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――回想:広場――
[王子様なら勝手に作られた勢力なんかに翻弄されないんじゃないかと思ったが、王族内はそう簡単でもないようだ。>>230>>231
王子様の話を聞くと少し安心したように力を抜いた]
そうですね。
貴族出で軍を出た私が言えた口ではありませんが、
最近は貴族だからと怠けている輩もいると聞きます。
軍部が実力社会になるのはいい傾向かと……。
それに貴族とのバランスもきちんと考えてくださっているなら、
文句をつける者いないでしょう。
[頷く王子様に彼はどう思ったのだろうか。
王様の命に従うと言ったものの本心は王子様が
王になればいいと思っていただろう。
弟の王子様は体も弱いと聞く、優しい感じはするがそれが
弱さじゃないといいと彼はよく言っている。
何より貴族の汚い部分を知っている彼はそんな弟の王子様が
悪い貴族の傀儡になることを危惧していた]
[城の外なんて滅多に出ないものだから、
外の話には目を丸くする。>>233
王子様は彼を信頼して心配を吐露しているのだろうか。
彼はそのまま熱心に言葉に耳を傾けた]
内のことを言っておきながら、私は反対に
外に目を向けたほうがよさそうですね。
外のことはあなた様は私より詳しいでしょう。
内のことは私のほうが詳しいかもしれません。
昔よりあなた様の右腕になれればと精進してきたんですよ。
[彼は今、目の前にいる王子様が王様になると信じて疑わなかった。
だから、王様になる前に言える内にと決意にも似た言葉を伝えたんだろう*]
[声が聞こえ>>173、王子様が誰かを見つけたようだ。>>238
彼もそちらを向くと大きく胸が膨らんでストンとした。
要するに大きなため息がつかれた]
あなた様が何も言わないなら私も言いませんよ。
しかし、あまりお一人では出歩かないでくださいね。
何かありましたら、言ってくださればいいものを。
[そういうと、後ろにいる近衛兵に目配せをしている。
弟の王子様ならもしかしたら上手に巻いてしまうかもしれないが、
そうでなかったら城まで一人ついていくだろう*]
/*
>>241これがリヒャならいない気がする。
尋ねられていつもいないなこいつ。
っと……、>>234を途中で送ってしまった。
フルネーム名乗るつもりだったのに。
――城内どこかの廊下/士官候補生との邂逅――
[名乗ったら、ピンクはさらに緊張しているみたいだ。
もう少し彼が上手に笑えるといいんだけどと
胸を引っ掻いてみる。
するとピシャリと叩かれた。
その行動にピンクが気づいたならば、
なんでもありませんよと返すんだろう]
そんなかしこまらないください。
命を張って国を守るあなた方のほうが
敬われるべきですから。
[彼にもピンクの緊張が伝わったんだろう。
和ますように諭すように優しく言った]
お菓子を……、ですか。
私に用があると聞いたのですが、
なかったようですね。
[呆れながらため息をつく。
よくため息をつく日だ。
振動が直にくるからやめてほしい。
ピンクが言い淀んだのを気にしたのか
アレクシスとの関係を補足した]
私も昔、軍にいたんです。
そこで参謀殿にお世話になったんですが、
いや、お世話をしていたのかもしれません。
そこで知り合いましてね、今でも交流があるんです。
[アレクシスの愚痴をよく言う癖に嫌な感じがしないのは
友人として実は認めているのかもしれない。
彼がそう微笑めば、ピンクはどんな顔をしたんだろう*]
[誰かに呼ばれた気がして、胸ポケットの中で
くしゅりとくしゃみがでる。
ピンクには彼とアレクシスは
とても仲がよいと伝わったようだ。>>262
実際、端からみても仲よく見える二人だ]
仲がいい……?
