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14人目、力の探求者 ウェルシュ が参加しました。
力の探求者 ウェルシュは、賢者 を希望しました(他の人には見えません)。
−命のふるい−
[男が求めたのは単純な力。魅せられるように、自ら進んで踊らされるように斧を振り、命をふるい落とす]
力、輝き、赤い、赤い。
楽しいなぁ…ねぇ、みんなは楽しい?
[相当な重さの斧を振り回し走り回っているのに息切れ一つ起こさぬ男の呟きは他のものを震え上がらせる。
子供のような表情で男は笑顔を見せ、楽しげに死の鎌を振るった]
−ホートン砦近くの森−
んぁ…
[砦から少し離れた所で眠っていた男はやっと目を覚ましぐっと伸びをする。
自分には忠誠心などなければそういったことに興味はない。ただ、テオドールというあの男がホートン攻略には参加するなといったから一応参加しないでおいただけで戦えなかったことから若干不機嫌であった]
むぅ、どうするかなー
[誰かにちょっかいかけにいくか、否か。迷いながらも寝ていた木から降りる。向かうは魔軍本陣。斧をズルズルと引きずってのろのろと歩き出した]
−ホートン砦−
[その冷え切った眼は何も映さない。
自分は人ではないらしい。
それは生物学的な意味ではなく、精神的な面での話であるが。
魔物ですら男には畏怖を覚え、遠巻きに見つめる。まぁ対してそれを気に止めもしないのだけれど。]
テオテオー、いないのー?
[自身の上司、しかも魔王をその名で呼ぶのは世界広しとあまりいないだろう。だがそろそろ退屈極まる男にはそんなことなど関係なく恐れ戦く他のものの視線と囁きを諸共せず砦を闊歩する。
どうやら夜間に攻撃をしかけるらしい。これはついて行く他あるまいと顔には出さないが、心を弾ませていた。]
[本来であれば許可など取らずについていきたいところだが、どれだけ己が強くとも連携や作戦の乱れが戦局の悪化を生むかの危険性は一応理解しているつもりだ。だからこそ一応ついていく旨は伝えようと探してはいるのだが。]
…まおーさまー、テオテオー
[あまり自分は進んで戦線に出されることがない。楽しくなってしまうと敵味方区別なくなるところは悪いとは思っているが治りそうにもないのだからしょうがないと思う。
でもそろそろ本当に誰かと戦わないと、血を見ないと狂ってしまいそうだった。戦うのが楽しい。人の命を奪うのが楽しい。ただ、それだけで生きているのだから]
[自分が死ぬ瞬間というのはどんなに気持ち良いのだろうと夢想する。
自分より力の強いものが自らのそれを刈り取る。それは想像するだけでエクスタシーを覚えるほどの快感。幼い頃から求めて走り続けてきた全てのフィナーレ。その瞬間に鳴り響くレクイエムはどんな音色だろうか。]
…楽しみでゾクゾクするよ
[人間だ魔族だなんだには関係などない。興味もない。だからこそ無邪気に、男は良くも悪くも場を荒らす。その危険性をきっとあの男は理解している。理解して僕を飼っているんだから僕を戦線に出してくれてもいいじゃないと思う。ただそれだけの話。
歩む足取りは軽い。跳ねるように、男は今日もダンスを踊った**]
お前は俺に従っていればいい。
そうすれば、いくらでも戦いと血を与えてやる。
そして、俺以外の強い奴が死に絶え、
お前と戦ってくれる者が誰も居なくなったら……、
その時は、俺がお前を殺してやろう。
だから、お前の生きる限り、お前の前には戦場がある。
安心するがいい。
−ホートン砦・テオドールと−
[おずおずと話しかけてきた部下の男について行けば奥の方にある部屋へと通される。元々ここの防衛隊長のものだったらしいそこに探し人はおり、にこにこと持っていた斧を掲げた]
テオテオー、おつかいしてきたよ
[>>372狂人、なんてそんな光栄なお言葉をと笑みを返せば呆れられたか。刃こぼれを指摘されればまぁ新しいものに変えればいいかともう興味を失ったようにそれを地面に下ろした]
はーい。わかりましたー。
…じゃあ極上の一品をテオテオの元に届けるね?
[出動許可も貰えて上機嫌に踵を返す。
ついでに笑みのまま答えたそれは、実行すれば四半刻後にはこの部屋を人間と魔物の活き造りで埋めテオドールを困らせたであろうが、冗談で止めておくぐらいには我慢も効きそうだ。
どうせこの男に届けるならこちらを打ち倒そうとする眩しい光の方がいい。それに打ち倒されるのもよしとするくらいの眩しい、人間そのものといっていい光。
今度はそれに会えるといいなと期待に胸膨らませる。ご褒美の前には我慢我慢。まずは斧を新調しようとまた砦内部を斧を引きずってあるき回った**]
うわぁ、凄い告白だねぇ。僕ドキドキしちゃう。
[態とらしい、だがその顔の何処かには確かに己に走る恍惚が窺い知れるだろう表情で唇が三日月を彩る]
心配せずとも。僕は貴方を意外と信用していますよ。魔王、テオドール様
[期待しています、そう愉悦に言葉を乗せて吐き出す。
これだからこの男といるのは飽きない。光ではないのに輝いている男。テオドール・グラムワーグ。僕の飼い主たる男。
僕を殺せるかもしれない、男]
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