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[敵の気配も徐々に遠のくか。双方の事情によりすぐに交戦はできぬ。警戒は怠らぬように迎撃できる姿勢は整えながら、自身も治療のために精霊術をつかえる傭兵の下にむかった**]
投票を委任します。
異国の兵 ロー・シェンは、風の紡ぎ に投票を委任しました。
― 戦場 ―
[あの後、武器を集め、けが人の治療。周囲を警戒しながら過ごしていたが十人程の代表とでもいうべき傭兵たちと話していた]
「どうすんだ。ロー。」
[厳密に勝利とはいわないが、優勢に進めたことでの熱気は、冷めるのも早い傭兵たち。それよりも先ほど起きたことが彼らの心中に新たな不安を与えていた]
[そこにいたのは、氷竜軍時代に一緒に捕虜になったものから、海精軍にいたものたちの混合体。
先の戦いで命を張って力を示したことで、彼らとの間により結束を高められた。と思っていたが問題は別にある。
それはさきほどのウェルシュの裏切り行為を、特に現場で見ていた傭兵たちにとって軽視できる問題ではない]
元々今回の戦いは内乱だ。あちらの軍とこちらの軍とに知り合いがいる。同郷のものだっているだろうからな。
「後ろからばっさり斬られるなんて俺はやだぜ」
「まだあの嬢ちゃんはいい。身を投げ出したってだけなんだからな」
それでも迷惑だがな。あの時は運がよかっただけだ、下手したらこっちの死に直結する。巻き込まれ事故はごめんだ。
[まったくだとうなずく周囲の面々。今後さきほどのようなことがないとは限らない。その時も無事であるという保証は一切ない。]
[傭兵はなにより機転がないと生きていけない。味方がこちらをおいて逃げることで敵中で孤立する。それどころか酷ければ敵味方関係なく矢だって放ってくる。そういったことをしてきそうなものを知っておかなければならない。知っておけば、臆病な指揮官の下であれば、いつもより早く撤退をするなどと備えれる。
氷竜軍にいたころも、海精軍に移ってからも、味方の情報を得ようと努めていた。彼らにとって危険なのは目の前の敵でもない。空を駆ける竜でもない。自分たちの横にいて後ろにいる味方であった]
「あっちの傭兵と渡りとつけて八百長試合でもするか?」
それも取るべき手の一つだろう……氷竜軍に伝手はあるやつはいるか?
[出た提案。それに対して向けた問いには、二、三人の手があがって、無言で頷きあった]
どちらにしても味方だと思ってたやつのせいで死ぬなんて間違いは冒したくねぇ。だが全員が覚悟を決めてないとも言い切れないからな……信じてみてもいいかもしれないやつもいるならば…その時は…間違ってやるつもりだ。
「またかよ…」
[呆れるような声を出したのは氷竜軍のときから知ってる傭兵だ]
ああ、今まで何度も間違えてきてんだ。今更、一つ二つ増えたとこで問題ないだろ?
今のところは無理せずに様子見だ。
[今度は海精軍に元からいた傭兵たちにも呆れられながらも非難を受けることなかったため、結論づける]
「あっち(氷竜軍)じゃここまで気にする必要ないぐらい楽だったのにな」
「お?そうなのか?」
「ああ、ローが戦ってた人のおかげでな。楽させてもらえたぜ」
「そうなのか。羨ましい。そういう奴なら生き残ってもらいたいもんだな。」
[話し合いがひと段落ついたところで世間話に移行していった。戦場でありながらも程よい緊張感を保ちながら警戒を続ける。
その後、指示があればそれに従って動くだろう**]
― 戦場 ―
[傭兵たち会話のしばらくの後、後退するという方針>>124を聞き、他の隊と合わせた位置へと部隊を移動させるべく行動する]
おっと、お前ら、あまり今回のことは騒ぎたてるなよ。功名がほしい奴らにねたまれたら馬鹿らしい。他の奴らに言い聞かせろよ。
[戻っていく者たちに、先の戦いの成果について釘を打つ。
戦に参加してるさまざまな理由の一つのうちに数える、名誉だとかを求める者への対策であった。]
「そういや、偵察隊でも放って森のほうに不審な影があったとでもいってそっちに行くのもありじゃねえか?」
…必要なときはそうするか。
[一人が思いついたように告げる言葉に頷く。
敵に備えるにしても側面から攻撃をするにしても、悪くはない。様子見のために前線からも外れられる口実になる…と、そんな先の行動を考えながら、味方部隊の後退位置、はぐれた部隊の一つはラートリー隊>>124への合流へと向かった*]
― 回想:海精軍に雇われた直後ぐらい ―
[氷竜軍との契約から海精軍への契約へと移行して少ししたぐらいか。傭兵以外は積極的に接触してくることはなく、自分からも最低限以外は接触しようとしていなかった中。声をかけてきたもの>>87がいた]
率直にいうには少し戸惑いが出るな。
[まだ入りたての頃、波風を無駄に立てたくない...は直接的な表現を避けて答え、笑いながらいう言葉>>88に否定も肯定も返さずに、結局何を言いたいのか測るようにみていたら、答えは次にやってくる]
俺に釘をさしにきたわけではないのならば…惚気か?