うん、まぁ、そうなるのでしょうか。
[彼はとても歯切れが悪く答えた。
実際そうであっても認めるのはくやしいらしい。
ピンクに言いかけた言葉には少し首をかしげる。
それよりも彼は続いた言葉にうんうんと肯定を示した]
私もこの国を担う一員として、
あなたのような素敵な方と
共に国のために生きれることを嬉しく思いますよ。
[彼も王に仕えることを誇りに思っていた。
同じ気持ちであること、それに知り合いが褒められて
悪い気はしなかった。
これから国王軍で活躍するだろう彼女にエールを送る]
またどこかでお会いできればいいですね。
今の王国軍のことをゆっくりお聞きしたいです。
[そういうと彼はその場を立ち去ろうと軽く会釈をする。
王子様やアレクシス、軍部でも上層部にいる人間たちと
ピンクの最近配属された人間とでは感じ方も違うだろう。
そう思っての言葉だった*]
――回想:広場――
[きっと彼は貴族を律する立場とろうと思ってるんだろう。>>266
他の者には見えない駆け引き――王子様に伝わるはずもない。
だけど、それは側でみているととても悲しく感じる。
よりそう彼の鼓動がドクドクとむなしく耳に響いた]
ありがとうございます。
期待に応えれるように善処いたします。
[彼は昔より貴族の汚い部分を見てきただけはある。
人の機微には敏感だった。>>267
王子様の上手な笑みにも不安を覚えてしまうくらいに。
彼は真面目な男だ。
そんなことは気にせず、仕事に尽くすのだろう。
王様の押印の場での証人、王様の印を守る仕事――。
時には王様の判子一つで世界は変わってしまうという。
戦争も友好も――
たった一つの判で変わるのだという]
――回想:広場ウェルシュ王子と――
[バツが悪そうな弟の王子様の顔はこちらも毒気が抜かれてしまう。
人たらしというのはこういう人のことを言うのだろう。>>253
謝られれば、先ほどとは違うため息を漏らし、ゆるく笑ってみせた。
でも、彼のことだ。
王宮に戻り、次に弟の王子様に会う時はお節介に小言をいうのだろう*]
――回想:広場を後に――
[兄弟のお話も終わったようで後ろに控えていた彼も王子様に続いて歩いた。>>269
街中には酒場や娯楽場などいろいろあったがどこも庶民の場所。
彼が気にとめることはなかった。
と言っても何度か付き添いという名目で誰かとは足を運んだことはある。
そんな娯楽に目もくれず、街中を颯爽と歩く王子様の姿は
彼の目には眩しくて、とても心強くみえた。
任務中に何か話しかけれれば、もちろん丁寧に答えただろう*]
――城内・廊下――
[ピンクと別れ、少し歩いたところで大きなくしゃみの音が聞こえる。>>291
彼はとても嫌な気がしたのか歩みを止めるがそれは残念ながら遅かったみたいだ]
アレクシスさん……?
私になにか用事があると伺いましたが。
陛下から印が必要な書類でもおありでしょうか。
[そんな報告は受けていないし、そんな用事はないと思っていながら彼は聞いているんだろう*]
[質問に一つも答えないこの男に彼はイライラとしていただろう。
鼓動がとても早くなるのを感じた]
本当に探していました?
私は変わらずですが、アレクシスさんも
変わらずお元気そうですね。
[はぁーと大きくため息をつく。
きっとわざとアレクシスに聞こえるくらい大きくついてるんだろう。今日はため息が多い日だ]
用事があれば出向きますが、生憎参謀殿への
用事はなかなかないんですよ。
それにあなたはそれなりにお忙しいはずでしょう。
[参謀というくらいだ。
軍部の重要な部分を担っているはず、軍を離れて久しいから彼は現状を把握していなかったが想像するには容易かった*]
/*
急に失礼します。
リヒャルトとの出自であるラバル家は代々軍事に強い貴族関係と婚姻を結んできたという背景があり、
アイリとの見合いの話があるという話をしていいでしょうか?
こちらは見合いの話があるというくらいしかまだ考えてないので
それ以上は煮るなり焼くなりしていただいても大丈夫です。
/* おー、面白そうですね!ぜひやっちゃいましょう。
どう対応するかは夜考えておきますね
[キツイ言い方というアレクシスからはこめられた感情はあまり伝わってこない。>>318
なんだかいつもこの二人はどこかズレている気がする]
キツかったですか?
