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―生徒会室―
[>>180ソマリが立ち去ってしばらくの後、生徒会長がやってきた。>>161
固定された右腕が痛々しい]
会長、怪我の具合どうですか?
[止められなかったことを悔やんでも仕方ない。
今はとにかく彼に負担をかけないように動くことにした。
通る間ドアをおさえて、椅子を引いて、手早くかつ丁寧に紅茶を淹れて、眩しくも暗くもないようにカーテンを調整する。
しかし、承認作業を代わりにやるわけにはいかないのだった。
せめて、左手だけでも捺印しやすい角度に書類を置く]
卒業パーティに花火の申請です。
こちらは、園芸部で球根や花の種を寮生に配りたいと。
それから……
[報告や承認が必要な事項を片付ける。ホールケーキの件は内緒]
―朝の厩舎―
ヴォルトカルク、おはよう。
[逞しい黒馬と視線が合えば、にこりと声を掛ける。
愛想を振りまくような馬でないのは知っているから、反応がなくても気にしない。
ふと思い出すのは、この馬によく乗っている上級生のこと。
そもそもこの学校には、軍人になろうという者が集まっているのだ。
同級生や先輩後輩たちとの実戦に近い訓練の中で、普段の態度とは異なる苛烈さや冷徹さを垣間見ることは珍しくない。
けれど、ベリアンのあの刃捌きは、それとは違って見えた]
気のせいだと思うようにしている。
本気を出せば違う側面が見えるなんて、皆と同じ。
ウェルシュも、レトも、カレルも、彼を良き友人と見ているのだし。
うじうじした5年生の相談にも乗ってくれた、親切な先輩だ]
[けれど――
そんなことを考えていたものだから、>>132背後からの声に身を強張らせてしまった。
図書館で掛けられたのと同じ、気安い口調だったから、振り返るときには笑顔になっていた]
ベリアン先輩。おはようございます。
とりあえず、校内だけ回ろうかと思いまして。
その後バザールに行こうかどうか、迷ってます。
[>>133それでも、一瞬の緊張は気取られていたらしく]
…………。
[短い問いには、短く頷いた]
……はい。
[続く言葉にもまた短く答え、こちらから目は逸らさない。
>>135何でもないように相手の顔が黒馬へと向けば、ひそかに息をついた]
[>>148>>148ふと別の視線を感じてそちらを向くと、西の副寮長がいた。
そういえば確かベリアンと同室だったか、と思い出す]
おはようございます。ディーク先輩。
お二人でお出かけですか?
採掘場ですか、お気をつけて。僕は散歩と……たぶんバザールに。
はい、それでは。
[馬具の支度を始める二人に、ひとつお辞儀をしてその場を離れる]
[>>147>>148ふと別の視線を感じてそちらを向くと、西の副寮長がいた。
そういえば確かベリアンと同室だったか、と思い出す]
おはようございます。ディーク先輩。
お二人でお出かけですか?
採掘場ですか、お気をつけて。僕は散歩と……たぶんバザールに。
はい、それじゃ。
[馬具の支度を始める二人に、ひとつお辞儀をしてその場を離れる*]
―校門近く―
[芦毛に乗って校内の散歩から戻る途中、同級生たちの姿を見かけた>>156]
ミヒャエル、ノトカー、おはよう!
バザール行くなら、一緒していいかな?
[>>160ノトカーのイイオトコ号とミヒャエルのフルール号が並んで進むのへ、少し後からついていく。3頭併走は通行の妨げになるし、イイオトコ号に尻を向けるのは何となく避けておきたい]
ミヒャエルは石見に行くのかあ。
僕はうーん、いろいろ。
たまには生徒会の用事じゃなくて、自分の趣味に走りたい。
[そんなことを言っていた訳だが結果は>>4:147]
―バザール―
[太いの細いの、長いの短いの、固いの柔らかいの、色の濃いもの薄いもの、握り心地もそれぞれ違うものがずらりと並んでいる。ペンの話である]
黒を[16]本、赤を(07)本、青を(02)本……■fuchsiaはあんまり使わないかな。
[楽しくペンを選んでいると、馴染みのある声で名を呼ばれた>>4:+66]
あ、ダーフィト先輩こんにちは!
