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ー朝/自室ー
[夜中のパニックはどうなったか
どんな結末にしろ、青年は無事に起床出来たはず]
う〜ん…?なんか騒がしいような……
[夜中にドタバタしていた身分だし文句は言わないが、なんだか朝から賑やかな気がする
そしてもう1つちょっとした異変が]
………もふもふしたい
[何故か動物やぬいぐるみをひたすらもふりたい欲が湧き出ているのだ
しかし部屋の中を見回しても青年が泊まった部屋にはぬいぐるみがない模様]
僕…別にぬいぐるみ好きな訳じゃないんだけどなぁ
[動物はそれなりに好きだがもふりたい衝動に駆られた事はなくぬいぐるみに関しては好きでも嫌いでもない程度、それでもとにかくもふりたい
そんな訳でもふるもの探し……ではなく、なぜ賑やかなのかを確かめに行こうと部屋を後にして宿を見て回る事にしたのだった]
ー回想/夜中・宿の自室>>284>>285エレオノーレー
へっ?誰…いてっ!?
[ベッドの下に頭を突っ込み魔法で照らしながら籾殻を集めていれば何故か鍵の開く音が聞こえ、驚いた拍子に頭を上げてしまい割と強めにベッドへ頭をぶつけてしまう
一先ず頭を抑えながら這い出たところで背後から人の声が、穀物を粗末にしたらダメだとの事
特訓がうるさかったのかな?などと青年は思った様子]
ご、ごめんなさい……
それしか使えるのが無く…て……え?え…えぇ?!
[声の主の方へと振り返る際に青年は2度も衝撃の光景を見る事になった
1度目は侵入者訪問者が呪文を唱えたらベッド下に散乱して分も合わせて全ての籾殻が勝手に袋へ戻って行き、先程の特訓で付けてしまった袋の切り口まで塞がってしまったのだ
なんて高度な魔法を使うんだ…!なんて青年は思ったに違いない]
[2度目はそんな魔法を使った主へお礼やらなんやらを言おうと視線を向けた時の事
一先ず女性だという事は声を聞いた段階で予想はしていたからそこは驚きはしなかった
問題は彼女の格好だ]
しゅ、修行…で合ってる、けど…それよりあの……
ふふふ服を着て下さぁぁぁい!!
[そう言って顔を真っ赤にしながら慌ててベッドから毛布を取ってはそれをバサッと彼女に羽織らせた
照れて顔を逸らせば早かったと思うがそのままの姿で彼女を立たせておくのはなんとなく罪悪感が芽生えそうだったとかなんとか]
えええっとですね…特訓で煩くしちゃったのも籾殻使って特訓したのもとにかくごめんなさい!
他にも何かあれば全然聞きますけど…で、でも先ずは服着て下さい!
そうじゃないと目のやり場に困るんですやらしい事は決して考えてないけどとにかく着て!?
[早口でここまで言い切ったはいいがなんという童貞感丸出し必死感丸出しな台詞
とりあえず、女性がタオル1枚でいるのは良くないと伝えたいらしいがこれでは伝わるかどうか
ちなみに童謡し過ぎて彼女がエルフだという事にはまだ気付けていない模様、落ち着いて下さい]
ー宿・廊下ー
[賑やかになっている原因探しもといぬいぐるみ探しの最中
なかなか見つからず酒場に下りてまた探してみようかと考えていたところ、聞き覚えのある声が聞こえて来た>>63
昨日話したばかりで忘れる訳もない]
おはようアリーセ!
朝ご飯はまだ食べてな……あっ、そ、それは…!
[アリーセの言葉に答えながら振り返ったその時に見えてしまった
彼女の腕に抱きかかえられている可愛らしいクマさんのぬいぐるみが]
ククククマさんんんんんん!!!
アリーセ貸して!そのクマさん貸して!!
も、もふもふしたいの!凄くもふもふしたいの貸して下さいアリーセさんお願いしますうううううう!!!!
[その瞬間、青年の何かが壊れてしまったらしい
頭をへこへこ下げながら懇願する姿はとても……うん]
/*
くっ……皆のギャグセンスに並べそうにない……
なんなの皆してギャグセンスパネェとか
もふもふマニア仲間のアリーセもなんなの、一目見て吹いたよ←
ー宿・廊下>>80>>81>>82アリーセー
い、いいの?本当に?
じゃ、じゃあ…少し借ります…!