[嘘ではない、だが額通りの意味でもない。当時はそう受け取りながら茶化すように答える]
というかな。あれはお前の趣味じゃないなら戦闘奴隷か何かか?ま、込み入った事情があるならば深く聞く気はないがな。
[竜人であることよりも、それが鎖で繋がれているほうに目に言ったため、そちらの疑問がつい口に出るが、それについて何か返事があったか。
口にはしなかったが、軍はどう思うか?とあれば、「向いてる方向が偶然一致した集団」と思っていた。その意味ではよくも悪くも向く位置をばらばらにしないだけの実力が、あるいは運が指揮官にはあるとみていいのだろう。
この男の言葉一つとってもそうである。そしてそれは後に、己の眼前で行動によって示されることとなったのであった**]
俺に釘をさしにきたわけではないのならば…惚気か?
[嘘ではない、だが額通りの意味でもない。当時はそう受け取りながら茶化すように答える]
というかな。あれはお前の趣味じゃないなら戦闘奴隷か何かか?ま、込み入った事情があるならば深く聞く気はないがな。
[竜人がいることについてどうこういうよりも、その竜人が鎖で繋がれているほうに目に言ったため、そちらの疑問がつい口に出るが、それについて何か返事があったか。
口にはしなかったが、軍はどう思うか?とあれば、「向いてる方向が偶然一致した集団」と思っていた。その意味ではよくも悪くも向く位置をばらばらにしないだけの実力が、あるいは運が指揮官にはあるとみていいのだろう。
この男の言葉一つとってもそうである。そしてそれは後に、己の眼前で行動によって示されることとなったのであった**]
― 後退後:拠点の天幕前 ―
[はぐれた傭兵部隊はといえば、先に拠点とするべき場所を聞き、そこに直に向かい、必要な指示をしたのち、雇用主の下へと向かう]
ロー・シェンだ。入ってもいいか?
[天幕>>249の中で何を考えているかはわからぬ...は遠慮もなく外から声をかけて、入るための許可を求めた]
― 回想:海精軍に雇われてすぐの頃 ―
ははっ!すまんすまん。どうやら違うようだな。
[あわてる様子>>266笑った。少なくとも表面上は。
笑って、滲み出るような仄暗い殺意に、やはりか。というように今度も笑った]
見られたくないならば解放してやることだな。
[できるできないは知らないが]
戦闘用の奴隷として売られた。なんてのは余所じゃ珍しくないもんでな。彼女がどうあれそう見られても不思議じゃねーよ。
その様子じゃ違うみてぇだがな。咎人でもないならばなーんであんな趣味の悪いことになってんだかな。
[上っ面にしか見えない笑顔に笑みを返すことなく、淡々と事実を述べるだけのように返事をしたのだった**]
見られたくないならば解放してやることだな。
[できるできないは知らないが]
戦闘用の奴隷として売られた。なんてのは余所じゃ珍しくないもんでな。彼女がどうあれそう見られても不思議じゃねーよ。
その様子じゃ違うみてぇだがな。咎人でもないならばなーんであんな趣味の悪いことになってんだかな。
[上っ面にしか見えない笑顔に笑みを返すことなく、淡々と事実を述べたのち最後に感想を述べるように返事をしたのだった*]
― 後退後:拠点・天幕 ―
失礼するぞ。
[構わないと返事を聞こえ、しばらく中から聞こえる音が消えたところで天幕に入る]
すまないってのは……ああ、ウェルシュのことな。ま、あれは指示を仰げるだけの余裕があったからできたこと。余裕がなかったらためらいもなく殺してただろうけどな。
…とりあえず負傷者はそれなりにいるが死者は少ない。治療もしてるからまだ戦える。ただ武器が破損してるから補充はしてもらいたい。
[ウェルシュについてはその時の状況を簡単に、傭兵部隊については、事務的な報告をするにとどめた後に]
ウェルシュについての報告はどうするつもりだ?事実をありのままに、敵将をかばったとでもいうか。
それとも『敵将を殺すよりも捕虜にしたほうが利用価値がある』と考えたために『ジークムントを殺そうとした俺を止めた』が持ち場を離れた独断の行動により謹慎とするか。どちらだ?