いつもこんな感じだったと思いますよ。
毎日、しゃかりきにお菓子を食べてるの間違いじゃないですか?
[先ほどのピンクが言っていたことを思い出したのか指摘する。>>243
そんな彼は少しいじわるな顔をしていた]
たしかに朝から体力仕事が多く、精神も使ったため、
疲れてあなたにあたっているのかもしれませんね。
[アレクシスがお菓子を差し出してくれるなら、2つお菓子をもらっただろう]
忙しかったんですね。
てっきり私はお菓子を食べるのに忙しいのかと思っていましたよ。
あなたからそう仕事の話が聞けると少し安心します。
["少し"を強く言っているところを見るに彼にはアレクシスのサボり癖はお見通しだった。>>319
会うタイミングが悪いのかもしれないけど、アレクシスからはいつもお菓子の匂いがする気がする]
……、そうですね。
大事な友だちなら一つ知恵を貸してくれませんか?
白狼騎士団にいるフォールデン家のアイリ嬢と
見合いの話がありまして、どう断れば相手を
傷つけないものかと……。
相手から断られる場合もございますが、
貴族の立ち位置としましてはこちらのほうが上。
断るならこちらから断らないと事はうまく運びません。
あと、私の母上が納得するかと思案しております。
[参謀ともあれば、地方の騎士団とも交流があるのでしょ?と付け加える。
"大事な友だち"への肯定をしないつもりみたいだったけど、
気づけば肯定となっていた。
ラバル家は代々軍事に強い貴族との政略結婚を行っている。
彼は毎回見合い話を断ってはいたが気づけば、三十路前。
母親からの圧力と見合い写真の量は増すばかりみたいだ*]
――南の地区――
[南の地区に来れば、聞き覚えのある訛が耳にはいる。
王子様が何か話している横で警戒するように辺りを見回した。
>>354
薄暗い路地に入っていく汚い子どもが視界に入ると
何かを思うことがあるらしく、目を背け、服の上からそっと撫でられる。
根っからの貴族の彼は平穏は望んでいるだろうけど、
平等なんて望んでないくせに]
よかったです。
燻るものがある可能性がある場所は軍を配置するに
越したことはないと思いますよ。
軍の長はフェリクス様です。
どう国を守るかは大げさに言ってしまうとあなた様次第なんですから。
[もしかしたら、いつもはもっと怪しい雰囲気があるのかもしれない。こう武装した人間がいれば、静寂が訪れるものだ]
監査局?
あぁ、そうですね。
何か気づいたことがありましたら、
すぐにお耳に入るようにいたします。
[監査局に引っかかるものを感じつつも
それをあえてスルーして王子様を頼ると宣言した。
監査局と言えば、平民出身の長がいるそうだ。
彼はあまり快く思っていないようだった。
それが彼自身の出自からか、勘という類のものかはわからないけど]
――王宮――
[城に戻ればなんだか久しぶりにきた気持ちになった。>>355
栄えていない南の地区を見た後は城が随分と大きくみえる]
遠方から戻ってすぐに出立するあなた様に
比べれば私の仕事なんて忙しいに入らないでしょう。
お体をゆっくりお休めになってくださいね。
これは友としての心配です。
[最後の言葉が聞き取れないくらい小さく、胸にタックルする。
幼馴染としてまだ認めてもらえてるということが彼は嬉しかったのかもしれない]
また何かありましたら、なんなりとご用命ください。
どんな小さなことでもフェリクス様……、
ラメール王家のお役にたてるのは
大変嬉しいことでございます。
[敬礼をされたら、敬礼で返すのかと思ったが、
彼はもう軍の人間ではない。
また胸に手をあてて、深くお辞儀をした。
彼の視界に暁に似た黄昏が入った時にはもう王子様の姿はなかっただろう**]
/*
失礼します…今から絡みに行っても大丈夫ですか?
