人狼物語−薔薇の下国


13 Chant 〜あなたを失い死を知った〜 SIDE:B

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【墓】 帝国軍大尉 カレル

― 記憶の欠片 ―

[死に至る混濁の中、取り落としていた光景が
 ひとつ、ひとつ、心の中に戻ってくる。

 最初に蘇ったのは、”音”

  自分の名を呼ぶ、リエヴルの声>>3:358


  ああ……だめですよ。

 指揮官が、 そんな、  じゃ   …

[幾度も聞こえてくるそれ>>3:373に、困った顔になる。
 飛び出さないで、と言おうとして、喉が詰まる。

 うるさいほどに鳴っていた太鼓が、次第に静かになっていく。
 ほっとしたところで気が付いた。
 ───これは、自分の心臓の音だ。]

(+49) 2013/06/21(Fri) 16:19:09

【墓】 帝国軍大尉 カレル


俺 、  もう   …


[意識が無に侵蝕されていく。
 記憶と思考が溢れ、混ざり、溶けて消えていく。

 霧に包まれた知覚のどこかで笛の音>>3:373を聞いて
 唇の端に小さく泡が立った。

 それでいい。部下たちには、まだ次がある。
 安堵した心が、死の深みへと沈んでいく。]

(+50) 2013/06/21(Fri) 16:19:53

【墓】 帝国軍大尉 カレル

[糞馬鹿、とどこか懐かしい声が聞こえて、>>3:473
 もうひとつ、泡が弾ける]


  ご め ん   な    …


[音にならぬそれが、最後の吐息*]

(+51) 2013/06/21(Fri) 16:22:05

【墓】 帝国軍大尉 カレル

― 記憶の欠片 ―

[目を開くと、そこは鞍上だった。

 かつて士官学校があった場所は吶喊で陣が構築され、
 バリケードと攻撃兵器があちこちに配されている。

 変わり果てた母校の姿に胸は痛んだが、
 戦いを前にすれば、そんな郷愁は吹き飛んだ。]

第三胸甲騎士隊、整列!

[号令を掛けて部下に隊列を組ませ、
 青地に三羽の鷺舞う部隊旗を翩翻とひるがえらせて、
 本隊のすぐ側で、出撃の時を待つ。

 整然と進んでくる公国軍の隊列は、ここからでもよく見えた。]

(+55) 2013/06/21(Fri) 18:55:32

【墓】 帝国軍大尉 カレル

[戦闘は、相手からの炎で開始された。
 飛び来る火矢が陣の中で炎と煙を上げる。

 リエヴルの号令>>3:192を受けて、右手の槍を掲げた。]

第三胸甲騎兵隊、前進!

[声と共に、部隊が動き出す。
 最初はゆっくり。次第にスピードを上げて。
 一個の生き物のように、部隊は公国軍に襲いかかる。]

(+56) 2013/06/21(Fri) 18:55:54

【墓】 帝国軍大尉 カレル

[咆吼の代わりに馬蹄の轟きを上げ、
 銀色に輝く槍の歯列を剥き出しにして
 部隊は公国軍の先頭へと食らいついた。

 迎え撃つ公国の陣は重厚で、かつ柔軟なもの。
 こちらの勢いを受け止め押しとどめる形に動く>>3:217

 優秀な指揮官がいる。
 そうでないとできない動きだ。
 目を凝らして敵陣の中を探ったとき、
 見間違えようのない褐色が、公国軍の中に見えた。]

(+57) 2013/06/21(Fri) 18:56:12

【墓】 帝国軍大尉 カレル

[一刀ごとに描かれる血色の虹が、肌に良く映える。
 鮮やかな手腕。無駄も容赦もない斬撃。]


   俺が間違ってると思ったら止めにこい。


[記憶の中から浮かび上がる声に、目眩がする。]

(+58) 2013/06/21(Fri) 18:56:24

【墓】 帝国軍大尉 カレル

[わかっていた。
 帝国で出会わなかったのだから、公国にいる可能性は高いと。

   囲われた庭の中、友だと告げた相手。
   儚い幻の中で、必ず、と交した約束。
   握った、手。

 シュヴァルベで公国軍と戦うたび、怖れていた。
 現実の戦場で敵対することはないと、信じていたかった。
 その甘い希望が打ち砕かれることに、
 敵として彼が立ち現れることに、怯えていた。

 その恐れが、目の前にいる。]

(+59) 2013/06/21(Fri) 18:56:39

【墓】 帝国軍大尉 カレル

[間違っていると思ったなら、止めると約束した。
 でも今は───どちらが間違っているかなんて…。]

─── ベリアン…。

[厚みのある刃が人を、馬を斬る。
 気迫のこもった声が戦場に響く。>>259
 唇を噛んで、槍を握りなおした。

   ─── ここは戦場だ。
   自分と彼は敵同士なのだ。
   ならば、すべきことはひとつ。

 放たれた矢の速度で、彼我の距離を0に変える**]

(+60) 2013/06/21(Fri) 18:57:52

帝国軍大尉 カレル、メモを貼った。

2013/06/21(Fri) 19:01:04

帝国軍大尉 カレル、メモを貼った。

2013/06/21(Fri) 21:43:46

【墓】 帝国軍大尉 カレル

― 覚醒 ―

[途切れ途切れに記憶が蘇る合間に、
 もう一度目覚めたような心地がして意識が戻る。]

あ、れ…。

[見回せば懐かしい士官学校の、自分の部屋。
 在りし日そのままの建物に苦笑を零し、起きあがった。]

