565 【SF＆BBS風人狼騒動RP村】Sleeping Silver Sheep ④ ～ 銀色羊は＂狼月の村”の夢を見るか ～
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
仕立て屋 エルナ
[クララ曰く、"人狼"について書かれた文献は、たくさんあるという。金狼様と同じ、オオカミの種族について書かれたものらしい。
だが……]
御伽噺、か。
[まあ、そりゃそうだ。所詮、人間というのは、あることないことを都合のいいように解釈して、物語を作るのが好きなんだ。
言い伝えや、伝承。そして、そこから生まれた神話や説話。人々はそこから感情を覚え、学びを知る。そう、それでいいじゃないか。何一つ不都合なことなんてない。
今回の件だって、"人狼"と"金狼様"が同じ"オオカミ"だからって、無理にこじつけようとしているのではないだろうか。]
仕立て屋 エルナ
[昔の村の記録は、図書館の中でも奥のほうに保管されているらしい。
でも、クララの様子を見ると、さあ見に行こう、という感じでもないようだ。]
なるほどね。
まあでも、本当に「何か」
が起こるのだとしたら、
過去の記録は参考になるかもしれないね。*
仕立て屋 エルナ
[ペーターが来る少し前だったか。
リーザが、厨房からひょっこり顔を出した。]
あぁ、リーザちゃんおはよ。
昨日嵐が酷かったから、
流れで一晩泊めてもらったよ。
[リーザはレジーナの宿でお手伝いをしている村娘だ。今は、レジーナは買い出し組で不在だから、リーザが宿を回しているということになる。
いつも笑顔で元気だが、元気すぎるが故に、よく服をボロボロの状態にしてお店に持ってくる。どうやったらそんな割き方するの？？？といいたくなるようなこともしばしばあるが、元気なリーザの姿を見ると、その日常も満更でもなかったりする。
リーザは、自分と、クララに挨拶をして、すぐに厨房に引っ込んでしまった。>>382]
仕立て屋 エルナ
え、いや、目にゴミが入っているって
感じではなかったが……？
[こちらに気付いた彼女の返答は、「強がっている」そう感じた。心なしか、笑顔もぎこちなく見えた。>>416
というか、宿主が不在の中、急な嵐、様々なハプニングの対応を1人でやっている、彼女が、全く疲れないほうがおかしいだろう、と。そういう気遣いが、そう感じさせたのかもしれない。
それでも、クララとのやり取りの後、強引に食器を受け取る彼女に、これ以上言及するのも野暮だと感じて。>>417]
おう、そうか。
前頼まれたワンピース
もう直ってるから、
いつでも取りに来てくれ。
それと、自分の分と、今出てる分の洗濯は
自分がしとくから。
世話になったな。
[と言って、立ち去ろう。*]
仕立て屋 エルナ
―洗濯室―
[洗濯室は、いわゆる洗い場となっている水場と、雨の日に乾かせるちょっとした干し場がある。
カゴに積まれたタオルや衣服を水につけ、一つずつ汚れを落としていく。
そういえば、昔、一度レジーナに怒られたことがある。ここ、洗濯室で。
幼きエルナが、洗濯室で、水遊びをしながらはしゃいでいるところを、声を聞きつけたレジーナに見つかって大目玉を喰らった。
「こんな誰もいないところで水遊びをして、溺れたら危ないでしょ！！！」
と。いろんな人に見られたので、中には覚えている人もいるかもしれない。*]
仕立て屋 エルナ
―回想/洗濯しながら―
[そういえばあの時、隣にはリーザがいた気がする。>>454
彼女は、ただ俺がレジーナにしこたま怒られているのを、隠れて聞いていただけだったのだが、ぷんぷんだったレジーナが、彼女の隠れていないおしりを見つけると、一緒に俺の隣に座らせた。リーザからしたら、とんだ災難である。
ひとしきり2人で怒られた後、俺が散らかした洗濯室を一緒に片付けた。リーザは、「とばっちりだ」と口を尖らせていた。]
ふーん、
僕が怒られているのを、
隠れて盗み聞きしてるのが悪いんだ
[素直に謝ればいいものを、盗み聞きされていたことに意地になっていた俺は、濡れた床を拭きながら、そんなリーザを、少し意地悪げにからかった。
それからの記憶は曖昧だが、あの時は怒らせてしまったっけな。どうだっただろう。もし怒らせてしまったなら、いつ、どうやって仲直りしたかも、今は覚えていない。*]
仕立て屋 エルナ
[防寒着を渡されるならばそれを受け取って>>457、”少しお時間頂けます？”と問われれば、作業を続けながら彼の言葉に"どうぞ"、と耳を傾けるだろう。>>459]
預言、ですか。