更新時間的にプロで終わらせるのは厳しいかも…と思い、秘話を送らせていただく次第です。
――アレクシスと別れ・尚書長官執務室――
[アレクシスとどれくらい話しただろう。
もしかしたら、どこかに連れていかれたりしたかもしれない。
その後、一旦執務室に戻った。
先ほど寄った時に護衛用の細い剣を置き忘れていたようで、
机に立てかけ、椅子に座った。
長官は不在のようで、胸ポケットからだされれば、こっそり残ったお菓子をくれる]
正直、私は羨ましいですよ。
出来るなら平民に生まれたかった。
リッターだって私と一緒じゃ、息苦しいでしょうに。
[そんなことはないと加えたお菓子を持ち上げてみる。
三代目リッターとしては先代の考えることはわからないが誰も息苦しいとは思ってなかったんじゃないかな。
一つ不満があるなら――側に置くことで貴族以外を理解した気持ちにならないでほしい。こんな小さな存在に何の意味があるのだろう。
彼は根っからの貴族生まれ、染まりきった考えはなかなか抜けることはできないだろう]
父上が亡くなる前にこっそり見せてくれた
あなたを引き取って早10年。
と言ってももう3匹目ですよね。
猫は死期が近づくと人から離れるといいますが
ネズミもそうなんて知りませんでしたよ。
いなくなったと思っても、少し立てば二回りほど小柄に
なって帰ってきますよね。
[そう言われてもまだいなくなっていないからピン来ない。
彼のもとになぜきたかと言っても答えられないけど]
[シャクシャクとお菓子を食べ終われば、ドアがコンコンとなる。
慌てて、彼の座るデスクの引き出しに飛び込んだ]
はい。
[入ってきたのは長官かと思ったけど、違うようだ。
彼は入ってきた人物から受け取った手紙を開き見て、神妙な面持ちをしている]
長官かと思いましたが、あの方も最近忙しいようですね。
[冷静になるために違う話をするのはそれは逃げだと思う。
彼は椅子に深く腰掛け、机に手紙を置いた。
その手紙の内容に息をのむ]
これは困ったことになりましたね。
結婚をしないつもりはないんです。
ですが……。
[ラバル家に縛られるのが嫌なんだろう。
深く深くその身を埋めているのに]
いつも母上のほうが一枚上手です。
私が30になる前に決めたかったのでしょうね。
[もう断れないのかと首を傾げてみたが、それは無理なようだ。
心配が伝わったのか優しく撫でられる*]
/* 大丈夫ですよ。
執務室にきていただくか、アレクシス→執務室の間に声をかけていただければと思います。
[またドアが叩かれると彼は慌てて、手紙を引き出しにしまった。>>420
そして、定位置の胸ポケットに少し乱暴いれられる]
はい、どなたでしょうか。
[その声色は少し焦りが混じっていた。]
あぁ、フィオン様。
お久しぶりです。
遠方から戻られたのですね。
[少し年上の長官に立ち上がり軽くお辞儀をする。
胸ポケットに手をあてるのを忘れたせいで、
がんばってしがみつくことになってしまった]
そうですね、長官は最近お忙しいようです。
この時間ならそのまま帰路についていると思いますので
明日になりますが大丈夫でしょうか。
[執務室はドアの前に長官の席があり、その横に彼の席があった。
そして、隅には来客用のソファと小さなテーブルがある。
そして、外務長官をソフォに誘導しただろう*]
――執務室その後――
[外務長官が帰れば、真っ暗な月夜を窓から眺めてる。
アンニョイな気持ちになるのもわからなくないが
独り言……、二人言が捗ってしまうんじゃないか。
返す言葉がないほうとしてはとてもムズムズする]
ねぇ、リッター。
私も君みたいに騎士になれるでしょうか。
[いつから騎士になったのか知らないけれど、
別の国では、リッターは騎士というらしい。
肯定か否定かなんて彼には伝わらないだろうけど、
一言鳴いてみせる。
……――チュウ。
これから先がどうなるかなんて今は想像もつかなかった**]
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