え、あ、いいんですか?
[>>4:+67代金を持つと言われれば、一瞬申し訳ないような気がしてしまった。
だがそもそも彼が消費したものである。
少し多い代金を遠慮無く受け取って、残りは本当に菓子でも買おうと思った。
あとでダーフィト先輩も一緒に食べればいいよね]
―バザールに行くでござーる―
改めて聞かれると、何だろう。
[>>183ミヒャエルの疑問に、自分でも首を傾げる]
趣味っていうと、やっぱり珈琲と紅茶かなあ。でも道具はもう十分買い込んだから、これ以上増やすと置き場所がない。
あ、乗馬靴の新しいのが欲しいかな。今のは履き慣れてていいんだけど、見た目がだいぶくたびれてきちゃって。あまりみすぼらしいのは、レディ達に失礼だよね。
[レディ達、が人間でないのは言わずもがな]
ノトカーも本かあ。
僕は部屋に物増やしたくないから、図書館に頼ってる。
前にお茶の本とかだいぶ買っちゃったし……。
[そんなことを喋りながらぱかぱかと。
晴れた春の休日、友人達とのんびり買い物。平和の尊さを噛みしめる]
―お茶会当日・中庭―
テーブルの配置はこれでいいかな。
じゃあ次はテーブルクロス……え、新品?
[会場となる中庭。生徒会役員たちで準備を進める中、シェットラントがバザールで買ってきた(>>4:178)という色とりどりの布に、目を輝かせる]
うわあ、さすがセンスいいなあ。どれも綺麗な色だね。
メインのテーブルはこれかな、それともこっちがいいかな?
[■wheatと■royalblueの布を手に取った。
メイン、と勝手に呼んでいるのは、ホールケーキを置く予定の中央テーブルである]
お菓子よーし、軽食よーし、茶器よーし、茶葉よーし、お湯よーし、テーブルよーし、椅子よーし、花よーし……
[あれこれと指さし確認。そろそろ参加者たちが顔を出す頃だろうか*]
士官候補生 ステファンは、士官候補生 ステファン を投票先に選びました。
あれは……凝り出すと際限が無いよ……
[>>190豆や茶葉の話になれば、遠くを見つめた]
うっかり高級品の味を知ってしまうと、帰ってこれなくなりそうで。
消耗品だから、いいのをひとつ買って終わりってわけにもいかないしね。
材料の種類より淹れ方に拘るようにしてる。でないとお金が持たない……。
[などと語っていたら、何やらいきなり褒められて馬から落ちそうになった]
え、そそそうかな!?
改めてそう言われると照れるけど……うん、まあ、みんなの役に立ちたいとは思ってる。
……イイオトコ号、どうかした?
[>>191こちらを気にする様子の白馬へ首をかしげた]
牝馬が……そうかな?僕の知ってる限りでは、あんまりヒステリックな子っていなかった気がする。
好かれてるっていうか、反抗する気も起こらないほど下に見られてることも多いかも知れない。
ブラックスピネル号もじゃじゃ馬って評判だけど、僕にはそうでもないしね……。
[自分よりか弱いものには優しいが、上から手なづけようとするものには反発する。何となく会長に似ているなあ、と思ったものである(>>*19>>*20)]
え、図書館落ち着くけどなあ。確かに、お菓子やお茶をつまみながらってわけにはいかないから、そこは難点だけど。ていうか、借りていって部屋で読めばいいんじゃ……?
