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─ 濁流の谷間 ─
[男はクリフ>>149に、大きな頷きを返す。
それは託した手環が目の前でその左手首に嵌められたから、もあるが]
貴方は助けられるばかりで進んできた訳ではありません。
私がここまで来られた理由の一つには、貴方からの助力が間違い無く入っている。
貴方が私に感謝してくれると同じだけ、私も貴方に感謝しています。
ありがとう、クリフ殿。
この先も、自信を持って進まれますよう。
[経験浅くとも、他者を助け戦う力を彼は既に得ている。
己が不在ごとき弱腰になる必要は無いと、クリフの背を押した]
─ 濁流の谷間 ─
[それから、マリエッタからの視線>>151に気付き、彼女に向き直る。
彼女が何者であれ、偏りを正そうとする思いは同じ、と。
その姿勢から伝わる故に、こちらも声をかけることなく礼のみで後を託し]
はい。
お願い致します。
[蒼龍神からの声>>148に、一度これから皆が向かう先へと視線を走らせ。
深き一礼をしたまま、色彩様々な花弁に包み込まれた]
─ 天上宮・庭園 ─
[彩り鮮やかな花弁から編み出された木気より取り込まれた光が男を運ぶ。
場の金気を抑えた上での消耗、残りも可能な限り手環に封じた為に男の身の内に残る気は殆ど無い。
転移の陣にて待ち受けていた霊亀の守護者から声がかかる>>+12と、姿勢を正した]
霊亀神の御手をわずらわせること、申し訳御座いません。
恥ずかしながら、御力お借り致します。
[同じ気司る神からすれば、男が既に立っているすら厳しいことなども見通しだろう。
それでも男は支えを要とせず、肩を貸すという申し出も断って治療院へと足を運んだ]
─ 天上宮・治療院 ─
[霊亀神に伴われ治療院へ入ろうとした矢先、名を呼ばれ>>+14。
視線を向ければ、こちらを案じるカサンドラの表情が見えて苦笑を浮かべた]
情けない所をお見せして申し訳ない。
カサンドラ殿が戻られた後、化蛇の群れが出て参りまして。
頭はマリエッタ殿、朱雀神が陰気を晴らしてくれました故皆様は先へと進まれております。
私は共に行くには力不足でした故、戻らせて頂いた次第で。
[カサンドラが続けた問い>>+15に霊亀神の答え>>+21を、案じることはけして無いと補足した後]
─ 天上宮・治療院 ─
カサンドラ殿、渓流の地では辛い状況に置いてしまい申し訳ありませんでした。
火気のみならず金気高めてしまった上であれ程の術、行使するも厳しかったでしょう。
力尽くして下さったこと、有難う御座います。
[カサンドラが宮へと送られる時には、こちらの金気が障ってはいけないと見送ることすら出来なかった。
その為伝えられなかった謝罪と感謝を微笑みと共に彼女に向けた後]
─ 天上宮・治療院 ─
私は大したことはございません故。
カサンドラ殿は、皆様の助力に向かって下さい。
[宮の外、都近くから感じる陰気は男にも察知できている。
見たところ気の回復が為されているカサンドラに、ここは大丈夫だと退席を促し]
申し訳ありませんが。
私がこうして先に戻ってきたことを、他の者には伏せて頂けますか。
妖に後れを取った護衛などと知られれば、護られるに不安を覚えられましょう。
[内には、天帝の傍に控え負傷した者達に備える孔雀の手を煩わせたくない思いがあるが。
勝手な言い分を理由に、頼み任せて彼女を見送った]
─ 天上宮・治療院 ─
[男は此処に来るまでも自身の足で歩いてきた。
カサンドラを見送る時にも一礼をして見送り、支えを要とはしなかった。
男の変化は、霊亀神と共に個室の中に入り戸を閉めた後。
どさり、と音を立てて床に崩落ちた男は霊亀神を見上げ、眉を下げた]
申し訳、ありません。
御力、お借りいたします。
[元々補佐に長じている身、己の気を高める術は得意な方だ。
けれど、増幅する為に必要な気すら残さなかった故に現状術の行使も出来ない。
霊亀神からの金気を持って不足を戻す以外に今の自分の気を早く回復する手立ては無いだろう。
ある程度回復できれば後は自分で増やせるようになるからと霊亀神に伝えた後。
共に在られる間にはクリフの戦い振りなど伝えもしただろう**]
/*
おぉ、今日の首取はやはりクリフ殿に決まったか。(そんな気がしていた
しかも手環使ってくれているありがとうありがとう。
高め出してくれてるのも嬉しい限り。
─ 天上宮・治療院 ─
女性を案じさせてしまうとは、私の不徳の致す所ですね。
[カサンドラの言葉>>+31に対して紡ぐのは、男にしては珍しい軽口。
金気で覆っていた為に肌自体に受けた傷は無い。
だが爪牙の跡が無数に刻まれている鎧は隠せない故に、態度で大したことは無いと示して]
えぇ。
じきに吉報を提げて戻っていらっしゃるでしょう。
マリエッタ殿、皆様からの土産話、楽しみになさって下さい。
[続く言葉>>+32に頷き、こちらの謝罪と感謝に返されたそれ>>+33にも笑顔で返し。
男の頼みも引き受け気兼ねせず休んでというカサンドラに、そちらも無理はなさらずと声をかけて見送った]
─ 天上宮・治療院個室 ─
[扉を閉めるなり崩れ落ちた男に対し霊亀神から苦笑を向けられる>>+30も、咎めは無く。
外では要としなかった助けを素直に─というより、流石に力尽きた為手を借りる他無かった─受けて、寝台へと身を預けた。
金気による治癒は枯渇した己の身の内に染み渡っていく。
すぐに、とは行かないがそれ程の時間はかからず霊亀神を解放することが出来るだろう]
…霊亀神。
世話になったのは、私の方にございます。
[治癒を受ける最中、ふと口を開き声をかける。
治療院へと赴く前、己のみに聞こえるよう呼びかけられたこと>>+29を脳裏において]
─ 天上宮・治療院個室 ─
クリフ殿は、これから益々良き使い手となられましょう。
経験の不足を苦とせず己が為せるを見出し、また為すべきを見誤らぬ目をお持ちです。
それに何より、此度の件にて良き友を得られてもおります故。
[妖達との戦いの中、レトとの共闘を思い浮かべて仄かに笑む男の顔は、霊亀神とその憑代たる青年へと言葉以上に伝わるものがあるだろうか]
経験と、戦友。
得難い二物を得られましたこと、クリフ殿には何よりの糧となりましょう。
私もまた、良き経験を頂けたことに感謝しております。
[そう言って、治癒に身を預ける男は回復の為暫しの眠りについた**]
─ 天上宮・治療院個室 ─
[男の思いは、霊亀神・憑代の青年ともに届いたよう。
返された言葉>>+52に、男は口元の笑みを深くして]
…後は、クリフ殿より直接伺い下さい。
私はこれより、眠りにて増幅に努めます故。
霊亀神も、どうか他の皆様の下へ。
[治癒を受けたお陰で男の気は術用いられるまで回復を終えた。
霊亀神をこれ以上この場に縛るは男の矜持にも関わること]
例え末席の身であれど、私も天帝─ひいては天を護りしものに御座います。
己が不徳にて、天に住まうものの平穏を脅かすものを制すが遅れるなど、許せませぬ故。
[だからこそ、他者に付き添われぬように己の不調も表に出さぬように居たのだから、と。
霊亀神を見送ると、男はそのまま眠りについた。
零れる気の力、微力なれど無意識都護る結界に流しこみながら**]
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