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12人目、音楽家 トール が参加しました。
音楽家 トールは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
―自室―
[ポーン……と鍵盤が奏でる軽やかな音と共に、詰めていた息をフッと吐き出す。
腕の痺れとともに残る、音の余韻を堪能しつつ、閉じていた目を開いた。]
ここで切り上げましょうか……。
[無理を言って自室に搬入してもらったピアノ。
体感式ホログラフではなく、実物を搬入してもらったため、コストは嵩んだが……まぁ、仕方がない。
鍵盤を撫で、ふたを閉めた。
集中して弾き続けていたので気が付かなかったが、それが切れた今、随分と腹の虫が騒いでいる。]
まずは、食事……ですかね。
[見境なくもグーグー鳴る自分の音に苦笑しながら、自室の扉を開いて通路へ。
途中、綺麗な毛並みの白い猫 >>11と、妙な口調で器用に敬礼をしているうさぎ >>12とすれ違い、可愛さに思わず口元が綻ぶ。
いつか、存分にモフモフさせてもらいたいものだ。
共にいたベルと呼ばれた女性の乗員>>14に、おはようございますと声をかけながら通り過ぎる。
しばらく歩いたところにあるパン屋に寄り、*ポン・デ・ケージョ*と*ヴァイツェンブロート*を購入。
一緒に買ったコーヒーを片手に、ふと足を止めたのは、耳触りのよい音が聞こえてきたためだった。
軽快でいて暖かみを感じさせながらも、どこか切ないような気持ちにさせる音。
……これは、バイオリンの音色か。]
……誰が弾いているんでしょうか?
[会いたいという欲求に逆らわず、引き寄せられるように足が音を辿る。音楽は、人を惹きつけるのだ。
この演奏が終わったならば、誰であれ、話しかけてみよう。
そう思いながら、忘れていた空腹感を満たすように行儀悪くも、歩きながらパンを口に運んだのであった。**]
ー第二エリア・通路ー
[バイオリンの音を追うように足をすすめていたのだが、不意に音が止む。
流石に音が聞こえなければ、居場所がわからない。
凄く……ものすごく、残念で、暫く音がまた聞こえて来ないかとブラブラしたが、無駄足におわる。]
お会いしてみたかったです……本当に。
[先程まで聞こえていた曲のメロディーを、無意識に鼻歌を歌いながら歩いていると、ふと目に留まった『イレックス』の看板。]
そういえば、時計に遅れが出ていましたね…。
[修理に出そうかとも思ったが、今は時間に縛られる旅ではないし…。また機会があればでいいか…とポケットに突っ込んで、ブラブラと歩き出す。]
楽器屋…楽器屋……と。
歩きながらでも音が出せる楽器が欲しいですよね…。
ハーモニカとか…、オカリナとか…、…あれ、吹く楽器ばっかりだ…。
[苦笑しながら、楽器屋の扉をくぐった。
ある程度顔馴染みになった店主…とはいえ、トロイドであるが、に声をかけながら、店内を物色する。あ!]
このクロマチックハーモニカ、いくらですか?
[言い値で買い、上機嫌で闊歩する。
窓の外には煌めく星空。
そんな最高のシチュエーションに、自然と気持ちが高揚し、ハーモニカを数回吹いた。
行儀悪く、外の見える通路に腰を下ろし、先程の曲を簡単にアレンジして息を吹き込む。]
[なるべく優しい音になるように…。*]
ー第二エリア・通路ー
[プァ…とハーモニカの特徴的な最後の音が溶けるように消える。
思っていた以上に、良い音を出す。
どこか懐かしさを感じる魅力的な音と、ピアノのようにどの音階も奏でるこの楽器。
一息ついて、その身を撫でた。
そして、ふと振り返ると、眼鏡を掛けた知的な男が足を止め、こちらを見ていて、思わず驚く。]
……貴方は?
[そう問うてから、そういえば楽器屋付近で見かけたような、……そんな、朧げな記憶が蘇る。>>118
一瞬のことであったので、見間違いかもしれないが。]
[視線を落とした先には、手を覆う白い手袋。
手を保護する=ピアニストの発想は、自分が音楽を生業にしているからだろうか。
そんな自分の考えに少し笑って、彼が迷惑でなければ、名を名乗るだろう。]
いい星空ですね…。
ー第二エリア・通路ー
[プァ…とハーモニカの特徴的な最後の音が溶けるように消える。
思っていた以上に、良い音を出す。どこか懐かしさを感じる魅力的な音と、ピアノのようにどの音階も奏でるこの楽器。一息ついて、その身を撫でた。
そしてふと振り返ると、こちらを見ている男>>124 に、反射的に驚きの声が漏れた。
眼鏡を掛けた知的な雰囲気を持つ男。
すぐに、先程の演奏を聞いていたことを悟り、照れたように頭をかいた。]
…えっと、貴方は?