[突然の質問に少し戸惑い、ニコラスの顔を見ると、彼の表情は穏やかなものだった。そして、少しの沈黙の後、落ち着いて考えをまとめてから、こう答える。]
思い当たる節がない、
とは言えませんが。
[二度目の預言の後、力尽きるように意識を失った張本人。>>0:1213
儀式中、自分の身に起こった怪現象。>>269 >>270
この村に伝わる金狼と、セイラ様の伝承。>>180 >>347
そして、過去に何が起こったのか、その真実が記されているであろう、この村に眠る記録。>>348
それらから、目を逸らしているわけではないけれど。自分の想いを、次の言葉に紡いでいく。]
仕立て屋 エルナ
……このまま、
平凡な日常が続いていけばいいし、
きっとそうなると、
俺はそう思っています。
[それが本心であるかどうかも、もはや自分ですらわからなかった。彼に、その表情がどう映ったかは定かではないが。]
仕立て屋 エルナ
―回想/レジーナ被害者の会結成―
[懐かしさに想いをふけていると、段々と記憶の片鱗が思い出されてくる。]
"私以外"？
ふーん、リーザちゃんも、
よく怒られてるんだ〜
それじゃあ、おたがいさまだね！
[この少年に、罪悪感という文字はない。この返答こそ、"火に油"というものだろう。しかし、リーザは怒りこそしなかったが、それでも、ずっと不満を垂れ流していた。>>506
そして、そんな殺伐(？)とした現場に、救世主巻き込まれてしまった人がもう1人。>>494
「おい、手ェ動かしてくれ〜帰りてぇから」
その情けない声の主は、何故か一緒に片付けを手伝いさせられている、ディーターお兄ちゃんだ。
ディーターお兄ちゃんも、レジーナの怒声に釣られて、運悪く野次馬に来てしまった可哀想な人の1人だ。]
動かしてるよー！
ディーターお兄ちゃんこそ、
僕たちより"おとな"なんだから
もっとがんばってよー！
[子どもの無邪気な攻撃に、ディーターは何を思っただろうか。
何はともあれ、自分には非があるが、こうして無事レジーナ被害者の会(洗濯室編)が結成されたのであった。*]
仕立て屋 エルナ
―現在/洗濯場の
それはそれは、お気遣いどうも。
まあ、リーザちゃん1人で回すのは
大変でしょうからね。
ちょっとしたお手伝いですよ。
[ニコラスは、質問の際、仕事の邪魔をしないようにと、気を遣ってくれているようだった。>>498
そんなニコラスから防寒着も受け取って、お気になさらず、と、彼の質問に耳を傾ける。後に語ったのは、>>482 >>483の通り。
受け取った防寒着を洗いながら、ニコラスの様子をちらちらと伺うと、彼は俺の返答を真剣に聞いているようだった。>>498
自分のほうも、質問への答えを探しているうちに、その手は止まっていただろう。
果たしてその返答に何を思ったのか、彼の内心は定かではなかったか、少なくとも納得はしてくれたのか、それ以上の質問はしてこず、そのまま礼を言って洗濯室を出ようとした。]
仕立て屋 エルナ
[そんな質問をして、
それで終わるわけがないだろう？
"何故そんな質問をしたのか"
そんな安っぽい質問では逃がさない
彼の質問のその奥には、
彼だけが知っている何かがある
そう感じた俺は、気がつくと彼を呼び止めていた。]
仕立て屋 エルナ
……ふーん。
さあ、別に、聞かせてくれるなら
聞きますけど。
話したくないなら、別に構いませんよ。
"返答しなくていいですよね？"
とわざわざ聞くからには、
何か話したくない事情があるんでしょう？
[と、今にも帽子の影に隠れてしまいそうな、ニコラスの目をギッと見つめて、言った。]
仕立て屋 エルナ
[預言についてどう思ったか？
俺の答えが、思い当たりがあると言う彼の、考えている最適解でないことは明らかだった。その上で、淡々と答える彼に、もう一つ質問を重ねる。]
じゃあ、質問を変えて。
仮に、あなたと俺で違った感想を
持っていたとして。
その語られない想いを胸に、
あなたはどうしたいんですか？
[ニコラスを見つめる目つきは、もしかしたら睨むように、鋭いものに感じられたかもしれない。*]
仕立て屋 エルナ
―回想/３年前―
[教会より、新しいシスターがこの村にやってきたから、修道服を作ってほしい、と依頼されたのは、約３年前のことであった。
そのシスターは、見つかった時は酷い状態だったそうだ。>>128
身体はもちろんのこと、精神的にも参っていたのか、その様子を見ていた人曰く、しばらくは正気でないことも多かったという。>>148 >>149 >>150
結果、なんとか一命は取り留めたが、その身体には傷跡と後遺症が残り、特に右足の自由が利かないようだった。>>146
