情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
12人目、天使長 ジークムント が参加しました。
天使長 ジークムントは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
―会議場→天使長私室―
―――全く、無為なことだ。
[会議場を後にし、自室へと戻る途中、一人そうつぶやく。
奇遇にも、シルキーが独り言(>>39)を呟いたのとはほぼ同時であった。
彼の名はジークムント。天界にて意見を対立させる天使長のうちの一人である。
彼は常々、こう主張する。
人間が愚かだというのであれば、あるがままに滅びればよいだろう。
我々の力をそのような下らぬことに使うべきではない。
――実際のところ、滅ぼしてしまえというシルキーやその一派の主張が、完全に理解できないわけでもなく。
――あるいは別の一派、人間を救うべきだという主張が理解できないわけでもなく。
そのために力を使うということこそ、彼が同意出来ない部分であった。]
――嘆かわしい。
[そうして、彼の私室へ向かう。私室に着くまでに誰も声をかけないのならば、無為な会議のせいで遅れた天使長の職務を果たすのだろう]
[実のところ。
呼び戻したのは事実だが、今日戻ってくるということまで考えが及んでおらず、会議室では彼の存在に気づいてすら居なかった、というのもまた真実であった。
そのため、部屋に戻った後、訪問した者が彼(>>79)であったということには、若干驚く――表情には出さないが]
ゲルトか。……久しいな。どうだ、天界の空気は。
立ち話もなんだ。そこに掛け給え。給仕係に酒でも出させようぞ。―――おい、誰か!私とゲルトにワインを!
[外の誰かに命じてから、かつての同輩に顔を向ける。それは無表情ではあるが、ごくごく僅かな、悲しみの色が見て取れるかもしれない]
いや、神が望まれたのは我々の力と勝利のみだ。私は天使を統べる者の一として、必要な戦力を得るために、必要な手続きを取ったに過ぎんよ。
期待通り、いやそれ以上の働き、感謝している。その手並みは些かも鈍っていないようだな。
[満足気な微笑を浮かべてそう言い、彼の疑問を聞く。神妙な表情で数度頷いてから]
どう………か。
私も、神から貴殿を呼び戻す許可を受けたに過ぎぬのでな……まあ、我々に仇なすようなことをしなければ、神も貴殿を無体に扱うことはすまい。何より、貴殿は同胞の命を救ってくれたのだ。一つの罪は千の罰と善行で贖われるとも言うが……少なくとも、罪を重ねてはおるまいよ。
[それだけ言ってから、ゲルトの目を直視し、今度はこちらから、問う]
それよりも貴殿だ。
……単刀直入に聞くが、貴殿は我々の象徴たる白い翼を喪ってなお、我々に本当に協力してくれるというのか?
[ゲルトの真っ直ぐな答えには、薄く笑んで、幾度か頷き]
……そうか。貴殿が再び我々に味方してくれるというならば、実に心強い。
変わらぬ活躍を期待するよ。
[本心からそう言って。下級天使の運んできたワインにて再会の乾杯を交わし、一口目を含んだ、ちょうど次の瞬間――]
―――――!?
[極めて短時間ではあったが、明確な強い悪意が、庭園から感じられた気がした(>>95)。
表情に少なからぬ疑惑の念を浮かべ、杯を置き、庭園の側を睨みつける。]
……まさかとは思うが……確かめねばなるまいか。
[苦虫を噛み潰したような表情を浮かべて、小さく強く呟いた。
立ち上がり、部屋の壁に掛けてある銀製の長剣を取り、腰に据える。]
……敵とあらば斬らねばなるまい。
ゲルト。貴殿さえ良ければ、力を貸してはくれないか。
[警戒心を強め、庭園へ向かおうとする。共に向かうか一人で向かうことになるかはゲルト次第]
―天使長私室→庭園―
[共に来てくれるというゲルト(>>113)には感謝の言葉を述べ、警戒を解かずに庭園へ。
もし途中で他の天使が怯えている様子等を取るならば、念のための見回りであるため問題無いと告げ。
その足は、庭園へ。
庭園に着いたジークムントに見えたもの。
ずぶ濡れのまま途方に暮れる天使が1人(>>98 >>111)。
彼に言葉を掛ける、見知らぬ、天使と思わしき存在が1人(>>105)。
警戒態勢のまま、彼らに問う。]
同胞たちよ。
この近くにて、忌まわしき侵入者の姿を見はしなかったか?