[じっとラートリー>>280を見返して問いかけた]
― 後退後:拠点・天幕 ―
有難いと雇用主に思われるのは光栄だが、報酬のほうに色をつけてくれるとこっちも同じぐらい有難いぜ。
[冗談のようで冗談じゃないことを軽い口調で述べて]
北の武器庫な。わかった。消耗品も頼むぜ。負傷者治すのやらなんやらで使っちまったしな。
[細かいことまで気づくことに僅かに感心の色が漏れる。実際自身も傷を負った脇腹には包帯が巻かれているのだ。そしてウェルシュへの判断をラートリー>>292がどうするのかとうかがうのに神経をひそかに尖らせて]
……傭兵たちは黙らせることもできるだろうが…確かにあいつじゃあ隠しきれんだろうな。戦場にいること自体間違ってるようなやつだしな。
[ウェルシュはどう見ても、狡猾に立ち回るには色々と足りない。
平和な世であるときは美徳であるがこの場に置いては欠点となりえることに思わず苦笑めいたものを浮かべる]
その後は素直にいうことをきいて、敵将をもって帰っていった。こちらからウェルシュについては以上だ。
[ウェルシュについて報告すべきことを終える。後どうなるかは自分の及ぶことではないと思考から外した]
綺麗ごとを並べないようでほっとした。
[率直な感想をつぶやいて、そこで瞳を細める]
ま、例え、内乱で自分が見知ったものが敵となったとしても、戦うと選んだのは自分たちだ。責務だとか守るためだとかいろいろあるんだろうが、やる気がないなら家に引っこんでベッドの下で震えていればいい。…そうは思わないか?
[熱のない淡々とした口振りでラートリーへと向けた*]
― 海精軍に雇われた直後 ―
それは失礼なことした。何分こっちにきて間もないんでな。
[できないと不満げにいうコンラート>>294へと八つ当たりへの意趣返しのようにいう]
別に気にする必要はねーよ。余所者だからって敬遠して近づいてこないやつよりはマシだ。
[そこには一つ本心を混ぜる。実際険悪に接しているつもりは...の中ではない]
ああ、気を付ける。ただなんでああなってるのか不思議に思ってたんで聞いただけだしな。
[たからいつもアリーセの近くにいたコンラートがいたからこれ幸いと聞いただけだ]
ちょっと前まで敵方にいたやつにほいほい話しかけるやつや雇いなおそうってやつがいるんだ。それに返すぐらいの信用はする。それに歩兵だけじゃ戦いになんてならねーってのはわかってるからな。それにうちの雇用主は相当お人好しみたいだしな。
[敵対関係だったものに通信機を渡されたときはちょっと呆れたものだと、ラートリーのことを思い出して苦笑しつつ、雇われたことを受けた以上、彼の言葉>>297に否はない。傭兵として動くことはあるとしても、氷竜軍にいたころと同じ。こちらから信用を崩す真似をする気はなかった*]
― 後退後:拠点・天幕 ―
[善処してくれるらしいので、口元を緩め頷いた。とはいえその沈痛>>319な様子は、む?とさすがに思ったがわからないことなので口には挟まない]
えらく急かすな。とはいわない。わかっている。
[霧の向こうに敵が布陣しているのだ。手早く動こうという気持ちはこちらも変わらない]
確かにそうだな。余所から見えたやつだっていただろうしな
でもよ戦っていて忘れてしまいそうな日常を思い出させてくれるようなやつは貴重だ。
共倒れは嫌だが、助かってほしいと思うやつもいるかもしれねーぜ。
[感情面でいらだつところはあるが、そういう気持ちもなきにしも非ず。とはいえ結論はすでに下されているしラートリーの決定>>320に不満がない以上はいうこともない。]
将校の責任ってのもあるかもしれねーが、俺が思うところそこじゃない。
[緩く首を振って、この軍の、いや、この国の現状を口して自分の責任を口にするラートリー>>320 >>321 >>322だがそれを肯定してやるつもりはない。]
事情はそれぞれあるんだろう。金のためだとか。責務だとか……色々な。好き好んで殺戮という名の戦争にいくのは狂っちまったやつだけだ。
ってことはつまりはだ……事情もなくこの場にいるやつはいねーんだよ。こちらにもあちらにも、この国…いや、この世界で起こる、ありとあらゆる戦にかかわってしまってるものはな。
そんな俺からいえることは二つだけだな。不幸?可哀想?……いいや、違う。
一つは……事情なんて知らん。誰しもが苦悩の一つにぶち当たってるんだ。だから誰も特別なんていねーんだよ。
[三年もの傭兵生活の間で培われたシビアな思考は斬って捨てて]
あいつは…ウェルシュは…なんでもっとはやく誰かに言わなかったんだろうな。そりゃどうしようもなかったかもしれねーぜ。でも…違う道もあったかもしれねーのによ。
[戦いを邪魔されたこともあるが、冷静になった今ではそう思い、ふん。と不機嫌そうにつぶやく。彼女>>323 >>324もまた、何かしらを見て、そして出会ってしまったものなのだろう。それだけは察することはできたが]
言いたくない事情ってのがあるのかもしれねぇ。それをいう気がないならばそれでもいい、自分に逃げて永遠に逃げ続けるならそれもいい。俺はごめんだがな。
ただそれも自分一人の影響の及ぶ範囲でならばだ。…無理だってんなら事情の知らんもんからはこういうしかないな。勝手に一人で突っ込んで勝手に死ね。ってな。
長々と喋ったが、ま、そんだけだ。
[聞き出しはしない。だが手を伸ばさないものに差し出されるものは何もない。
何かがあるのだと知りながらも、冷たくいい置いて、最後は嫌に軽くいい終える。
それに何と答えたか、とはいえ報告が済んだ以上そののち戻ることになるだろう**]
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