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10人目、空賊殿下 ダーフィト が参加しました。
空賊殿下 ダーフィトは、冒涜者 を希望しました(他の人には見えません)。
− 飛行戦艦 《シュトルツフェア》号 −
[薄明の空を船が渡る。
その船体は、優美な木造船と見えて、その内側に頑健な鋼鉄の隔壁を備えていた。
甲板もまた無垢のデッキだが、いざとなれば、収納式の連装砲が迫り上がる仕組みだ。
天球儀めいた球体を頂く帆柱に、星図を転写した青藍の帆が展開する。
船首像は竜であった。 その口が開けば炎を吐く仕掛けが施されている。
船尾楼を包み込むように側舷から迫り上がる曲線は、天使の翼に似ていた。
羽軸は空洞になっており、スチームエンジンの蒸気が通り抜けるときに、妙なる音色を響かせることができる。
これは、歌う船であった。]
[船尾楼に立つ若き艦長は、老執事の格好をしたオートマタが差し出したティーカップを受け取る。]
ありがとさん、 ワァズ。
[上空の冷えた風に晒されていた身に、馥郁たる香りは新たな活力を与えてくれた。
熱を啜り、ひとりごちる。]
さぁて、どうやって
[仕切り直す覚悟をしたのはいいが、アリシャスタン王国では、いまだお尋ね者であることに変わりはなかった。
前方に迫り上がる積乱雲を眺め、楽しげに口角をあげる。*]
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