[”どうぞ”と差し出してはくれて凄く嬉しいけど、涙目だし手は震えているしで青年はなんだか罪悪感が芽生えていた
もしかしたらアリーセもぬいぐるみ好きの同志なのではないだろうか?
そう思いはするがぬいぐるみに対するもふもふしたい欲は無くならず、なるべく早く返そうと誓って…]
クマさん……クマさん……はあぁぁ……
[クマさんのぬいぐるみを抱きしめて恍惚とした表情を浮かべたまま静止する
どこか別世界に意識が飛んでしまっているかのよう
誓いはどこへ行ったやら
流石に揺すられでもすれば意識も帰って来るだろうけど]
ー宿・廊下>>99>>100アリーセー
[まさか44秒も見られているなど露知らず、クマさんのぬいぐるみを抱きしめて幸せに浸っていた]
(なんて幸せなんだ……!)
[なんて、大事な理性はどこへ行ってしまったのか
そんな調子故、その間に彼女から手を振られていた事も残念ながら気付いていない
しかし、ぬいぐるみを抱きしめているはずが何故か自らが抱きしめられている感覚がして理性が徐々に戻ってくる]
えぇ?!!
あっ、え、アリーセ…ちょっと、あの……
[完全に理性が戻っては驚きの声をあげ吃ってしまう
ぬいぐるみを抱きしめようとしているのかもしれないけど…まさか女の子に抱きしめられてもふもふされる日が来るなんて
こんなの高ぶるしか緊張しない訳がないじゃないか]
え、えぇっと……
あ、アリーセもぬいぐるみ好き…なの?
それとも……ぬいぐるみ好きになってた…とか?
[抱きしめられただけで気分が高ぶるなんて童貞っぷりを晒す訳にはいかないのだと青年はそう切り出して温もりから意識を逸らす作戦に出た
顔を真っ赤にして目が泳ぎまくっている状態でそれが意味のある行動になるのかは怪しいところだが
それでも、一応同志なのか確認したくもあったから頑張っているようだ]
ー回想/昨晩・宿の自室>>85>>86エレオノーレー
[バスタオル1枚の彼女を見て慌てて毛布をかけたのはいいが、彼女は動じない
動じない上に”寒くないから平気”と言うのだ、それに対して青年は……]
へ?……あ、エルフですか
寒くないなら良かった…のかな……
[そういう問題ではない
彼女の雰囲気に流されてしまっているが、その彼女の格好が問題だというのに
普通に毛布を返されては青年もそれに流されて普通に受け取ってしまっていたり、しっかりしろ青年]
あっはい、籾殻でも穀物は大事にします
えっと…お、おやすみなさい…!
[帰ろうとする彼女を止めようとはせず、おやすみと言って扉が閉められるのを棒立ちで見ていた
その後で無事に部屋へと戻れたか気になって扉を少し開けて彼女の姿が見えなくなるまで見守っていたのは内緒です
そんなちょっとした騒動を乗り切り、青年もゆっくり眠りにつく
翌朝にまた妙な事が起きるとはこの時全く考えていなかったのだった*]
ー宿・廊下>>116>>117>>118アリーセー
[何やら彼女の意識もどこか遠くへ行きかけていたが、青年の理性が戻って来たのと同じくらいに帰って来たようで
青年の問いかけにはもふり続けたままで答えてくれた
どうやらドンピシャで同志だったらしい仲間が増えたよ、やったねハンスくん!]
あ、アリーセもそんな感じだったの?
僕も朝起きたらなんでかぬいぐるみとか動物をもふりたくなって……
ぬいぐるみ好きな訳じゃなかったのに今はこう……
ぬいぐるみ見ただけでさっきみたいにテンションが凄い事になるようになっちゃって……は、はは…
[彼女が告白してくれたのを受けて、青年からも正直に告白した
同志が居たというのが分かっただけでもかなりの安心感が出てくるのだからちょっと不思議である
幸いな事に青年の哀れな状態には気付かれていないのも影響している…と思う]
と、ところでアリーセ?
あの……そ、そろそろ離れてくれないと僕…その……
[もふられながらもじもじと動き曖昧な感じにそう告げる
離れてくれないと顔やら頭に熱が集まって爆発しそうだと言いたいようだが、この状況にドキドキし過ぎて上手く言葉に出来ていない模様
彼女がぬいぐるみ恋しさに離れられないのだと多少察してはいても、このままの状態でいるのも青年にとっては色んな意味でマズい訳でちょっとだけ焦っていた]
ー宿・廊下>>121>>122>>123アリーセー
げ、原因…う〜ん……ごめん、原因どころか心当たりもないんだ
アリーセの方は……って、分かってたら僕に聞いたりしないよね……
[原因について聞かれ、数秒程黙って考えてみるも全く心当たりがなく素直にそう伝えた
本当になぜこんな欲求が湧き上がるようになってしまったのか
同志がいなければ恥ずか死する未来しか見えてこなかっただろう、なんと恐ろしい
そして、言葉足らずに離れて欲しいとの意志を伝えるとアリーセはそれを承諾して離れようとしてくれたが…]
ア、アリーセ?