[そう問うてから、そういえば楽器屋付近で見かけたような、……そんな、朧げな記憶が蘇る。>>118 一瞬のことであったので、見間違いかもしれないが。]
[視線を落とした先には、手を覆う白い手袋。
手を保護する=ピアニストの発想は、自分が音楽を生業にしているからだろうか。
そんな自分の考えに少し笑って、彼が迷惑でなければ、名を名乗るだろう。]
いい星空ですね…。
[…と、当たり障りない会話から。]
ー第二エリア・通路ー
[いい星空ですね?なんて、どこの口説き文句かと問いたい台詞がつい零れた自分に、恥ずかしくなりつつ、名乗った男に目を向ける。>>137]
シグルドさん?
[いきなりファーストネームで呼んで良いものか迷ったが、ファミリーネームは口が回る気がしないため許して欲しい。
そして、プロの方ですよね?と掛けられた声>>128 に対して、笑って顔の前で、いえいえと手を振った。]
そんなたいしたものではないですよ。
音楽が側にいないと、寂しいもので……つい色々と手を出してしまいますが、僕はピアノが専門ですから。
コイツも先程見つけた相棒ですがね。
[と、ハーモニカを振って、茶目っ気たっぷりに笑う。]
[そして、まだ自分が名乗っていない事に気付き、慌てて口を開いた。]
あ、申し遅れましたが、僕はトール・ハヤセです。ピアノを専門に、音楽をやりながら…ぶらり旅……っと、これはどうでもいいですね。
今は乗客の1人です。
[思わず、ペラペラと聞かせる程でもない事ばかり口から出そうになって、慌てて口を閉ざし、話題を変える。]
へぇ、執事兼従者……それは凄いですね!
音楽好きなご主人様ですか…非常に趣味が合いそうです。いつか、お会いしたいものです。
楽器は何を?
[と、音楽バカ丸出しに、目をキラキラと輝かせたのだった。]
ー第二エリア・通路ー
[楽器がお好きなんですか?と問う声に、顔を向けると、お下げの女性。>>148
その声色に賞賛の響きがあることに気付いて、照れたように笑った。]
うん、音の鳴る楽器は何でも好きですよ。
鍵盤楽器、管楽器、弦楽器、打楽器……手拍子、口笛や鼻歌まで。
[無意識に、よく鼻歌を歌うことを伝えると、女性は楽しそうに笑う。
よく見れば綺麗な目の色、(緑かかった黄色、だろうか…)をしているようだ。
鼻歌で参加してもいいですよ?と冗談めかしていいながら、即興で何曲か、遊ぶようにハーモニカを吹いた。]
一応専門はピアノなので、気が向けば部屋に聞きに来てくださいね?
[と、誘ってから、自室に女性を1人で招き入れるのは如何なものかと内心頭を抱えたが、……それは彼女の判断に任せるとしよう。]
ええと…即興で作ることはありますが、あまり本格的に作曲活動はしていませんね。
あの曲は、昼間聞こえてきた音を自分なりにアレンジしたものですから……厳密には僕の曲ではないんです。
それに曲を作るよりも奏でるほうが、性に合ってるようです。
[そう言いながら、それでもよければ、先程の曲、ピアノ用に譜面に落としましょうか?と問う。
ピアノを弾くという言葉を聞いただけで、絶大なる仲間意識が生まれたためだ。>>155
彼の指はどんな音を奏でるのだろう…と考えただけで、ワクワクが止まらない。
奏でる音は…その人の生き様を表すものだから…。]
(…貴方のピアノを聞いてみたいものです。)
[彼は俯いてしまったため、声には出さなかったけれど…。]
―第二エリア・通路―
[褒められるとデレデレと顔が溶ける癖を直したいものだ……と思いながら、些か顔を引き締める。
赤毛の女性から、ハダリーへと視線を移すと、一瞬何か言いかけたように思ったが、どうやら自分の勘違いだったらしい。
短く挨拶して、すぐにでもその場を去ろうとしたため>>163、慌てて声を賭けた。]
はい、お待ちしています!
譜面に起こすのは、そう手間なことではないので、いつ来て頂いても構いませんよ?
[部屋にはピアノもあるし、もしかしたら一曲披露してもらってもいいのかもしれない。
……なんて下心を抱きながら、ヒラヒラと手を振る。
だから、……赤毛の女性と自分に遠慮して、気を利かせてくれたことなど、気付く筈もなく……。
彼のピアノの音に思いを馳せていたのであった。]
―第二エリア―
[ハダリーを見送って、赤毛の女性に向き直る。]
[草原で歌うと聞いて、声がが広大な土地に響き、風に乗って広がってゆく様子を想像した。そこにピアノが加わったなら、どんな音色になるのだろう。
ザァッ……と風が曲調に強弱をつけ、穏やかでゆったりとしながらも、反響音のない無限の響き。
……想像するだけで気持ちよさそうだ。
思わず、うっとりと想像の世界に入りそうになったが、彼女の目があるので自重する。]
わがまま言って、ピアノを自室に入れてもらったので、ぜひ。
[本当に子供の我儘に近いものだったので、思い返すと少し恥ずかしいが、それを隠してにっこりと笑ってそう言う。
"ぴあの?"と少し不思議そうな顔をしたので>>165、ピアノという楽器について簡単に説明した。
思っていた楽器とは違ったのか、目を瞬かせる女性を微笑ましく思いながら、弾いてみることも出来ますからね?と、伝えた。
他に簡単に演奏できる楽器はあったかな……と思考を一巡させながら自己紹介。]
僕はトールです。
ここで会えたのも何かのご縁。
よろしくお願いします、サシャさん。
(……あれ、サシャさんから、美味しそうな匂いがする?)