[目の前の者(>>105)がそうであるとは気づいていない様子で問う。というよりも、今ここで見える異常事態はもっと別の――]
……というより、アレクシスよ。そなたは一体何をしているのだ?
[ということだった**]
[アレクシスの発言(>>121)を受け、まずはなぜアレクシスがこうなったのかを把握し。
まずは、短く呪文を詠唱し、アレクシスの身体に対して、軽く払うような動作で手を振る。
アレクシスの身体を濡らす水を小さき奇跡の力にて払ってから]
……不注意にも程が有るぞ、アレクシス。
思索に耽るあまりというのは、貴殿らしいといえば貴殿らしいが……
[それから、天界の現状におけるアレクシスの立ち位置について、彼の言葉を聞く。
聞き終えてから、ジークムントは顎に手を当て数秒考えこむような表情を見せてから、彼に言葉を返す]
まず、我々天使長の対立が、貴殿らのような若き天使達を混乱させてしまっている事、すまないな。
[シルキーの考え(>>63 >>76)をアレクシスから聞き、ふむ、と頷き]
シルキーめ、斯様なことを……一度、奴とも話をせねばならぬようだな………
私の考えは、無論知っておろうな。人間などに関与する必要も余裕も、我々にはない――というのが、私の持論だ。
栄えるにしろ滅びるにしろ連中の好きにさせておけばよかろうに、なぜあやつらは救うだの滅するだのと言うのかわからぬ。
然し、である。
[アレクシスを真っ直ぐに見据え――]
貴殿はあえて中道を貫きたいと考える、その考えは尊いものであろう。
であるからこそ、貴殿に問う。
[重々しくそう言うと]
アレクシスよ。
手を差し伸べなければならぬと判断した時には差し伸べ、罰せねばならぬと判断した時には罰するならば。
我々が、貴殿が、判断を間違えたとするならば。
してはならぬことをした、しなければならぬことをしなかった、そのような時。
あるいは、そうせねばならないのか、してはならないのか、判断がつかない、そのような時。
――貴殿ならば、どうする。
[普段通りの威厳を保った低い声でそう言い、アレクシスの返答を待つ]
[アレクシスの感謝の言葉には、気にするな、と言わんばかりの笑みを見せ。
回答(>>136)には少々意外そうな表情を見せ、わずかに考えてから、回答を]
ふむ。
……されば、だ。
[試すような笑みを浮かべて、問いかける]
そなたは、益を得られぬものを切り捨てる覚悟と、その決断をするだけの勇気があるというわけだな?
[と問いかける。だが、アレクシスがその問いに答えるより早く]
それよりも、だ……
少し前に、妙な気配をこの近くに感じたのだが。
[アレクシスと、もう一人の天使(>>116)それぞれに視線を向け]
アレクシス、そしてそこの天使、何か見てはおらぬか?それと……
[もう一人の天使(>>116)の方を凝視しつつ]
……貴殿、見ない顔だな。名はなんという?
[若干の疑念の色を表情に出しつつ]
む?
[見知らぬ天使に問うていると、後ろから木の枝の折れる音、続けて悲鳴。(>>170)
一瞬、感じた不吉な気配の主かと思い剣の柄に手を掛けるも、その姿を見て、すぐに警戒を解く。]
誰かと思えば――オクタヴィアではないか。
突然の悲鳴には驚くぞ……あまり驚かすものではない。
[不遜な態度でそう言う。
世話係一人ひとりまでは覚えていないが、彼女の名前と素性は覚えている。
天界に上り詰めることに成功する人の子など、そう多くはないため、覚えていた。
手を貸そうかと一瞬考えるが、アレクシスが彼女に歩み寄るのを見て、自分の動きは止める。
再度、視線は見知らぬ天使へ]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新