人狼物語−薔薇の下国


13 Chant 〜あなたを失い死を知った〜 SIDE:B

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【墓】 帝国軍大尉 カレル

― 厩舎 ―

フォアライター、お前もここに来てたのか。

[在学中の良い相棒だった栗毛の馬を見つけ、首筋を叩く。
 甘える仕草は仔馬の頃と変わらないが、
 筋肉の張りも毛並みも、脂が乗った壮年のものだ。]

おまえが死んだんじゃなくて、
俺の心の中から出てきた夢だったらいいのになぁ。

[話しかけながらブラッシングしてやる。
 馬は答えず、気持ちよさそうに首を振るわせるだけ。]

(+160) 2013/06/28(Fri) 12:09:37

【墓】 帝国軍大尉 カレル

[他愛もないことを話しかけながら馬のブラッシングをしていると、
 遠いざわめきの間から、また懐かしい声が聞こえてきた。
 少し手を止め、そちらへと耳を傾ける。

 同時に、飛び込んできた言葉に顔色を変えた。]


『  俺よりも、あいつが──…


   …生きるべきだった。  』


[重く落ちる沈黙に、拳を握りしめる。>>6:123

(+161) 2013/06/28(Fri) 12:09:49

【墓】 帝国軍大尉 カレル

どっちの命が上かとか、そんな話、ないだろ…。
おまえが生き残ったんだから。

 生きてていいってことなんだよ。
 生きて、生き残って、


  俺の分も ───


[馬の背に顔を伏せ、呻くように呟きを零す。
 その耳に、微かに鈍い音が届いた。
 直後に響くのは、ディークの声。>>141

(+162) 2013/06/28(Fri) 12:10:26

【墓】 帝国軍大尉 カレル

[どうやらディークがベリアンを殴ったらしい。
 ベリアンの上げた声と物が落ちる音>>>>7:216を余所に、
 ディークが言葉を連ねている。>>6:142 >>6:143
 聞いているうち、次第に泣き笑いの表情になってきた。
 言い返すベリアンの言葉>>6:217>>6:218
 馬の背に突っ伏したまま、背を震わせる。]

ほんと、馬鹿で、意地っ張りで、可愛げが無くて、
斜に構えるくせに真っ直ぐで、放っとけない奴だよな。


 なんかこう、全部師匠が言ってくれたけど、

[身を起こしつつ、拳で目元を拭う。]

(+163) 2013/06/28(Fri) 12:11:01

【墓】 帝国軍大尉 カレル

 
  生きていてくれて、ほんとうに良かった。


[心の底から、言葉を零した。]

(+164) 2013/06/28(Fri) 12:11:39

【墓】 帝国軍大尉 カレル

― 青い大地 ―

[フォアライターに鞍を乗せ、手綱を引いて外へ出る。

 学校の外には何もないかと思ったけれども、
 大地は青く霞みながらも遠くへ広がっていた。

 馬に跨り、駆けていく。
 草原へ、街へ、気の向くままに。
 人や動物は、ところどころに見かけた。
 気付かれることもあれば、すり抜けることもあり、
 彼らが生きているのか死んでいるのかは判然としない。

 何度か、じっと立ちつくす兵士の姿も見た。
 足元には、彼の体が横たわっているのだ。

 そんなときは決まって周囲に散らばる無数の遺体が視えた。
 馬上で短く祈りを捧げ、静かにその場を後にする。]

(+177) 2013/06/28(Fri) 14:45:41

【墓】 帝国軍大尉 カレル

[いつしか、馬の足は鍾乳洞の前へと辿り着いていた。]

懐かしいな。
レトとせんせいと一緒に探険したのが最後だっけ。

[馬から下りてひょぃと覗くと、奥から何かがすごい勢いで走ってくる。]

うわ。おまえまだここにいたのか!

[うなり声を上げながら飛びついてくる白いもふもふを
 両手で抱き留め、盛大な歓迎に声を上げて笑う。
 歓迎というか、噛まれているのだけれども、
 痛くないと思えば痛くない。]

せっかくだから、おまえも一緒に来るか?
せんせいも喜ぶし。な?

