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――第二閲覧室――
何があったの!!
[カフェテリアから駆けつけるなり、誰とはなしに声をかける。
閲覧室の奥のほうから声が聞こえた。]
そっちなの?
[声の方向に駆けつける。
すでに人だかりとなっているその場所。
近くで怯えを見せているアプサラスの隣につき、落ち着かせるように背中をポンポンと叩く]
落ち着いて。落ち着いて。
大丈夫。大丈夫よ…
[アプサラスに向けた言葉は、自分自身に言い聞かせる言葉でもあった]
[声を荒げるセルウィンに近づき向き合い、左手で彼の右腕をぎゅっとつかんだ]
セルウィンも落ち着いて…
テオドールさんに食って掛かっても仕方ないでしょう…
[冷静にセルウィンを諭すような口調であるが、自身も冷静なわけではない。
セルウィンは、右腕に触れるゾフィアの手が少し震えていることに気付くだろうか――]
……………。
アデルと…この方は配属予定だった新人さん?かしら…
アイリさんというのね…。
[2人に対して黙祷を捧げると、テオドールが示す本を覗き込み、さらっと黙読する]
この2人にバグが起こった…ってことなのかと思ったのだけれど、違うようね…
この2人は、バグの犠牲者…ということのようね…
一体、何故、こんなことに……
あ!対抗手段があるって書いてあるじゃない
それによって、バグ発生者を見つけて対処するしかないようね…
でも…なんだかよくわからない対抗手段をどう使えばいいのかしら…
[皆が一通り本を見るのを待って、もう一度本を手にすると、該当ページを開き、目の前の机に置く。
そして、仕事中にはいつも腰につけているシザーバッグの中をごそごそと漁る。
――シザーバッグの中には、本の簡易補修のための鋏やカッター、筆記用具などが入っていた。
その中から、メモ代わりに使っている小型のICレコーダーを取り出す。
カチッ
RECボタンを押すと、本の内容を小声で朗読し、録音した]
ふぅ…
本を回し読みしてると時間かかるし、内容録音したわ。
美声じゃなくて申し訳ないけれど…
それと他にも何かあったら使ってくれていいわ。
ここに置いておくわね。
[ICレコーダーを手近な机上に置き、皆の顔を見回した]
/*
記録媒体がないと困るでござる困るでござるー
翻訳できなかった部分ってなんだろ?
編成は知ってていいんだし、本になってるんだから、翻訳済みなんじゃないのかな…?
/*
そうだ。
希望が通って霊能です。
なぜ霊能希望したかというと、前回真夜中村で霊能希望弾かれたからw
今回はさすがに弾かれ占い師はないだろうと思ったし
それと前回生き残ったから、今回死にたいかなーってw
霊なら対抗出たらロラあるし、確定でもそのうち死ぬだろうし。
途中で編成変わったから、対抗出てロラかなー
[皆の話に耳を傾ける。
聞きながら、自分なりの考えを話しだす]
まだ…冷静とは言えない状態かもしれないけれど…
アナウンスでもあったように、私たちの目前の仕事はバグを発見して対処すること…
オクタヴィアスの言うこともわかるけれど…
それじゃなにも情報がない中でどうするつもり?
私は、オズワルドやドロシーの言うように、情報が欲しいわ。
………こういう事態になった以上、スキャン能力を持った者がバグはないと言った人のことは信用できるし、ね…
[同僚を疑わなくてはいけないのか……。
そんな事態が悲しくて。
言い終えるとすっとうつむき、目を閉じた――]
/*
セルウィン
オズワルド
エレオノーレ
テオドール
マリエッタ
ドロシー
ソマリ
アプサラス
ゾフィヤ
オクタヴィアス
ウェルシュ
カーク
/*
セルウィン
オズワルド:占初日CO
エレオノーレ
テオドール:占初日CO
マリエッタ:占初日CO
ドロシー:占初日CO
ソマリ
アプサラス:占初日CO
ゾフィヤ:占初日CO
オクタヴィアス:占3日目CO?