えっと、大丈夫…?
[顔を伏せてしまっていて表情は見えないが、彼女の体が震えているような気がする
そんなにぬいぐるみと離れるのが嫌なのだろうかと思った青年は口を開く]
は、離れるのが嫌なら無理しなくて大丈夫だよ?
それかクマさんを……く、クマさん…を……
[またくっ付いてもふもふするかクマさんを渡して存分にもふらせてあげようか、その2択を彼女に提案するつもりだった
だったのだが……自らの腕に収められているクマさんを彼女の方へ差し出そうとしても腕が動いてくれないし震え出す始末
意志とは別に体がクマさんを手放す事を嫌がっているようだ、彼女の事を言えない状態になってしまった]
う、うぅ……ご、ごめんね?
今頑張ってクマさんをアリーセにわた…渡す…から…!
[そう言って引き続き彼女へクマさんを渡すべく奮闘するが……自力でクマさんを解放出来るか正直怪しいものである]
ー宿・廊下>>126>>127>>128アリーセー
[予想通りではあるがやはり彼女も心当たりはないようだ
原因も分からないこの珍妙な現象?症状?はなんなのだろうか
魔法?いやいや、こんな事をして何の得があるのだ
なんて考えてる間に彼女が掛け声をあげながら腕と体を一気に離してくれた]
うわぁ…すごいやアリーセ……
う、うん分かった…無理はしないよ、ありがとう
[”大丈夫だから”と彼女は言うが、声は震えてるし視線も変に逸らされている訳で
どう見ても大丈夫ではない
しかしそうまでしてクマさんから離れ、青年へ譲った彼女の行為を尊重しつつ見習わなくては]
あ、ご飯……そうだね、食べなきゃ力出ないもんね
食べてないの忘れるところだったよ
クマさんの事は分かった、服で隠しておく
でもあの……限界が来たら言ってね?
すぐ渡すから…!
[クマさんは隠しておいてと言われ上着の中に忍ばせて彼女の視界に入らないよう厳重に確保する
朝食を食べようと提案されればそのまま付いて行くつもりだが…クマさんには気を付けなければ]
ー酒場>>159>>160>>163>>164アリーセー
[とても大丈夫じゃなさそうなアリーセの後を上着の中のクマさんと共に付いて行き酒場へと降りてきた
その時に物凄く珍妙な口調で挨拶をする人物が居たが>>179、アリーセが挨拶を返しているのを見て青年はただ見守る事になんだか触れてはいけない気がしたからとかそんな
その後、彼女が手紙らしきものを見ていたのを確認しつつ青年もそれを見ようとした時に”適当に作るけどどうする?”なんて声をかけられた]
え?あぁ……後で自分で作るから大丈夫!
[彼女に手間をかけさせなくてそんな事を言ってみたが、生憎この青年は料理などした事がない
自らの言葉にちょっと後悔しながらも、父親がササッと作っていたりしていたのを思い出しながら作ればなんとかなる!と前向きに考えたらしい]
[そうして彼女が厨房に入っていくのを見届け、その間先程彼女が見ていた手紙らしきものを読んでみる事に不穏な言葉が聞こえた気がしたのは気のせいという事にしておこう]
探して……探してって言われてもなぁ……
[困ったようにそんな事を呟く
どこをどう探せばいいのだろうか
それ以前に青年の場合ぬいぐるみをもう一体探さないと、このままではアリーセに禁断症状なるものが出てしまう可能性がないとも言えない状況なのだ]
このクマさん以外のぬいぐるみを探さないと……
は…はあぁぁクマさん……くまぁ……
[上着の隙間から少し見えたクマさんの姿を見て不覚にもまた遠くの世界に旅立っていた
ただし今回は恍惚とした表情というより、単純に幸せに満ちた表情だったとか
とりあえず誰かに意識を引き戻してもらうか自然帰還したら適当に料理を作り、その後でぬいぐるみを探しに行きたかったらしい青年であった]
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