そこで、なるべく傷口の残る肌が目立たないよう、そして彼女の身体でも無理なく着られるよう、特別な設計の、彼女だけのオーダーメイドを、何着かこしらえたのだ。
そして、衣装の贈り物には、修道士らしく、お守り代わりの、布で作ったアクセサリーを添えて。
そこには、ささやかながら、エルナから大変な思いをしたシスターへ、神のご加護がありますように、という願いが込められているのだった。*]
仕立て屋 エルナ
―閑話休題/食堂でシスターと―
[そして話題は、捧げ物として作ったドレスに。>>525]
ははは、ありがとう。
本当はね、せっかく頑張って作るから
生身の人に、着てほしいんだけどね。
セイラ様は、
きっと美人な方でしょうから
毎年心を込めて作っているのです。
[教会で婚姻式を挙げる際に、エルナのドレスを纏うのが村娘たちの憧れだという話>>525は、風の噂として、聞いたことがあるかどうか、その程度のうっすらした記憶だ。]
シスターが、もし素敵な人と
結ばれることになった暁には
今回以上の素敵なドレスを
こしらえてさしあげますよ。
[と、冗談混じりに、それでも嘘ではないことを言ってみたり。
彼女の想い人>>511のことは知る由もなく。*]
仕立て屋 エルナ
そうですか。
いや、あなたが正直に話してくれたから
俺も正直なことを言わなきゃいけませんね。
……俺だって、
何かがおかしいとは思っていますよ。
きっと目を逸らしているだけだ……
きっとみんな、おかしいと思ってるから
あなただって、おかしいと思っているから
不安なんでしょう？
[ニコラスの本心はさておき、別に、このやり取りで彼は不安だなんて言っていない。"不安"なのは、自分の感情だ。同情してもらおう、そんな打算すら考えずに出た言葉かもしれない。
思い出されるのはクララとのやり取り。>>335
あの時だって、強がってたが、本来は自分もそっち側の人間だったはずだ。
さっきとは、真逆の声色で、目線も、下を向きがちに話す。]
仕立て屋 エルナ
俺について、確かめようとしてたのですか？
[どうしたいか。その答えは、こちらの想定とは異なるものだった。>>717
預言の話題については、確かにわかりやすい話題ではあるが、神経をすり減らした者にとって、その話題は、心を乱すには十分すぎるものだったのかもしれない。]
きっと、あなたに強く当たったのも、
思いっきり肯定してもらいたいか
……思いっきり否定してもらいたいか
どっちかだったんだと思います。
深刻に考えたくない、考えられない
それだけですよ。
[この質問は、村ではなく、私に対しての興味のものなのだったと、ようやく気付かされた。そのことを詫び、頭を下げた。]
もう聞いているかもしれないが、
図書庫の奥には村の過去についての
記録なんかが眠っているらしいです。
金狼様やセイラ様のことなんかも
詳しくわかるんじゃないかと。
この村にいるからといって、
現状を冷静に理解できているほど
情報は持っていないですよ。*
仕立て屋 エルナ
―悪夢の導入―
[儀式が終わり、1日目の夜が訪れた。
結局、俺にできそうなことは、何も変わらぬ日常が続くことを祈るだけだった。
ここ最近の睡眠不足を考えると、夜になれば、自然に眠くなってもいいはずだ。それでも、寝静まる外の世界とは対照的に、眠くなる気配は一向に訪れなかった。
俺は、おもむろに、昼間にシスターから受け取った、落ち着ける薬と、眠りやすくなる薬を口にした。
効果が出るまでは時間がかかるだろうと、夜風にあたりに行く。]
仕立て屋 エルナ
[外は、すっかり落ち着いていた。聞こえてくるのは、虫たちのオーケストラくらいだ。
まさに、その惨劇の序章が始まっていることなど思いもよらず。>>647
涼しい夜風と、ツンと鼻に抜ける草花の香りが、今まで強張っていたエルナの身体を優しく包み込んでくれる。
______そのとき。
いつもよりも薬が効きすぎたのか。
それとも、張り詰めた緊張がプツリと切れてしまったのか。
グワンと視界が歪んだと思った直後、身体中から力が抜け、エルナの身体は、硬い地面に打ちつけるように、その場に倒れ込んだ。
暗く、人目につかない場所なので、朝が来るまで、誰かに目撃されることはないだろう]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
フィルタ
生存者 (4)
犠牲者 (5)
★★処刑者 (5)
★
★★★突然死者 (0)
見物人 (0)
退去者 (11)
★★★★★★★