ウェルシュ
カーク
[顔をあげ、目を開く。
声をかけられたテオドールのほうにゆっくりと顔を向け、ほんわりと微笑む]
ありがとうテオドールさん…。
良い声だとは思えないけれどね。
えぇ。こんな事態だし、記録は大事よね。
ICレコーダー、自由に使ってもらって構わないわ。
[そしてオクタヴィアスに向き直る]
「次に、誰かが狙われるまで。」ね…。
そんなことが起こらないといいのだけれど…。
でもオクタヴィアス。
私たちはすぐにでもバグを発見して対処しなければならないわ。
いつ起こるのかわからない、起こってほしくないそのときまで、誰にバグがあるのかないのかわからないまま、やみくもに疑って………バグ容疑者を排除……するつもり…?
スキャン結果の情報がないまま、どうやって探すつもりでいるのか、の考えが聞きたいわ。
それと…死んだ者の声が聞ける…?
……うーーーん…よくわからないけど…
仮にそんな能力がある人がいるなら、名乗り出てもらえば情報整理にはなると思うし、反対しないわ。
ただ…、「死人が出るまで仕事がないであろう」なら、今出す必要あるのかしら…とは。
全員の意思表明を待ちたいというのはわかるわ。
たった一人の意見でも、それが画期的なものなら、目から鱗で、それにしよう!ってなるかもしれないしね。
ただ、時間は有限。
ある程度まで待っても意見が出揃わなければ、私も申告するわね。
えーと、オズワルド、エレオノーレ、テオドール、マリエッタ、ドロシー、アプサラスそして私ゾフィア。
この7人は名乗り出てほしいと思っていて。
オクタヴィアスは犠牲者が今後出てから。
…カークは、どうしたいのかよくわからなかったわ…
そして、セルウィン、ソマリ、ウェルシュがこの件についての言及がまだね。
――うん、待つわ。
[先程握られたセルウィンの手の暖かさを思い出す。
こんな時だというのに、心がほわっとするものを感じる。
セルウィンの手の温もりを逃さないためかのように、自身の手を握っていた]
―――――――え。
[ウェルシュの唐突な告白に驚いて、そちらを振り向く]
ウェルシュ……。
あなた………―――――。
……私も。
本の通りに言うなら。
失われた命の真実の声を聞ける者――なのよ。
私は、さっきも言った通り、今名乗り出てもその能力の仕事がないと思っていたのだけれど……
この能力、を持つのは、一人、のはず………。
[それまで黙って皆の声を聞いていたが、ふと顔をあげ立ち上がる]
カークとソマリが生体スキャン能力があるっていうのね…?
なんなの?甘党が条件なのかしら…
それからエレオノーレ。
自分のことなのにわからないっておかしいって…
09:27:21…この辺りかしら?で、私個人の意見として、今出る必要があるのか?と思っていると話したわ。
その私が、名乗り出る前から、その能力がどんなものか知っている。と言ったほうがよかったというの?
それから、誰をスキャンするかの優先順位、か…
私は、私の能力はまだ名乗り出なくてもいいと思っていたの。
だから…聞けるものを出したいと言ったオクタヴィアスと、オクタヴィアスのみの意見に沿って出てきたウェルシュに引きずり出された感があるのね。
オクタヴィアスにしたら、個人の意見であって、それでウェルシュが出てくるとは思わなかったのかもしれないけれど…
ただオクタヴィアスは、スキャン能力者を隠したいという割に、じゃあ隠してどうするのか?ということが聞けなかった。
09:27:21の発言で質問したのだけれど、答えてはもらえなかったわ。
こういう違和感を持っていると疑い続けてしまうかもしれないから、スキャンしてほしいわね。
――――それと。
個人的にはだけれど…
[彼、を。疑う対象にしたくなかった。
皆それぞれ、疑う対象にしたくない人はいるだろう。
だから、ただのわがままだ。
それでも――]
セルウィンを。
早くスキャンしてほしい、わ……。
[そこまで言うと、ふぅーっと溜息をひとつ。
怒涛の展開に頭がくらくらし、体がふらっとよろめいた**]
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