[お腹が空いたせいかな?と、首を傾げる。
不躾にも、視線は鞄を見ていたのかもしれないけれど。]
レストランはありましたかね?
ー回想・とある酒場ー
銀羊号?
[酒場には音楽がつきものだし、洒落た酒場にはピアノはつきものだ。…と勝手な自論を展開しつつ、弾き終えたピアノをのフタを閉じて話し掛けてきた男の言葉に、質問で返す。どうやら、世間一般には銀羊号の名は知れ渡っているものらしいが…自分は疎いらしい。]
へぇ…楕円の形をした船ですか…それはまた、可愛らしい…。
[そう言うと、男は何とも言えぬ顔をする。そして、アンタもか…と呆れたような声が聞こえた気がしたが、酒場特有のざわつきの中へ消えた。]
ダーフィト。僕はトールです。
[彼の親しみやすい雰囲気のせいなのか、つい呼び捨てにしてしまう。
あっという間に立ち去ってしまった彼を呆然と見ながら、些か多いチップに、お礼すら言えていないことに気付いた。]
ネオ・カナン……行ってみましょうか。
[目的地は、こうして呆気なく決まる。
もし船で会えたなら、このチップ分の演奏を受け取って貰えるだろうか?]*
[レストランに向かう途中で、モフモフうさぎラヴィと、モフモフにゃんこスノウをそれぞれ見かける。
毛並みを堪能するように、そっと撫でるとフワフワで柔らかい毛の感触と温かさ。
体感式ホログラフの凄さは、乗船して実感していたものの、改めて感動を覚える。]
君たちは、本当に可愛いですね……。
[しかし名残惜しいが、空腹も限界だ。
最後にそっと、頭をくしゅくしゅと撫でて、バイバイと手を振った。]
……妙に人恋しくなってきますね……。
[掌の温かさが離れると、少し寂しさを覚える。
レストランで誰かと一緒に食事できるといいのだけれど。**]
[ピアノに興味を持ってもらえて、嬉しく思っていると、彼女、サシャが慌てたようにお腹を押えた。
不思議に思ってそちらをみると、僅かに耳を赤くして、えへへとはにかんでいる。
どうやら、お腹がなったらしい。>>262
誤魔化そうとするサシャが微笑ましかったので、聞かなかったことにした。
……というよりも、"聞こえなかった"という方が正しいか。
突発的に起こるコレは、もう随分と長い付き合いだ。
一瞬自嘲の笑みが浮かぶが、すぐに打ち消した。
鞄の中身は、チーズと干し肉らしい。
お酒に合いそうだな……とごくりと唾をのみこんだ。]
いい匂いがしていたのはこれですか。
ああ、僕もお腹がすいてきちゃいました……。
[そうして、一緒に、レストランへと足を運ぶことにしたのだった。]
―レストラン入口―
[サシャと共にレストランに向かうと、入り口で男と出会う。
向こうがおや?という風に眉を持ち上げたので、知り合いだったかと記憶を遡り……あ、と呟いた。]
チップの人!!……ダーフィトさん、ですよね?
[心の声が先に出てしまったようだ。
少し恥ずかしそうに、覚えていた名前を言い直した。]
貴方におすすめされたので、乗っちゃいました!
チップ分の演奏も、ぜひさせてくださいね。
……とりあえず、ご飯を食べた後で。
[そう付け足したのは、ぐぅと鳴るお腹を無視できなかったから。お腹を宥めながら、せっかくなので勧められた料理を頼むことにする。]
では、またあとで。
[寝不足なのか、やや隈のある顔がぱちんとウインクするのを見送って、席に着く。
数分後、出てきた……料理……に、ウインクの意味を悟ったのだった。]*
―レストラン―
[数分間、出された創作料理とにらめっこ。
焦げちゃうこともあるよね>>289 と、純粋そのものな発言をするサシャに、内心……それ、違うと突っ込まなくもないが、そうしている間にもぐぅぐぅとうるさいお腹。
(……ええい、もう自棄だ!!)
目を閉じて、一気に頬張る。そして、目を見開いた。]
あ、あれ?美味しい……です。
[思わず、サシャの方へと顔を向けると、彼女も同様に驚いたのか、顔を見合わせるはめになる。。
あのウインクを悪い方へ受け取ってしまったようで>>270 >>289、今度あったら、美味しかったよと伝えることにしよう。
(まぁ、こういう反応になることは、折り込み済みだったに違いないが。)
茶目っ気たっぷりのウインクを思い出して、フッと口元が緩んだ。]
[食べ終わったら、の料理を作った料理人に挨拶したいものだ。
料理が美味しかったことを伝えるというのが建前の理由。単純にどんな人が作ったのか、興味があるというのが本音だった。]**
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