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[宰相が領主を討つという変事より15年の月日が流れ、その彼がやってきた。
だが誰も彼も良くも悪くも変化してしまった。立場、考え、心、国。
人の思いをのせた濁流が行き着く先がなんであれ、元に戻るなどということはなく新たな変化が生まれるのだろう
『正しいことに力を使うのですよ……少なくとも、自分が正しいと信じられることにです。正しいことがわからなければ考えなさい。』
自分がよく若い者たちに口にしていた言葉を人知れず己へと向けていた。]
ではおだてられた分知恵を絞りましょうか。
[飾らぬ言葉>>28におどけた態度を返し、正しく状況を認識>>27と今度>>30についての見解を述べる言葉にもう一度髭を弄る。]
最終目的はそうでしょうね。私たちを全滅させる必要もなく反乱軍が州都へと着けば我らの負け。といっていいでしょうし橋を重点的に守るのが妥当でしょうね。
なんらかの手段で渡河をするにしても見通しがよいこの地で不審な行動があれば早々見逃すことはないでしょう。
[ここで籠城などすれば兵を二分して南下するだけだ
籠城を選択するのは、敵が兵力を二分できぬほど削ってからだろうからこちらは迎撃の一択であり、騎兵を活かすならば橋より北で、敵の数の利をできるだけ減らすならば橋より南への布陣の二択しかない。]
では右翼を預かりましょうか。
[唯一見晴らしが悪いキュベルトン森側を担当する口にした]
―ベルサリス修道院跡―
そうですな…やりやすくもあり、やりづらくもある…
[相手の気性から判断する>>96クレステッドの言葉に時に冷徹な判断も下す元将軍は、全面的にとはいわないが少なからず同意をする。]
森に詳しいものがいれば配備していただきますけどね
[戦場の範囲が広まれば補佐できるものがいたほうがいいのは変わらない]
ほっほっほっ。ええ、任されましょう。
年寄りは働きたがらないものですから安心していいですよ
[飄々とした笑い声>>97で請け負い、休むという言葉にも頷く
いくつか必要な指示を出せば休むつもりだ。ダーフィトやツェーザルといった軍長格とも必要あれば話すべきだろう]
[初めから狙って、この布陣にしたのかどうか。あるいは別の案があるのかもしれないが戦術面で詰めるところ等、必要なやり取りを終えればその場を辞すだろう**]
訓練し強靭に育った兵であっても一歩間違えば死ぬかもしれない場所を進む…という精神的重圧に耐えるのは困難です。先のように正規兵であっても士気が落ちた後は壊乱するのを見た後ならばわかりやすいでしょう。…民兵ならば余計にそうなります。
[別のルートであり意表を突いた手。といえば聞こえはいいが、皮算用でしかないとも思える進路だ。と、通常ならば勝手に壊乱するだけだと考える。だが例外もある]
優秀な指揮官や未知の対策、地理に詳しいものがいればまったくありえないことはないため無警戒にもできませんが、湿原内にいるうちに捕捉したならば少数の兵に矢を射かけさせるだけでも効果はあるでしょう。
[動きが乱れれば後はそこにある自然の猛威が人の命を容易く奪い去るだろう。
と、ダーフィト>>149とクレステッド>>155の意見を補完するように述べる。だが強く薦めはせず、あくまで意見だけとして自身の立場を弁える。
引退したとはいえ自分の名の重さを知っているからこそ、クレステッドに従う姿をみせるという意味もあった*]
………
なんて、こんな風な形で対面することになるとは思いませんでしたよ。軍人の私のほうが絶対先に死ぬと思いましたのにね。
[そこに命の灯がなくなっていることはわかりきっていて、棺を手で撫でた]
― 回想:二年前のとある夜 ―
ほっほっほっ。まさか自分から言い出すとは思わなかった。といったところですかね。
[辺境伯へと重要な話があるといって取次ぎ、将軍を退くといったときの表情をみて飄々と笑う]
おっと、冗談でいったつもりはございませんよ。
フォラータさん。エイワズさん。ガーウィンさんを筆頭に次を担うものたちは育っておりますし、これ以上私がいても害悪でしかないでしょう。煙たがられる前に退くには今が頃合いでしょうし……それに…
あなたにとっても都合がよいでしょう。
[飄々とした態度のまま少しだけ深く切り込む]
ご子息に領主を引き継ぐときに、ご存知の通り私のような領主派であり貴方を仇敵だと思っているものを息子に仕えさせるより忠実なものたちで家臣団をそろえたいでしょうからね。
[臆面もなく反逆者として囚われても仕方ないことをいう。
最もその言葉によって辺境伯より驚きの表情を引き出すことはなかったしそれを咎めるような言葉もなかったか。
なにせ...が領主派であることは元宰相にはしられていることであり、あの乱の後、飄々とした態度で誰にも気づかれぬようひた隠しにされていた思いを、辺境伯は気づいていただろうし、辺境伯が気づいていることをコリドラスも知っていた。]
少しだけ昔話をいたしましょうか。
………あの乱の後、仇討ちをすることも考えました。ですが先がない。将の一人や二人は討てただけでしょう。何か天災的な運を発揮してアルブレヒトさんを討てたとしても、王国との交渉の窓口はあの方とアルブレヒトさん。その先がありません。
そして仇討ちに奔ればよりラモーラルは疲弊し、外交ではよりきつい条件となり…それこそ今頃地図上にラモーラルという地は存在しなかったかもしれませんね。
[こちらからすれば手詰まりでしかない。軍事力を悪戯に低くし、交渉をこれ以上不利にしないようにして宰相へとこちらは委ねた。
宰相もまた、コリドラスが領主派の将軍としりながらも今後のラモーラルのことを考えて受け入れて、王国との交渉を行ったのである]
少しだけ昔話をいたしましょうか。
………あの乱の後、仇討ちをすることも考えました。ですが先がない。将の一人や二人は討てただけでしょう。何か天災的な運を発揮してアルブレヒトさんを討てたとしても、王国との交渉の窓口はあの方とアルブレヒトさん。その先がありません。
そして仇討ちに奔ればよりラモーラルは疲弊し、外交ではよりきつい条件となり…それこそ今頃地図上にラモーラルという地は存在しなかったかもしれませんね。
[こちらからすれば手詰まりでしかない。軍事力を悪戯に低くし、交渉をこれ以上不利にしないようにして宰相へとこちらは委ねた。
宰相もまた、コリドラスが領主派の将軍としりながらも今後のラモーラルのことを考えて受け入れて、王国との交渉を行ったのである]
ダンクラード様の後を追うことも考えたのですがね。大勢いればそれだけ発見されてしまいますので現実的ではないですしね。
[もし誰もいなければ馳せ参じる選択をとった可能性が高いがそれもまたない]
フォスターさんがついていったようですので、私は安心して残ることにしました。
フォスターさんには感謝をしていますよ。フォスターさんからすればいらない感謝でしょうけどね。ほっほっほっ。
[公には死んだものとして扱うような暗黙の了解が出来上がっているが、両者の遺体がなかったことによること。乱の後、逃走経路を予想し密かに人通りを見張っていたとは口にしない]
ああ、貴方に感謝はしていませんよ。王国との交渉とその後のかじ取りは相当苦労したでしょうが、自分で行ったことですからね。むしろ協力した私に感謝してほしいぐらいですね。
[ほっほっほっと多少の恨み言を向けながら、おどけたように笑う]
ですが貴方には一定の敬意ももっています。勝手ながらアルブレヒトさんと重荷をわけあったとも思っていますし…ここまで労苦を考えますとね。
…今まで色々とありこの地はよくも悪くも大きく変化しました。
[過去懐かしむように目を細める。文明の発展。そして急激な変化に対応できず生まれる負の産物]
ところでこれは予想なのですが、貴方は今後のラモーラルの変化のための土台作りをしたのではないですか?
ラモーラルのために人質となったと好意的に受け取られているご子息。それすらも布石としてあなたが積み上げた土台の上で、ご子息が受け継ぎ領土を発展させようと…
……ああ、答えなくて結構ですよ。政治に疎いものの思い付きでしかありませんしね。ほっほっほっ。
[返答はあったかどうか。こちらからは聞きだすようなこともせず笑って打ち切った]
選ばなかった選択や、あったかもしれない仮定に思いを馳せたところですすんでいくしかありません。今更ウェストマール王国と関わる前の生活に戻ることは不可能ですからね。
ただ最近になってですね、強いもの、かしこいものが生き残るのではなく変化をするものこそ生き残るのではないかと思えてもいますよ。
それを貴方の息子がなすかどうかを期待してますが、近くで見るのは諦め隠居しながら見守ることにしましょう。
このまま将軍に居座り続けて、貴方に暗殺でもされるのは御免被りますからね。
ほっほっほっほっほっ。
[腹の内を開いて笑い、最後は理由としてはあんまりな引退を理由を飄々と口にして]
それに一目ぼれした女性の子ですからね。期待も一塩といったところでしょう。
…おっと、これも冗談ではありませんよ。
[流石にそれは予想外だったのか。辺境伯の様子をみて笑う。コリドラスに妻子がいないことも合わせればより真実味も増すか。
惨めな思いもした過去の恋心を笑ってすませれるなど、年をとったものだ]
―回想終了―
― 修道院地下遺体安置所 ―
ほら、私たちの代で作ってしまった負の遺産を片付ける役目があるでしょう。まったく…最初から最後までこまった人です…
[結局自分が予想したことへの返答はあったのか。やらなければならないことを口にした後、そっと瞑目をして静かに別れを告げた**]
― サクソー川/橋の北側(右翼) ―
[出陣をする。
最後の指示>>268に承ったと将軍らしい礼をとり配置についた。
腕にかけるタイプの丸盾にグレイブ、腰には剣を下げた重装騎兵130
残り10の騎兵は、軽装でありいくつかの旗をもっており伝令兵やクレステッドより派遣された偵察用の兵>>151でもある。
それが右翼を任されたコリドラスの部隊であった
固い決意に引きずられるように静かな気迫漂うクレステッドの部隊、兵は指揮官の性質に似るものだ。よってこの部隊は]
ほっほっほっほっほっ。
[下手に力むことのなく状態を維持しながら、次代の俊英をみるという個人的な老後の楽しみを味わっていた]
今から力をいれていたら疲れてしまいますからね。
引きずられない。スペースの確保を忘れない。縦横を使った集の力で闘う。
ひとまずそれを守ればよいですよ
[任せなさいとばかりに飄々と笑う将軍は、互いの偵察同士が接近する様子>>295 >>310を遠望した]
/*
ツェーザルさんが心配ですね。
うまくクレスさんとダーフィトさんが拾っていますから私まで触れてタスクを増やしてもあれですが、出てきて何かあったら触れましょうというさぼりたがる老人気質で見守ります
(老人は大人しく若者の手助けと参りましょうかね。)
(ですから己の正しいと思ったことに力を振るいなさい…少なくともそう信じられることにですよ。なにせこれからはあなたたちの時代なのですからね。)
[最初に受けた報告よりも少ない敵勢は見えていたか。緩く…獲物に飛びかかる寸前の弛緩を右翼は保っていた。**]
― ベルサリス修道院跡/軍議中 ―
ほっほっほっ。ガーウィンさん。貴方はフォラータさんやエイワズさんと違い少々周りが見えなくなる時があります。
ですが、周りが見えてしまうために選択の多さに迷い判断が鈍る時があり、咄嗟に動くこと、決めたことをやり遂げる粘り強さこそ貴方の持ち味だと私は思っています。
貴方がいなければ辺境伯を連れて帰ることはできなかったでしょう。
よくやりました。そして、本隊での働きも期待していますよ。ほっほっほっ。
[本隊へと挙手をしたツェーザル>>415へと、激励を込めて
尚、「たぬきおやじ」呼び>>416 >>417には、手のかかる子ほどかわいいという好々爺めいた笑みを浮かべるのがしょっちゅうであった]
― サクソー川/橋の東側 ―
偵察は森に入る必要もありません。獣の気配。鳥の鳴き声やはばたき。
視点を広くし森全体を見なさい。本来在るべきものがなければ、そこに人がいるということです。
[比較的このあたりの地理に明るいものと選抜された三名の軽騎兵へと深入りはせず森の異変を感知するように指示を出し偵察にむかわせながら迫りくる軍勢を見遣り]
……フォスターさんはいらっしゃいませんか。
[偵察にいったダーフィトらの情報をうけずとも、遠望した兵から、彼の率いる軍たる静かな雪山の如き気配がないことだけで看破する。
変わりにあるのは火山のような激した熱>>475]
ほっほっほっ。元気なかたがいらっしゃいましたね。
[飲み込まんとする裂帛の気を吐く大男、クレステッドと両名のやり取りさえ聞きながら柳に風のように飄々とした笑いが右翼へと響いた]
[ぶつかり合う前衛同士。ひたすら真っ直ぐすすむ敵軽歩兵>>515。単純化された兵は迷いがない
前ばかりみる横を、軽歩兵騎馬の一隊(25名に軍長1名の26名)が文字通りの横槍をいれる。
騎馬の速さと重さ、その勢いのままグレイブを突き立て、勢いのまま押し切り、突き立てた敵兵を他の敵兵に押し付けるようにして追撃を阻むようにすると、そのまま深く切り込みはせず、馬首を南に返した。その数舜後に、別の一隊が同じように突撃をして一撃離脱を行う。
突撃は最初の一撃が最も強力だ。それを連続して行いつづけんとする。
その中唯一突撃に参加せず旗持ち騎兵が忙しく旗を振られるコリドラス本隊は、周囲を敵本隊の>>519動きをみていた]
ほっほっほっ。しばらくしたらこちらへと相手してくださるようですね。
[こちらへと対峙しようとするのは敵の後方寄りの重歩兵だが、位置とその機動力からしてすぐには到達できないだろう。
今の脅威は弓だ。防げないことはないが、防ぐことを意識していれば、足は止まり突撃し続けるためのスペース活用できないだろう。
そして距離が詰まれば断続的であり散発的な弓矢の弾幕が正確になる。攻めと退くタイミングを見極めんとしていた]
/*
今更ですが、領主様はディークさんをもっと大人にしたような人。それにアルブレヒトさんとチャールズさんと私。
烈火な王者枠に冷徹な為政者枠に、質実剛健枠に、飄々とした狸枠とか。若い頃が気になるやつらですね。
ここにクレスさんの父やツェーザルさんの父も加わったりとかするのでしょうけどね。
ひとまず、チャールズさんかアルブレヒトさんの胃痛が酷かった気がします
ほっほっほっ。これだけすれば本隊も息を着けるでしょう
[騎馬26名×四隊による突撃が一週半。都合六度の突撃で側面を狩るだけ狩った。側面を追われれば中央にも余裕ができるだろう。
こちらへとぶつかるべく迫ってくる重歩兵>>554。遠くには弓騎兵もいたか。
それらを見ながら、指示をだす。旗が振り下ろされ、平然と馬首を南へと向けて後退した。
対応しようと思っていたものは肩透かしをくらったかもしれないが厳密には退いたわけでもない。退いたのは包囲されるのと乱戦を避けるため…そして真上から、みればわかるだろう。後退しながらも足を止めることなく騎馬隊は弧を描いて反転。速さと突撃力を増した五隊は一丸となる。
その先頭を駆けるのは錘をもった元将軍であった]
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