[にこやかに決めつけて羊的もふを小脇に抱え、
 学校に帰る道へと馬を走らせた。]

(+178) 2013/06/28(Fri) 14:46:32

【墓】 帝国軍大尉 カレル

[そうして青い大地を進むうち、ふと空気が変わった。
 フォアライターもなにかを感じたのか、足が緩む。
 鮮やかに差し込む陽光の下、幻のように兵馬が現れた。

 整然と並んだ騎馬の武器や鎧が、陽光を弾いて煌めく。
 号令を待つばかりの彼らの中に見知った顔が幾つもあった。]

みんな……。

[かつての部下たちが、今まさに戦いへ赴こうとしている。
 彼らの視線を追って前を向けば、
 そこには銃剣を持つソマリの姿があった。>>108

(+179) 2013/06/28(Fri) 14:47:57

【墓】 帝国軍大尉 カレル

───そうか。

[彼が引き継いでくれたのだ。
 納得と同時に、熱いものが迫り上がる。

   ならば自分も共に往こう。

 ごく自然に、馬の足を隊列へと向けていた。]

(+180) 2013/06/28(Fri) 14:48:21

【墓】 帝国軍大尉 カレル

おまえは、連れていけないからな。

[その前に、と抱えていた羊モンスターを地面に下ろし、
 メモを書き付けた布を首に結びつける。]

いいか。これを学校のシロウせんせいに届けるんだぞ?
ついでに、もふもふされてくるといい。
きっとご馳走もらえるからな。

[言い聞かせて手を離せば、もふもふはたちまち走り去る。
 メッセンジャーの成果は、正直あまり期待していないけれど、
 別にそれでも構わなかった。

『戦いの行く先を、この目で直に見てきます。』

託したメッセージは、半ばは自分の覚悟を固めるためのもの。
何が起ころうとも目を逸らさない、という。]

(+181) 2013/06/28(Fri) 14:48:56

【墓】 帝国軍大尉 カレル

[隊列に近づいた時には、いつの間にか武具を身につけていた。
 厚い胸甲持つ防具に身を包み、滑らかな曲線描く盾を持つ。
 馬の鞍には長い槍。腰には二振りの刀。

 いかにも隊員ですよ、という顔で列の端に加われば、
 何人かがぎょっとした顔で視線を送ってきた。

 ああ。あいつ、いつも霊がどうのとか言っていたなぁ、
 なんて思い出して、小さく笑う。

 そのうちにソマリの銃剣が空を指し>>110
 みなの視線がそちらへ集中した]

(+182) 2013/06/28(Fri) 14:49:23

【墓】 帝国軍大尉 カレル

[ソマリの声が、風に乗って部隊の隅々まで響いていく。
 弔い合戦ではない。その言葉>>111に、何人もが背を正す。]

目指したものを、掴むために。


  大切なひとが、笑顔でいられる明日を ─── …。


[言葉を噛み締め、胸に収める。
 見回せば、兵たちの顔がさっきよりずっと引き締まっていた。

 仇を取るのではなく、願いを繋ぐために。
 未来を勝ち取るために戦う。
 前を見据える想いに貫かれて、部隊の心がひとつにまとまっていく。

 部隊の端でそれを聞き、高まる空気を感じ取って、
 自分もまた、胸が熱くなるのを感じた。
 この人たちは、自分たちの想いも抱いて戦ってくれるのだ。
 戦場に散った、たくさんの心と共に。]

(+183) 2013/06/28(Fri) 14:49:46

【墓】 帝国軍大尉 カレル

[対する相手は、公国の竜騎兵団。
 あそこには、ディークがいる。

 広がる公国の陣のどこかには、
 ベリアンも、レトだっているだろう。

 そう言えば、ウェルシュはどうしているだろう、
 と、視線が帝国の陣へと泳ぐ。
 彼もまた、残された者の戦いに身を投じているのだろう。

 力になれない自分がもどかしい。
 今なら、近づいていって肩を叩き、
 励ましの言葉のひとつも言えるだろうに。
 ───何に縛られることもなくなった、今なら。]

(+184) 2013/06/28(Fri) 14:50:33

【墓】 帝国軍大尉 カレル

[ソマリの号令>>112と共に、物思う心はどこかへ吹き飛んだ。

 銃剣が切り裂く時代の先、
 新たな風を呼び覚ましながら、部隊が動き始める。


 その、ささやかな一部となって、共に戦場へ駆けていく**]

(+185) 2013/06/28(Fri) 14:50:45

帝国軍大尉 カレル、メモを貼った。

2013/06/28(Fri) 14:53:17

【墓】 帝国軍大尉 カレル

― 戦場 ―

先駆者フォアライターの名を与えられた馬は、名が示す通りに先を駆けた。
 隊列を抜け、指揮官ソマリの隣へ、前へと出る。
 馬上にあって、翳すのは盾。]

弟弟子を守るのは、兄弟子の義務だから。

[嘯くように呟いて、発砲する公国兵たちを見据える。>>128
 対抗して撃ち放たれる、魔力による障壁>>164
 威力を減じながらも抜けてくる銃弾を、盾で弾き、逸らす。]

(+264) 2013/06/28(Fri) 23:49:32

【墓】 帝国軍大尉 カレル

[なだらかな曲面描く盾は、実に効率的に銃弾の軌道を逸らした。
 ソマリへと向かう弾をいくつも空へ弾き、地を穿たせる。

 殺させはしない。
 気迫だけで現実へと干渉していた。

 生きていて欲しい。死なないでいてほしい。
 一念を抱き、不可視の護り手となって傍らを駆ける。]

(+265) 2013/06/28(Fri) 23:49:40

【墓】 帝国軍大尉 カレル

[やがて、

 師匠と弟子とが邂逅すれば
 二人の間に、静かに佇んだ。]

(+266) 2013/06/28(Fri) 23:49:53

【墓】 帝国軍大尉 カレル

[ブラオクヴェレの盾は、未だソマリの傍らにある。

 両軍の陣容が互いを凌がんと形を変え、激突するのを
 奇妙な俯瞰視点で同時に眺めてもいた。

 翼を広げる竜の懐へ飛び込んでいく獅子。
 それぞれがひとつの生き物となって激突する陣の中では
 個々の命が火花を散らしている。

 凄惨さの上に、陣の美しさを見てしまうのは、
 軍人という生き物のさがか。]

(+273) 2013/06/29(Sat) 00:24:04

【墓】 帝国軍大尉 カレル

[ソマリへ届きそうな流れ弾を密やかに弾きながら、
 公国の陣中にある師匠へ視線を注ぐ。

 親しい部下の一人がディークに斬られるのを目撃し、
 ほんのいっとき、目を伏せた。

 ディークにもソマリにも無事であって欲しいと想う矛盾。
 それでも、生きていて欲しいと強く願う。]

(+274) 2013/06/29(Sat) 00:28:47

【墓】 帝国軍大尉 カレル

[激突する騎馬隊の傍らで、中央の軍がぶつかり合う。
 そこで旧友ら二人が激突しているのは、今は知らぬこと。


  みな、無事で。

 知っていれば、ただそう願っただろう。]

(+279) 2013/06/29(Sat) 00:32:29

【墓】 帝国軍大尉 カレル

[刃を交えるソマリとディーク。
 その側に影となって付き従い、
 彼らの戦いへ水を差そうとするものを打ち払う。

 彼ら同士の戦いがどう推移しようとも、
 そこへ干渉するつもりなど無かった。


 全身全霊をかけた戦いの末に、どちらかが斃れるならば、
 それが運命というものだろう。
 残された側が、斃れた者の意志と共に生きていく。
 自分の心を、彼らが確かに継いでくれたように。

 どちらが生き残ろうとも、必ず相手の心を受け止める。
 それは、信じて見ていられた。]

(+280) 2013/06/29(Sat) 00:39:31

【墓】 帝国軍大尉 カレル

[ それでも

         願わくば、二人とも生きていてほしい。


 生きて、未来を掴んでほしい。
 切なる願いを抱きしめて、二人の戦いを見守る**]

(+281) 2013/06/29(Sat) 00:41:03

帝国軍大尉 カレル、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 00:43:23

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □ フィルタ

生存者 (5)

ディーク
55回 残14528pt(8)
南側・右翼オフ
ソマリ
45回 残16579pt(8)
南側戦場オフ
ジェフロイ
16回 残16965pt(8)
臨時執務室オフ
レト
3回 残18977pt(8)
拠点オフ
ベリアン
49回 残14674pt(8)

犠牲者 (7)

カシム(2d)
0回 残20000pt(8)
カレル(3d)
15回 残16829pt(8)
戦場オフ
トール(4d)
3回 残17398pt(8)
中庭オフ
カサンドラ(5d)
0回 残15793pt(8)
青い学校オフ
ミヒャエル(5d)
4回 残18331pt(8)
学校跡地オフ
ヴィンセント(6d)
18回 残17585pt(8)
ダーフィト(7d)
24回 残11736pt(8)

処刑者 (6)

シロウ(3d)
0回 残18576pt(8)
もふとお酒の天国オフ
リエヴル(4d)
6回 残18536pt(8)
ノトカー(5d)
5回 残15077pt(8)
フレデリカ(6d)
9回 残16731pt(8)
停留地付近オフ
クロイツ(7d)
20回 残12790pt(8)
ウェルシュ(8d)
60回 残14892pt(8)

突然死者 (0)

見物人 (0)

退去者 (3)

カーク(1d)
9回 残17633pt(8)
ヴァルハラオフ
ステファン(1d)
23回 残17789pt(8)
病院オフ
シェットラント(1d)
14回 残18639pt(8)

発言種別

通常発言
独り言
囁き/共鳴/念話
死者のうめき

一括操作




個別フィルタ




SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby