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[素性を語るーーあるいは騙るーーシメオンの言葉(>>12)には、僅かな笑みを浮かべて頷き]
ほう、下界への永き遠征からの帰還であったか。それならば私が知らぬ顔であるのも無理はあるまい。
それは本当にご苦労だった。私もかつてはそのような任に着いていたこともあるが、天界を永きこと離れる苦労はわかっているつもりだ。よく帰って来てくれた。
[そして、その口から放たれる、非難の色すら滲む諌言(>>13)に対しては。最初こそ驚くものの、真剣な表情で聞いていた。
数秒その表情を見せるが、やがてそれは笑みへと変わり、穏やかな低い声で、堂々たる口調で話し始める]
まずは、貴重な意見を述べてくれたこと、感謝する。
しかしシメオンよ、心配は無用だ。私も矮小な人の子が、少しずつ、その力を伸ばしていることは聞いている。
然し。
この歓びに溢れる庭を見るがよい。威厳を崩さぬ宮廷を、堂々たる天界の戦士たちを見るがよい。
どんなに人の子風情が力を伸ばしたところで、奴らの力など我々の足元にも及ぶまい。
我々も研鑽を重ね、人の子らの手の届かぬところまで達すれば良いだけではないか。それに我々には神の加護があるのだ。何も恐れることなどないぞ。
成る程、魔の者共と結託して共に仇為す、と言うことはあるやも知れぬ。然しそんな話がすぐにまとまるはずもあるまい。不穏な動きがあると言うならば、その時こそ、我らに仇なす者共を打ち払えば良い。
我らに、それが出来ぬはずもなかろう。
[堂々たる口調で言い切ったが……
この言葉は半分は本音で、半分は虚勢であった。
実のところ、ジークムント本人の見たてでは、今の分裂状態の天界に人間と魔の者が結託して対立するようなことがあれば、恐らく旗色は悪いだろうと言うのが正直な予測である。
だからこそ、本来このような内部分裂は歓迎すべきでないし、なるべく早く天界を一つにまとめたい、と言うのが彼の意志である。
しかしそれを、忠実な部下である天使たちに見せるわけにもいかない。
だから堂々と、言い切ったのである**]
[シメオンとオクタヴィアのやりとり(>>21 >>89)を眺め、
オクタヴィアやアレクシスの挨拶には重々しい頷きを以って返して見送り(>>22 >>28)。
シメオンの「見てきたもの」(>>93)を、真剣な表情で聞く。
確かに、そういう者達が存在する事を、情報や報告として知っては居たが。こうして目の当たりにしてきた者から、直接聞いたのは初めてだったかもしれない。
僅かに目を伏せて、ゆっくり見開き。少なくとも、その言葉に嘘はなかろうと断じ。
続くゲルトの意見(>>98)にも耳を傾けてから]
シメオンよ……凄惨な体験を、してきたのだな。貴殿の意見、確かにこのジークムント、聞き届けたぞ。
そのような体験をし、さぞや疲れたであろう。存分に羽を休めるが良い。
ゲルトも、見てきたものを伝えてくれたこと、感謝する。
[うむ、と頷き、立ち去る彼(>>96)を見届け。
アレクシス、シメオン、ゲルトの考えを頭の中でまとめ――かけたところで、元々の目的を思い出し、周囲を見渡す。やはり、悪しき者の気配は、今はない]
……すまぬなゲルト、どうやら杞憂であったようだ。
[自身の警戒を解き、雰囲気を僅かに和らげて]
だが……
[しばし言葉を切り。それから淡い笑みを見せ]
……貴重な話を聞けたものだ。
やはり見てきた者達や、全員の意見を聞いたものの言葉は違う。
我々も、そろそろこの言い争いの無益さを、自覚するころなのやもしれぬな……
[独り言のように呟いた後にゲルトに向けた表情は、若干の自嘲を伴う笑みであった]
天使長 ジークムントは、天使 エレオノーレ を能力(占う)の対象に選びました。
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