
さっき、昨日希望した理由を話したけれど、元々疑っていたわけではないわ。
第2希望は、無実なのにスキャンもされず謹慎させられるようなことがないようにしたかったから選んだ、といえばわかりやすいかしら?
…でも、スキャン結果が2人から違う結果で。
だから…セルウィンがバグだとしたら…という視点で考えてみたけれど。
否、という風に感じたわ。
そのあたり、どう考えたのかはさっき話したから、よかったらレコーダー聞いてみて…。
[アプラサスに向け、ふるふるっと首を振る]
……私が能力を使えるのは、非生体に対してだけよ……
……私が能力を使うときなんか来なければいいわ……
[椅子の背に体を預け、脱力する]
…今日のスキャン希望は、第1希望オクタヴィアス、第2希望テオドールさんで。
昨日、スキャンを逃れた2人ね…。
それと…謹慎してもらいたいのは…当然ウェルシュだわ…。
……ごめん…このあと休ませてもらうわ……
[その場でそっと目を閉じた**]
司書 ゾフィヤは、翻訳者 ウェルシュ を投票先に選びました。
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