なんだろ、ここ。

[死んだ人間が集まる場所としてはあまり聞かないけれど、
 ひょっとして、他の人間もいたりするんだろうか。

 ひょいと窓を覗いて意識すれば、
 どういう仕組みかはさておき、視覚が繋がって、
 何人かの姿が見える。
 そちらの方へ、ゆっくりと移動していった。]

(+178) 2013/06/22(Sat) 15:47:58

【墓】 帝国軍大尉 カレル

[焼肉のおいしそうな香り漂う場所に出れば、
 シロウの姿を見つけて、眉を下げる。]

せんせい。

[申し訳ない、という表情で声を掛け、頭を下げた。]

ごめんなさい。
せんせいの犬と刀、ちゃんと受け継ぎきれなくて。

[顔をあげ、謝罪の言葉を告げつつ
 周りにいるもふたちに目を細めて───]

(+179) 2013/06/22(Sat) 15:53:27

【墓】 帝国軍大尉 カレル

──────……!!!?

なんであなた達がここに居るんですか!


[向こうにリエヴルとトールの姿をみつけて、
 あんぐりと口を開けた。]

(+180) 2013/06/22(Sat) 15:55:39

帝国軍大尉 カレル、メモを貼った。

2013/06/22(Sat) 15:58:37

【墓】 帝国軍大尉 カレル

― 記憶の欠片 ―

[鶏肉を食べる犬たち>>+177に、ひとつの光景が重なる。
 きゅうきゅうわふわふと騒ぐ犬たちに囲まれて、
 水を跳ねさせ、頭から飛沫をかぶりながら
 ごしごしわしわしと犬たちを洗った、夜の陣地。
 隣にいたのは、リエヴルだった。>>3:112 >>3:113

全部で十匹、柴太郎から柴十郎までいるそうですよ。

[呼ばれたと勘違いした柴太郎と柴十郎が、わん、と顔を上げる。
 その子たちをわしわし拭いてやって、
 ブラッシングしているリエヴルの方に押しやる]

(+184) 2013/06/22(Sat) 16:31:42

【墓】 帝国軍大尉 カレル

[入れ替わり>>3:179>>3:223立ち替わり>>3:232>>3:242
 将たちが覗きに来るのに気付いてはいたものの、
 苦笑して、コメントは避ける。

 シロウに何かあればもふたちの面倒を見る、と
 かつて、約束したことはもちろん覚えている。
 だが戦場で、しかも隠密犬を預かることになろうとは
 まるで予想もしていなかった。

 どうするか、と悩んでいたところのリエヴルの申し出だ。
 ありがたい、と思う半面、
 これでいいのかな、と思うところも多少はある。]

(+185) 2013/06/22(Sat) 16:31:59

【墓】 帝国軍大尉 カレル

[ともあれ、犬たちはみな可愛かったし、
 犬たちに囲まれて嬉しそうなリエヴルを見ていれば
 自分もまた幸せになるのは、事実だった*]

(+186) 2013/06/22(Sat) 16:32:09

【墓】 帝国軍大尉 カレル

― 青い世界 ―

学生が学校に、…って  …

[リエヴルの返答に、眉根を寄せる。
 ひょっとして、彼は死んでここに来たわけじゃなくて
 自分が造り出した幻なんだろうか、と
 そんなことまで思い、頭に手をやった時、
 不意に、ひとつのイメージが流れ込む。

 折り重なり、斃れるトールとリエヴルの体>>3:719
 それはあたかも、死出の道行きを共にした恋人たちのようで、]

──────………。

[トールとリエヴルができている、なんてことを
 在学中も、それ以後も欠片も知らなかった故に、
 さらになんとも言えない悩ましさが加速した。]

(+187) 2013/06/22(Sat) 16:42:48

【墓】 帝国軍大尉 カレル

………まあ、そうですね。
おかしくはない、です ね。

[結局、あまり触れないほうがいいのかもしれないとと
 自分の心にそっと蓋を閉めて、曖昧に笑うのだった]

(+190) 2013/06/22(Sat) 16:44:34

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □ フィルタ

生存者 (5)

ディーク
55回 残14528pt(8)
南側・右翼オフ
ソマリ
45回 残16579pt(8)
南側戦場オフ
ジェフロイ
16回 残16965pt(8)
臨時執務室オフ
レト
3回 残18977pt(8)
拠点オフ
ベリアン
49回 残14674pt(8)

犠牲者 (7)

カシム(2d)
0回 残20000pt(8)
カレル(3d)
15回 残16829pt(8)
戦場オフ
トール(4d)
3回 残17398pt(8)
中庭オフ
カサンドラ(5d)
0回 残15793pt(8)
青い学校オフ
ミヒャエル(5d)
4回 残18331pt(8)
学校跡地オフ
ヴィンセント(6d)
18回 残17585pt(8)
ダーフィト(7d)
24回 残11736pt(8)

処刑者 (6)

シロウ(3d)
0回 残18576pt(8)
もふとお酒の天国オフ
リエヴル(4d)
6回 残18536pt(8)
ノトカー(5d)
5回 残15077pt(8)
フレデリカ(6d)
9回 残16731pt(8)
停留地付近オフ
クロイツ(7d)
20回 残12790pt(8)
ウェルシュ(8d)
60回 残14892pt(8)

突然死者 (0)

見物人 (0)

退去者 (3)

カーク(1d)
9回 残17633pt(8)
ヴァルハラオフ
ステファン(1d)
23回 残17789pt(8)
病院オフ
シェットラント(1d)
14回 残18639pt(8)

発言種別

通常発言
独り言
囁き/共鳴/念話
死者のうめき

一括操作




個別フィルタ




SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby