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…………
[それは、外の世界にて藍骸星の現身が燃え尽き、この世界から勇者が再び呼び戻されてから暫く経過した後。]
………―――。
[藍色のもやが、ゆっくりと集まり、形をとり始め…長身の男の姿を出現させた。]
あぁ…魂が、堕ちたか。
―――の…中へ…
[氷色の目を薄く開き、立ち上がる。
男の周囲を取り巻いていた圧倒的な瘴気も今は無く、身に着けるのは元々バルタザールが装備をしていた修道騎士の純白の鎧。
常に腰に下げていた剣は、今は無い。]
[間近から、強大な力を溜め込みながらも
無力に眠り続ける存在の鼓動が聞こえる。
視界の先には、同じように取り込まれた幾多もの魂達。
自分から彼らに近づくことは無く、その場に留まったまま薄く笑う。
見た目だけはかつての修道騎士に戻っていたが、覗いた口元には、鋭い牙が変わらず残っていた。**]
[無言で視線を上に向ける。
その先に天はなく、星もなく、ただ曖昧に色合いを変える空間が広がるのみ。]
最期に、顛末を見せてもらえる余裕くらいはあるのかな。
ここもやがては星の養分となり、消化され…消え行くのであろうが…
『……なに勝手に幕引こうとしてんだよ』
[呟く声を途中で遮ったのは、頭上から聞こえる少年の声。
それと……ぐにゃりと直撃した靴底の感触。>>+8]
―――――………………。
[片手で額を押さえたまま、気配を辿って長い腕を伸ばす。
まずは下手人を捕らえ、猫つかみぷらーんとしてやるつもりで。
成功したかどうかは、白虚星の運と魂の動体能力次第。]
イェンス……いや、違うな。
あれはもっと、礼儀正しい。
道具扱いをされた、というなら―――白虚星の方か…
こうして、互いの本性を晒したまま対峙するのは初めてだな。
格好をつけるもなにも、俺は元から何も変わらん。
現身を失ったからには、終わりと判断して何が問題あるといのだ。
[予想外の状況に、内心は驚いていたが反射的に何事もなかったような顔をする。
短い髪の毛の一部が足跡型に乱れているのが見た目に少し残念だった*]
/*
!????
[ログをチェックした]
????????
ヴェルナーwwww立体起動wwwwwww
おいwwwwwwww */
[白虚星の衣服を猫の子を運ぶ様に後ろから掴み上げ、不機嫌に喋る顔を自分の目線の高さまで持ち上る。>>+14]
…殴るといいながら、実際には踏まれたわけだが。
まぁ、思うことはわからないでもない。
俺とて、セルウィンの復活を手伝うつもりで、どこの骨ともわからない者が割り込んできたら、踏み潰したくなるからな。
しかし、「魔王復活」という点においては、嘘偽りにはならないさ。
ただ…復活するのが、ここで眠りこけている元魔王と呼ばれる存在ではなく…
[白虚星の衣服を猫の子を運ぶ様に後ろから掴み上げ、不機嫌に喋る顔を自分の目線の高さまで持ち上る。>>+14]
…殴るといいながら、実際には踏まれたわけだが。
まぁ、思うことはわからないでもない。
俺とて、セルウィンの復活を手伝うつもりで、どこの骨ともわからない者が割り込んできたら、踏み潰したくなるからな。
しかし、「魔王復活」という点においては、嘘偽りにはならないさ。
ただ…復活するのが、ここで眠りこけている元魔王と呼ばれる存在ではなく…
―――――。
[見える画面が地下4階を、セルウィンの蒼い髪を映し出す。>>17
対峙するのは、自分が討ちもらした機械人形。
そして、セルウィンの体がゆっくりと、深淵へと沈んで行き…>>20]
[激しい地鳴りと巻き上がる瘴気の流れ。
――何かが、急激にこの地の力を吸い上げていく。
白虚星を足元に降ろし、自分は真っ直ぐに立ったまま、一歩前に踏み出す。
強い風を全身に受けながら、瘴気の収束していく方向に強い視線を向けた。]
>>*0
[………画面の先。魔物の蒼い目と、微かに脳内に響く「声」を聞く。]
[自分は今は何の関与もできない存在。
だがせめて、魂の持つ力が届けられないかと願うように、黒い魔物の姿を見つめていた。]
>>+33
後は、残った餌を全てこちらに放り込めば…
(後は、溜め込んだ力をセルウィン単独で制御できるようになれば…)
――器の中身が満ちる。
俺達の、目的も達成される。
>>91
機械人形……判断力が壊れでもしたのか?
自ら心臓を抉り取り、何をすると…
[次の瞬間、白い光と共に魔王の腕が吹き飛ばされる。]
――――あの人形。
この期に及んで厄介この上ない。
[自分が失敗をしなければ。改めて、そんなことを思う。]
―少し前―
[エレオノーレに視線を向け、聞こえた声に目を細める。>>+67]
俺も、聞いたのは自分が出る直前だ。
それに………この姿になることは、今初めて知った。
[あらかじめ知っていた所で、何も変わりはしなかったのだが。
律儀に本当のことを答える。]
――――………。
[真っ直ぐに立ち、食い入るように画面を見つめる。
やがて、視界の先で聖なる剣が魔王の本体を捕らえ…
全てが、終わるまで。>>101]
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