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―厩舎―
こんにちは、ヤコブ教官《せんせい》。
はい、明日はエンデュランス受験します。よろしくお願いします。
[馬の様子を見ていた教官に挨拶して、遠駆けのパートナーの顔を見に行く]
こんにちは、ナハトフルーク。
明日は君と一緒に走ることになったよ。
……カレル先輩が、僕は馬と仲良しだってさ。君のおかげだね。
[艶のある青毛を撫でながら、「美女」に語りかける]
馬と仲がいいって言えば、シェットラントもだけど……。
[同じ東寮生の同級生である、生徒会の仲間を思い出す。
物静かで威圧感も与えないのに、癖の強い馬にも懐かれてしまう彼]
どっちに出るのかな。障害も遠駆けも得意だからね、彼。
もちろん、一緒に合格したいけど……
負けたくないねえ。
[馬術の授業では、勝手に彼をライバル認定して、密かに成績を競っているステファンだった。
同じ金髪なのに、彼の騎乗は堂々として優雅で、白馬なんかに乗った日には王子様だと評判である。
自分の乗馬姿も綺麗だと思ってくれている人がいるとは気付かずに>>237、ちょっぴり羨ましい]
……とにかく、自分たちのベストを尽くすことだよね。
頑張ろう、ナハトフルーク。
―購買―
んーと。レト先輩って、どのくらい食べるんだろう。
[>>205ベリアンの言葉を思い出し、しばし考える]
甘いのと、お腹に溜まるのと、ちょっとしょっぱいのも欲しいかな。
日持ちするやつなら、もし余っても何とかなるし……。
[チーズクッキー、蜂蜜キャンディ、南瓜のフィナンシェ、小魚入りナッツ、オレンジピールのチョコレートがけ、などなどを買い込んだ]
ところでこの購買、どうしてこんなに種類が充実してるんだろう……。
[そんな疑問を抱きつつ、寮へと足を向けた]
―厩舎―
!
[>>271ついさっきまで(馬を相手に)名前を挙げていた人物の声がして、びくりと振り向いた。
でもまあ、別に悪口を言っていたわけでなし]
やあ、シェットラント。
うん、エンデュランスで登録してきたよ。
シェットラントは、どっちにした?
―厩舎―
お、一緒だ。
得意種目だからね。
[>>281同じ競技と聞けば、目を輝かせる。
負けたくないのも事実、共に良い成績で合格したいのも事実]
ん、ありがとう。
両想いだってさ、ナハトフルーク。
[冗談めかして馬の首に身を寄せる。
馬が懐いてくれているとは自分でも感じているけれど、やはり客観的にそう見えるのは嬉しいものだ]
そっちはお目当ての子と約束できた?
あ、ミヒャエル。
[>>273声を掛けられて手を振った]
そうそう、愛しの彼女と長距離デート。
ありがとう、お互い頑張ろう。
ミヒャエルも馬術……じゃないのか。何にした?
って……何となく顔色が悪いけど、どうかした?
[よもや学校の敷地内に、あらゆる意味で恐ろしい魔物がいるとは夢にも思わず]
あ、幻獣戦!面白そうだとは思ってたんだ。
ウェルシュ先輩たちも出るけど、別チームみたいだね。
ノトカーもそっちなのかあ。
やっぱり浪漫だよね、みんな頑張って!
……普通じゃ、ないんだ……?
……うん、見に行けたら見に行くし、後で良かったら話聞かせてくれ。
[>>301何となく、詳しく聞かない方がいいような気がした]
ダッシャーか……うん、あの子は速いね。
シェットラントと組めば強敵だな。
[>>307長距離では一番の脚だと思う。
だがシェットラントの言う通り気性が荒く、自分にはとても長時間制御しきれない]
お互いベストパートナーと組めたみたいだし、落ち着いてやれそうだね。
―実技試験当日・朝―
おはようございます、ヤコブ教官《せんせい》。
おはよう、ナハトフルーク。
[少し早めに厩舎へ顔を出し、馬の支度を手伝う。
他の受験者が来れば、そちらにもにこやかに挨拶をして]
……風が強いなあ。
[見上げれば、空を流れる雲が速い。
天気が保てば良いのだが>>1:24]
行こうか。
[馬の背に跨がれば、気が引き締まる。
けれど得意科目に相性の良いパートナーと臨むのだから、落ち着いたもの。
試験官の合図と共に、軽やかに青毛を走らせる。
学校の敷地を出て、東の橋を渡る。それから北上し、泉の西側を目指す]
ここは少し急ごう、ナハトフルーク。
渡河は慎重にコースを選びたいからね。
[平原の向こうに、東側の市街地が見える。
ロストルムとフェーダ、両国の民と文化が入り交じった賑やかな町並み。
今は早朝、まだ出歩く人は多くないけれど]
[ずっと、この平和が続けばいいと願う。
自分たちが学んでいるのは、自軍を護り、敵軍を倒す術だけれど。
両軍の中枢に、この平和の尊さを肌で知る者たちが増えてゆくのは、きっと悪いことでは無いと信じる]
……祠が見えてきた。ここから西に回るよ。
[泉の西側の河を渡る。さして流れは速くなく、深い箇所も無いはずだが、少しでも負担の少ないルートを探りたい。慎重に、馬を進めていった]
良い子だ、ナハトフルーク。そう、もう少し……そう。
よし、そうだよ、ありがとう。
[手綱や足の動き、声、全身を使って馬と意志を通じ合わせる。
慎ましやかな美女は、こちらの意図と地形を読み取って、危なげなく河を渡り終えた]
[ひとつめの難所を越えたところで、改めて馬の様子に注意を払う。
この競技は、速度だけでなく、長距離を走る馬の状態にも気を配らなければならない。
忍耐強い彼女は、疲労をあまり表に見せないから、人によっては扱いにくいと感じるだろう。
彼女がこちらの意志を感じ取ってくれるのだから、こちらも彼女の状態を感じ取らなければ]
大丈夫だね。よし、あとはしばらく平坦だよ。
[大きく東へ迂回して、草原を通る。この季節は、瑞々しい若草の中に、色とりどりの花が美しい。ただ今は、草も花も、強い風になぎ倒されそうに靡いている]
もう少し風が穏やかなら、絶好のデート日和なんだけどね。
今度また来よう。
[遠駆けの授業もあるし、練習目的での馬の借り出しは可能だ]
[やがて、採掘場へと続く山道にさしかかる]
……疲れてきたね。いいペースで来てるし、ここは少しだけゆっくり行こう。
折り返し地点に着いたら、休めるから。
[採掘場入り口で馬に水を飲ませ、試験官が馬の状態をチェックする。
そこからは、来たコースを逆に折り返す]
―前日・自室―
[遠駆けのコースを頭に入れてから、先輩方の作戦会議を傍聴する。
自分も珈琲を飲み、小魚入りのナッツをぽりぽりとつまみながら、空になったカップを見つければおかわりを注いだりしている。
珈琲や紅茶を褒められれば、嬉しげに頬を紅潮させた]
[復路も順調に進み、昨年よりいいタイムでゴールできるかと思いきや。
渡河を終えた辺りから、目に見えて馬の足取りが重くなってきた。
折り返し点のチェックでは問題無しだったのだが]
今日は冷えるから、いつもより辛かったかな。
ごめんね。
……そんなに急がなくていいよ、まだ雨は降り出さないだろうし。
今朝寮長も言ってたんだ、『いのちだいじに』って。
無理しちゃだめだ。
[足を速めようとする馬を制し、ペースを落としてゴールする。
自己ベスト更新はならなかったが、前半からの稼ぎがあって合格ラインは余裕を持ってクリア。
馬の状態を見ての判断に対しては、試験官からお褒めの言葉を頂いた]
―実技試験後・厩舎―
ナハトフルーク、おつかれさま。今日はありがとう。
……ゆっくり休んで。
[馬を教官に託し、馬房へ戻るのを見送った]
んーと。
幻獣戦の見学、まだ間に合うかな。
対人戦も観たいけど……。
[トール・リエヴル組とディーク・フレデリカ組の対戦は、学校中の噂となっていた]
―キマイラ戦試験場―
[見学すると昨日言ったのだし、やはりルームメイト達の首尾と作戦の成否が気になって、キマイラ戦の見学にやってきた。
受験者たちの気を逸らさないよう、かなり後方から見守る]
……うわあ。
[昨日ミヒャエルの顔色が悪かった理由を理解した]
幻獣戦面白そうだなって思ったし、
昨日の作戦会議聞いてたら楽しそうで、混ざりたかったかもとか思ったんだけど、
……混ざらなくてよかった。
『いのちだいじに』
[先輩方の武運を祈る]
[>>397友人のピースサインに気付き、おずおずと手を振った。
幻影とはいえ、あのキマイラに立ち向かおうという彼らの背中が、とても大きく見える]
……いのちだいじに。
[東寮長の訓示を、もう一度口の中で繰り返した。
それにしても、なぜノトカー組はやたらと武器以外のものを持ち込んでいるのか、
なぜウェルシュ組のキマイラだけ数が多いのか。
というかあの隅っこで寝てるのは何だちょっと可愛いぞ]
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