登場した馬を匿名メモにまとめようとして挫折した
ほら、B村で馬も戦争に駆り出されるかもだしさ……
A村で出てきた設定でB村に影響しそうなのはwikiにまとめた方がいいのかな
―市場へ続く道―
[>>213ミヒャエルの言葉に]
うん、最初にウェルシュ先輩が、紅茶を美味しいって言ってくれたときは、本当に嬉しかったなあ……。
こないだも、
[自室での作戦会議の話をしかけて、東寮に西寮の人が混じっていたのは一応内緒にしておくことにする。咎めたり密告したりするような友人たちではないけれど]
生徒会室で会長に褒めて貰えると、やった!って気になるね。
[西寮から来た上級生が珈琲を飲む様は満足げに見えて、それはまた自分にとっても満ち足りる体験であったのだ。
――やっぱり、いい人だ、と思う。
下級生が勝手に目撃して、勝手に怯えていたものに。
戦場には「それ」があるのだと、言葉にしてくれた。
それはカレルが教えてくれたように、熱い形を取ることもあり。
ベリアンが見せてくれたように、冷たい形を取ることもある。
自分の中で、それはどんな姿になって現れるのだろう]
……そうだね、自室だと、ついくつろいじゃって。
[>>240いかにもノトカーらしい反応に、「自分はそんなことしない」などと野暮は言わない。実際に本を粗末にしていたら説教するかも知れないが、本人はそれを恐れて借り出しを控えているわけだし。
自分は、わりあい図書館を利用する方だと思う。
熱心な読書家という程ではないが、紅茶や珈琲の本を借りたのがきっかけで、今では武術の本や歴史書など、いろいろと読んでみるようになった]
そうだ、こないだ借りた応急処置の本、返却しないと。
[そんなことを話しているうちに、バザールに到着する]
―バザール―
わ、屋台いっぱい出てる。
何か食べようか?
[活気のある呼び込みの声、漂ってくる甘い香りや香ばしい匂い、焼き網からもくもくと上がる煙。
朝食からだいぶ時間が経っていたこともあって、勇んで友人たちに呼びかけたのだが]
……そうか、先に馬を繋げる場所を確保しないとね。
[>>250辺りは賑わっていて、人も馬も満員、という勢いだった。
ミヒャエルがみつけてくれた店に馬を預け、先に各自買い物に回ることにする。ミヒャエルとノトカーの向かった先をちらりと見て]
アクセサリーか……そうだ。
[自分が最初に立ち寄ったのは、手芸用品店]
[色とりどりのビーズを、いくらか見繕った。
小さい割に案外値の張るもので、たくさんは買えないが]
実家の姉が、フェルトの人形を作るものですから。
目とかに使えるかなと思って。
これなら封筒で送れますし。
[姉呼ばわりしてすみません、これも作戦のための偽装です、と内心でルームメイトに詫びながら、愛想の良い店主におまけしてもらった分も含めてお土産ゲット(>>123)]
[優しいルームメイトが、小さな人形を縫い上げるところを見るのが好きだった。
自分は傍らで本を読んでいることが多いのだけど、だいたいは本などそっちのけで、器用に動く手元に見入っている。
人にあげることは滅多にないようなのだが、そこはルームメイトの特権、 法服 姿の((智狼))人形をひとつ貰っている。見せびらかしたくて仕方ないのだが、誰にも見せないという条件だったので大切にしまってある]
[童話にでも出てくるのだろうか、謹厳な衣装に身を包んだ、狼男の人形。
ずる賢そうな表情を浮かべているのに、ちんまりとした目鼻立ちでとても可愛らしい。
自室の机からたまに取り出しては、にやにや眺めている怪しい士官候補生**]
―とりあえずお茶会の会場―
シロウ教官《せんせい》、いらっしゃいませ!
[>>+133おもてなし役なので、エプロン姿で出迎える。
気分はカフェ店員。
ちなみに何年前かの文化祭で、猫耳喫茶と兎耳喫茶の企画はあまりにも軍人らしからぬということで却下されたとの噂]
ありがとうございま……す。
[受け取った包みの意外な重さに、腕がぐっと下がる。
持ちこたえて中を確かめれば、それはそれは肉でミートなお土産]
はい、みんなでありがたく頂きますね。
[何だかんだ言いつつ成長期、体も動かす学生たち。
豪快な差し入れも、きっと順調に消費されるだろう**]
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